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純肉:細胞培養による食料生産(2019版)

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Shojinmeat Projectでの細胞農業の取り組みについて。
純肉(細胞培養肉)についての技術的到達度と社会的・文化的インパクトについて

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純肉:細胞培養による食料生産(2019版)

  1. 1. 細胞培養による食料生産 2019.01版 一般公開用
  2. 2. 「バイオ技術と細胞農業の民主化」 DIYバイオによる「オープンソース細胞農業」 教育・創作支援・国際連携・分野認知度の向上活動 バイオ技術の研究開発と細胞農業の社会コミュニケーション活動を 特定の大学や企業に属さない立場で行う、市民科学の有志団体 “Shojinmeat Project”紹介 監修: Dr.Ikko
  3. 3. 活動内容 自由研究で自宅細胞培養 DIY細胞培養の実証 DIY培養装置の開発 開発成果の公開と共有 DIYバイオ実験 実験機器の製作 「DIY純肉」開発 教育キット開発勉 強会実施 国際学会発表 イベント登壇 メディア対応 創作活動 アート作品制作 デザイン製作 動画投稿 など 芸術・創作の支援活動 論文執筆・カンファ登壇 Creative Cells Kyoto, @CleanmeatKyoto @officialsotakan , @_okgw
  4. 4. 食料の生産方法 狩猟 栽培 飼育 醸造 合成 培養
  5. 5. 「肉」
  6. 6. 「肉」←家畜 ←飼料・水・土地 どこから? ※穀物栽培の約40倍の量が必要 羊:~50倍 牛:~40倍 豚:~20倍 鶏:~7倍
  7. 7. 「肉」←家畜 ←飼料・水・土地 森林破壊 薬剤大量投与 水源疲弊 Hoekstra, Mekonnen, PNAS 2012 http://www.pnas.org/content/109/9/3232 Poore, Nemecek, Science 2018 http://science.sciencemag.org/content/360/6392/987 Ventola, NCBI 2015, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4378521/
  8. 8. 食糧か、飼料か、燃料か ⇒ 価格の連動上昇 農業 資源 食糧 飼料 燃料 Poore, Nemecek, Science 2018 http://science.sciencemag.org/content/360/6392/987
  9. 9. 代替蛋白源 食肉大豆など 乳卵 食肉乳卵大豆など 新たな代替タンパク源 植物系 大豆 偽肉 藻類系 昆虫系 微生物系 細胞培養 新たなタンパク源 を提案 細胞農業:食肉・乳卵を 新たな方法で生産 食肉・乳卵食材の同 等品を植物から生産 現在 将来 ※既存の蛋白源では賄えない
  10. 10. 「細胞農業」 Cellular Agriculture 技術は医療 目的は農業 本来は動物や植物から収穫される産物を、 特定の細胞を培養することで生産する方法
  11. 11. 細胞肉 / Cell-based meat 筋肉細胞 バイオリアクター (大型タンク) 培養液 など 成形・熟成  ⇒出荷 純粋培養肉、「純肉」とも
  12. 12. エネルギー変換効率 0.1%以下 (管理されていない) 微細藻類4~11% 人工光合成10%+ 今後も効率向上が 見込まれる 4% 35% 50~90% Shepon, Eschel et al, IOP Science 2016 http://iopscience.iop.org/article/10.10 88/1748-9326/11/10/105002/meta
  13. 13. 細胞農業の事例 Memphis Meats(米) 細胞肉 Perfect Day(米) 酵母から牛乳 Clara Foods(米) 酵母から卵白 どれも「もどき」ではなく、分子レベルで本物と同じを作っている(目指している) Finless Foods(米) 魚肉培養 Ginkgo Bioworks(米) 香料・微量成分 Modern Meadow(米) 皮革製品
  14. 14. 細胞農業がめざすもの:食糧生産の超省資源化 農地不要 超省資源
  15. 15. 開発の歴史(第1波 ~2010) 1997 魚肉培養実験 @NASA 概念自体は 19世紀から SF作品には 何度も登場 2004 New Harvest設立 Jason Matheny氏 が文献調査 と聞き取り 2005 オランダが€2M の研究費 2007 In vitro meat consortium 資金続かず停止 追加 資金 2000 Oron Catts作品 @Harvard 中心人物 Willem van Eelen(故人) 1997年に特許出願
  16. 16. 開発の歴史(第2波 2010~) 2012 Goolge創立の Sergey Brin氏 がIn vitro meat consortiumの 元会員に接触 2013 Mark Post教授 による試食会 2014 Shojinmeat Project設立 2015 Memphis Meats創業 2015 “Cellular agriculture” (細胞農業)の単語誕生 2013 New Harvestが細胞 農業VBに投資開始 (Clara Foods, Perfect Day) 2016 SuperMeat 創業 2017 Finless Foods 創業 200gで3000万円
  17. 17. 細胞肉の潜在的インパクト 學 經 藝 科学/技術 ・技術的課題は? ・再生医療への応用? 政治/経済 ・世界の食糧市場? ・どんな業界構造に? 人文/芸術 ・宗教や食文化との関係? ・倫理観はどう変わる? https://toyokeizai.net/articles/-/56802
  18. 18. 技術的課題 ¥28,000,000 製造コスト 200g 2013年・研究費込み
