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メンテナンス
           この章では、基本的なメンテナンスについて記載しています。




          メンテナンスの前に                                                                             タイヤの点検と整備
           点検整備について.......................................... 115                                タイヤの点検....................................................134
           メンテナンスを安全に行うために.............. 116                                                     タイヤのローテーション. .............................. 136
           メンテナンスに関する注意事項. ................ 116                                                  冬期のタイヤ.................................................... 137
          ボンネット内とその他のメンテナンス............117                                                      キーレスエントリー...................................................... 140
           ボンネ ト内と
              ッ          その他のメ                   ンテナンス項目.... 117                                 キーレスエントリーの取り扱いと	
           ボンネットを開ける........................................ 119                                  電池交換.........................................................140
           リッドの取り外し............................................ 120                             エアコンのお手入れ..................................................... 141
           エンジンオイル注入口................................... 122                                     エアコンを常用しないとき. ......................... 141
           推奨エンジンオイル....................................... 123                                 清掃........................................................................................... 142
           ウィンドウォッシャー液の補給. .................. 123                                                日常のお手入れ............................................... 142
          電球の交換.......................................................................... 124    車内の清掃....................................................... 142
          ワイパーブレードラバーの点検と整備........... 131                                                       車外の清掃.......................................................144
114                                                                                                                                             この「✤」はタイプやオプションなどにより、装備が異なる場合に付きます。




本機30S3C670.indb      114                                                                                                                                                                            2010/07/16   11:12:07
メンテナンスの前に
             点検整備について
             道路運送車両法により、法定点検と日常点検が義務づけられています。正しい点       	点検整備について
             検整備で、車を安全・快適にお使いください。                       作業に不慣れな場合や難しい場合は、Honda
             普段と違う点(音、におい、ブレーキフルードの不足、地面に油のあとが残ってい       販売店にご相談ください。

             るなど)に気づいたら、Honda 販売店で点検を受けてください。
             点検整備の詳細については、別冊のメンテナンスノートも併せてご覧ください。


                  	点検整備の種類
             ■	日常点検
             長距離走行前や洗車・給油時などに、お客様自身の判断で行う点検です。

             ■	定期点検
             12 か月ごとに実施する点検です。法律で定められているものと、Honda が指定
             するものがあります。

                                                                                          メ
             ■	その他                                                                        ン
             新車時の無料点検や定期交換、厳しい使われかたをしたときの点検整備があります。                                       テ
                                                                                          ナ
                                                                                          ン
                                                                                          ス




                                                                                          115



本機30S3C670.indb   115                                                        2010/07/16       11:12:07
メンテナンスの前に   メンテナンスを安全に行うために


          メンテナンスを安全に行うために
          メンテナンスを行う際は、メンテナンスノートと下記の安全に関する注意事項をよ     	メンテナンスを安全に行うために
          くお読みのうえ、安全を確保して行ってください。
          お客さま自身でメンテナンスを実施したときは、メンテナンス点検整備記録簿のメ
          ンテナンスレコードに記録してください。                       適切なメンテナンスを行い、走行前に故
                                                    障がないようにする。
                                                    走行時に故障がある状 態や、適切なメン
             	メンテナンスを行う場所や備品についての安全事項
                                                    テナンスがなされていないと、重大な傷害
          •• 火災や爆発防止のため、タバコの火、火花、炎を引火性の液体やガスから遠ざ    や死亡に至る事故を引き起こす可能性が
             ける                                     あります。
                                                    必ず、この取扱説明書に記載されている点
             	車についての安全事項                            検とメンテナンスに関する注意事項や別冊
          •• エンジンの排気ガスに含まれる一酸化炭素の毒作用に注意する           のメンテナンスノートに記載の点検時期を
              	エンジンを始動するときは必ず十分な換気を行ってください。         守ってください。
          •• 熱くなった部品によるやけどに注意する
              	部品に触れる前に、エンジンと排気システムを十分に冷やしてください。    メンテナンスは、指示と注意事項を守って
    メ
    ン     •• 可動部品によるけがに注意する                         行う。
    テ                                               メンテナンスの指示と注意事項を守らない
    ナ         	指示されたとき以外は、エンジンを始動しないでください。
    ン                                               と重大な傷害や死亡のおそれがあります。
    ス
          メンテナンスに関する注意事項                            必ず、この取扱説明書に記載されている手
                                                    順と注意事項を守ってください。
             	メンテナンスサービスで使用する部品やオイル
          メンテナンスサービスを受けるときは、Honda 純正部品やオイル類を使用するこ
          とをおすすめします。Honda 純正部品は、車で使われている部品と同じ高品質の
          基準に基づいて製造されているため、性能と耐久性の面で安心です。



116



本機30S3C670.indb   116                                                  2010/07/16   11:12:08
ボンネット内とその他のメンテナンス
             ボンネット内とその他のメンテナンス項目

              ■	4 速オートマチック車

                        冷却水リザーブタンク※                      ブレーキフルードリザーブタンク※

                        ラジエーターキャップ※

                  ウインドウォッシャー液注入口

                        エアコン冷媒量点検窓※

                          バッテリー※




                                                                   エンジンオイルレベルゲージ※

                                                                                                 メ
                                                                                                 ン
                                                                                                 テ
                                                                                                 ナ
                                                                                                 ン
                                                 ※                                               ス
                                      エンジンオイル注入口




                                        	   ※	点検整備については、別冊の「メンテナンスノート点検整備について」をご覧ください。




                                                     次ページに続く                                     117



本機30S3C670.indb   117                                                               2010/07/16       11:12:08
ボンネット内とその他のメンテナンス      ボンネット内とその他のメンテナンス項目




            ■	マニュアル車、3 速オートマチック車

                        冷却水リザーブタンク※                         ブレーキフルードリザーブタンク※

                        ラジエーターキャップ※

            ウインドウォッシャー液注入口
                   エアコン冷媒量点検窓※

                          バッテリー※




    メ
    ン
    テ
    ナ
    ン
    ス
                                      エンジンオイルレベルゲージ※
                                                                エンジンオイル注入口※


                                            	   ※	点検整備については、別冊の「メンテナンスノート点検整備について」をご覧ください。




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本機30S3C670.indb   118                                                                   2010/07/16   11:12:09
ボンネット内とその他のメンテナンス   ボンネットを開ける


             ボンネットを開ける
                                 1.	車を停め、パーキングブレーキをかける。    	ボンネットを開ける
                                 2.	運転席足元にある、ボンネット解除ノブを
                                    引く。
                                     	ボンネットが少し浮き上がります。     ボンネットを閉めるときは、手などをはさ
                                                           まないように注意する。

                         ボンネット                             アドバイス
                         解除ノブ                              ワイパーアームを起こした状態で、ボンネット
                                                           を開けないでください。
                                 3.	ボンネット中央のレバーを上に押しながら    ボンネットがワイパーに当たり、ボンネットやワ
                                    ロック機構を解除し、ボンネットを開ける。   イパーが損傷することがあります。

                                                           ボンネットを閉めたときは、ボンネットが確実
                                                           にロックされていることを確認してください。
                          レバー

                                                                                             メ
                                                                                             ン
                                                                                             テ
                                 4.	ステーをクランプから取り外し、ステーを                                      ナ
              ステー                                                                            ン
                                    ボンネットにかける。                                               ス

                  クランプ           閉めるときは、ステーを外しクランプに納め
                                 てからボンネットを静かに下げて、約 25cm
                                 の高さから手を離します。




                                                                                             119



本機30S3C670.indb   119                                                           2010/07/16       11:12:10
ボンネット内とその他のメンテナンス    リッドの取り外し


          リッドの取り外し
          エンジンルームリッドとメンテナンスリッドは下記の手順で取り外します。                	リッドの取り外し
                                                             リッドは熱くなっていることがありますので取
                                      共通操作                   り扱いには気をつけてください。
                                   1.	リヤシート ✤ を収納する。
                                        リヤシートの収納 P.68       エンジンルームリッドを取り付けるときは、リッ
                                   2.	フロアマットのクリップを外す。       ドの矢印を車両の前方に向けます。




                    クリップ
                                   3.	フロアマットを前方から後方へめくる。




    メ
    ン
    テ
    ナ
    ン
    ス                              ■	エンジンルームリッドの取り外し
                                      マニュアル車、3 速オートマチック車
                                   4.	ボルト(4 本)を外し、リッドを外す。




             リッド             ボルト

120



本機30S3C670.indb   120                                                            2010/07/16   11:12:11
ボンネット内とその他のメンテナンス   リッドの取り外し




