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HosCon2017 マルチリージョンの仮想化インフラができるまで

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「マルチリージョンの仮想化インフラができるまで」
GMOインターネット株式会社 島原 弘和

イベントURL
https://gmohoscon.connpass.com/

以下イベントの発表資料です。
2017/02/16(木) 19:15〜
第5回 HosCon - GMO Hosting Conference - @渋谷

2017/02/22(水) 19:15〜
第6回 HosCon - GMO Hosting Conference - @大阪

2017/03/02(木) 19:15〜
第7回 HosCon - GMO Hosting Conference - @福岡

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HosCon2017 マルチリージョンの仮想化インフラができるまで

  1. 1. マルチリージョンの仮想化インフラができるまで GMOインターネット株式会社 システム本部 島原 弘和
  2. 2. ・自己紹介 ・必要なもの、工程概要 ・データセンター ・インターネット回線 ・サーバ/NW機器/ストレージ ・出張構築、裏話 ・質疑応答 アジェンダ
  3. 3. 3 島原 弘和 Hirokazu Shimabara 自己紹介 2006年入社、ファシリティからハードウェアのレイヤーを主に担当。 GMOアプリクラウドやConoHaのサーバ/ストレージの設計/調達/構築、 しかし業務の大半は渉外調整やなんでも屋業。福岡県出身。 自称独り購買部。夜は呑み、休日はゴルフ。 ♪
  4. 4. 4 国内5箇所、国外5箇所のDCで運用中 2017年3月現在/GMOインターネットのみ
  5. 5. 5 必要なもの
  6. 6. 6 必要なもの ①データセンター(ラック) ②インターネット回線 ③サーバ/NW機器/ストレージ necessary ■インターネットインフラを作るために必要なもの
  7. 7. 7 インフラ導入までのプロセス ①調査 ②仕様選定 ③見積り ④契約 ⑤計画 ⑥設置導入
  8. 8. 8 ①調査の国内外アプローチの違い ■国内の場合 DC事業者や通信キャリア、知り合いのツテ等から紹介 市場の仕様や価格感も把握できているためわりと楽 ■海外の場合 現地法人を持つ、国内通信キャリアやベンダーの紹介から。 市場の仕様や価格感も把握していないため、まず調査から始まる 調査内容は、インフラに必要なもの以外にも国の調査から始める (内政事情、文化、人間性、税制、規制、電気代、物価レベルなど) →その国のデファクトスタンダード(業界標準)を把握する
  9. 9. データセンター
  10. 10. 10 海外DCの特徴 ■データセンター だいたい5~10社検討 キャリア系、DC事業者系、政府・軍事系、OEM系、地方自治体系などに 別れる。Tierレベルは日本とそれほど差異はないが、空調や設備仕様は国 毎のトレンドで微妙に異なる。電圧やプラグ形状も異なるため、機器の ケーブルもそれ毎に用意が必要。 国が雇用やIT促進を目的にデータセンタを推進した時期に多く建設されて いる事があり(助成金や優遇税制がある)、沢山できた時期の電力仕様(kVA 値)のラックの価格が一番コスパが良かったりする。経済特区や工業団地、 保税区などには優遇税制がある事もある(関税免除、VAT免除、法人税免除 等) →そしてJETROマスターに・・・ あと日本では1ラックいくらで見積られるケースが多いが、海外はほぼス ペース+電気代で見積られる。 ※kVA=キロ(k)ボルト(V)アンペア(A)の略
  11. 11. 11 DC選定ポイント 選定のポイント ・ラック単位の電力仕様を見極める 2kVA,4kVA,6kVAどれか…空調機数えて冷却能力から推測することも… ・始める前から終わるときの事も考えておく 日本ほど契約に柔軟な国はあまりない。どこも契約社会、縛りは最小限に。 ・DCヒアリングシートは必ず事前に むやみに視察せず的を絞って現地での無駄な時間を削りましょう ・エク○ニクス様無敵 しかしコ○トも最強。 ・現地駐在員や展開経験あるお友達からヒアリング これが一番参考になります
  12. 12. インターネット回線
