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Fine Piece PL-S351
ユーザガイド
2019.1.12Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. .
この度はファインピースの製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本製品をご使用前に、本マニュアルに記載される操作説明および安全注意事項を必ずお読みください。
本カーリフトの操作および安全注意事項を熟知していないと、持ち上げたものが落下して、重大な危険
が発生することがあります。
本マニュアルの詳細についてのご質問は、地域代理店にお問い合わせください。また、本マニュアルお
よび安全警告を参照できるように保管してください。
「危険」、「警告」、および「注意」は、ラベルとして使用されます。基本的にこれら
すべては安全に関連し、以下のように定義されます。
危険-取り扱いを誤った場合に、重大な人身事故または死亡事故が発生する危険性があります。
警告-取り扱いを誤った場合に、重大な人身事故または死亡事故が発生する危険性があります。
注意-取り扱いを誤った場合に、人身事故または部品の損傷が発生する危険性があります。
Gide Number: No.FPUG190120
Last Modified: 2019-1-20
Applicable Models: PL-S351
Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved.
目録
1.注意事項
2.危険および警告
2-1 危険および警告
2-2 ラベルの貼る位置
さまざまなラベルの内容
3. 構造および部品
3-1 作動原理
3-2 各部部品名
3-3 ユニット各部部品品&装置説明
3-4 油圧同調の調整方法
3-5 各装置の使用方法
3-6 回路図
3-7 電気回路図
4. 操作説明および操作の注意事項
4-1 設置および操作の条件
4-2 使用前点検
4-3 自動車をカーリフトへ進入させる前の注意
4-4 カーリフトへの自動車進入
4-5 支持穴の選択
4-6 上昇操作
4-7 下降操作
4-8 カーリフトからの自動車退出
4-9 作業後の検査
4-10 リフトの図面
5. 安全保護裝置說明
5-1 リフト上昇安全裝置說明
5-2 リフト下降安全裝置說明
6.仕様 / 定期点検
6-1 仕様 / 潤滑位置
7. トラブルシューティング
8. アフターサービス
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1. 注意事項
1. 一般注意
1)本カーリフトに許可なく手を触れないでください。
2)本カーリフトを熟知しないまま操作しないでください。
3)本マニュアルの説明に従って、使用前の点検、定期点検、および他の
すべての必要な点検を実施してください。
4)操作中に異常なノイズが発生した場合は操作を中止し、他の操作を行う
前に修理してください。
5)本カーリフトは、自動車の修理および保守以外の目的に使用しないで
ください。
2. 検査時の注意
1)すべてのネジ、ナット、およびピンがしっかりボルト止めされているか
点検します。
2)ゴムパッドに、損傷、変形、磨耗、泥の付着がないか点検します。
3)安全装置が作動するか点検します。
3. 操作時の注意
1)人および他の部品を持ち上げないでください。
2)上昇中に、自動車が傾斜しないよう注意してください。
3)著しい傾斜が見られた場合は、直ちに操作を中止してください。
4)本カーリフトは、洗車または屋外使用のために設計されたものでは
ありません。水の浸透によるあらゆる障害(錆、漏電など)は、
本リフトの保護範囲内に含まれていません。
5)カーリフトの下降中は、身体のどの部分もカーリフトの下にならない
ようにしてください。
6)カーリフトを長期間上昇状態のまま放置しないでください。特に、
リフトの上昇が500mm以下では何も保護がありません。
7)本カーリフトには、複数ステップの安全装置が装備されています。
カーリフトの両側が同じ安全保護ステップで保持されることを
確認してください。
1. 油圧システムに見られる漏洩が少量であれば正常です。
2.下降装置が作動状態で保持されていることを確認してください。
注意:
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2-1. 危険および警告
警告
本カーリフトは、訓練を受けた人のみが操作を許可されま
す。
* 操作の誤りにより、制御されない事故が発生することが
あります。
カーリフトの下に追加のサポートを置くことは禁止されま
す。
* 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に
至ることさえあります。
自動車を高い位置に持ち上げている際に、過度にゆさぶら
ないでください。
* 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に
至ることさえあります。
安全装置を改造することは許可されません。
* 安全装置が故障すると、自動車が落下して、オペレータ
が重傷を負って死亡に至ることさえあります。
下降操作中は、常に足の安全に注意してください。
* 押しつぶされると、足に重傷を負うことがあります。
自動車が高い位置にあるときに、自動車の支持がアンバラ
ンスにならないよう確認してください。バランスがくずれ
ると、自動車が落下することがあります。
* 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に
至ることさえあります。
リフトを操作する前に、操作マニュアルを学習してくださ
い。
* 操作が不正な場合、オペレータが重傷を負って死亡に至
ることさえあります。
危険
持ち上げで作業中の自動車の下に人が立ち入ることは許可
されません。
* 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に
至ることさえあります。
自動車が落下する可能性がある場合、オペレータは常に自
動車から離れてください。
* 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に
至ることさえあります。
リフトを操作する際は、アームの交差部分に絶対に触れな
いでください。
* オペレータが不注意である場合、危険な傷害を受けるこ
とがあります。
片側のリフトのみを使用して、自動車を持ち上げないでく
ださい。
自動車は、振動、地震、傾斜によって落下することがあり
ます。自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死
亡に至ることさえあります。
溝の中のリフトは周囲との間隔を確保する必要があります。
以下の警告事項のいずれかが発生した場合、カーリフトの重大な損傷、
オペレータの怪我、または死亡に至ることさえあります。
下記の詳細を必ず理解してください。
2-1 危険および警告
!