  19. 19. 実用化(商品化)に必要な技術要件 1. 安価な培養液 2. 大規模化と自動化 既存の食肉 味や食感 が同等? 3. 高付加価値化 設備費 人件費 培養液 ¥2000万/kg 従来の生産コスト ¥200 設備費・人件費 培養液 具体的方策 1. 食品グレード培養液の使用 2. 大型培養プラントの開発/建設 3. 味や食感の再現(生体組織工学の技術)
  20. 20. 原料である培養液の課題 Gospodarowicz D and Moran JS, 1976, Annu Rev Biochem Eagle H, 1959, Science アミノ酸・糖・ ビタミン・無機物 2000/L =スポーツドリンク? 内容物の割に高価 アルブミン,インスリン, トランスフェリンなど ¥90000/L 狂牛病リスク その他感染リスク 高価で供給不安定 細胞増殖因子 細胞生存因子 45000/mg きわめて高価 = 基礎培地 FBS/仔牛 胎児血清 成長因子 細胞培養液
  21. 21. 培養が容易な細胞の場合のコスト試算 一般的な培養液 DMEM(FBS10%) 500mlの場合 DMEM 450ml ¥1125 FBS 50ml ¥4900 Non essential amino acid ¥140 LIF  10 U/ml ¥225 etc・・・ 細胞1~2g分の培養液: ¥6390~ 100gで50万円+
  22. 22. 再生医療などで肝臓細胞を培養する場合 Block et al., 1996より DMEM  450ml  ¥1125 FBS 50ml ¥4900 Non essential amino acid  ¥140 HGF 40ng/ml ¥78000 (20µg)  EGF 20ng/ml ¥700 (10µg) ¥84865~ ⇒肝臓細胞100gの培養に約1000万円かかる
  23. 23. 培養液の低価格化①:全部入りバッチ方式 糖分アミノ酸, AA2-P, NaHCO3, Na2Se この2つの(高価な)成長因子は ゲノム導入細菌に作らせる ※インスリンの製造と同じ手法 タンク容量 20~200kL 細胞肉3t前後 Insulin, Transferin, FGF2, TGF-b “Essential 8” 細胞肉培養液 成長因子 & FBS成分 米国のベンチャー が採用する方式
  24. 24. 「全部入りバッチ方式」の試算 培養液価格 細胞肉の価格 $41/L $100/lb $15/L $36.6/lb $4.7/L $11.5/lb $3.7/L $9.0/lb $0.77/L $2.2/lb シナリオA~E A: 全成長因子を濃度1/10に B: FGF2とTGFβがInsulin並に C: AとBを実施 D: すべての成長因子が$4/g E: さらにBasalが$0.23/Lに 前ページの製造方法を想定 Good Food Instituteによる試算 (2016)
  25. 25. 培養液の低価格化②:「還流共培養方式」 0円/Lに ⇒細胞肉の価格は600円/kgへ 成長因子 & FBS成分 基礎培地 安価 極めて高価 成長因子 & FBS成分 細胞培養液の成分 PCT/JP2016/067599 特許6111510号 Integriculture Inc. / Dr. Ikko 2016 インテグリカルチャー社 が採用する方式
  26. 26. 還流共培養方式の実証(肝臓細胞培養) 制御区(0%) 10% 調製培養液 25% 調製培養液 50% 調製培養液 制御区に対する全細胞数 マウス胎盤細胞 12日齢の胎児肝細胞(FBS 10%培養液) 7日 使用済培養液を移転する 成長因子の添加無しに、肝臓 細胞が有意義に増殖 Integriculture Inc. / Dr. Ikko 2016
  27. 27. 肝臓細胞培養の実証:「君の肝臓を食べたい」 細胞増殖 形質変換 組織化 培養鶏レバー http://www.nicovideo.jp/watch/sm32032224 Integriculture Inc. / Dr. Ikko 2016
  28. 28. 還流共培養方式での価格試算 DMEM  450ml  ¥1125 Non essential amino acid  ¥140 FBS 50ml ¥4900 HGF 40ng/ml ¥78000 (20µg) EGF 20ng/ml ¥700 (10µg) ¥84865 コラーゲン細胞足場上の肝細胞塊 HGF/EGFを共培養で調達して培養 DMEM  450ml  ¥1125 FBS代替 50ml ¥182 ¥1307 画像提供: インテグリカルチャー 酵母抽出物など
  29. 29. さらに「食品グレード培養液」を使う場合 DMEM  450ml  ¥1125 FBS代替 50ml ¥182 ¥1307 ”DMEM” 450ml  ¥10 FBS代替 50ml ¥1 ¥11 基礎 培地 = 藻類から も製造? アミノ酸・糖・ ビタミン・無 機物 培養液は一般飲料の原価へ
  30. 30. 食品グレード培養液の実証:スポーツドリンク培養液 60% 90% グリーンダカラ 80% 70% 0% (DMEMのみ) 50% 経過日数 細胞分裂回数 DMEM/グリーンダカラ 10% FBS培養液でのマウスL6 細胞の増殖 #pHと浸透圧はNaHCO3(s)と2M NaOHで調整した 商品名 浸透圧 pH DMEM(-, hi glu) 345 7.4 ポカリスエット 338 3.4 アクエリアス 291 3.37 Amino-Value 4000 289 3.63 AminoVital Gold 186 3.33 Vitamin Water 302 3.3 Green ダカラ 322 3.28 アミールWater 249 3.4 まもるチカラSupli  546 3.58
  31. 31. 細胞培養液の自作 “DIY-DMEM” 糖分・アミノ酸・ビタミンB類・無機塩類を入手 混合濾過して細 胞培養液を合成 鶏胚の初代心臓 細胞を培養 参考&詳細: http://animescience.net/?p=3647 http://www.nicovideo.jp/watch/sm33104702