                                          4 速オートマチック車                 	リッドの取り外し
             リッド                          4.	蝶ネジ(4 本)を外し、リッドを外す。       4 速オートマチック車
                                                                       メンテナンスリッドを取り付けるときは、リッド
                                                                       の突起部を車両の後方に向けます。




                                    蝶ネジ

                              ボルト         4 速オートマチック車
                                          ■	メンテナンスリッドの取り外し
                                          4.	ボルト(2本)を外し、リッドを外す



                        リッド    突起部
                                                                                                         メ
                                                                                                         ン
                                                                                                         テ
                                                                                                         ナ
             ■	元に戻すとき                                                                                    ン
             元に戻すときは逆の手順で行います。                                                                           ス




                                                                                                         121



本機30S3C670.indb   121                                                                       2010/07/16       11:12:11
ボンネット内とその他のメンテナンス    エンジンオイル注入口


          エンジンオイル注入口
             	エンジンオイル注入口の開閉                                 	エンジンオイル注入口の開閉
                                                             マニュアル車、3 速オートマチック車
                                      マニュアル車、3 速オートマチック車     エンジンオイル注入口を開けているときは助手
                                   1.	テールゲートを開ける。            席側のスライドドアを開けないでください。
                             ノブ         テールゲートの開閉 P.52
                                   2.	カーゴスペース開口部左下にあるノブを引
                                      いてリッドを開ける。




                                   3.	キャッ プを回して開ける。
                                   4.	エンジンオイル補給後は、キャップが止ま
                                      るまで回す。
                                       	リッドは手で押さえつけて閉めます。

    メ
    ン
    テ
    ナ
    ン
    ス                                 4 速オートマチック車
                                   1.	エンジンルームリッドを外す。
                                        リッドの取り外し P.120
                                   2.	キャップを回して開ける。
                                   3.	エンジンオイル補給後は、キャップが止ま
                            キャップ      るまで回す。
                                   4.	エンジンルームリッドを取り付ける。


122



本機30S3C670.indb   122                                                            2010/07/16   11:12:12
ボンネット内とその他のメンテナンス   推奨エンジンオイル


             推奨エンジンオイル
             エンジンオイルは、量が少なかったり劣化したものを使用していると、エンジンの          	推奨エンジンオイル
             不調や破損につながることがあります。                              市販のエンジンオイルは、外気温に応じた粘度
                                                             のものを下表にもとづきお使いください。
                               推奨エンジンオイル:
                               Honda 純正エンジンオイル、
                                Honda 純正オイル P.171,173
                               API SM 級以上かオイル缶に API
                               CERTIFICATION(エーピーアイサーティ
                               フィケーション)マークの入ったエンジンオ
                               イル


                                                            冬期はエンジンオイルの劣化が激しくなります。
                                                            冬期に主として短距離、市街地を運転する場合
                                                            は、早めに交換してください。


             ウィンドウォッシャー液の補給                                 	ウィンドウォッシャー液の補給                    メ
                                                                                               ン
                                                             ウォッシャー液以外の液体を、タンクに入れな             テ
                        キャップ   ウォッシャー液の量を確認します。減っていた         いでください。                           ナ
                                                                                               ン
                               場合は、ウォッシャー液キャップを外し、ウォッ                                          ス
                               シャータンクに補給します。                冬期はウォッシャー液の凍結を防ぐため、ウォッ
                                                            シャー液の濃度を上げてください。




                                                                                               123



本機30S3C670.indb   123                                                             2010/07/16       11:12:13
電球の交換
          ヘッドライト電球
          交換する場合は、下記の電球をご使用ください。                                 	ヘッドライト電球
                                                                  アドバイス
           ハイ / ロービームヘッドライト:12V-60/55W                            ハロゲン球は非常に熱くなります。取り扱うと
                                                                  きは、熱が冷めてから行ってください。
                                       1. 交換する側にハンドルをいっぱいに切る。
                    クリップ                                          また、ガラスに油、汗、傷がつくと、電球が過
                                       2. クリップを抜き、インナーフェンダーをめく
                                                                  熱し割れるおそれがあります。
                                          る。
                                                                 クリップを外すときは、クリップの切り欠き部
                                                                 にマイナスドライバーを差し込んで、中央部の
                                                                 ピンを起こして取り外します。


                           インナーフェンダー

                                       3.	カプラーを外す。
                              カプラー
                                       4.	ゴムカバーを外す。


    メ
    ン
    テ                                                            クリップを取り付けるときは、クリップ中央部
    ナ                                                            のピンを起こしたまま差し込み、ピンを平らに
    ン                       ゴムカバー
    ス                                                            なるまで押してください。


                                                                       平らになるまで
                                                                       押し込む




124



本機30S3C670.indb   124                                                                 2010/07/16   11:12:14
電球の交換   ヘッドライト電球




                                          5.	止め金を外し、古い電球を取り外す。        	ヘッドライト電球
                                          6.	新しい電球を取り付ける。              ヘッドライト、制動灯などのランプは、雨天走
                                                                       行や洗車などによりレンズ内面が一時的に曇
                                                                       ることがありますが、機能上の問題はありませ
                                                                       ん。
                                    止め金                                ただし、レンズ内面に大粒の水滴が付いていた
                  電球
                                                                       り、水がたまっていたりしている場合は Honda
                                                                       販売店で点検を受けてください。

                                                                      扱うときは口金の部分を持ち、ガラスが肌や固
                                          7.	止め金を元に戻し、 ゴムカバーを取り付ける。   いものに触れないようにしてください。
                              確認窓             	止め金の状態は、ヘッドライトの確認窓     ガラスに汚れがついたときは、中性洗剤の薄い
                                               より確認できます。              水溶液を含ませたきれいな布で拭いてください。
                                          8.	カプラーを取り付ける。


                                                                                                          メ
                        止め金                                                                               ン
                                                                                                          テ
                                                                                                          ナ
                                                                                                          ン
                                                                                                          ス




                                                                                                          125



本機30S3C670.indb   125                                                                        2010/07/16       11:12:15
電球の交換   前面方向指示器 / 前面非常点滅表示灯電球


          前面方向指示器 / 前面非常点滅表示灯電球
          交換する場合は、下記の電球をご使用ください。

           前面方向指示器 / 前面非常点滅表示灯 12V-21W
                              :
                                     1.	交換する側にハンドルをいっぱいに切る。
                                     2.	クリップを抜き、インナーフェンダーをめくる。
                                       ヘッドライト電球 P.124
                              ソケット   3.	ソケットを左に回して外し、古い電球を抜
                                        き取る。
                              電球
                                     4.	新しい電球を差し込む。




          車幅灯電球
    メ     交換する場合は、下記の電球をご使用ください。
    ン
    テ      車幅灯 12V-5W
              :
    ナ
    ン                                1.	交換する側にハンドルをいっぱいに切る。
    ス               電球
                                     2.	クリップを抜き、インナーフェンダーをめくる。
                                       ヘッドライト電球 P.124

                             ソケット    3.	ソケットを左に回して外し、古い電球を抜
                                        き取る。
                                     4.	新しい電球を差し込む。




126



本機30S3C670.indb   126                                            2010/07/16   11:12:15
電球の交換   制動灯 / 尾灯、後面方向指示器 / 後面非常点滅表示灯、後退灯電球


             制動灯 / 尾灯、後面方向指示器 / 後面非常点滅表示灯、後退灯電球
             交換する場合は、下記の電球をご使用ください。

              制動灯 / 尾灯	           :12V-21/5W
              後面方向指示器 / 後面非常点滅表示灯	:12V-18W
              後退灯	                :12V-18W

                                 1.	ネジを外し、ランプ本体を外側へ開くよう
                                    に動かして外す。


              ネジ




                                 2.	ソケットを左に回して外し、古い電球を抜                                            メ
                                    き取る。                                                           ン
                                                                                                   テ
                                     	制動灯 / 尾灯電球は、電球を押しなが                                          ナ
                                                                                                   ン
                                      ら左へ回して抜き取ります。                                                ス
                                 3.	新しい電球を差し込む。
                           電球

                        ソケット




                                                                                                   127



本機30S3C670.indb   127                                                                 2010/07/16       11:12:16
電球の交換   番号灯電球


          番号灯電球
          交換する場合は、下記の電球をご使用ください。

           番号灯 12V-5W
              :
                                  1.	レンズの側面を押しながらレンズを外す。




                                  2.	古い電球を抜き取る。
                                  3.	新しい電球を差し込む。


    メ
    ン                     電球
    テ
    ナ
    ン
    ス




128



本機30S3C670.indb   128                                      2010/07/16   11:12:17
電球の交換   ハイマウントストップランプ電球


             ハイマウントストップランプ電球
             交換する場合は、下記の電球をご使用ください。

              ハイマウントストップランプ:12V-21W

                                    1.	カバーのツメを押しながら、カバーを取り
                               ツメ
                                       外す。




