質問と共感で平和に読書感想文を書いてもらった話

質問と共感で
平和に読書感想文を
書いてもらった話
2019.02.10@京都大学国際交流ホール
竃渕洋平・ひかり
第８回教育のためのTOCシンポジウム事例報告資料
Copyright 2019 Youhei.Kamafuchi

簡単な自己紹介
 ようへい
 父
 １６年
 社会人１８年生
 ぼんやりする
 ひかり
 次女
 １１年
 小学５年生
 スライムづくり
 名前
 続柄
 親・子供歴
 職業
 好きなこと
神奈川県から来ました。竃渕（かまふち）です。
今日はよろしくお願いします！

今日お話しさせていただくこと
娘の夏休みの宿題（読書感想文）を素材に、
３つの道具を使い、私と娘がそれぞれに抱える悩みを
同時に解消できた事例を報告します。

父の悩み
クラウド

父の悩み：毎年繰り返されるこんなこと
夏の終わりごろ
ちゃんと宿題しなさい！
グダグダ・・・
宿題
しない
いい大人に
なれない（娘にとって、今は）
論理が飛躍している
色々と言ってしまうが、内容はというと
いつも、こんなこと（いわゆるお説教）
（娘にとって、今は）
必要でない論理
？
？
わかりあえる
わけない

本当は怒りたくない
言いたくない
父の素直な困り毎
なのに、どうして怒ってしまうんだろう
言ってしまうんだろう

要望：
自分の意思でちゃんとやる
要望：
期日までにしっかり終らせる
願い：
自分で結果を出せる人に
なってほしい
行動：
定期的に声かけをする
計画までは一緒にする
行動：
目の前でやらせる
宿題を一緒にやる
（そのためには）
（そのためには）（~する必要がある）
ジレンマ
父の怒り発生メカニズムと解決の方向性
INJ:
私が何とかしようとしていた、娘がやるべき事なはず
娘が、取り組めない理由を素直に聞くところから始めてみよう。

（読書感想文に関する）
娘の悩みと
解決の方向性
アンビシャスターゲット

娘の悩みを読書感想文で聴いてみた
読書感想文を書く時に
どんなところで詰まるの？
書くより
遊びたい
何を書いた
らいいの？
いっぱい
書かなきゃ！
書くのが
面倒…
た、たしかに・・
一段、一段大変だ。

娘の悩みと解決の方向性
何をどれ位
書くかわかる
書くのが
楽しみ
何を書けば
良いかわかる
書いている
のが楽しい
イイね～
困ってることが、もしも
こんな風だったらどう？
書くより
遊びたい
何を書いた
らいいの？
いっぱい
書かなきゃ！
書くのが
面倒…

娘の悩みに対する解決のストーリーとアクション
何をどれ位書くかわかる
書くのが楽しみ
何を書けば良いかわかる
書いているのが楽しい
楽しく読書感想文が書ける
読書感想文の
骨格を作る
骨格を基にして
読書感想文を書く
読書感想文が書けない…

（書くのが楽しみになるような）
読書感想文の
骨格を作ろう
アンビシャスターゲット？
ブランチ？
楽しく読書感想文が
書ける
読書感想文の
骨格を作る

・簡単に、喧嘩することなくお互いに納得の上で。
・骨格を元に、自ら清書したい！と思える。
・読書感想文を書く理由が分かっている
・何をどんな順番で書けばいいかわかっている
・具体的にどんな事を書くかイメージがついている
どんなものを作りたかったか？どんなものが出来たか？
・骨格は４０分で完成(体感であっという間）
・作成中はお互いニコニコ、いいね～連発
・すぐにでも読書感想文を書きたい
計画
起こった事

どうやって作ったのか？実際にやったこと：会話
読書感想文を読んだ後どんな気持ちになって欲しい？
一番言いたいことは何？
がんばることのすごさを伝えたい
読んでる人は、今どんな気持ちだと思う？
（今＝読書感想文を読み始めた時点で）
（私が読んだ）この本を知らない
どんな気持ちになって欲しい？
この後も（この読書感想文を）読みたいなぁと思う

現在
そもそも
本を知らない
この後も
読みたいと思う
この時点での
読者の気持ち
この時点での
読者の気持ち
この時点での
読者の気持ち
こんな気持ちに
なって欲しい
こんな気持ちに
なって欲しい
書く内容
書く内容
書く内容
書く内容
どうやって作ったのか？机上で起こっていたこと
がんばることのすごさが伝わっている

とはいえ、
親の自己満足じゃ？
本当にやりたかったことはできたの？
楽しく読書感想文が
書ける
読書感想文の
骨格を作る

次の行動（読書感想文を書く）でどんなことが起きたのか？
当初のお互いの想定を超えて起こった事
読んでみると、私も参考になる良いことが書いてあり
ついついFacebookに投稿してしまう…
・翌日原稿用紙４枚半を１時間半で執筆
さらに、これまでに無い行動をした
・自ら修正ポイントを発見する
・自ら修正する
・「読んでみて」と持ってくる

どうしてあんなことが起こったと思う？と娘に改めて聴いてみた。

これってめちゃ簡単なのに
めちゃめちゃWIN-WINじゃない？
今回のやり方は
怒ってはいけない、共感せねば、褒めねば、押し付けない。
という行動制約のプレッシャーから一切解放される。
なのに、ついつい自然に
共感してしまう、褒めてしまう、アドバイスが言えてしまう。
私と娘は、良い関係のまま、良い思考ができた。
その結果として
娘にとって良い行動になり、良い結果が出せた！
その結果として
今後、私と娘はさらに良い関係になれそう。
TOCｆEの３つの道具を活用し、一緒に考えると

なんらかの
行動
質問と共感で怒らずにすんだのはなぜだろう？
本当にやりたかったことは何だったんだろう？
宿題を終える
手伝いをしたい
手伝いに貢献できて
いるという安心
質問
(TOCfE)
子どもからの
答え
共感怒り
手伝いに貢献できて
いないという焦り
押しつけ
（思いつき）
子どもからの
反感

ちなみに・・今回の発表資料も
二人でお菓子食べながら、いいね～と言いあいながら骨格作ってきました。

謝辞
今回、親子での報告の機会をいただき本当にありがとうございました。
私たち親子の体験が、皆様のよりよい生活のために少しでもお役に立てれば幸いです。
人見知りで、あまり積極的ではありませんが、
お話ししたい気は満々ですので、懇親会ではぜひお気軽にお声がけいただけるとうれしいです。

考えるを
カタチに
Make your thoughts visible
なにを
なにに
どうやって
ご清聴ありがとうございました！

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