  32. 32. 大規模化:従来の培養方法そのままでは・・・ 2013年の試食会での 細胞肉ハンバーグは、 こうやって作られた ⇒2800万円
  33. 33. 現時点で最大規模の細胞培養 食料生産にはまったくの規模不足
  34. 34. 細胞培養の目的と前提条件が変わる これまでの細胞培養は、研究用に「極少量・超精鋭」 ⇒2800万円かかる これからの細胞培養は、産業用に「大規模・普及用」 ⇒原価200円へ 研究室・大学病院 ビール工場・化学コンビナート
  35. 35. 大規模生産に適した培養方法 Dr. Marianne Ellis, 2017 ラボでの方法 大規模生産での方法 「大規模生産での方法」 の大スケール実装例⇒ 必要体積 (比率) タンク攪拌培養皿 フロー方式 中空糸膜
  36. 36. 化学工学(Plant Engineering)へ ~0.1gスケール ~10gスケール ~100kgスケールパイロットプ ラント 低価格培養液+細胞足場+培養システム+全自動化 Dr. Ikko 2016 Dr. Ikko 2016
  37. 37. プラント化での検討事項の例 温度を一定にする方法? タンクの攪拌方法? パイプの太さと流速? 滅菌の頻度と方法? フィルターの掃除方法? 魚純肉工場 のイメージ ※ごく一部
  38. 38. より高度な生体組織を作る:「おいしさ」に直結! ひき肉 「細胞の塊」で十分 培養の低価格化技術 シート肉 一定の質感が必要 細胞足場技術 脂肪細胞の共培養 ステーキ 肉の質感の完全再現 細胞分化の制御技術 組織発生の制御技術 血管誘導技術 技術的到達状況 再生 医療 「 生 体 組 織 工 学 」
  39. 39. 生体組織工学と再生医療と細胞農業 細胞培養 (ヒト) 細胞培養 (動物) 販売流通 販売流通 再生医療 細胞農業 医療 農業 原料 調達 培養液 の生産 根本的には細胞農業と再生医療は共通の技術 原料の純度やトレーサビリティー等の法規制で差異が出る
  40. 40. 細胞の組織化方法① 「種」細胞と 細胞培養液 筋芽細胞の 浮遊培養 筋肉細胞への分化 細胞の組織化 細胞を増やす 細胞足場で形を作る原材料調達 文献: “Opportunities for applying bio- medical production and manufacturing methods to the development of the clean meat industry” https://www.sciencedirect.com/science/articl e/pii/S1369703X1830024X
  41. 41. 細胞足場による培養の効率化 カイメンのコラーゲン細胞足場 細胞足場で3次元培養した肝細胞 細胞の成長可能な領域が培養皿の底に限られなくなる Dr. Ikko 2016 / Integriculture Inc.
  42. 42. 細胞足場のほかのメリット コラーゲン,キトサン,キ チン,アルギン酸,セル ロース,多糖類 などの可食な材料 肉のスジを作り、 食感を再現できる mm単位以上での 形状を作れる
  43. 43. 細胞の組織化方法② ※より将来的な方法 「種」細胞と 細胞培養液 細胞増殖、血管新生 (細胞シート方式の場合) 組織発生原材料調達 インテグリカルチャー (株)が東京女 子医大との共研にて開発中 文献:”In Vitro Engineering of Vascularized Tissue Surrogates” (東京女子医科大学・清水 et al) https://www.nature.com/articles/srep01316
  44. 44. 「肉の向こう側」:デザイナーミート (植物性)細胞 足場+動物細胞 2020前後 培養細胞の塊 2013 培養組織・ 生体組織工学 2026? デザイナー ・ミート? 2030? ひき肉・ ソーセージ ベーコン・ ジャーキー ステーキ・ 本物の肉 肉を超えた 何か 藻類・動物細胞 共培養系 東京女子医科大学・原口 et al
  45. 45. 細胞肉の潜在的インパクト 學 經 藝 科学/技術 ・技術的課題は? ・再生医療への応用? 政治/経済 ・世界の食糧市場? ・どんな業界構造に? 人文/芸術 ・宗教や食文化との関係? ・倫理観はどう変わる? https://toyokeizai.net/articles/-/56802
  46. 46. タンパク源安全保障問題 日本の飼料 自給率: 14% 足りて いる? 保障され ている? 持続 可能? 戦略 資源 主に貧困国 ( Economic and Social Research Institute, Dublin, Ireland, 2010 https://www.esri.ie/pubs/WP340.pdf) (漁業も不安定・・・) 米国・豪州ですら疑問
  47. 47. 「食糧危機」? 長時間かけて値段が上がる http://spiritualworld. cocolog-nifty.com/ 「ゆでガエル」 ・数十年に渡ってずるずると食料価格が上昇していく ・気が付いたら生活水準が下がっており、内戦や暴動が増えている
  48. 48. 細胞農業の経済的意義 1 2 生活や文化を変え てサプライチェーン 全体を減らす。 食文化は維持する も、持続可能なタン パク源にする 肉食のサプライチェーン 外部不経済 環境破壊と貧困が絡み合った困難な状況
  49. 49. 本当にエコ?:ライフサイクルアセスメント(LCA) 総合的な経済性評価 「ゆりかごから墓場まで」 の環境負荷の定量評価 https://rationalwiki.org/wiki/File:LCA.PNG
  50. 50. 現時点でのLCAの不確実性 想定する製造方法でLCAの値は大きく変化するため、 細胞肉の環境負荷の定量化は未完状態にある。 2014年の調査では「タンクの 洗浄」を計算に含めた。 Hanna Tuomisto 2011 Hanna Tuomisto 2014
  51. 51. 最終形態:循環系プロセスの構築
  52. 52. 世界のタンパク源市場(予測) 主要因:新興国の 人口増加と中産化 市場規模は2030年 には200兆円到達?