!
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2-2. 危険および警告
警告
自動車をカーリフトに進入させる際は、指定された方向か
ら適切に進入させてください。
* 間違った方向から進入させると、カーリフトがアンバラ
ンスになり、オペレータが重傷を負って死亡に至ることさ
えあります。
コントロールキャビネット内の高電圧に注意してください。
* 感電により、オペレータが重傷を負って死亡に至ること
さえあります。
上記警告ラベルは、カーリフトに確実に貼付するものとします。
ラベルが損傷した場合、または剥がれた場合は、新品のラベルを購入し、
カーリフトに貼付してください。
!
注意
ラベルの貼る位置
リフトを操作時,本マニュアルに記載される操作説明および安全注意事項を
守りの上、ご使用して下さい。
下図のように、警告ラベル及び注意ラベルが貼ってあり、確認しましょう。
①
②
①メーカーシール
②銘板
(製造年月日等)
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3. 構造および部品
3-1 作動原理
(1) 作動原理
本製品は、オイルポンプを利用してシリンダを操作しています。
両方のシザーがスロットルバルブによって制御されて、プラットフォームが作
動し上昇します。
ラッチがされている場合は、安全ロックが作動しています。
これはリフトの下降を防止するための安全機構です。
(2) 上昇操作
「アップ(Up)」ボタンを押すと、モーターが作動してポンプを駆動すること
により、ボタンのシリンダーへ油圧オイルが送られ、プラットフォームが上昇
します。
「アップ」ボタンを離すと、モーターが停止し、吸い上げられた油圧オイルは
チェックバルブの内側で停止します。また、両側のプラットフォームも停止し
ます。安全ロックは常にロックします。
(3) 下降操作
「ダウン(Down)」ボタンを押すと、安全ロックが開放されます。次に、安
全ロックのカバー上のリミットスイッチから信号が送られ、下降バルブが開き
ます。オイルはシリンダからオイルタンクへ戻り、両側のプラットフォームが
下降します。
「ダウン」ボタンを離すと、下降バルブが閉じ、両側のプラットフォームが停
止します。また、安全ロックがロックします。要するに、小型空気圧シリンダ
が作動しなければ、安全ロックは開かず、上昇/下降制御バルブは作動せず、
カーリフトのプラットフォームは下降しません。
3-2 本部部品名
項目 名稱 項目 名稱
1 (外)Xアーム(上) 6 乘り込み板
2 (内)Xアーム(上) 7 リミットスィッチ
3 安全ロック 8 エアーシリンダー
4 (外)Xアーム(下) 9 リミットスィッチ
5 (内)Xアーム(下) 10 シリンダー
①
②
③
④
⑤
⑦
⑥
⑧
⑨
⑩
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3. 構造および部品
3-3 各部部品品(ユニットASSY)
項目 部品名 仕様
1 ON/OFFスィッチ
安全ロックのリミットスィッチが動作さ
れているかをコントロールする
2 端子台 電線端子を配布
3 エアー電磁弁 控制エアー回路をコントロール
4 油圧モーター 油路動作を駆動する
5 マグネットスィッチ 控制モーター電源をコントロール
6 調圧弁 作動油上限圧力を制限する
7 逆止弁
ポンプを保護する,オイルをタンクに戻
せず、ポンプを逆回さないことを防ぐ
8 減圧弁 リフト下降をコントロールする弁
9 フェーズ
過大電流の負荷を防ぐ、操作迴路を切断
する
10 オイルタンク 油圧オイルの貯蔵
11 タイマー 洩壓弁下降啟動の時間をコントロール
12 シリンダー 同調をコントロール
13 下降流量弁 下降時の液圧流量を調整
14 節流弁 同調をコントロール
15 バルブ 同調をコントロール
16 バルブ 同調をコントロール
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑧
⑫
⑬
⑭
⑮
⑯
①
②
※電力及びエアーの支給されてなく、リフトが下降させる場合、一旦安全ロックを
解除し、逆時計方向で減圧弁のボタンをONとしたら(図⑧ )、リフトが下降できます。
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3. 構造および部品
3-4 油圧同調の調整方法 1.①節流弁をOFF(図1)、②球弁をOFF(図4)、②球弁をONにする(図2),オイル
