LLDecade 講演資料です。

1. RubyOnRails CI
Perestroika
〜RubyOnRailsにおけるCI改善〜
高倉利明 / @TrinityT

2. はじめに_自己紹介
● 高倉利明 / id:TrinityT
● 株式会社アピリッツ(旧社名KBMJ)で
RubyOnRailsでWebアプリ、
ブラウザゲーム開発してます。
● 社内CIサーバ管理者
→今日はノウハウを紹介

3. はじめに_今日の内容
1. 社内CI環境の概要と工夫点
2. RubyOnRailsでのCI設定例紹介
3. ビルド結果通知の工夫点
4. まとめ

4. 社内CI環境の概要と工夫点

5. 構成図
CIサーバ ソース管理サーバ
テスト結果
開発者

6. 構成
CIツール Jenkins
ソース管理 Git、Subversion
ビルド、テスト Rspec、RUnit、Maven2..etc

7. CI環境においての工夫3点
● ライブラリバージョン管理
● 新規プロジェクト追加の高速化
● テスト実行DB I/O高速化

8. 工夫1_ライブラリバージョン管理
Ruby関連ライブラリは進化が激しいので、
社内に異なるバージョンの案件が多数存在
● Jenkinsサーバ上にRVM(RubyVersionManager)
で主要バージョンのRubyを設定してある
● ライブラリはBundler or gemset（依存管理ツー
ル）で管理
→どんな構成(Ruby20XX)でもすぐにCI対応可能

9. 工夫2_新規プロジェクト追加の高速化
● 社内Gitリポジトリアクセス用のJenkins専用公開
鍵を配置
● テスト環境用のDBユーザ/パスワードは共通
● Jenkins設定項目を標準化したひな形を作って
おきコピー
→10分程度で新規プロジェクトのCI追加可能！

10. 工夫3_テスト実行DB I/O高速化
しょぼいサーバのためテスト遅い。。。
→MySQLのデータディレクトリをオンメモリ(tmpfs)
に配置
→0円でテスト処理時間向上！
※弊社環境ではテスト実行時間20%減ぐらい
CPU強化やSSD化などのほうが効率良さげ

11. RubyOnRailsでの
CI設定例紹介

12. テストカバレッジ取得
RcovやSimpleCovでカバレッジを取得。
テスト追加の指針としている。

13. テスト結果詳細取得
詳細テスト結果が表示されるように、
CI::Reporter(JUnit互換出力ツール)で詳細表示

14. テーブル＆カラムコメント追加
ActiveRecordコネクタを拡張して、
Migrationでコメントを追加している。
#テーブル作成時
create_table :hoges, :comment => "テーブルコメント" do |t|
t.string :code, :comment => "fugafuga"
end
#カラム追加時
add_column :hoges, :value, :integer, :comment => "カラムコメント"

15. テーブル定義書自動生成
常に最新のテーブル定義書を
テーブル＆カラムコメントをもとに自動生成

16. ビルド結果通知設定

17. なぜメール通知だけじゃ駄目？
● メールだと無視される可能性が高い
→迷惑メール扱いする人も・・・
● CIを知らない人は堅苦しく感じるらしい
→遊び心が重要

18. IRCでの通知
社内IRCサーバのチャンネルに通知

19. 通知ランプ
※三○兎で1000円ぐらい

20. JenkinsPersonaPlugin
ドラクエ

21. JenkinsPersonaPlugin
コマンドー

22. JenkinsPersonaPlugin
ガンダムUC

23. まとめ

24. まとめ
● 予め環境を最適化しておくことで
新規案件にすぐにCIを適用可能
● 自動的に様々な情報を取ることで
クオリティを上げる指針に
● ビルド失敗の早期対処は最重要。
通知の工夫して遊び心を!!

25. CIツール導入して一番良かったこと
テストコード書かない
メンバーが激減！

26. ご清聴ありがとう
ございました！
高倉利明 / @TrinityT
サイト：http://d.hatena.ne.jp/TrinityT/