プロリーグ戦運営、大規模大会運営、国際大会の予選運営、コミュニティシーンのサポートなど、長年の e-sports シーンでの活動経験を元に、e-sports に参入したい！自社 IP を活用したい！という方向けに具体事例なども交えつつ TIPS をご紹介します。

1. The Art of e-sports
ゲーム開発者に伝えたい、e-sportsシーンのこと

2. 松井 悠
株式会社グルーブシンク
代表取締役

3. ゲームを開発されている
みなさんに
申し上げたいこと

4. 筆舌に尽くしがたい
感謝

5. ゲームが大好き
なので、ゲーム
を作る以外のあ
りとあらゆるこ
とをやります。

6. • Jason Halayko / Red Bull Content Pool Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool
Suguru Saito / Red Bull

7. • Jason Halayko / Red Bull Content Pool

8. e-sportsについて
デジタルゲーム競技

9. e-sportsって儲かるの？
ひとびとのシンプルな疑問
ぶっちゃけると

10. e-sportsって儲かるの？
ひとびとのシンプルな疑問
ぶっちゃけると
メシは
食えます

11. LeagueU LICC2017 ¦ 『世界』に挑戦した学生チーム
https://www.youtube.com/watch?v=S4hi0E86E48

12. THE ART OF E-SPORTS SECTION 01
遊
Play 観
Watch
聴
Listen
Create
創
着
Cos-
Play
Compete
競
• Jason Halayko / Red Bull Content Pool
Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content PoolYusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool
Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool
Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

13. ゲームを
スポーツとして
捉えるカルチャー
e-sportsとは
Hiroyuki Orihara /Red Bull Content Pool

14. グラスルーツ
キーワード

15. コミュニティ
キーワード

16. 視聴体験
キーワード

17. 名誉
キーワード
Naoyuki Shibata /Red Bull Content Pool

18. 賞金
キーワード

19. THE ART OF E-SPORTS SECTION 01
結局のところ、e-sportsとは
多種多様な
デジタルゲームカルチャーのうち、
競技にフォーカスしたもの

20. オーディエンス
視聴者
THE ART OF E-SPORTS SECTION 02
e-sportsを理解する
デベロッパー
開発者
パブリッシャー
販売者
プレイヤー
競技者

21. THE ART OF E-SPORTS SECTION 02
e-sportsを理解する
オーディエンス
視聴者
デベロッパー
開発者
パブリッシャー
販売者
プレイヤー
競技者
e-sportsと他のスポーツが異なる点として、
シーンの中に「開発者」、「販売者（権利者）」、「競技者」の
3種類のポジションに人々が存在する点が挙げられます。
これらは、e-sportsをビジネスとしてとらえる際に注意が必要です。

22. THE ART OF E-SPORTS SECTION 02
結局のところ、e-sportsとは
パブリッシャーにとっては
IPビジネス / タイトルプロモーション
の一環

23. THE ART OF E-SPORTS SECTION 02
結局のところ、e-sportsとは
デベロッパーにとっては
ゲームコンテンツの一種

24. THE ART OF E-SPORTS SECTION 02
結局のところ、e-sportsとは
プレイヤーにとっては
エンドコンテンツの一種

25. THE ART OF E-SPORTS SECTION 02
結局のところ、e-sportsとは
オーディエンスにとっては
エンターテインメントの一種

26. 難しく考えなくても
いいけれど、
とても素敵な
シーンです。 Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool

27. 我が社もe-sportsをやるべ
きだ（＝やっといて）
えらいひと
THE ART OF E-SPORTS SECTION 03

28. で、どうしたらいいの？

29. × E-SPORTSをどうする
○ E-SPORTSでなにをする

30. デベロッパーの皆さんへ
THE ART OF E-SPORTS FOR GAME DEVELOPERS

31. e-sportsってマーケの話だ
から開発関係ないですよね
開発者さん
THE ART OF E-SPORTS SECTION 03

32. e-sportsってマーケの話だ
から開発関係ないですよね
開発者さん
THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
あります
（笑顔）

33. 開発者がe-sportsでなにを
するっていうの？
開発者さん
THE ART OF E-SPORTS SECTION 03

34. まずは、E-SPORTSについて
ちょっと学んでみましょう

35. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
タイトルのビジネスモデルは？
▸Free to Play （F2P）モデル
▸基本無料
▸アイテム課金・ガチャ課金
▸パッケージ + DLC モデル
▸有料ソフト
▸追加コンテンツ課金
▸ガチャ課金

36. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
自社のコンテンツにフィットするやりかたを考える
▸自社のビジネスモデルを改めて考える
▸e-sportsでどのポジションに立つかを考える
▸e-sportsを自社のビジネスに活用する方策を考える

37. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
自社のコンテンツにフィットするやりかたを考える
▸F2Pモデルとe-sportsの考え方
新規ユーザーの獲得
既存ユーザーの課金増加
既存ユーザーのリテンション
IPビジネス

38. League of Legends
F2PタイトルE-SPORTSの代表例
© 2018 Riot Games. All Rights Reserved.

39. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
自社のコンテンツにフィットするやりかたを考える
▸パッケージモデルとe-sportsの考え方
発売前のマーケティング施策
既存ユーザーの課金増加(DLCなど)
既存ユーザーのリテンション
IPビジネス

41. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
これ、日本でやってもいいの？
▸課金アイテムの販売金額の一部を選手の賞金に還元
▸第三者の賞金大会でパブリッシャーがスポンサード
▸競技者から参加費をとって、賞金に還元
▸一部の課金アイテム所有者のみを対象にした賞金大会

42. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
パブリッシャーが注意しておきたいこと
▸賞金について
▸お金が支払える大会の開催方法
▸お金を支払える対象と上限
必ず”社内の法務チーム”に聞いて!!

43. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
F2Pタイトルで、できること
▸ e-sportsを通じたプロモーション・マーケティング施策
▸ 年間を通じた定期的な競技大会の運営（持続性）
▸ “ヒーロー（チーム）”の誕生と挑戦(話題性)
新規ユーザー獲得と、既存ユーザーの離脱対策

44. THE ART OF E-SPORTS SECTION 03
パッケージタイトルで、できること
▸ e-sportsを通じたプロモーション・マーケティング施策
▸ タイトル発売～次回作想定発売時期を想定した
競技大会の運営（2～3年で完了するプロジェクト展開）
パッケージタイトルでコミュニティを育て、
持続的にファンを獲得する

45. みんなで少しずつ
THE ART OF E-SPORTS FOR GAME DEVELOPERS

46. オーディエンス
視聴者
THE ART OF E-SPORTS SECTION 04
e-sportsを理解する
デベロッパー
開発者
パブリッシャー
販売者
プレイヤー
競技者

47. うちのゲーム
つかわせてやってんだから
パブリッシャーさん
THE ART OF E-SPORTS SECTION 04

48. 俺たちが
もりあげてやってんだから
プレイヤーさん
THE ART OF E-SPORTS SECTION 04

49. 俺たちが
作ってやってんだから
デベロッパーさん
THE ART OF E-SPORTS SECTION 04

50. せっかくゲームシーンの当事者たちが一緒に
なれそうな機会なので、
みんなが少しずつ、歩み寄って、
汗をかいて、
一緒に「もっといいシーン」を作りませんか？

51. ファイティングチューズデー
バンダイナムコエンターテインメントと、ゲームコミュニティが連動して、
毎週火曜日にさまざまな格闘ゲームをプレイできる対戦ゲームイベント

52. DreamHack Summer 2017 Photo: Gabriel Kulig
DreamHack
1994年、40人の大学生が大学のカフェテリアに
自分のパソコンを持ち込んでスタートしたイベント。

53. 開発者さんに手を貸してほしいこと
ゲーム視聴を拡張する
▸ 「ゲーム画面を見ればわかること」を拡張する
▸ 「誰と誰が何をしている？」、「いま試合はどちら
が優勢？」、「前のゲームはどうなった？」
▸ TwitchのExtentions（拡張機能）のように、ゲー
ム視聴者に向けたいろいろな施策があると、ゲーム
視聴者はとてもうれしい
参考：【Unite 2018 Tokyo】ゲームをよりインタラクティブに - Twitch
Extensions活用法

54. 開発者さんに手を貸してほしいこと
データの可視化
▸競技としてゲームを観るときに欲しい「データ」
▸競技としてゲームをプレイするときに欲しい「データ」

55. パブリッシャーさんにお願いしたいこと
イベント・大会ガイドラインの作成
▸ 「お金を稼ぎたいわけじゃない」けど、何かをするにはお
金がかかる現実
▸ 「盛り上げたい」気持ちと、どう向き合うといいのか？
▸ 一定のルールの下で、「大会の運営」、「コミュニティの
運営」ができるような枠組みをつくっていければ……。
▸ 例：ROCKET LEAGUE COMMUNITY TOURNAMENT
GUIDELINES
https://www.rocketleagueesports.com/
community-tournament-guidelines/

56. パブリッシャーさんにお願いしたいこと
例：RIOT GAMESのIPを使用する際
のコミュニティガイドライン
▸ 概要
▸ ガイドライン
ロゴは使っちゃダメ / プロジェクトの保証はし
ない / コミュニティが再利用可能なものに / 他
社・他者のIPを使っちゃダメ / 利用規約に従う
▸ https://www.riotgames.com/en/legal#
© 2018 Riot Games. All Rights Reserved.

57. パブリッシャーさんにお願いしたいこと
ガイドラインを作ることの大変さはわかっていますが……
▸まずは、国外の事例をベースに、テスト運用か
らはじめていただければ幸いです！
▸お互いに、いろいろと調整しながら、少しずつ、
いい形が作れれば……。

58. プレイヤーががんばること
ゲームシーンをもっと楽しめる場所に
▸ 自分たちを「お客様」だと思わない
▸ シーンを「ともに作り上げる」ため
のやりかたを「ルールを守って」進
めていく
▸ 自分たちができること、自分たちで
できることを考え、実行していく
Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool

59. プレイヤーががんばること
パブリッシャー / デベロッパーのビジネスパートナーに
▸いつか、デベロッパー、パブリッシャー、プレイ
ヤーが一緒になって、e-sportsシーンをつくるこ
とができたら、とてもステキなシーンになるんじゃ
ないかな、と思っています。

60. せっかくゲームシーンの当事者たちが一緒に
なれそうな機会なので、
みんなが少しずつ、歩み寄って、
汗をかいて、
一緒に「もっといいシーン」を作りませんか？

61. 最近やっていること
©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

62. 一緒にシーンを
作りたい方、
ご連絡ください。
yumatsui@gmail.com
Suguru Saito / Red Bull