回路は②球弁を経過し、片側のプラットフォームのシリンダーを通して、オイル
タンクのオイルが満タン後、片側のリフトが上昇し、下降ボタンを押して、リフ
トを一定の高さまで下降させます。
2.①節流弁をOFF(図1)、②球弁をOFF(図3)、③球弁をONにする(図5),オイル
回路は③球弁を経過し、片側のプラットフォームのシリンダーを通して、オイル
タンクのオイルが満タン後、片側のリフトが上昇し、下降ボタンを押して、リフ
トを一定の高さまで下降させます。
3. 2.3番の動作を繰り返し、左右同調をさせます。②
4.②、③球閥をOFF(図3、図4)、①節流弁をONにして、上昇ボタンを押すと、両
側のプラットフォームは同時に上昇できます。下降ボタンを押すと、両側のプ
ラットフォームは同時に下降できます。
5.調整後でも、同調できない場合、販売者に連絡下さい。
※油路同調調整時、節流弁(図1)は、必ずOFFの状態にしてください。
OPEN CLOSE OPENCLOSE
図2 図3
② 球弁
CLOSE
図4 図5
③ 球弁
図1
① 節流弁
(3) レギュレータとルブリケータのコンビネーション
※ レギュレータおよびルブリケータ
■レギュレータの機能は、エアー圧を0.69~0.8 Mpaに制御する事です。
工場出荷時のエアー圧は0.45~0.55 Mpaです。
■ルブリケータシステムは、エアー制御装置にオイルを供給します。エアー
制御装置が正常に作動する事を保証する為に、オイルの量を毎月点検して下さい。
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3. 構造および部品
3-5 操作パネル説明
(1)電動時の操作スィッチ
電源スィッチ : 緊急停止ボタンを右へ回し、解除してから、電源スィッチを回す。
電源ランプ : 電源スィッチが啟動時に、ランプが付きます(通電正常の事を標示)。
下降ボタン : 下降ボタンを押すと、リフトが下降します。ボタンを離すと停止します。
上昇ボタン : 上昇ボタンを押すと、リフトが上昇します。ボタンを離すと停止します。
安全ロック装置をロックするボタン : 下降ボタンを押して、リフトが一旦上昇してから、
下降の仕様を解除するには、このボタンを押しっ放しにして、下降ボタンを押します。
本リフトのエアー供給圧力が0.8Mpa以下です。
0.8 Mpa以上を超えると、エアー部品の破損する恐れが有ります。
注 意
①レギュレータを調整しないで下さい。
②ルブリケータシステムの量を調整しないで下さい。
注 意
エアー圧調整ノブ
エアー圧ゲージ
オイル調節ネジ
エアー圧出力側
エアー圧入力側
オイルカップ
上昇ボタン
下降ボタン
緊急スイッチ
安全ロック装置を
ロックするボタン
電源スイッチ
上昇リミット
解除ボタン
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3. 構造および部品
3-6 油圧回路図 3-7 電気回路図
項目 名称 項目 名称
1 上昇下降弁 7 節流弁
2 油圧ポンプ 8 球閥
3 油圧モーター 9 シリンダー
4 オイルタンク 10 チェックバルブ
5 調壓弁 11 シリンダー
6 下降流量弁
項目 名称 項目 名称
1 マックネットコンタクタ 10 リミットスイッチ
2 ヒューズ 11 ロック
3 モーター 12 自動上昇取り消しスイッチ
4 上昇リミットリリース 13 下降リミットスイッチ
5 緊急ストップ 14 タイマーリレー
6 上昇 15 エアー電磁バルブ
7 下降 16
マックネットココンタクタ
コイル
8 タイマーリレー 17 電源指示ライト
9 タイマーリレー
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4. 操作説明および操作の注意事項
4-1 設置および操作の条件
本製品は、屋内使用のために設計されていて、表面偏差が5 mm未満の地面へ
の設置のみが許可されます。本カーリフトは洗車用には設計されていません。
本カーリフトの上または周囲での洗車は許可されません。
4-2 使用前点検
使用前の点検中に、自動車をカーリフトの上に置かないでください。
検査ポイント 検査の詳細 検査方法
プラットフォーム
と乗り込み板
緩みがありますか? ゆさぶり点検
変形、破損、磨耗がありますか? 目視点検
動きはスムーズですか? 目視点検
リフトの本体
両側のプラットフォームは
同じ高さですか?
