1. 死なない都市
東京と比較して

2. ジェーン・ジェイコブズ（1961）

3. • アメリカ合衆国の女性ノンフィク
ション作家・ジャーナリスト。郊外
都市開発などを論じ、また都市
の荒廃を告発した運動家でもあ
る。最も反響を呼んだ著作は『ア
メリカ大都市の死と生』（1961年）
である。
• 彼女は都市の専門家ではなく、
いわゆるアマチュア視点で都市
の問題に切り口を入れたが、 あ
まりの鋭さに専門家も納得せざ
るを得ない部分も多々あった。

4. • 歩道の使い道
• 短い街区の必要性
• 古い建物の必要性

5. 街路とは？
• 街路とはそれ単体で存在するこ
とはなく建築や周りの周辺環境
によって形作られる。
• 都市をイメージするとき、建物
はもちろんだが街路の動線も考
える。
つまり、、、
街路は都市にもっとも重要なもの

6. これも街路

7. アーケード街

8. 街路とその歩道は都市の主要な公共な場所で
あり、そのもっとも重要な器官なのです。都市を
思い浮かべるとき、何を連想されるでしょうか？
街路です。
（『アメリカ大都市の死と生』 ジェイン・ジェイコ
ブス著 山形浩生訳 鹿島出版会）

9. 安全な街路の3つの条件
①公共空間と私的空間のはっきりした区分
②市民の目が街路に光っている
③歩道に継続的に人がいる

10. ②③に関して
• 街路には人目が必要
その街路の安全につながる
• 人が継続的に街路に
いれば人目も継続的に
街路に行きわたる

11. ①関して
公共空間と私的空間をしっかり分ける
隣人とのつながりが薄くなる
街路への人目が減る
また「歩道の使い道-ふれあい」の

12. 小さい街区の必要性
長い街区は、、、
・近隣とのつながりを希薄にする
・都市が退屈になりやすい
・道の選択制が狭まる

14. 短い街区にすることで、、、
・近隣とのつながりを持ちやすい
・道の選択制が高まる
・都市が退屈になりずらい
・人目が行き届きやすい

16. 長い街区でもカーブや坂道なら
退屈にならない。
東京の都市にはこのような
道が多い

17. まとめ
ジェイコブズは的確に鋭い視点で都市の課題
についての解決策を論じている。
それはアマチュアならでは見識を持ち、実際の
自分の住んでいる都市を具体例に取り上げて
考察している。
専門家ですら彼女の
考察を認めている。

18. アマチュアな部分が欠点となり自分の
体験していない事柄については具体
的に述べられておらず抽象的な言葉
が多い。（本人も自覚している）
彼女の話は都市を主に平面的にとら
えているように思える。東京のような3
次元的な役割を果たしている都市に
はより多くの多様性があるはずである。

20. 参考文献
• 『アメリカ大都市の死と生』 ジェイン・ジェイコ
ブズ著 山形浩生訳 鹿島出版会
• 『東京の空間人類学』 陣内秀信著 筑摩書
房
• Wikipedia