S20
- 1. オープンソースソフトウェア
と
ウェブアーキテクチャ
の
過去/現在/未来
グリー株式会社
藤本 真樹
<fujimoto@gree.co.jp>
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- 2. 自己紹介
名前 藤本 真樹
肩書 グリー株式会社 取締役 最高技術責任者(2005〜)
28歳(1979/02/17生まれ)
年齢
fujimoto@gree.co.jp
メールアドレス
1999年より株式会社アイアイジェイテクノロジーにて、ア
プライアンスサーバシステムの構築に従事。 2001年に上
智大学文学部卒業後、株式会社アストラザスタジオを経
て、2003年2月有限会社テューンビズに入社。 PHP等の
職歴
オープンソースプロジェクトに参画しており、 楽天株式会
社を始めとしたオープンソースソフトウェアシステムのコン
サルティング等を担当。 2005年6月グリー株式会社 取締
役 最高技術責任者に就任。
日々の仕事 サーバオペレーションからマネージメントまでなんでも
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- 3. 対象となる方々
• Webを上手に活用した、企業や製品の効果的なPRの手法を
探している
• 今まさに成功しているビジネスの最先端の事例を知りたい
• Web2.0でどう変わる?これからのマーケティングの方向性を
知りたい
• 「ウケる」Web2.0のトレンドと最先端のデザイン・構築技法を学
びたい
• 「Web2.0化」によって何が必要になる?有効かつ最新のテクノ
ロジーを知りたい
出典: http://www.cmptech.jp/web2expo/
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- 4. 前段 -cheap revolution-
• == 技術障壁の低下
– ナレッジ共有の拡大(publish/filtering)
– テクノロジーの一般化
– オープンソースソフトウェア
– 安価なPCサーバ(c.f. ムーアの法則)
– …によるスパイラル(進行中)
• エントリー障壁の低下
• (広義の)スケーラビリティの上昇
– e.g. GREE
• Web 2.0は大変
– データ量の増大(なるべく多くのデータを囲いたい)
– 演算量の増大(増加するデータに対する、さらに多種多様なビュー)
– 信頼性(不安定なサイトのAPIを使う気にはなれません)
参考: http://www.semiconductorportal.com/SiliconValley/?docid=23150
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- 5. オープンソースソフトウェア@2005-2007
• Linux
• FreeBSD
• OpenSolaris
• gcc(and libraries)
• Perl/Python/PHP/Ruby, and Java
• Ruby on Rails and other frameworks
• lvs(ipvs/keepalived)
• drbd
• Apache
• Lighttpd
• Tux
• Nginx
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- 6. オープンソースソフトウェア@2005-2007
• MySQL
• PostgreSQL
• Senna
• Hyper Estraier
• Sedue
• Lucene
• Memcached
• Ehcache
• Nagios
• Hinemos
• Puppet
• Xen
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- 7. オープンソースソフトウェア@2005-2007
• ffmpeg
• Imagemagick
• GD
• swftools
• Firefox
• Eclipse
• Seleinum, and other test tools
• prototype.js and other js libraries
• vi
• zsh
• Wiki Engines
• + Open Standards(RSS, Atom, OpenID, etc…)
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- 8. ウェブアーキテクチャ@2005-2007
• 負荷分散/冗長化アーキテクチャの浸透
– e.g. ipvs + keepalivedによるL2ロードバランシング
– e.g. drbdによるネットワークストレージの冗長化/データベースサーバの冗長化
• ウェブアプリケーションスケーラビリティアーキテクチャの浸透
– リバースプロキシ(mod_proxy_balancer, etc)等によるウェブサーバのスケーラビリティの
確保
– データパーティショニングによるデータベースサーバ/ストレージサーバのスケーラビリティ
の確保
• あるいは各種商用プロダクトの利用:)
• その他、各種ノウハウの浸透
– ウェブアプリケーションに於ける非同期処理等
• ウェブアプリケーションフレームワークの浸透
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- 9. EXAMPLES@GREE
• failure
– レガシーコード
• 3年以上開発され続けているコードベース
• 初期の手抜き/ミスコードの修正が規模の増大とともに大きなコストへ
– レガシーデータ
• EUC-JP
• success
– アプリケーションフレームワーク
– サーバフレームワーク, etc…
• challenge
– アーキテクチャの多様性
– 透過的なスケーラビリティの確保
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- 11. オープンソースソフトウェア@2008-2010
• コアテクノロジーを提供するオープンソースプロダクトの普及
– e.g. 各種画像認識
• 負荷分散/冗長化/クラスタリングソフトウェアの発展
– e.g. MySQL Cluster
– e.g. Yet Another DBM
• アプリケーションプラットフォームの浸透
– フレームワークからプラットフォームへ
– RIAのより容易な実装
– RESTful等のアーキテクチャの普及
• アプリケーションプロダクトの普及
– e.g. phpAds
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- 13. And Then
• 技術障壁の継続的な低下
• 先行者優位の確保(「情報」の価値の継続的な上昇)
• 「データ」による競争力の確保(Web 2.0的:)
• 上位レイヤにおける競争力の確保
– テクノロジーからサービスへの「翻訳」
• 独自技術/実装での競争力の確保
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