目視点検
上昇/下降の動きはスムーズですか? 目視点検
異常ノイズはありますか? 聴覚点検
外観上に変形、破損、亀裂がありますか? 目視点検
コントロール
ユニット
キャビネットからの漏洩がありますか? 目視点検
作動時に異常ノイズがありますか? 聴覚点検
配管およびコネクタに漏洩がありますか? 目視点検
リフト置き場所と
リフト内部
下降時爪と上昇時のラックとの空間が
確保してありますか?
目視点検
操作スィッチの変形、破損がありますか? 目視点検
作動スイッチ
および作動バルブ
作動バルブが変形または
破損していますか?
目視点検
漏洩がありますか? 聴覚点検
何らかの異常状態が見られた場合、修理するまでカーリフトを操作
しないでください。修理せずに操作すると、カーリフトが
損傷するか、人身事故が発生することがあります。
注 意
c
4-3 自動車をカーリフトへ進入させる前の注意
◆自動車をカーリフトへ進入させる前に、キャリッジおよびアームが最下位置に
移動していることを確認してください。最下位置でない場合は、アップ/ダウンハ
ンドルを操作して、最下位置へ移動させてください。
◆自動車をカーリフトへ進入させる前に、アームおよびゴムパッド上にあるもの
をすべて除去してください。
4-4 カーリフトへの自動車進入
自動車をカーリフトへ進入させる際に、自動車の重心に注意してください。自動
車の重心が可能な限りカーリフトの中心に保持されていることを確認してくださ
い。
4-5 支持穴の選択
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4. 操作説明および操作の注意事項
自動車をカーリフトへ進入させる前に、キャリッジを最下位置へ移動し
てください。最下位置へ移動していないと、自動車またはカーリフトの
損傷が発生することがあります。最下位置においてさえ、自動車とカー
リフトの衝突によるシャーシの損傷が発生することがあります。
注 意
自動車の重心をカーリフトの中心に保持してください。中心から外れる
と、アンバランスのために自動車が落下することがあります。
警 告
支持位置は自動車メーカーによって指定されています。支持位置がわか
らないと自動車が損傷することがあります。自動車の支持位置がわから
ない場合は、自動車をカーリフト上に置かないでください。
いかなる場合も、必ず適切な支持位置で自動車を支持してください。こ
れは前述の重心の一致にも役立ちます。
警 告
4-6 上昇操作
電動式の上昇操作
1. アップボタンを押すと、自動車が持ち上げられます。
ボタンを離すと停止します。
2. アップボタンを押すと、フットマットが自動車にわずかに接触し、次に
プラットフォームが上昇します。自動車を持ち上げる前に、自動車に
支持穴があることを確認します。次に、アップボタンを押し続けて、
自動車を持ち上げます。大きい車を使う場合、乗り込みプレートを
使用しましょう(図一)。上昇のボタンを押して、プラットホームを
上昇させ、タイヤーを少し浮かします。
3. 支持のバランス状態を確認するために、自動車をゆらします。
バランスが悪い場合は、支持位置を調整して、バランス状態を改善します。
4. 上昇操作中は、常にカーリフト周囲の安全に注意して、安全装置が
作動していることを確認します。
5. 最高位置に上昇すると、リミットスイッチによってリフトは自動的に
停止します。
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4. 操作説明および操作の注意事項
(図一)
1. 操作に注意を集中してください。
2. 最大許容荷重は3,000 kgです。この荷重制限を超えてカーリフトを
使用しないでください。荷重制限を超えると、カーリフトが
損傷することがあります。
注 意
上昇ボタン
下降ボタン
緊急スイッチ
安全ロック装置を
ロックするボタン
電源スイッチ
上昇リミット
解除ボタン
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4. 操作説明および操作の注意事項