  53. 53. 主要な細胞農業ベンチャーと目指す市場の規模 By Olivia Fox Cabane, http://newprotein.org ※細胞農業に出資するVC、CVCも紹介。  知財情報: https://www.kiranmeats.com/resources/ 日本 5兆 水産 25兆 世界の食肉市場 150兆円 牛肉市場 70兆 牛肉 豚肉 家禽 水産物 卵 その他食 肉 総 合
  54. 54. 国内での事業化計画 細胞培養の価格低下 に合わせた商品展開 を計画している。 試験製造時期 ※発売はこれ以降か
  55. 55. 主要なNPO・学術機関 米国 イスラエル 米国 日本 米国 Shuttleworth Foundation はじめ様々な寄付で運営 学術振興、研究支援が主 公式: https://www.new-harvest.org/ https://media.dglab.com/2017/02/09 -joi-blog-01/ (参考) New Crop Capitalが主 に出資して始まる。植物 肉・細胞肉を推進する 代替蛋白ロビー団体 公式: https://www.gfi.org/ クラウドファンディングで運 営、DIY細胞農業を推進し、 細胞培養の方法を公開 公式: http://shojinmeat.com https://camp-fire.jp/projects/view/20537 (参考) 学生団体からスタート、細 胞農業業界へのキャリア 支援活動など 公式: https://www.gfi.org/ 動物愛護運動から派生、 個人の寄付が主で運営。 SuperMeatをスピンオフ 公式: https://www.futuremeat.org/ 研究費 所 属 New Harvestを支援 以前より細胞肉を研 究、2013にデモを実 施した。 基礎研究や法整備、 世論形成等、企業で は難しい分 野を担当。など
  56. 56. ほかの産業分野との関係 セルライン バイオリアクター 細胞足場 サプライチェ ーン・流通 培養液
  57. 57. 各国の政治と法整備の動向 2018/07にFDAが公聴 会を開催し、法整備への 参画を表明、11月には USDA/FDAの共同管轄 が決定 https://www.foodnavigator-usa.com/ Article/2018/11/17/FDA-USDA-to-sh are-regulatory-oversight-of-cell-cultu red-meat 2018年から€400Mを 代替蛋白源の研究に 投資。 新開発食品はすべて 18ヶ月の認証手順を 通る必要あり。 政府系研究機関にて 研究中との噂。 政府主導でイスラエル の代替蛋白源ベン チャー$300Mを投資 する覚書に調印、一 部は投資実行。 官民ファンドが細胞農 業ベンチャーに直接出 資、文科省より実用化 に向けたプロジェクト予 算。 一部の省庁官僚より政 策提言の動き。
  58. 58. 細胞農業製品と法規制 食品として販売可能なものは、食品もしくは食品添加物で、適正 な工程管理の元に作られたものに限る。食品とは食経験のある ものを指す。食品添加物は認定リストがある。 細胞肉/ cell-based meat 大原則: 成長因子 原材料により、 食品になりえる 入れる場合は安全 性試験と食品添加 物登録が必要 ・糖分 ・アミノ酸 ・ビタミン ・ミネラル分 などの食品/食品添加物 基礎培地 スポーツドリ ンクも可 基礎培地 HACCP, GMP等 の適正な 工程管理
  59. 59. 細胞肉の食品安全衛生:リスクファクター BSEプリオン? 想定外の細胞? ウイルス混入? 遺伝子組換え? 成長因子は安全? 培養液の中身は? 雑菌の増殖? 細胞が癌化? 代謝物は安全? 普通の肉に混入? “きれいすぎる肉” で免疫力低下? 肉食は健康的?
  60. 60. 細胞肉の食品安全衛生:対策例や争点 セルラインは使わず、動物細胞も直接使用すればOK? ウイルスDNAの存在を監視すればOK? BSE(狂牛病)プリオンが無い部位から細胞を抽出すればOK? セルソーターを使って特定の細胞を分離すればOK? 成長因子を食添とみなし、既存の法律に則って安全評価すればOK? そもそも成長因子を加えない製造法を使えばOK? 公知の培養液を使えばOK?変更点を公開? https://www.sigmaaldrich.com/life-science/cell-culture/learning-center/media-formulations/dme.html 雑菌増殖などの異常を検知する監視システムが必要になる。 がん細胞や代謝物は通常の肉にも含まれるため、それとの違い(実質的同等 性)が議論の入口に? 「牛肉(培養)」など、何らかの食品表示の規定が必要になる? 長期的安全性の評価は既存肉との実質的同等性が議論の入口に? 偏食や食べすぎの悪影響との相関分離が課題になる。 細胞 取得 元の 細胞 培養 液 細胞 培養 流通 と 消費
  61. 61. 肉の定義と管轄を巡る論争(米国) Tofurkyなどの植物肉企業数社と Good Food Instituteが合同で 州法は不当として訴訟 https://www.nytimes.com/2018/08/28/us/missouri-meat-law-tofurky.html 植物や培養で作った肉 (meat)を”meat”と呼ぶ ことに反対する声明 ミズーリ州が呼応し て州法を制定 米国での細胞肉の食品安全の管 轄はFDAなのかUSDAなのか? ⇒大統領への直訴へ
  62. 62. 細胞肉の潜在的インパクト 學 經 藝 科学/技術 ・技術的課題は? ・再生医療への応用? 政治/経済 ・世界の食糧市場? ・どんな業界構造に? 人文/芸術 ・宗教や食文化との関係? ・倫理観はどう変わる? https://toyokeizai.net/articles/-/56802
  63. 63. 文化・社会的インパクト ベジタリアンは食べるのか? ハラルなのか? 仏教が避ける「殺生」はしてない? 動物愛護団体は? 畜産業界は? で、それ、おいしいの?