  13. 13. 13 回線種別と海外事情 ■インターネット回線 これも約5~10社検討 ・ISP系(国内Tier1/それ以外) 国内Tier1 →フルルート持ってるとこ、品質高コスト高 それ以外 →Tier1からフルルートを買ってるキャリア マルチトランジットでキャリア冗長取ってたりする、比較的安価、 経路トラブった時はわりと有耶無耶になることが多い(Tier1もダケド ・IX系(地方/国内/グローバル) IX→ISPやIDCとの相互接続、コスト安品質未知(日本は高品質) 日本で言うとJPNAP、JPIX、BBIX等、 海外だとDE-CIX(ドイツ)、AMS-IX(オランダ)、LINX(イギリス) DE-CIXやAMS-IXは6000Gbps弱だが欧米のみに強い、Equinixは2500Gbpsくらいだが全世界で強い マルチリージョンでの回線インフラは国際へのリーチは必須。 Landing PointやExchangeの場所や接続性、キャリア内で国内国際有無(OEMは結局高 い)とか意識しながら探す。 また海外の特徴の一つとして、先進国は有線・無線シェアバランスが良いが、発展途上 国は圧倒的に無線シェアが高い傾向がある。
  14. 14. 総務省 平成27年通信利用動向調査の結果 URL: http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000099.htmlより
  15. 15. モバイルユーザー大事!! つまり今の時代は、スマホユーザやIOT機器のアクセスも想定した回線選定が必要ということ
  16. 16. 16 海外モバイルキャリアマーケットシェア 国名 1位 2位 3位 日本 アメリカ 中国 韓国 シンガポール ※順位は私の勝手な脳内イメージです 国毎にシェアを把握し、モバイルユーザのアクセス性も考慮して選定
  17. 17. 17 回線の選定ポイント 選定ポイント ・有線/無線の普及率、キャリアのマーケットシェアを把握 東南アジアなど発展途上国は有線より無線普及率が高い、キャリア同士の関係性も重要 ・エンドユーザのアクセスを意識した回線を選定 現地SIM買って経路確認や品質、レイテンシのテスト、TownWiFiからの接続、 他国ホスティングサービスからのテストも行い、ユーザ目線でテストしている ・競合キャリア同士の仲が無茶苦茶悪い国もある 赤い国旗の国の南北問題 ・データセンタとの相性バランスも重要 キャリア系センターを使う場合は競合回線のリーチ問題がある。極力キャリアフリーを選ぶ DCに引込みのないキャリアは別途引込みのコストが増える。 あとキャリアリストを必ず事前にもらうこと ・現地駐在員や展開経験あるお友達からヒアリング やっぱりこれが1番参考になります
  18. 18. サーバ ネットワーク 機器 ストレージ
  19. 19. 19 機器の調達パターン ■機器の調達パターン ①日本で購入して輸出 日本のメーカーは喜ぶが輸送コストが膨れる。現地への資産移転が必要だったりと事務 処理も手間。また中古品の持ち込みは国によっては完全NGな事も、、、 輸出は基本経験豊富な業者に任せる、自社で輸入者をやる場合は輸出手続きが大変。 2013年くらいまではこのパターンが多かった。 非該当証明、保守性、KCマーク等の認証取得、輸出規制、関税率、、、 ②現地で購入 為替リスクは極力自社で取る、日本からのガバナンス体制が取れるか、レベニューシェ アの有無、グローバルでの保守性などを踏まえてメーカーを選定。 基本は日本で採用実績のあるメーカーを使う。極力コンペはせず、構成価格全て日本側 で決めてから全てコントロールできる体制を整えて現地で売買契約を行う。
  20. 20. 20 商流例 記載のメーカー様、あくまで一例で国毎に最適な商流を組んでいます 商流を最初に組んで、購入内容は日本側で決める。 時差によるスピード減、言語による伝達ロス(温度感も)を生まれない。 ガバナンス 連携機器調達 導入設置売買契約 リクエスト 全体コントロールGMO現地法人 ガバナンス 現地メーカー 国内メーカー 連携 現地日系ベンダー 国内ベンダー
  21. 21. 21 出張構築風景 現地構築は、2~5名を1~3週間程度でやってます どんな人が向いているか? ・細かいところまで気がつく ・事故が起きてもエレガントに軌道修正できる人 ・お腹が強い スケジューリングする上でのポイントは? ・計画は出張メンバーに立ててもらう ・人も必ず冗長化 ・バッファーはやや多めに ・空いた予定にやれることも用意しておく その他、後ほどご質問ください
  22. 22. 22 裏話 ・データセンタの見学は1日2件まで レポート書く時にどれがどれだかわからなくなります ・現地駐在員同士のコミュニティもあったりする 日本ではライバルでも現地ではしっかり握手、情報収集に有用 ・構築より運用フェーズで問題は起きやすい 時間通りに保守CEが来なかったり、間違えてパーツ持ってきたりは当たり前 ・海外では弊社は全く認知されていない 直でやってもディスカウントが取れないため、日本法人からアプローチしたり、 フォーキャスト大きめに見せて重要顧客だと認識させて交渉に臨む事も… ・物が時間通り届かないは当たり前 国と運によります。こりゃダメだと分かったらその日は捨てて遊びに行きましょう!
  23. 23. 23 ご清聴ありがとうございました。

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