4-8 カーリフトからの自動車退出
カーリフトを最下位置まで下降させ、次に自動車をゆっくり退出させます。退出
に失敗すると、自動車またはカーリフトが損傷することがあります。
4-9 作業後の検査
作業完了後に、カーリフト周囲を清掃します。特に、オイルや潤滑剤を清掃しな
ければなりません。何らかの異常状態が見つかったら、地域代理店に問い合わせ
てください。また、カーリフトを最下位置まで下降させたら、電気および空気圧
電源を含む電源スイッチをOFFにしてください。
4-7 電動式の下降操作
1. 「ダウンボタン」を押すと下降し、ボタンを離すと停止します。
2. 下降操作中は、常にカーリフト周囲の安全に注意してください。
下降操作は、カーリフトの移動範囲内に人も物もないことを確認した後でのみ、
許可されます。また、自動車の上または内部に何かがあると、下降操作中に
落下する可能性があり、落下衝撃による物的損傷または人身事故を防止する
ために、除去してください。
3. カーリフトが下降できない場合は、
安全装置を解除するようわずかに
上昇させ、次に上記操作手順に従って
カーリフトの下降操作を行います。
4. 下降時,乗り込みプレートを下ろして、
自動車退出しましょう。
重大な事故の発生を防止するために、リフト操作時にカーリフトの周囲
に誰もいないことを確認してください。
注 意
カーリフトを必ず最下位置まで下降させてください。最下位置にないと、
自動車やカーリフトが損傷することがあります。傾斜プレートを取り付
けた場合は、元の位置に戻してください。
注 意
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4. 操作説明および操作の注意事項
4-10 リフトの図面
単位:mm
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5. 安全保護裝置說明
5-1 リフト上昇安全裝置說明
( 1 ) 「アップボタン」を押すと、空気圧がコンビネーションを通過して、エアシ
リンダに入り、安全装置を解除します。エアーの力で安全カバーを浮かせて、
フットボードも上がります。
(2)リフトが最上部まで上昇すると、リミットスイッチにネジが接触し、作動
が停止します。
(電流遮断)
空気圧イン 空気圧アウト
コンビネーション
安全カバー
エアーシリング
安全ロック上揚
リミットスイッチ
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5. 安全保護裝置説明
5-2 リフト下降安全裝置說明
( 1 )コントロールユニットの「ダウン」ボタンを押すと、エアシリンダが安全装
置のカバーを押し上げます(図1)。「ダウン」ボタンを離すと、安全装置のカ
バーが降りて、リフトの下降が停止します(図2)。
( 2 )安全カバーのリミットスィッチが作動してない場合は、リフトが下降す
る事ができません。
(3)サブリフトの安全装置カバーのリミットスイッチは、予期せぬ損傷を防止する
ために、水平に保持する必要があります。リミットスイッチが作動しない場合は、
操作を直ちに中止してください。
(4)緊急時に、強制下降スイッチが作動しない場合は、ユニット側面にある<強制
下降スィッチ>(図一)をONにして、リフトが下降できます。
正常狀態の時、常に”OFF”の状態にしてください。
備考:(4)はリミットスィッチが故障の場合のみ使ってください。(4)番通
りで操作しても、リフトが下降できない場合は、販売メーカーに連絡下さい。も
しくは、図二のように安全カバーを引いてください。
(図1) (図2)
リミットスイッチ
エアーシリンダー エアーシリンダー
(図一)
(図二)
安全カバー
安全装置カバーを
引くと、リフトが
ゆっくり下降します。
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6. 仕様 / 定期検査
操作の安全性を保証するために、定期検査を行ってください。
半年毎検査
検査ポイント 検査項目 検査の詳細
アームの
ベアリング
変形または
磨耗していますか?