  64. 64. 国・宗教・社会集団ごとに違う論点 A. 動物愛護・宗教 B. 食糧安全保障 C.食の安全 D.環境問題 欧米: A~D > C > B 日本: B~C > A ~ D 欧米の論点が世界的に主導している。
  65. 65. 欧米型ベジタリアニズム ・Vegetarian ・Pescetarian ・Vegan が多い。 欧米諸国では 総人口の3~10% ※日本は4.7%で実は米国 の3.3%より多い
  66. 66. 「功利主義(Utilitarianism)」 「最大多数の最大幸福を倫理性の基準とする」 ※時間軸を短期に限定すれば「結果良ければすべてよし」という見方もできるが、実際の倫理 判断では長期的で総合的な社会的影響が考慮の対象になる。 「5人よりは1人だけの方が最大多数の 最大幸福になる。」という主張について: もしこうした判断基準が一般化すれば… 「多数派のためなら家族見殺しOK」 「多数派のためなら弱者切り捨てOK」 という判断が起こる社会になる。 ⇒長期的に見てそんな社会は幸福? 功利主義の倫理判断結果は、時間軸や 対象の範囲によって大きく変わる。 「暴走ケーブルカー問題」 このままだと5人死ぬが、ポイントを切り替えれば1人で済む
  67. 67. 功利主義の延長としての動物愛護 ◆動物は幸福/苦痛を感じる能力を持つ。 ◆最大多数の最大幸福は1存在1票 ◆生物学的な種の線引きは、倫理学では意味を なさない。 ⇒動物も「最大多数の最大幸福」の頭数に入り功 利主義的には「苦痛を感じる能力を持つ存在を 苦しめることは倫理的でない」と考える。
  68. 68. ベジタリアンである動機 健康や環境という副次的メリットも意識しつつ、メインは動物愛護(倫理観) 功利主義を根拠とした 動物愛護の倫理観 自身の健康 環境問題 自然でいたい 食の安全 動物愛護 痩せたい 太りたくない 動物愛護 倫理 健康 環境 宗教他理由(複数回答可) Vegetarian Society
  69. 69. 東洋型ベジタリアニズム 「 宗教」 細胞肉に「倫理的価値」があっても、東洋の「宗教的価値」には 必ずしもつながらない。 ←系統だった論理体系を持つ動機のうちで は、功利主義や倫理ではなく、ほぼこれ。 東 洋 的
  70. 70. 精進料理とは何か? 禅の修行での食事で、修行の一環という観 点で作られている。 ・仏教料理の総称で、定式はない。 ・作る人(典座)には調理も修行のうち ・食材は七里四方(地産地消)が基本 ・寄進されたものは無駄なく使う ・肉類(殺生)と五葷(煩悩)は原則不使用 ※肉類であっても、もし寄進されたら使う。 細胞肉を使っても、「殺生してないから精進料理!」にはならない。 ※”Shojinmeat”の名称は「環境破壊という無益な殺生を止めるために絶えず努力する」 というメッセージ
  71. 71. 「禅の修行で細胞肉は有用か?」 聖典 ※唯一無比 ↓ 戒律 ↓ 日常生活 Abrahamic宗教 (ユダヤ・イスラム・キリス ト)によくある構図 戒律中庸 日常生活 「聖典」 ※多数存在する ・精進料理に使うのか?  = 修行の役に立つのか? ・欲望の克服は修行の一環 ・欲望には肉食欲も含まれる ・「もどき料理」は理想的な修行と 肉食欲との妥協の産物 ⇒「中庸」の考え方(右記) ・細胞肉はもどき料理の 一種で、それ以上は不問。 現実的事情を鑑み ながら参考にする いちおう提 示する 仏教での戒律 の位置づけ
  72. 72. 日本人と肉食:和食に肉? 大和時代以前: 普通に食べていた。脆弱な食糧生産体制の中、 今あるものを食べないと死ぬから。 675年、天武天皇による殺生禁断令: 国力を狩猟採取から稲作に振り向け、信仰の対象を 土着の動物供犠から朝廷に変えさせるため ※同時期に仏教が伝来し、この教義も利用した その後は明治まで肉食禁忌が定着し、庶民が肉の味 を覚えたのは日清・日露戦争の戦闘糧食から。
  73. 73. インドのベジタリアニズム 地域差が大きいが、総勢5億人とも 上位カーストに多く、ベジタリアン大富豪 が細胞肉研究に資金提供する例も多い ヒンズー教は肉食を禁じていないが、 解釈として肉食禁忌が定着している。 現・インド首相はベジタリアン 緑 ベジ 赤 非ベジ
  74. 74. 新たな倫理常識の台頭の可能性 2040年、代替蛋白のシェアが30%に上がり、従来肉を食べない人が増えたら? ・従来型の畜産業がバッシングの対象となり、政治問題化する? ・動物愛護を根拠に欧米主導でWTO等での貿易規制がかかる? なぜ欧米では日本の捕鯨、中国の犬 猫食、研究所での動物実験が問題化 する一方、畜産・肉食はOKなのか? ⇒自分たちもやっているかどうかの差 (欧米の一般消費者)
  75. 75. 「フォルカスの倫理的な死」 小説投稿サイト「カクヨム」で公開されている、「新倫理常識」の世界を描いた作品: 「動物の肉を食べるシーンが「残酷」という理由でテレビで放映できなくなるまで、半世紀もかからなかったという。」 「伝統的な方法で生産される肉は、美食家や伝統的な料理を守ろうとする人たちのために存在する、特殊な、ホビーに近いも のになった。そして世間の人は彼らを非倫理的なものと見なした。」 「先進的と呼ばれる地域で肉食が違法となるまでの時間は、さらに短かった。培養された肉しか食べたことのない若者たち は、肉を食べるために動物を殺すことがどういうことなのかうまく想像することすらできなかった。それは彼らにとってただ理 解不能な行為で、ただ悪だった。」 「はじめ爬虫類や両生類の飼育が違法になった。なぜ禁止されるのか? なぜなら彼らは虫や小動物を食べるからで、それ らを飼うことはそのエサを殺すことと同義だから。 問題は猫だった。正確に言えば、猫たちの一部は新しい肉に問題なく適応したが、少なからぬ猫たちはいっさい受け付けな かった。 フォルカスには魚の缶詰や家畜による肉の缶詰を与えていたが、ある日とうとう手に入らなくなった。 違法品になったのだ。 フォルカスはどんどんやせ細っていった。 わたしたちはフォルカスを殺すことにした。 枕目 作 https://kakuyomu.jp/users/macrame https://kakuyomu.jp/works/1177354054881239 629/episodes/1177354054881239634 (本編)
  76. 76. 肉食動物の倫理問題: “Captive Carnivore” 野生動物は人の管理能力外で あり、倫理性は問われない。 ただし動物園やペットのような「囚われの 肉食動物」は人の管理下にある ⇒倫理性が問われうる ??肉食動物の捕食行動の放置は倫理的なのか??