                         カバー

                                    2.	ソケットを左に回して外し、古い電球を抜
                                       き取る。
                                    3.	新しい電球を差し込む。
                                                                                              メ
                                                                                              ン
                                                                                              テ
                  電球                                                                          ナ
                                                                                              ン
                                                                                              ス
                        ソケット




                                                                                              129



本機30S3C670.indb   129                                                            2010/07/16       11:12:17
電球の交換   その他の電球


          その他の電球
             	室内灯、カーゴスペース照明灯
          下記の電球をご使用ください。

           室内灯、カーゴスペース照明灯 12V-8W
                         :
                                    1.	ランプ本体にマイナスドライバーの先端を
                                       差し込み、押し開ける。
                                        	 ンプが傷付かないよう、ドライバーに
                                        ラ
                                         布などを巻き付けてください。




                                    2.	古い電球を抜き取る。
                                    3.	新しい電球を差し込む。
    メ
    ン                          電球
    テ
    ナ
    ン
    ス




130



本機30S3C670.indb   130                                         2010/07/16   11:12:18
ワイパーブレードラバーの点検と整備
             ワイパーブレードラバーの点検
             ワイパーブレードラバーが傷んでいると、拭きムラになったり、ウィンドーガラスを
             傷つけたりします。定期的にワイパーブレードラバーの状態を点検し、傷んでいる
             場合は交換してください。

             ワイパーブレードラバーの交換                                   	ワイパーブレードラバーの交換
                                                               アドバイス
                                    フロント                       ワイパーアームを起こした状態でボンネットを
                             ブレード   1.	ワイパーアームを起こす。            開けたりワイパーを作動させたりすると、ボン
                                    2.	ノブを押し上げながら、アームからブレー     ネットとワイパーアームを損傷します。
                                       ドをスライドさせて外す。



             アーム
                             ノブ

                        ノブ          リヤ                                                         メ
                                    1.	ワイパーを引きながらノブを押す。                                        ン
                                                                                               テ
                                        	ブレードが浮き上がり、ガラスから離れ                                    ナ
                                                                                               ン
                                         たまま固定されます。                                            ス




                                                    次ページに続く                                    131



本機30S3C670.indb   131                                                             2010/07/16       11:12:18
ワイパーブレードラバーの点検と整備      ワイパーブレードラバーの交換




                                        共通操作                        	ワイパーブレードラバーの交換
                                        3.	ラバーのストッパーがブレードのツメから外      フロントワイパーとリヤワイパーではストッパー
                                           れるまで引き、そのままラバーをブレード       の形状などが異なりますが、同じ手順でラバー
                                                                     を交換できます。
                                           から引き抜く。
                                                                    フロント


                        ストッパー                                                    リア
                                                                       ストッパー
                                        4.	引き抜いたラバーからリテーナーを外し、
                  リテーナー                    新しいラバーに取り付ける。

                                                                                ストッパー

                                                                    リヤワイパーを戻すときは、ワイパーを持ち上げ、
                                                                    反対側のノブを押すと元に戻ります。
    メ
    ン                                                                      ノブ
    テ
    ナ                                   5.	ラバーをブレードの 2 番目のツメから差し
    ン
    ス                                      込み、反対側のストッパーから約 2cm 引き
           ストッパー
                                           出す。



                                先端のツメ

                          2番目のツメ




132



本機30S3C670.indb   132                                                                     2010/07/16   11:12:20
ワイパーブレードラバーの点検と整備   ワイパーブレードラバーの交換




                        6.	ブレードの先端のツメにラバーを通して固
                           定する。
                            	正しく固定されているか確認してくださ
                             い。フロントワイパーは、その後ブレー
                             ドをワイパーアームに取り付けます。




                                                                                     メ
                                                                                     ン
                                                                                     テ
                                                                                     ナ
                                                                                     ン
                                                                                     ス




                                                                                     133



本機30S3C670.indb   133                                                   2010/07/16       11:12:20
タイヤの点検と整備
          タイヤの点検
             	タイヤの点検について                          	タイヤの点検について

          タイヤが摩耗・損傷していたり、適正な空気圧でないと、安全な走行ができない
          ばかりか乗り心地も損なわれます。                        摩 耗が激しいタイヤ、空気 圧が適正でな
          安全な走行のために求められるタイヤの条件は下記のとおりです。          いタイヤを使用しない。
          •• 種類とサイズが適正であること                       不適切なタイヤを使用すると、重大な傷害
          •• 接地面の状態が良好であること                       や死亡に至る事故につながるおそれがあり
          •• 空気圧が適正であること                          ます。
          •• 摩耗、傷、亀裂、異物などがないこと
                                                  必ず、サイズと種類が適切なタイヤを使用
          これらの条件を満たすために下記の点検を行い、常にタイヤを最適な状態に保って   する。
          ください。                                   不適切なタイヤを使用すると、重大な傷害
                                                  や死亡に至る事故につながるおそれがあり
          ■	日常的な点検                                ます。
          乗車前に必ず行う点検です。下記の項目を確認し、状況によってはメンテナンスを
    メ     してください。                                 指定空気圧は、運転席横の車体に貼ってある
    ン
    テ     •• タイヤがつぶれているように見えないか?                  ラベルにも記載されています。
    ナ                                             この取扱説明書が手元にない場合は、車のラ
    ン         	つぶれているように見えたら、すぐに空気圧をチェックしてください。
    ス                                             ベルをご覧ください。
          •• 激しい摩耗、傷、亀裂、異物はないか?
              	状況に応じて、タイヤを交換してください。
                                                  タイヤは、四輪とも同一指定サイズ、同一種類、
                                                  同一銘柄および摩耗差のないタイヤをお使い
                                                  ください。
                                                  サイズ、種類、銘柄や摩耗度合いの異なるタイ
                                                  ヤを使用すると、ABS、4WD などが正常に機
                                                  能しなくなったり、動力伝達装置に悪影響を与
                                                  えたりします。


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タイヤの点検と整備        タイヤの点検




             ■	空気圧測定器による点検                                   	タイヤの点検について
             すべてのタイヤの空気圧を測定してください。空気圧が下がっている場合は、パン           [145R12-6PR LT、
                                                                           145R12-8PR LT タイヤ装備車]
             クを入念に調べます。                                       タイヤの残溝の深さが 2.4mm 未満のときは、
                                                              80km/h 以上の高速走行をしないでください。
             タイヤの指定空気圧は、巻末の資料を参照してください。
                  仕様 P.171, 173
                                                             タイヤの空気圧は、タイヤ温度が低いときに測
                                                             定してください。
             ■	損傷、異物、摩耗の点検                                   必要な場合は、指定空気圧になるまで空気を
             下記の項目を点検してください。                                 注入または排出してください。
             •• タイヤの接地面と側面の突起、膨らみが正常か?                       タイヤが高温のときに空気圧を測っても、低温
                 	異常が見られた場合は、タイヤを交換する必要があります。                のときより高めになるため正しく測定できませ
             •• タイヤ側面に、裂け目、亀裂がないか?                           ん。

                 	裂け目や亀裂がある場合は、タイヤを交換する必要があります。
                                                             標準タイヤの仕様
             •• 接地面とウェアインジケーターが同じ高さになっていないか?
                                                                 サイズ              空気圧

                  ウェアインジケーターの
                                  ウェアインジケーター  (摩耗限界表示)        145R12-8PR LT
                                                                            前輪:220kPa(2.2kgf/cm2)
                                  ウェアインジケーターはタイヤの接地面にあり、                    後輪:450kPa(4.5kgf/cm2)          メ
                  位置を示すマークの                                                                                ン
                  代表例             他の部分より溝が 1.6mm 浅くなっています。                                                 テ
                                                                                                           ナ
                                  接地面が摩耗して、ウェアインジケーターと同                                                    ン
                                  じ高さになったら、タイヤを交換してください。                                                   ス




                                                                                                           135



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タイヤの点検と整備   タイヤのローテーション


          タイヤのローテーション
          5,000km 走行したごとにタイヤローテーションをしてください。                 	タイヤのローテーション
          タイヤローテーションを行うのは、特定のタイヤが摩耗するのを防ぐためです。               アドバイス
                                                             前 輪と後 輪 でタイヤの空 気 圧 が異 なるので、
                                                             位置交換後は必ず空気圧調節をしてください。
          ■	スペアタイヤを使う場合
                                    左図のように、タイヤをローテーションさせま
                                    す。
                  前




          ■	スペアタイヤを使わない場合
                                    左図のように、タイヤをローテーションさせま
    メ                               す。
    ン
    テ
    ナ             前
    ン
    ス