目視点検
正常に機能しますか? 目視検査
カーリフトの構造
すべてのネジが
しっかりボルトで
締め付けられていますか?
目視検査
すべての溶接部分はしっかり
接合されていますか?
目視検査
気圧システム
エアーシリンダまたは
エアー配管に漏洩が
ありますか?
目視検査
油圧システム
油圧シリンダまたは配管に
漏洩がありますか?
目視検査
検査後、カバーが固定されていることを確認し、すべての固定ネジを
締め付けてください。故障または損傷が見つかった場合は、直ちに
地域代理店に連絡してください。修理されるまで、カーリフトを使用
しないでください。
注 意
毎月検査
検査ポイント 検査項目 検査の詳細
落下防止装置
安全ロックが変形または磨耗
していますか?
目視検査
望ましくない落下を
防止できますか?
1.上昇中および停止時に、安
全キーはベースと接触してい
る必要があります。
2.下降中に、安全キーは安全
ピニオンと接触してはなりま
せん。
アームリンケージ
および
下部ローラー
リンケージとローラーの
いずれかが変形または
磨耗していますか?
目視点検
メカニズムは正常に
機能しますか?
目視点検
アーム
アームのいずれかが変形
または磨耗していますか?
目視点検
オイル供給 オイルは十分ありますか? 目視点検
毎年検査
検査ポイント 検査項目 検査の詳細
オイルタンク
油圧オイル
タイプESSO VG32の新品
オイルに交換します(最初の
オイル交換は3ヶ月後)。
フィルタ
目詰まりしている場合は、
新品フィルタに交換します。
固定ベース
(あれば)
固定ネジ
ベースがしっかり固定されて
いるか点検します。
固定されていない場合は、固
定ネジを締め付けます。
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6-1 仕様 / 潤滑位置
④
⑤
⑥
⑦
②
①
⑨
⑩ ③ ⑪
⑧ ⑩
項目 部品名
1~7 シャフト
8 ラックギヤー
9 補助アーム
10~12 ローラー
定期的に潤滑してください。
モデル PL-S351 R/B
タイプ カーリフト
製品コード 薄型シザースリフト
適用自動車
軽量~一般的な重量の乗用車
(ワンボックスカー、RVカー、
および小型トラックを除く)
支持重量 3,500 kg
ストローク 1,700m/m
馬力 2 HP
電圧 AC 200V 50 HZ 60 HZ
上昇時間(無負荷) 約35秒
駆動タイプ 油圧
制御タイプ 操作ボタン 3相
プラットフォーム Min1400~Max 2100(m/m)
油圧圧力 0.69~0.8Mpa
左右調整方法 油圧同調式
油圧オイル ESSO VG32 12L
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7. トラブルシューティング
何らかの障害が見つかった場合は、再点検して、実際の障害を確認します。
障害の点検には、本マニュアルの説明に従い、以下の表に従って適切な手順を踏
んでください。あるいは、サービスについて地域代理店に問い合わせてください。
状態 理由 推奨される取り扱い
モーター故障の
ため上昇しない
1.サーマルリレーが
励起している
理由を確認し、サーマル
リレーをリセットします
2.磁気スイッチが作動しない 理由を確認し、再起動します
3.スイッチの接触不良 地域代理店に問い合わせます
4.位相が不完全である 地域代理店に問い合わせます
ポンプの故障
1.ポンプが逆回転する 地域代理店に問い合わせます
2.ポンプの故障 地域代理店に問い合わせます
3.オイル不足
ESSO VG32オイルを
供給します
4.フィルタ目詰まり
フィルタを清掃、
または交換します
5.配管の漏洩
締め付ける、または
交換します
6.シーリングの漏洩 地域代理店に問い合わせます
状態 理由 推奨される取り扱い
下降しない
1.下降保護が設定されている
上昇させてから、
下降させます
2.油圧シリンダの不具合 地域代理店に問い合わせます
3.空気圧シリンダまたは
油圧シリンダの
スライド部品の磨耗
地域代理店に問い合わせます
4.空気圧が供給されない 圧縮空気を供給します
5.空気圧が低下している 地域代理店に問い合わせます
6.下降バルブが開かない 地域代理店に問い合わせます
7.下部フットチューブの
ローラーの異物
異物を除去します
自然下降(電気系)
1.ポンプが逆回転する 地域代理店に問い合わせます
2.ポンプの故障 地域代理店に問い合わせます
下降しない
(電気系)
1.下降バルブのネジが
作動しない
地域代理店に問い合わせます
2.下降保護が設定されている
上昇させてから、
下降させます
3.油圧シリンダの不具合 地域代理店に問い合わせます
4.空気圧シリンダまたは
油圧シリンダのスライド
部品の磨耗
地域代理店に問い合わせます