  77. 77. 新倫理常識での世界: 特許 vs. 倫理 ・細胞肉の製造技術を持つ先進国は、技術を持たない(貧しい)国を動物虐待で非難 できるのか? ・それらの国が(屠畜を避けるために)特許侵害をすることを認めるのか? AIDSコピー薬訴訟: 欧米の製薬会社の特許により薬価が下がらず、 アフリカ諸国民が抗HIVを買えなかったため、インドの製 薬会社が安価なコピー薬を製造販売した。 大きな訴訟に発展したが、人道的見地から特別立法が なされ、コピー薬は製造販売が認められた 文献:  https://www.nytimes.com/2001/04/20/world/drug-makers-drop- south-africa-suit-over-aids-medicine.html
  78. 78. 消費者受容 Chris Bryant (2017) 3rd Intl’ Conf. for Cultured Meat 様々な予備調査や仮説が発表されているが、 現物が市場にまだ無いため推測の域を超えず 調査の試行毎に結果が大きくばらついている ←食品の消費者 受容におけるファ クター群 細胞肉の消費者受容 に関する調査事例の 比較結果→ 価格 味 便利さ 健康 安全 食体験 社会的 影響 透明性
  79. 79. 呼称問題 独自の調査結果から”clean meat” を推奨する 学術名である”cultured meat”を使 うも、“cell-based meat”も支持 細胞農業の産業界はCell-based meatで合意。 ほか 数社 純粋培養肉(純肉)、細胞(培養)肉 ・実体を正確に表現している名称か? ・特定の思想に偏っていないか? ・景品表示法など、食品表示の視点 論点 Good Food Instituteによる 調査結果(2017) (日本語名称) https://www.gfi.org/how-we-talk-about -meat-grown-without-animals
  80. 80. 何が確保されれば細胞農業は根付くのか 安全 法規制整備 “being safe” 安心 文化の醸成 “feeling safe” 技術は近づいている Memphis Meatsによる実証 http://www.nicovideo.jp/watch/sm30099092 個人による試作
  81. 81. 大企業独占による不信 遺伝子組み換え技術は特定企業の利益のためだけに使われ、技 術の詳細も「企業秘密」として隠匿された ⇒不信感により安心が醸成されず、政治問題化。
  82. 82. DIYバイオ、尖った発想、 SF/アート 大企業独占への対抗軸 スポンサー 個人の研究や活動の支援 有識者団体、大学との連携 思想リーダー、政策提言産業化、生産技術開発 大規模化、社会実装 細胞農業のエコシステム
  83. 83. シチズン・サイエンス 有識者団体、大学との連携 思想リーダー、政策提言 DIYバイオ、尖った発想、 SF/アート 大企業独占への対抗軸 スポンサー 個人の研究や活動の支援 産業化、生産技術開発 大規模化、社会実装 (Shojinmeat Projectか らのスピンオフ企業) 細胞農業のエコシステム(国内) [細胞農業協会] NPO法人化検討中
  84. 84. 細胞農業では民意が意思決定に介在できるか? 学術研究がヒント を示す 市民が積極的に 民意を形成する* 産業が大規模化と 社会実装をする Wilsdon, James and Willis, Rebecca, why public engagement needs to move upstream (2004), Demos, London.
  85. 85. 民意主導の細胞農業のかたち 作り方そのもの ⇒ 公開 大規模化の方法 ⇒ 知財 需要量 個別化度 需要あれば 商品化 市民科学の領域 産業の領域 企業 技術的透明性
  86. 86. DIYバイオで、細胞農業の技術開発へ個人も参加 =DIYバイオ手法を活用= しみこんにゃく細胞足場 有精卵からの細胞抽出 防カビ剤としての卵白 FBS代替として卵黄 ⇒台所で細胞培養が可能に 監修: Dr. Ikko 高校生による自宅細胞培養実験 NHK 2017.08.21放送 純肉培養レシピ本 (2017夏C92頒布)
  87. 87. DIYバイオ実験機材の開発と従来品の代替 DIYインキュベーター ・おしぼりウォーマーの入力電圧を 100Vから30V前後に下げると、温度が 40℃弱になる。 ・DIYインキュベーターは設計図を GitHubにて公開している。 ・どれも最大予算1万円前後 (写真@okgw_ ) 扇風機で遠心分離( 1000rpmで ~100G) 卵白による抗コンタミ効果と DIYクリーンベンチ http://interestor2012.hatenablog.com/ entry/2015/01/05/202524 での例 (@earthlyworld
  88. 88. DIY細胞培養のプロトコルの確立 ブログや動画、GitHub(ソースコード共有サービス)などで実験 手順を公開、再現実験を促す。 Creative Cells Kyotoでのスポーツドリンク培養液の 再現実験 https://cleanmeat-kyoto.hatenablog.com/ NHKクロ現・「るるまゆの実験ノート」 http://zacmayu.hatenablog.com/ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4149/
  89. 89. 開発成果の公開 http://www.nicovideo.jp/watch/sm30403849 http://www.nicovideo.jp/watch/sm30099092 http://www.nicovideo.jp/watch/sm31104033 VR動画 :https://www.youtube.com/watch?v=YdELM3xjmr0
  90. 90. 教育用・家庭用の細胞培養キットへ 国内SSHでの調査結果 学校教育用 細胞培養 キットを 開発する (3万円以下) 調査  @thesow41 DIY細胞培養を高校にて展開、 生徒20人で資材費は1万円以下に ↑DIY細胞培養機材 ←手順書(公開)
  91. 91. DIY細胞培養(現状と課題) 他の種類の細胞 共培養系機器開発 と完全無血清化 細胞足場の使用 と生体組織工学     ......等 どう発展し ていく? DIY細胞培養実験 ブログで手順説明 動画で手順説明 細胞培養キット 他の人も細胞培養 実験結果を共有 色々穴あれど今ここ! DIY培養プロトコル 安定した継代培養 細胞保存インフラ