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タイヤの点検と整備   冬期のタイヤ


             冬期のタイヤ
             雪道や凍結した道路を走行する場合は、スノータイヤやタイヤチェーンを装着し、              	冬期のタイヤ
             速度を落として十分に車間距離をとって運転してください。                         アドバイス
             また、横滑りの原因となりますのでハンドルやブレーキの操作は、特に慎重に行っ               サイズが不適切なチェーンを装着したり、装着
                                                                 のしかたが不適切だと、車のブレーキライン、
             てください。
                                                                 サスペンション、ボディー、ホイールを損傷す
                                                                 るおそれがあります。
             タイヤチェーンおよびスノータイヤは、走行条件や法令により装着が必要とされた               チェーンが車のどこかに当たる場合、ただちに
             場合に使用します。                                           走行をやめてください。
             装着する場合は、下記のポイントを参照してください。
                                                                タイヤチェーンは、2WD 車、4WD 車ともに
                                                                後輪に装着します。
                  	スノータイヤ                                       前輪には、タイヤチェーンを装 着しないでくだ
                                                                さい。
             •• 四輪とも同じ種類のタイヤを選ぶ
             •• 四輪すべてにスノータイヤを装着する                               タイヤチェーンを装 着したときは、30km/h
                                                                以下の速度で走行してください。
                                                                なお、乾燥路面ではタイヤチェーンを装着した
                  	タイヤチェーン
                                                                まま走行するのは避けてください。タイヤチェー            メ
             お求めは Honda 販売店へお申し付けください。                          ンの摩耗を早めます。                        ン
                                                                                                  テ
                         タイヤサイズ            適合チェーンサイズ                                              ナ
                                                                スチールチェーンは内側のフック形状が、かぎ             ン
                        145R12-8PR LT   スチールチェーン 45170(新 JIS)   型線フックのものをお使いください。                 ス
             ••   タイヤチェーンは後輪に装着する                               かぎ形線フック
             ••   タイヤサイズに適合したチェーンを装着する
             ••   ブレーキラインやサスペンションと接触していないか確認する
             ••   ゆっくり走行する


             スチールチェーン以外のタイヤチェーンをご使用になる場合は、タイヤチェーンに付
             属の取扱説明書にしたがって、正しく取り付けてください。
                                                      次ページに続く                                     137



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タイヤの点検と整備       冬期のタイヤ




          ■	タイヤチェーンの取りつけかた
                                           1.	前輪を直進状態にする。
                                           2.	チェーンの折り曲げ部が下側になるようにし
                                              てチェーンを後輪のすぐ後ろに敷く。




                        チェーンの
                        折り曲げ部
                                           3.	先端のフックから 30cm 前後の位置まで後
                                              輪を移動させる。




    メ
    ン
    テ                           30cm 前後
    ナ
    ン                                      4.	チェーンをタイヤに巻きつけていっぱいに引
    ス                              フック
                                              き、内側のフックを連結する。
                                           5.	外側のフックを連結する。
                                               	連結してチェーンが余った場合は、ボディ
                                                などに当たるのを防ぐために針金で固定
                                                します。

            針金で固定する


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タイヤの点検と整備   冬期のタイヤ




                               6.	チェーンバンドのクリップを外向きにして
                                  チェーンをいっぱいに張る。
                               7.	試走してチェーンのゆるみ、はずれなどが
                                  ないか確認する。




                        クリップ




                                                                                    メ
                                                                                    ン
                                                                                    テ
                                                                                    ナ
                                                                                    ン
                                                                                    ス




                                                                                    139



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キーレスエントリー
          キーレスエントリーの取り扱いと電池交換
             	取り扱いについて                                      	取り扱いについて
                                                             キーレスエントリーをなくした場合は、Honda
          キーレスエントリーの取り扱いは、下記の点に注意してください。                     販売店へご連絡ください。
          •• 発信器を落としたり投げたりしない
          •• 温度が極端に高い / 低い場所に置かない
          •• 液体にひたさない


             	電池交換のしかた                                      	電池交換のしかた

          作動距離が不安定になった場合は、電池の消耗が考えられます。電池を交換して
          ください。                                             電池および取り外した部品は、お子さまが
                              ボタン電池 CR1616                  飲み込まないように注意する。
                  カバー                                       飲み込むと傷害を受けるおそれがあります。
           コイン                1.	カバーを外す。
                         電池                                 電池交換の際は、破損などのおそれがあるた
                                  	カバーに傷が付かないように、コインに
                                                            め、Honda 販売店での交換をおすすめします。
    メ                              布などを巻いてカバーを取り外します。
    ン                         2.	   と   を間違えないよう、電池を交換する。
    テ                                                       電池交換の際は、カバーを確実に取り付けて
    ナ                                                       ください。
    ン
    ス                                                       確実に取り付けられていないと、耐水性能の低
                                                            下や故障の原因となります。

                                                            電 池は Honda 販 売 店または時計店、カメラ
                                                            店などでお求めください。




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エアコンのお手入れ
             エアコンを常用しないとき
             装置各部のオイルを切らさないため、ときどきエンジンを低回転させた状態で、数
             分間冷房または除湿暖房を行ってください。


                  	エアコン冷媒量の点検                            	エアコン冷媒量の点検
                                                          冷媒量適正時はほとんど透明です。エンジン回
             エアコンの冷媒(ガス)  が不足していると、冷房性能が低下します。            転を上げ下げすると気泡が流れることがありま
             エンジン回転を 1.500rpm くらいに上げて、2~3分間冷房した後、点検窓で点    す。
             検します。
                  ボンネット内とその他のメンテナンス項目 P.117              冷媒(ガス)量が不足している場合は、Honda
                                                         販売店で点検、補充を受けてください。

                  冷媒量適正時    冷媒量不足時




                                                                                           メ
                                                                                           ン
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                                                                                           141



本機30S3C670.indb   141                                                         2010/07/16       11:12:24
清掃
          日常のお手入れ
             	走行後のお手入れ                            	洗車について
                                                   凍結防止剤を散布した道路や、海岸地帯を走
          走行後は、塗装面に付着したほこりなどを毛はたきなどで払い落としてください。    行したときの洗車は、フェンダーの内側を念入
          飛び石などによる塗装面の傷は錆の原因になります。見つけたら早めに補修してく    りに洗ってください。
          ださい。

                                                  	車内の清掃
             	洗車について                               室内に水をかけないでください。
          月に一度は洗車をするようにしてください。                     オーディオやスイッチなどの電装品に水がかかる
                                                   と故障の原因となります。
          以下の場合は、必ず洗車をしてください。
          •• 凍結防止剤を散布した道路を走行したとき                  また、センターコンソール内には SRS ユニット
          •• 海岸地帯を走行したとき                          が装着されています。その周囲に水がかかると、
          •• コールタール、ばい煙、鳥のふん、虫、樹液などが付いたとき         SRS ユニットが正常に作動しなくなるおそれが
                                                  あります。
                                                        SRS エアバッグ
          車内の清掃                                         コントロールユニット
    メ     内装の清掃は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものを柔らかい布に軽く含ませ、
    ン
    テ     固く絞って汚れを落とします。その後、真水を含ませたきれいな布で、洗剤分をき
    ナ
    ン     れいに落としてください。
    ス
                                                  エンジン
                                                  コントロールユニット
                                                  オーディオ、スイッチなどの電装品にシリコン
                                                  系のスプレーを塗布しないでください。
                                                  故障や車両火災の原因となるおそれがあります。
                                                  万一、電装品にシリコン系のスプレーを塗布し
                                                  たときは、Honda 販売店にご相談ください。


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本機30S3C670.indb   142                                                   2010/07/16   11:12:24
清掃   車内の清掃




                  	シートベルトの清掃                        	車内の清掃
                                                     ケミカル 類、液体芳香剤は成分により、樹脂
             ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものをブラシにつけて清掃し、その後空気乾燥さ    部品、布材の変色、しみ、ひび割れなどを起
             せます。                                    すことがあります。
                                                     ベンジン、ガソリンなどの有機溶剤、酸、アル
                                                     カリ性の溶剤は使用しないでください。

                                                    ケミカル 類を使 用したあとは、必ず乾いた布
                                                    で軽く拭き取ってください。
                                                    使用した布をそのまま樹脂部品、布材の上に長
                                                    時間放置しないでください。

                                                    液体芳香剤は、こぼさないよう確実に固定して
                                                    ください。
                                                    固形タイプの芳香剤のご使用をおすすめします。


                                                                                      メ
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本機30S3C670.indb   143                                                    2010/07/16       11:12:25
清掃    車外の清掃


