2. 「メリディアン180」の誕⽣
u 2011年:東⽇本⼤震災&福島第⼀原⼦⼒発電所事故 発⽣
u コーネル⼤学(⽶)を中⼼に「⽬の前の破滅的な危機を乗り越え
るために研究者や官僚に何ができるだろうか」という議論が始ま
る。
u 「グローバルな課題」を設定した上で、「多⾔語」で議論するオ
ンラインフォーラム https://meridian-180.org/ が⽴ち上がる。
u 初期の代表的なテーマのひとつが「⽇本の震災・原発事故のよう
な危機における知識⼈やプロフェッショナルの役割は何か?」
だった。
Yuki ASHINA
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4. これまで議論されてきたテーマ
u グローバル・データ・ガバナンス
u 中央銀⾏をめぐる政治の変容
u 原⼦⼒エネルギーと気候変動
u 多様な法システムの複合的形成における翻訳としての法
u 透明性の時代における秘密の在り⽅
u 知識層は財政の⾏き詰まりを解決できるのか?
u ⾼齢化国家において⺠主主義は持続可能か?
u 幸せとは何でしょう?
・・・等々多様なテーマ設定で、様々な投稿が混在。
Yuki ASHINA
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6. グローバルサミット:プログラム内容①
u 全体テーマは、"How to respond to the rise of Inward-Looking Society"
(「内向き社会」にいかに対応するか)
u (初⽇)
1,基調講演
初代EU⼤統領(欧州理事会議⻑)のHerman Van Rompuy⽒
Europe in the Storm(激動のヨーロッパ)
u なにかの「機能不全」に対する批判が、容易にその「存在」そのもの
に対する批判に横滑りしてしまうことの危険性を指摘
u たとえば、「⺠主主義は経済成⻑の役に⽴つから価値があるのではな
く、その存在⾃体のうちに価値があることを⾒失ってはならない」
Yuki ASHINA
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8. グローバルサミット:プログラム内容③
2,4つの専⾨部会
u 1) Migration(移⺠): Cultural homogeneity and Migrations
2) Energy(エネルギー): Energy cooperation, dependence and appreciation
3) Trade(通商): Local prosperity and global sustainability
4) Security(安全保障): Security at home and peace abroad
u 会議の参加者はそれぞれどの専⾨部会に参加するかを事前に選択している。各部
会に議⻑が決められ、それぞれの部会ごとのセッションをどのように運営するかを
企画する。それぞれの専⾨部会ごとに別々の会議室にわかれ、午前中から昼⾷を挟
んで午後も議論が続く。それぞれの部会には、普段からテーマを研究している専⾨
家もいれば、⾃分の研究テーマとは敢えて関係の遠いテーマを選んだ参加者もいて、
多様なバックグラウンドのメンバーを擁するメリディアンならではの活発な議論が
⾏われた。
Yuki ASHINA
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