  92. 92. DIYなまものづくり うまい肉 作ってみた 腎臓が作れた ヽ(・∀・)ノ DIY分化誘導 で心筋と心臓 育ててみた こんな「肉」 作ってみた グリーン・ミート 藻類栄養増強肉 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pm c/articles/PMC5282507/ ・家庭用培養器の高性能化で、より複雑な「な まものづくり」が可能になる ・DIY生体組織工学があちこちで試され、 新発明も出てくる。
  93. 93. 個人や農家が製造できるようになったら ・地元農家や街の肉屋も独自の細胞肉 を開発し、ブランドオーナーとなって地 方名産品を作りだす。 ・個人の肉愛好家も新たな肉を独自開 発して新ブランドができる。 ・牛舎にバイオリアクターが並び、 細胞提供元の牛は丁重に飼育する。
  94. 94. 個体ベースでのブランド化:アイドル牛 肉のパッケージの QRをスキャン 細胞提供元の 牛のWeb中継 ベコちゃん ※存命
  95. 95. 将来像:大型純肉工場 200tスケールで 筋芽細胞を培養
  96. 96. 使い捨ての 細胞肉培養袋⇒ 中で組織成長⇒ 出荷間近⇒ ステーキ培養
  97. 97. 藻類による 培養液生産 地産地消 農業タワー
  98. 98. 広大な農地が 自然に還る 農業と製造業の 区別がなくなる 人工光合成での バイオマス生産 細胞農業の田園風景?
  99. 99. 火星コロニー
  100. 100. 宇宙農業
  101. 101. 天体(彗星)からのバイオマス生産
  102. 102. アーティスト・クリエイター支援活動 「未来鶏がミールになる」  by 山田しいた https://twitter.com/yamada_theta https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66581964 https://note.mu/yamada_theta/n/n243f40556409 《シュレーディンガーの虎》 by 岡田未知 http://tobira-project.info/blog/2017_okada.html http://michiokada.tumblr.com/ 科学考証、バイオ技術支援、ネタ提供、海外発信 など 第66回東京藝術大学 卒業・修了作品展
  103. 103. イメージキャラクター みよ Miyo-san ※”Myosin”から 姉・20歳・164cm 火星ホイゲンスクレーター の細胞農業プラントにて、 化学工学のインターン中。 羽織はディスプレイになっ ている あこ Aco-chan ※”Actin”から 妹・13歳・149cm 火星植民コロニーの中学の 校外学習として、細胞農業 プラントで姉の手伝い中。 帯は力場シールドでできて いる
  104. 104. 2.5頭身デフォルメ(みよ)
  105. 105. 2.5頭身デフォルメ(あこ)
  106. 106. ノベルゲーム用素材 シナリオ執筆支援リンク(細胞農業・バイオ技術の創作ネタ帳) https://docs.google.com/presentation/d/1r2X04PqnCGEs1RGU4h1wR17Uv_gFGI_RqUcvwzTalTc/ edit#slide=id.p ※ 末ページ付近のネタは自由に使ってください。書き足して下さる方がい ればなお嬉しいです。 素材置き場 https://drive.google.com/drive/u/0/folders/0B0ShPzNziL05THlwU2IwTTNueHM ※ 新キャラの作成、設定の改編や独自解釈 OKです。 イメージキャラクターの「みよ」と「あこ」のキャラ立ち絵、 背景、表情などの、漫画・ノベルゲーム素材を公開しています。 み よ あ こ
  107. 107. 関連資料リンク https://www.slideshare.net/YukiH anyu/ss-85789390 https://www.slideshare.net/YukiH anyu/ss-79853068 https://www.slideshare.net/YukiH anyu/diy-85789299 既刊 2016夏 2016冬 完売 既刊 2017夏 総合 評論 既刊 2017夏 食レポ レシピ 既刊 2017冬 自宅培 養 マニュアル https://shop.comiczin.jp/product s/detail.php?product_id=33288 https://shop.comiczin.jp/product s/detail.php?product_id=33304 https://shop.comiczin.jp/product s/detail.php?product_id=35535 https://www.slideshare.net/Hisash iYoshitake1/vol1-72676267 オンライン資料(slideshare) 同人誌(コミケ、COMITIA、技術書典などのイベントで頒布、 ZIN等での委託もあります )
  108. 108. Shojinmeat Projectでの活動参加について メンバーはそれぞれの得意分野で活動(実験・勉強会・創作 etc.) 誰でも参加可能: ご興味ある方は是非ご一報ください。研究、勉強会、執筆、 創作など、色々な形での携わり方があります。
  109. 109. よくある質問(FAQ) 1 Q: 参加したいです。 A: 「メンバーシップ」の定義は特にありませんので、 そのまま何か活動してご参加ください。メールか Twitterでご一報お願いします。 Q: 理系知識は無いけど参加したい A: イベント運営、創作、情報発信、アーティスト支 援など文系・芸術系の活動も多々あります。 Q: 純肉培養の窒素や酸素はどこから? A: 培養液の糖分・アミノ酸です。糖分は植物から、 アミノ酸は酵母から作られており、酵母培養の養分 は植物、さらに元をたどれば肥料です。将来は人工 光合成や窒素固定が期待されます。 Q: 菌類やシイタケは細胞農業 ? A: 細胞培養を行っているかによります。個体全体 を育てるのは、養殖や栽培にあたります。 Q: 細胞肉はいわゆるGMOですか? A: 細胞を増やすだけなので GMOではありません。 「アレルゲン抜き」などのデザイナーミートはゲノム 編集が必要になるかもしれません。 Q: どんな味ですか? A: 開発途上の現時点では、脂や血の味が無い、食 感がペースト状などの課題がありますが、将来的に は「なんでも作れる」になると見られます。 Q: どのぐらいで肉が育ちますか? A: 細胞10万個程度から培養開始ならば、 1~2ヵ月 です。将来的に工場で大規模に連続培養されるよう になると、待つ必要もなくなります。 Q: 家畜動物は今後どうなりますか ? A: 種となる細胞が必要なので、今後も必要です。 ただし絶対数は減ると考えられます。