          車外の清掃
          洗車は、十分に水をかけながら、下回り、足回りの汚れを落とします。塗装面は、     	車外の清掃
          屋根から順に下のほうへ水をかけながら、スポンジかセーム革のような柔らかいも      故意に空気取り入れ口や、エンジンルームに水
          ので洗います。                                    をかけないでください。
                                                     故障の原因になります。
          汚れがひどい場合は、中性洗剤で洗い、水で完全に洗剤を落としてから水が乾か
          ないうちに拭き取ります。


             	自動洗車機を使うとき
          •• ドアミラーを格納する
          •• ホイールカバー装備車は、自動洗車機のホイール専用ブラシを使わない
          •• アンテナを格納する
                                                              空気取り入れ口
             	高圧洗浄機を使うとき
          •• 洗車ノズルと車体の距離を十分に離す
    メ     •• ウィンドーまわりは、近づけすぎると室内に水が入ることがあるため、特に注意
    ン        して行う
    テ
    ナ     •• エンジンルームには水をかけない
    ン
    ス
             	ワックスをかけるとき                            	ワックスをかけるとき
                                                     アドバイス
          ワックスは、月に 1 回程度または水をはじかなくなったときにかけてください。洗    みがき粉(コンパウンド)入りのワックスは、
          車した後や、車体表面温度が体温以下に下がっているときにかけるようにしてくだ      使わないでください。塗装面に細かい傷が残
          さい。                                        ることがあります。
                                                     ワックスは Honda 純正ケミカル用品をお使い
                                                     ください。



144



本機30S3C670.indb   144                                                       2010/07/16   11:12:25
清掃    車外の清掃




                  	バンパーなどの樹脂塗装部品のお手入れ                	バンパーなどの樹脂塗装部品のお手入れ
                                                      樹 脂 塗 装 部 品 の 補 修 をする場 合 は、Honda
             樹脂塗装部品に、ガソリン、オイル、ラジエーター液、バッテリー液などが付着す    販売店にご相談ください。
             るとしみや塗膜はがれの原因となります。付着した場合は、すぐに柔らかい布で拭    不適当な塗料を使うと塗膜を傷めます。
             き取ってください。


                  	ガラスのお手入れ                          	ガラスのお手入れ
                                                      リヤガラスは、ガラスの内側に電熱線やアンテ
             ガラスクリーナーなどで拭いてください。                      ナ線が装着されています。
                                                      傷付けないよう、これに沿って柔らかい布で拭
                                                      いてください。




                                                                                                 メ
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SISTEMAS DE IDENTIFICAÇÃO DE PLÁGIO = Similarity plagiarism systems UEPG brazil
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Cmhp summer 2010 newsletter
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2011 actyvan-maintenance

