1. 12n1104 牧山琢磨

3. 1920年代後半に提案された理想都市
「ブロード・エーカー・シティ」という名
前はアリゾナ州チャンドラー近辺、オカ
ティラの砂漠の移住施設にあったブロード
エーカー農場に由来する

4. フランクロイドライトが1934年に再現し
た、田園と都市が融合した模型
都市の集中をさけて
その機能を田園に融合
させ、大地に密着した
生活をするという民主
主義に対する考え方
が表されている

5. 小農業施設
新鮮な農産物を売るためにハイウェイや市
場と関連付けられて設計されている

6. 未来的なパースで移動手段は自動車やヘリ
コプターを想定していた

7. すべての住人、一人一人に1エーカー（約
1235坪）の土地を与えられる
また、農本主義と工業が両立し、地主や店
子などのそれぞれの役割がなくなる
都市の雇用や公営住宅、スラム、不必要な
人材がなくなる

8. しかしながら現在でも、ライトの未来的な
パースや読みづらく冗長な著作のせいなの
か表面的に一部しか理解されていない

10. ウィリアム・レビットがニューヨークの東
郊外約40kmに位置する場所に、第２次世界
大戦後に計画された小型量産住宅の大規模
な街である

11. 戦後の退役軍人や低
所得者層をターゲッ
トとして、低価格で
販売された

12. 似たような一戸建てがきれいに並んでいる
また建物の高さもほぼ同じで単調な街並み

13. 航空写真

14. ２つの計画を比べて

16. まず言えることは２つとも郊外に建設され
ているということ。また個人の使用面積が
大きい。そしてそれぞれ街並みは住宅形式
や構造が統一されていて道路にたいして平
行方向に並べられている。

17. ブロードエーカーシティにおいては完全に
その計画を理解されていない
レヴィットタウンでは歴史の中で住民に
よって自由に増改築されそれぞれが個性的
になりより快適な住みやすい街へと成長し
ていく

20. 一言で言うと理想と現実、有機的と無機的
ブロード・エーカー・シティは都市全体を
個人のために考えて個性を持たせている
また田園都市ということで自然との一体化
もされている。その上、農場やアミューズ
メント施設などの建設が計画されていた

21. 対してレヴィット・タウン個人のための住
宅を並べているだけで、かつ建築が均質で
ある
また住宅以外の施設はほとんどなく街全体
のことは考えてないように思える

22. 見方を変えれば、壮大すぎた計画のブロー
ド・エーカー・シティではなく、一人一人
の欲求を叶える単純な計画のレヴィット・
タウンが実現、成功し、現実的で、戦後の
役割を十分に果たせたと言える

23. 参考文献
・ライト５０年記念事業
http://www.wright50years.com/
・2008米国住宅地まちなみ施設調査(平成２０年６月
５日～６月１４日)
http://www.machinami.or.jp/contents/summary/
pdf/inspection2008.pdf
・アメリカのサバービア再考
www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulleti
n/vol13-2/nakano.pdf