  110. 110. よくある質問(FAQ) 2 Q: ビフィズス菌と共培養できますか ? A: 実験するまで不明です。動物細胞と菌での増殖 速度の差、お互いの分泌物の作用によります。 Q: 細胞肉を食べる積極的理由は何ですか? A: 最初期はベジタリアンや環境活動家など、特定 の思想ベースで消費する方が多いでしょうが、最終 的には価格と味が決め手になるでしょう。 Q: 細胞培養実験を子供にやらせてみたいです。 A: 機材と細胞あります。コンタクトください。実験手 法も公開しております。 Q: 細胞培養では仔牛胎児血清 (FBS)を使う以上、 細胞肉は意味が無いのでは? A: 高価で危険なFBSを使わない培養方法の開発 が急務で、酵母由来、合成培地や共培養方式など、 色々な代替手段が開発されつつあります。 Q: 畜産農家はどうなりますか? A: 大手独占と畜産農家の消滅もありえるし、各地 の畜産農家や肉屋もブランドオーナーとなり、様々 な肉が出回る景色もありえます。細胞農業企業が将 来取るビジネスモデルによります。 Q: 細胞肉はハラルなんですか? A: 所定の条件を満たせばハラルになり得ます。ユ ダヤ教のコーシャも同様です。詳細については論文 が出ています。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28456853 Q: ビーガンですか? A: 技術の発展度合いによります。現時点では卵白 を抗カビ剤として使っているので、ビーガンではあり ません。技術が進んでも何らかの形での細胞採取 は必要で、その手順がビーガンの要件を満たすか は現時点では不明です。
  111. 111. 「よく聞く話」の出典・参考文献 「8割以上の農地が何らかの形で畜産に使われており、これは世界の土地面 積の2割である」・「畜産は温暖化ガス排出の18%を占め、これは船・飛行機 ・トラック・車全部合わせたぐらいである」 “Reducing food’s environmental impacts through producers and consumers” Poore, Nemecek, Science 2018 http://science.sciencemag.org/content/360/6392/987 「8割以上の農地が何らかの形で畜産に使われている。」 FAO www.fao.org/animal-production/en/ 「真水の2~3割が家畜に使われている」 “The water footprint of humanity”, Hoekstra, Mekonnen, PNAS 2012, http://www.pnas.org/content/109/9/3232 「既存肉のカロリー変換効率は3%、蛋白源変換効率は4%」 “Energy and protein feed-to-food conversion efficiencies in the US and potential food security gains from dietary changes”, Shepon, Eschel et al, IOP Science 2016 http://iopscience.iop.org/article/10.1088/1748-9326/11/10/105002/meta 「牛肉1kgのために餌25kg、水15000Lが必要」 Hoekstra, Mekonnen, UNESCO IHE 2010 “The green, blue and grey water footprint of farm animals and animal products” http://waterfootprint.org/media/downloads/Report-48-WaterFootprint-AnimalProducts-V ol1.pdf 「大豆の90%と穀物の40%は餌用に消費される」 How to feed the world 2050 High-level expert forum, Rome 12-13 Oct.2009 http://www.fao.org/fileadmin/templates/wsfs/docs/Issues_papers/HLEF2050_Global_Ag riculture.pdf 「動物のえさの分だけで、35億の人を養える」・「牛肉1kgのために餌 12-24kgが必要」 “Redefining agricultural yields: from tonnes to people nourished per hectare”, Cassidy, West e tal, IOP Science, Environmental Research Letters, 2013, http://iopscience.iop.org/article/10.1088/1748-9326/8/3/034015/meta 「鶏肉1kgの生産に餌2-4kgが必要」 Meat or wheat for the next millennium? Alternative futures for world cereal and meat consumption https://pdfs.semanticscholar.org/ae0c/a5b5556e57a2c4cf904b218d0edbac2c32d9.pdf 「畜産での抗生物質について。8割が畜産用に使われている。」 “The antibiotic resistance crisis: part 1: causes and threats.”, Ventola, NCBI 2015, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4378521/ 「オーガニック農法のほうが大きな土地面積が必要」 “Is organic really better for the environment than conventional agriculture?”, Ritchie, OWID 2017, https://ourworldindata.org/is-organic-agriculture-better-for-the-environment
  112. 112. 国・自治体・企業・大学等の方へ “Shojinmeat Project”は有志団体/同人サークルです。 細胞肉に関する特許ライセンス、共同研究、市場情報収集、コンサル契約 等、法人格が必要な取引をご希望の方は、スピンオフ企業であるインテグリ カルチャー(株) までご連絡ください。 http://integriculture.jp
  113. 113. 謝辞 Campfireにてご支援中の皆様 Shojinmeat Project参加者各位

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