  • 1. メンテナンス この章では、基本的なメンテナンスについて記載しています。 メンテナンスの前に タイヤの点検と整備 点検整備について.......................................... 115 タイヤの点検....................................................134 メンテナンスを安全に行うために.............. 116 タイヤのローテーション. .............................. 136 メンテナンスに関する注意事項. ................ 116 冬期のタイヤ.................................................... 137 ボンネット内とその他のメンテナンス............117 キーレスエントリー...................................................... 140 ボンネ ト内と ッ その他のメ ンテナンス項目.... 117 キーレスエントリーの取り扱いと ボンネットを開ける........................................ 119 電池交換.........................................................140 リッドの取り外し............................................ 120 エアコンのお手入れ..................................................... 141 エンジンオイル注入口................................... 122 エアコンを常用しないとき. ......................... 141 推奨エンジンオイル....................................... 123 清掃........................................................................................... 142 ウィンドウォッシャー液の補給. .................. 123 日常のお手入れ............................................... 142 電球の交換.......................................................................... 124 車内の清掃....................................................... 142 ワイパーブレードラバーの点検と整備........... 131 車外の清掃.......................................................144 114 この「✤」はタイプやオプションなどにより、装備が異なる場合に付きます。 本機30S3C670.indb 114 2010/07/16 11:12:07
  • 2. メンテナンスの前に 点検整備について 道路運送車両法により、法定点検と日常点検が義務づけられています。正しい点 点検整備について 検整備で、車を安全・快適にお使いください。 作業に不慣れな場合や難しい場合は、Honda 普段と違う点(音、におい、ブレーキフルードの不足、地面に油のあとが残ってい 販売店にご相談ください。 るなど)に気づいたら、Honda 販売店で点検を受けてください。 点検整備の詳細については、別冊のメンテナンスノートも併せてご覧ください。 点検整備の種類 ■ 日常点検 長距離走行前や洗車・給油時などに、お客様自身の判断で行う点検です。 ■ 定期点検 12 か月ごとに実施する点検です。法律で定められているものと、Honda が指定 するものがあります。 メ ■ その他 ン 新車時の無料点検や定期交換、厳しい使われかたをしたときの点検整備があります。 テ ナ ン ス 115 本機30S3C670.indb 115 2010/07/16 11:12:07
  • 3. メンテナンスの前に メンテナンスを安全に行うために メンテナンスを安全に行うために メンテナンスを行う際は、メンテナンスノートと下記の安全に関する注意事項をよ メンテナンスを安全に行うために くお読みのうえ、安全を確保して行ってください。 お客さま自身でメンテナンスを実施したときは、メンテナンス点検整備記録簿のメ ンテナンスレコードに記録してください。 適切なメンテナンスを行い、走行前に故 障がないようにする。 走行時に故障がある状 態や、適切なメン メンテナンスを行う場所や備品についての安全事項 テナンスがなされていないと、重大な傷害 •• 火災や爆発防止のため、タバコの火、火花、炎を引火性の液体やガスから遠ざ や死亡に至る事故を引き起こす可能性が ける あります。 必ず、この取扱説明書に記載されている点 車についての安全事項 検とメンテナンスに関する注意事項や別冊 •• エンジンの排気ガスに含まれる一酸化炭素の毒作用に注意する のメンテナンスノートに記載の点検時期を エンジンを始動するときは必ず十分な換気を行ってください。 守ってください。 •• 熱くなった部品によるやけどに注意する 部品に触れる前に、エンジンと排気システムを十分に冷やしてください。 メンテナンスは、指示と注意事項を守って メ ン •• 可動部品によるけがに注意する 行う。 テ メンテナンスの指示と注意事項を守らない ナ 指示されたとき以外は、エンジンを始動しないでください。 ン と重大な傷害や死亡のおそれがあります。 ス メンテナンスに関する注意事項 必ず、この取扱説明書に記載されている手 順と注意事項を守ってください。 メンテナンスサービスで使用する部品やオイル メンテナンスサービスを受けるときは、Honda 純正部品やオイル類を使用するこ とをおすすめします。Honda 純正部品は、車で使われている部品と同じ高品質の 基準に基づいて製造されているため、性能と耐久性の面で安心です。 116 本機30S3C670.indb 116 2010/07/16 11:12:08
  • 4. ボンネット内とその他のメンテナンス ボンネット内とその他のメンテナンス項目 ■ 4 速オートマチック車 冷却水リザーブタンク※ ブレーキフルードリザーブタンク※ ラジエーターキャップ※ ウインドウォッシャー液注入口 エアコン冷媒量点検窓※ バッテリー※ エンジンオイルレベルゲージ※ メ ン テ ナ ン ※ ス エンジンオイル注入口 ※ 点検整備については、別冊の「メンテナンスノート点検整備について」をご覧ください。 次ページに続く 117 本機30S3C670.indb 117 2010/07/16 11:12:08
  • 5. ボンネット内とその他のメンテナンス ボンネット内とその他のメンテナンス項目 ■ マニュアル車、3 速オートマチック車 冷却水リザーブタンク※ ブレーキフルードリザーブタンク※ ラジエーターキャップ※ ウインドウォッシャー液注入口 エアコン冷媒量点検窓※ バッテリー※ メ ン テ ナ ン ス エンジンオイルレベルゲージ※ エンジンオイル注入口※ ※ 点検整備については、別冊の「メンテナンスノート点検整備について」をご覧ください。 118 本機30S3C670.indb 118 2010/07/16 11:12:09
  • 6. ボンネット内とその他のメンテナンス ボンネットを開ける ボンネットを開ける 1. 車を停め、パーキングブレーキをかける。 ボンネットを開ける 2. 運転席足元にある、ボンネット解除ノブを 引く。 ボンネットが少し浮き上がります。 ボンネットを閉めるときは、手などをはさ まないように注意する。 ボンネット アドバイス 解除ノブ ワイパーアームを起こした状態で、ボンネット を開けないでください。 3. ボンネット中央のレバーを上に押しながら ボンネットがワイパーに当たり、ボンネットやワ ロック機構を解除し、ボンネットを開ける。 イパーが損傷することがあります。 ボンネットを閉めたときは、ボンネットが確実 にロックされていることを確認してください。 レバー メ ン テ 4. ステーをクランプから取り外し、ステーを ナ ステー ン ボンネットにかける。 ス クランプ 閉めるときは、ステーを外しクランプに納め てからボンネットを静かに下げて、約 25cm の高さから手を離します。 119 本機30S3C670.indb 119 2010/07/16 11:12:10
  • 7. ボンネット内とその他のメンテナンス リッドの取り外し リッドの取り外し エンジンルームリッドとメンテナンスリッドは下記の手順で取り外します。 リッドの取り外し リッドは熱くなっていることがありますので取 共通操作 り扱いには気をつけてください。 1. リヤシート ✤ を収納する。 リヤシートの収納 P.68 エンジンルームリッドを取り付けるときは、リッ 2. フロアマットのクリップを外す。 ドの矢印を車両の前方に向けます。 クリップ 3. フロアマットを前方から後方へめくる。 メ ン テ ナ ン ス ■ エンジンルームリッドの取り外し マニュアル車、3 速オートマチック車 4. ボルト(4 本)を外し、リッドを外す。 リッド ボルト 120 本機30S3C670.indb 120 2010/07/16 11:12:11
  • 8. ボンネット内とその他のメンテナンス リッドの取り外し 4 速オートマチック車 リッドの取り外し リッド 4. 蝶ネジ(4 本)を外し、リッドを外す。 4 速オートマチック車 メンテナンスリッドを取り付けるときは、リッド の突起部を車両の後方に向けます。 蝶ネジ ボルト 4 速オートマチック車 ■ メンテナンスリッドの取り外し 4. ボルト(2本)を外し、リッドを外す リッド 突起部 メ ン テ ナ ■ 元に戻すとき ン 元に戻すときは逆の手順で行います。 ス 121 本機30S3C670.indb 121 2010/07/16 11:12:11
  • 9. ボンネット内とその他のメンテナンス エンジンオイル注入口 エンジンオイル注入口 エンジンオイル注入口の開閉 エンジンオイル注入口の開閉 マニュアル車、3 速オートマチック車 マニュアル車、3 速オートマチック車 エンジンオイル注入口を開けているときは助手 1. テールゲートを開ける。 席側のスライドドアを開けないでください。 ノブ テールゲートの開閉 P.52 2. カーゴスペース開口部左下にあるノブを引 いてリッドを開ける。 3. キャッ プを回して開ける。 4. エンジンオイル補給後は、キャップが止ま るまで回す。 リッドは手で押さえつけて閉めます。 メ ン テ ナ ン ス 4 速オートマチック車 1. エンジンルームリッドを外す。 リッドの取り外し P.120 2. キャップを回して開ける。 3. エンジンオイル補給後は、キャップが止ま キャップ るまで回す。 4. エンジンルームリッドを取り付ける。 122 本機30S3C670.indb 122 2010/07/16 11:12:12
  • 10. ボンネット内とその他のメンテナンス 推奨エンジンオイル 推奨エンジンオイル エンジンオイルは、量が少なかったり劣化したものを使用していると、エンジンの 推奨エンジンオイル 不調や破損につながることがあります。 市販のエンジンオイルは、外気温に応じた粘度 のものを下表にもとづきお使いください。 推奨エンジンオイル: Honda 純正エンジンオイル、 Honda 純正オイル P.171,173 API SM 級以上かオイル缶に API CERTIFICATION(エーピーアイサーティ フィケーション)マークの入ったエンジンオ イル 冬期はエンジンオイルの劣化が激しくなります。 冬期に主として短距離、市街地を運転する場合 は、早めに交換してください。 ウィンドウォッシャー液の補給 ウィンドウォッシャー液の補給 メ ン ウォッシャー液以外の液体を、タンクに入れな テ キャップ ウォッシャー液の量を確認します。減っていた いでください。 ナ ン 場合は、ウォッシャー液キャップを外し、ウォッ ス シャータンクに補給します。 冬期はウォッシャー液の凍結を防ぐため、ウォッ シャー液の濃度を上げてください。 123 本機30S3C670.indb 123 2010/07/16 11:12:13
  • 11. 電球の交換 ヘッドライト電球 交換する場合は、下記の電球をご使用ください。 ヘッドライト電球 アドバイス ハイ / ロービームヘッドライト:12V-60/55W ハロゲン球は非常に熱くなります。取り扱うと きは、熱が冷めてから行ってください。 1. 交換する側にハンドルをいっぱいに切る。 クリップ また、ガラスに油、汗、傷がつくと、電球が過 2. クリップを抜き、インナーフェンダーをめく 熱し割れるおそれがあります。 る。 クリップを外すときは、クリップの切り欠き部 にマイナスドライバーを差し込んで、中央部の ピンを起こして取り外します。 インナーフェンダー 3. カプラーを外す。 カプラー 4. ゴムカバーを外す。 メ ン テ クリップを取り付けるときは、クリップ中央部 ナ のピンを起こしたまま差し込み、ピンを平らに ン ゴムカバー ス なるまで押してください。 平らになるまで 押し込む 124 本機30S3C670.indb 124 2010/07/16 11:12:14
  • 12. 電球の交換 ヘッドライト電球 5. 止め金を外し、古い電球を取り外す。 ヘッドライト電球 6. 新しい電球を取り付ける。 ヘッドライト、制動灯などのランプは、雨天走 行や洗車などによりレンズ内面が一時的に曇 ることがありますが、機能上の問題はありませ ん。 止め金 ただし、レンズ内面に大粒の水滴が付いていた 電球 り、水がたまっていたりしている場合は Honda 販売店で点検を受けてください。 扱うときは口金の部分を持ち、ガラスが肌や固 7. 止め金を元に戻し、 ゴムカバーを取り付ける。 いものに触れないようにしてください。 確認窓 止め金の状態は、ヘッドライトの確認窓 ガラスに汚れがついたときは、中性洗剤の薄い より確認できます。 水溶液を含ませたきれいな布で拭いてください。 8. カプラーを取り付ける。 メ 止め金 ン テ ナ ン ス 125 本機30S3C670.indb 125 2010/07/16 11:12:15
  • 13. 電球の交換 前面方向指示器 / 前面非常点滅表示灯電球 前面方向指示器 / 前面非常点滅表示灯電球 交換する場合は、下記の電球をご使用ください。 前面方向指示器 / 前面非常点滅表示灯 12V-21W : 1. 交換する側にハンドルをいっぱいに切る。 2. クリップを抜き、インナーフェンダーをめくる。 ヘッドライト電球 P.124 ソケット 3. ソケットを左に回して外し、古い電球を抜 き取る。 電球 4. 新しい電球を差し込む。 車幅灯電球 メ 交換する場合は、下記の電球をご使用ください。 ン テ 車幅灯 12V-5W : ナ ン 1. 交換する側にハンドルをいっぱいに切る。 ス 電球 2. クリップを抜き、インナーフェンダーをめくる。 ヘッドライト電球 P.124 ソケット 3. ソケットを左に回して外し、古い電球を抜 き取る。 4. 新しい電球を差し込む。 126 本機30S3C670.indb 126 2010/07/16 11:12:15
  • 14. 電球の交換 制動灯 / 尾灯、後面方向指示器 / 後面非常点滅表示灯、後退灯電球 制動灯 / 尾灯、後面方向指示器 / 後面非常点滅表示灯、後退灯電球 交換する場合は、下記の電球をご使用ください。 制動灯 / 尾灯 :12V-21/5W 後面方向指示器 / 後面非常点滅表示灯 :12V-18W 後退灯 :12V-18W 1. ネジを外し、ランプ本体を外側へ開くよう に動かして外す。 ネジ 2. ソケットを左に回して外し、古い電球を抜 メ き取る。 ン テ 制動灯 / 尾灯電球は、電球を押しなが ナ ン ら左へ回して抜き取ります。 ス 3. 新しい電球を差し込む。 電球 ソケット 127 本機30S3C670.indb 127 2010/07/16 11:12:16
  • 15. 電球の交換 番号灯電球 番号灯電球 交換する場合は、下記の電球をご使用ください。 番号灯 12V-5W : 1. レンズの側面を押しながらレンズを外す。 2. 古い電球を抜き取る。 3. 新しい電球を差し込む。 メ ン 電球 テ ナ ン ス 128 本機30S3C670.indb 128 2010/07/16 11:12:17
  • 16. 電球の交換 ハイマウントストップランプ電球 ハイマウントストップランプ電球 交換する場合は、下記の電球をご使用ください。 ハイマウントストップランプ:12V-21W 1. カバーのツメを押しながら、カバーを取り ツメ 外す。 カバー 2. ソケットを左に回して外し、古い電球を抜 き取る。 3. 新しい電球を差し込む。 メ ン テ 電球 ナ ン ス ソケット 129 本機30S3C670.indb 129 2010/07/16 11:12:17
  • 17. 電球の交換 その他の電球 その他の電球 室内灯、カーゴスペース照明灯 下記の電球をご使用ください。 室内灯、カーゴスペース照明灯 12V-8W : 1. ランプ本体にマイナスドライバーの先端を 差し込み、押し開ける。 ンプが傷付かないよう、ドライバーに ラ 布などを巻き付けてください。 2. 古い電球を抜き取る。 3. 新しい電球を差し込む。 メ ン 電球 テ ナ ン ス 130 本機30S3C670.indb 130 2010/07/16 11:12:18
  • 18. ワイパーブレードラバーの点検と整備 ワイパーブレードラバーの点検 ワイパーブレードラバーが傷んでいると、拭きムラになったり、ウィンドーガラスを 傷つけたりします。定期的にワイパーブレードラバーの状態を点検し、傷んでいる 場合は交換してください。 ワイパーブレードラバーの交換 ワイパーブレードラバーの交換 アドバイス フロント ワイパーアームを起こした状態でボンネットを ブレード 1. ワイパーアームを起こす。 開けたりワイパーを作動させたりすると、ボン 2. ノブを押し上げながら、アームからブレー ネットとワイパーアームを損傷します。 ドをスライドさせて外す。 アーム ノブ ノブ リヤ メ 1. ワイパーを引きながらノブを押す。 ン テ ブレードが浮き上がり、ガラスから離れ ナ ン たまま固定されます。 ス 次ページに続く 131 本機30S3C670.indb 131 2010/07/16 11:12:18
  • 19. ワイパーブレードラバーの点検と整備 ワイパーブレードラバーの交換 共通操作 ワイパーブレードラバーの交換 3. ラバーのストッパーがブレードのツメから外 フロントワイパーとリヤワイパーではストッパー れるまで引き、そのままラバーをブレード の形状などが異なりますが、同じ手順でラバー を交換できます。 から引き抜く。 フロント ストッパー リア ストッパー 4. 引き抜いたラバーからリテーナーを外し、 リテーナー 新しいラバーに取り付ける。 ストッパー リヤワイパーを戻すときは、ワイパーを持ち上げ、 反対側のノブを押すと元に戻ります。 メ ン ノブ テ ナ 5. ラバーをブレードの 2 番目のツメから差し ン ス 込み、反対側のストッパーから約 2cm 引き ストッパー 出す。 先端のツメ 2番目のツメ 132 本機30S3C670.indb 132 2010/07/16 11:12:20
  • 20. ワイパーブレードラバーの点検と整備 ワイパーブレードラバーの交換 6. ブレードの先端のツメにラバーを通して固 定する。 正しく固定されているか確認してくださ い。フロントワイパーは、その後ブレー ドをワイパーアームに取り付けます。 メ ン テ ナ ン ス 133 本機30S3C670.indb 133 2010/07/16 11:12:20
  • 21. タイヤの点検と整備 タイヤの点検 タイヤの点検について タイヤの点検について タイヤが摩耗・損傷していたり、適正な空気圧でないと、安全な走行ができない ばかりか乗り心地も損なわれます。 摩 耗が激しいタイヤ、空気 圧が適正でな 安全な走行のために求められるタイヤの条件は下記のとおりです。 いタイヤを使用しない。 •• 種類とサイズが適正であること 不適切なタイヤを使用すると、重大な傷害 •• 接地面の状態が良好であること や死亡に至る事故につながるおそれがあり •• 空気圧が適正であること ます。 •• 摩耗、傷、亀裂、異物などがないこと 必ず、サイズと種類が適切なタイヤを使用 これらの条件を満たすために下記の点検を行い、常にタイヤを最適な状態に保って する。 ください。 不適切なタイヤを使用すると、重大な傷害 や死亡に至る事故につながるおそれがあり ■ 日常的な点検 ます。 乗車前に必ず行う点検です。下記の項目を確認し、状況によってはメンテナンスを メ してください。 指定空気圧は、運転席横の車体に貼ってある ン テ •• タイヤがつぶれているように見えないか? ラベルにも記載されています。 ナ この取扱説明書が手元にない場合は、車のラ ン つぶれているように見えたら、すぐに空気圧をチェックしてください。 ス ベルをご覧ください。 •• 激しい摩耗、傷、亀裂、異物はないか? 状況に応じて、タイヤを交換してください。 タイヤは、四輪とも同一指定サイズ、同一種類、 同一銘柄および摩耗差のないタイヤをお使い ください。 サイズ、種類、銘柄や摩耗度合いの異なるタイ ヤを使用すると、ABS、4WD などが正常に機 能しなくなったり、動力伝達装置に悪影響を与 えたりします。 134 本機30S3C670.indb 134 2010/07/16 11:12:20
  • 22. タイヤの点検と整備 タイヤの点検 ■ 空気圧測定器による点検 タイヤの点検について すべてのタイヤの空気圧を測定してください。空気圧が下がっている場合は、パン [145R12-6PR LT、 145R12-8PR LT タイヤ装備車] クを入念に調べます。 タイヤの残溝の深さが 2.4mm 未満のときは、 80km/h 以上の高速走行をしないでください。 タイヤの指定空気圧は、巻末の資料を参照してください。 仕様 P.171, 173 タイヤの空気圧は、タイヤ温度が低いときに測 定してください。 ■ 損傷、異物、摩耗の点検 必要な場合は、指定空気圧になるまで空気を 下記の項目を点検してください。 注入または排出してください。 •• タイヤの接地面と側面の突起、膨らみが正常か? タイヤが高温のときに空気圧を測っても、低温 異常が見られた場合は、タイヤを交換する必要があります。 のときより高めになるため正しく測定できませ •• タイヤ側面に、裂け目、亀裂がないか? ん。 裂け目や亀裂がある場合は、タイヤを交換する必要があります。 標準タイヤの仕様 •• 接地面とウェアインジケーターが同じ高さになっていないか? サイズ 空気圧 ウェアインジケーターの ウェアインジケーター (摩耗限界表示) 145R12-8PR LT 前輪:220kPa(2.2kgf/cm2) ウェアインジケーターはタイヤの接地面にあり、 後輪:450kPa(4.5kgf/cm2) メ 位置を示すマークの ン 代表例 他の部分より溝が 1.6mm 浅くなっています。 テ ナ 接地面が摩耗して、ウェアインジケーターと同 ン じ高さになったら、タイヤを交換してください。 ス 135 本機30S3C670.indb 135 2010/07/16 11:12:21
  • 23. タイヤの点検と整備 タイヤのローテーション タイヤのローテーション 5,000km 走行したごとにタイヤローテーションをしてください。 タイヤのローテーション タイヤローテーションを行うのは、特定のタイヤが摩耗するのを防ぐためです。 アドバイス 前 輪と後 輪 でタイヤの空 気 圧 が異 なるので、 位置交換後は必ず空気圧調節をしてください。 ■ スペアタイヤを使う場合 左図のように、タイヤをローテーションさせま す。 前 ■ スペアタイヤを使わない場合 左図のように、タイヤをローテーションさせま メ す。 ン テ ナ 前 ン ス 136 本機30S3C670.indb 136 2010/07/16 11:12:21
  • 24. タイヤの点検と整備 冬期のタイヤ 冬期のタイヤ 雪道や凍結した道路を走行する場合は、スノータイヤやタイヤチェーンを装着し、 冬期のタイヤ 速度を落として十分に車間距離をとって運転してください。 アドバイス また、横滑りの原因となりますのでハンドルやブレーキの操作は、特に慎重に行っ サイズが不適切なチェーンを装着したり、装着 のしかたが不適切だと、車のブレーキライン、 てください。 サスペンション、ボディー、ホイールを損傷す るおそれがあります。 タイヤチェーンおよびスノータイヤは、走行条件や法令により装着が必要とされた チェーンが車のどこかに当たる場合、ただちに 場合に使用します。 走行をやめてください。 装着する場合は、下記のポイントを参照してください。 タイヤチェーンは、2WD 車、4WD 車ともに 後輪に装着します。 スノータイヤ 前輪には、タイヤチェーンを装 着しないでくだ さい。 •• 四輪とも同じ種類のタイヤを選ぶ •• 四輪すべてにスノータイヤを装着する タイヤチェーンを装 着したときは、30km/h 以下の速度で走行してください。 なお、乾燥路面ではタイヤチェーンを装着した タイヤチェーン まま走行するのは避けてください。タイヤチェー メ お求めは Honda 販売店へお申し付けください。 ンの摩耗を早めます。 ン テ タイヤサイズ 適合チェーンサイズ ナ スチールチェーンは内側のフック形状が、かぎ ン 145R12-8PR LT スチールチェーン 45170(新 JIS) 型線フックのものをお使いください。 ス •• タイヤチェーンは後輪に装着する かぎ形線フック •• タイヤサイズに適合したチェーンを装着する •• ブレーキラインやサスペンションと接触していないか確認する •• ゆっくり走行する スチールチェーン以外のタイヤチェーンをご使用になる場合は、タイヤチェーンに付 属の取扱説明書にしたがって、正しく取り付けてください。 次ページに続く 137 本機30S3C670.indb 137 2010/07/16 11:12:22
  • 25. タイヤの点検と整備 冬期のタイヤ ■ タイヤチェーンの取りつけかた 1. 前輪を直進状態にする。 2. チェーンの折り曲げ部が下側になるようにし てチェーンを後輪のすぐ後ろに敷く。 チェーンの 折り曲げ部 3. 先端のフックから 30cm 前後の位置まで後 輪を移動させる。 メ ン テ 30cm 前後 ナ ン 4. チェーンをタイヤに巻きつけていっぱいに引 ス フック き、内側のフックを連結する。 5. 外側のフックを連結する。 連結してチェーンが余った場合は、ボディ などに当たるのを防ぐために針金で固定 します。 針金で固定する 138 本機30S3C670.indb 138 2010/07/16 11:12:23
  • 26. タイヤの点検と整備 冬期のタイヤ 6. チェーンバンドのクリップを外向きにして チェーンをいっぱいに張る。 7. 試走してチェーンのゆるみ、はずれなどが ないか確認する。 クリップ メ ン テ ナ ン ス 139 本機30S3C670.indb 139 2010/07/16 11:12:23
  • 27. キーレスエントリー キーレスエントリーの取り扱いと電池交換 取り扱いについて 取り扱いについて キーレスエントリーをなくした場合は、Honda キーレスエントリーの取り扱いは、下記の点に注意してください。 販売店へご連絡ください。 •• 発信器を落としたり投げたりしない •• 温度が極端に高い / 低い場所に置かない •• 液体にひたさない 電池交換のしかた 電池交換のしかた 作動距離が不安定になった場合は、電池の消耗が考えられます。電池を交換して ください。 電池および取り外した部品は、お子さまが ボタン電池 CR1616 飲み込まないように注意する。 カバー 飲み込むと傷害を受けるおそれがあります。 コイン 1. カバーを外す。 電池 電池交換の際は、破損などのおそれがあるた カバーに傷が付かないように、コインに め、Honda 販売店での交換をおすすめします。 メ 布などを巻いてカバーを取り外します。 ン 2. と を間違えないよう、電池を交換する。 テ 電池交換の際は、カバーを確実に取り付けて ナ ください。 ン ス 確実に取り付けられていないと、耐水性能の低 下や故障の原因となります。 電 池は Honda 販 売 店または時計店、カメラ 店などでお求めください。 140 本機30S3C670.indb 140 2010/07/16 11:12:24
  • 28. エアコンのお手入れ エアコンを常用しないとき 装置各部のオイルを切らさないため、ときどきエンジンを低回転させた状態で、数 分間冷房または除湿暖房を行ってください。 エアコン冷媒量の点検 エアコン冷媒量の点検 冷媒量適正時はほとんど透明です。エンジン回 エアコンの冷媒(ガス) が不足していると、冷房性能が低下します。 転を上げ下げすると気泡が流れることがありま エンジン回転を 1.500rpm くらいに上げて、2~3分間冷房した後、点検窓で点 す。 検します。 ボンネット内とその他のメンテナンス項目 P.117 冷媒(ガス)量が不足している場合は、Honda 販売店で点検、補充を受けてください。 冷媒量適正時 冷媒量不足時 メ ン テ ナ ン ス 141 本機30S3C670.indb 141 2010/07/16 11:12:24
  • 29. 清掃 日常のお手入れ 走行後のお手入れ 洗車について 凍結防止剤を散布した道路や、海岸地帯を走 走行後は、塗装面に付着したほこりなどを毛はたきなどで払い落としてください。 行したときの洗車は、フェンダーの内側を念入 飛び石などによる塗装面の傷は錆の原因になります。見つけたら早めに補修してく りに洗ってください。 ださい。 車内の清掃 洗車について 室内に水をかけないでください。 月に一度は洗車をするようにしてください。 オーディオやスイッチなどの電装品に水がかかる と故障の原因となります。 以下の場合は、必ず洗車をしてください。 •• 凍結防止剤を散布した道路を走行したとき また、センターコンソール内には SRS ユニット •• 海岸地帯を走行したとき が装着されています。その周囲に水がかかると、 •• コールタール、ばい煙、鳥のふん、虫、樹液などが付いたとき SRS ユニットが正常に作動しなくなるおそれが あります。 SRS エアバッグ 車内の清掃 コントロールユニット メ 内装の清掃は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものを柔らかい布に軽く含ませ、 ン テ 固く絞って汚れを落とします。その後、真水を含ませたきれいな布で、洗剤分をき ナ ン れいに落としてください。 ス エンジン コントロールユニット オーディオ、スイッチなどの電装品にシリコン 系のスプレーを塗布しないでください。 故障や車両火災の原因となるおそれがあります。 万一、電装品にシリコン系のスプレーを塗布し たときは、Honda 販売店にご相談ください。 142 本機30S3C670.indb 142 2010/07/16 11:12:24
  • 30. 清掃 車内の清掃 シートベルトの清掃 車内の清掃 ケミカル 類、液体芳香剤は成分により、樹脂 ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものをブラシにつけて清掃し、その後空気乾燥さ 部品、布材の変色、しみ、ひび割れなどを起 せます。 すことがあります。 ベンジン、ガソリンなどの有機溶剤、酸、アル カリ性の溶剤は使用しないでください。 ケミカル 類を使 用したあとは、必ず乾いた布 で軽く拭き取ってください。 使用した布をそのまま樹脂部品、布材の上に長 時間放置しないでください。 液体芳香剤は、こぼさないよう確実に固定して ください。 固形タイプの芳香剤のご使用をおすすめします。 メ ン テ ナ ン ス 143 本機30S3C670.indb 143 2010/07/16 11:12:25
  • 31. 清掃 車外の清掃 車外の清掃 洗車は、十分に水をかけながら、下回り、足回りの汚れを落とします。塗装面は、 車外の清掃 屋根から順に下のほうへ水をかけながら、スポンジかセーム革のような柔らかいも 故意に空気取り入れ口や、エンジンルームに水 ので洗います。 をかけないでください。 故障の原因になります。 汚れがひどい場合は、中性洗剤で洗い、水で完全に洗剤を落としてから水が乾か ないうちに拭き取ります。 自動洗車機を使うとき •• ドアミラーを格納する •• ホイールカバー装備車は、自動洗車機のホイール専用ブラシを使わない •• アンテナを格納する 空気取り入れ口 高圧洗浄機を使うとき •• 洗車ノズルと車体の距離を十分に離す メ •• ウィンドーまわりは、近づけすぎると室内に水が入ることがあるため、特に注意 ン して行う テ ナ •• エンジンルームには水をかけない ン ス ワックスをかけるとき ワックスをかけるとき アドバイス ワックスは、月に 1 回程度または水をはじかなくなったときにかけてください。洗 みがき粉(コンパウンド)入りのワックスは、 車した後や、車体表面温度が体温以下に下がっているときにかけるようにしてくだ 使わないでください。塗装面に細かい傷が残 さい。 ることがあります。 ワックスは Honda 純正ケミカル用品をお使い ください。 144 本機30S3C670.indb 144 2010/07/16 11:12:25
  • 32. 清掃 車外の清掃 バンパーなどの樹脂塗装部品のお手入れ バンパーなどの樹脂塗装部品のお手入れ 樹 脂 塗 装 部 品 の 補 修 をする場 合 は、Honda 樹脂塗装部品に、ガソリン、オイル、ラジエーター液、バッテリー液などが付着す 販売店にご相談ください。 るとしみや塗膜はがれの原因となります。付着した場合は、すぐに柔らかい布で拭 不適当な塗料を使うと塗膜を傷めます。 き取ってください。 ガラスのお手入れ ガラスのお手入れ リヤガラスは、ガラスの内側に電熱線やアンテ ガラスクリーナーなどで拭いてください。 ナ線が装着されています。 傷付けないよう、これに沿って柔らかい布で拭 いてください。 メ ン テ ナ ン ス 145 本機30S3C670.indb 145 2010/07/16 11:12:25