5.空気圧が供給されない 圧縮空気を供給します
6.空気圧が低下している 地域代理店に問い合わせます
7.下降バルブが開かない 地域代理店に問い合わせます
8.下部フットチューブの
ローラーの異物
異物を除去します
トラブルシューティングの説明は、追加アクセサリには適用されません。
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8. アフターサービス
3-5 操作パネル説明
◎何らかの不具合が見つかった場合
「8. トラブルシューティング」に従って点検し、処理します。
◎保守が困難な場合
地域代理店に問い合わせてください。
◎保障期間内の修理
本カーリフトに対して、当社は購入日から1年間の保障期間を提供しています。
保証の詳細については、保証シートの詳細を参照してください。
◎保障期間後の修理
地域代理店に問い合わせてください。
一般的に、修理費用はユーザーに請求されます。
◎その他
すべての不明点については、地域代理店に問い合わせてください
(必ずモデルおよび購入日をお知らせください)。
シリアル番号 購入日
モデル 購入者
購入店: 電話: 担当者:
住所:
不具合状態
日付
理由
解決済? はい □ いいえ □
日付
理由
解決済? はい □ いいえ □
日付
理由
解決済? はい □ いいえ □
日付
理由
解決済? はい □ いいえ □
日付
理由
解決済? はい □ いいえ □
ファインピース株式会社
〒812-0892 福岡市博多区東那珂1丁目18番27号2F
TEL : 092-409-5420 / FAX : 092-409-6038
E-mail:contact@finepiece.jp
http://www.finepiece.jp/
販売元

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Fine Piece Pl S351 シザースリフト ユーザガイド

  • 1. Fine Piece PL-S351 ユーザガイド 2019.1.12Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. . この度はファインピースの製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 本製品をご使用前に、本マニュアルに記載される操作説明および安全注意事項を必ずお読みください。 本カーリフトの操作および安全注意事項を熟知していないと、持ち上げたものが落下して、重大な危険 が発生することがあります。 本マニュアルの詳細についてのご質問は、地域代理店にお問い合わせください。また、本マニュアルお よび安全警告を参照できるように保管してください。 「危険」、「警告」、および「注意」は、ラベルとして使用されます。基本的にこれら すべては安全に関連し、以下のように定義されます。 危険-取り扱いを誤った場合に、重大な人身事故または死亡事故が発生する危険性があります。 警告-取り扱いを誤った場合に、重大な人身事故または死亡事故が発生する危険性があります。 注意-取り扱いを誤った場合に、人身事故または部品の損傷が発生する危険性があります。 Gide Number: No.FPUG190120 Last Modified: 2019-1-20 Applicable Models: PL-S351
  • 2. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 目録 1.注意事項 2.危険および警告 2-1 危険および警告 2-2 ラベルの貼る位置 さまざまなラベルの内容 3. 構造および部品 3-1 作動原理 3-2 各部部品名 3-3 ユニット各部部品品&装置説明 3-4 油圧同調の調整方法 3-5 各装置の使用方法 3-6 回路図 3-7 電気回路図 4. 操作説明および操作の注意事項 4-1 設置および操作の条件 4-2 使用前点検 4-3 自動車をカーリフトへ進入させる前の注意 4-4 カーリフトへの自動車進入 4-5 支持穴の選択 4-6 上昇操作 4-7 下降操作 4-8 カーリフトからの自動車退出 4-9 作業後の検査 4-10 リフトの図面 5. 安全保護裝置說明 5-1 リフト上昇安全裝置說明 5-2 リフト下降安全裝置說明 6.仕様 / 定期点検 6-1 仕様 / 潤滑位置 7. トラブルシューティング 8. アフターサービス
  • 3. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 1. 注意事項 1. 一般注意 1)本カーリフトに許可なく手を触れないでください。 2)本カーリフトを熟知しないまま操作しないでください。 3)本マニュアルの説明に従って、使用前の点検、定期点検、および他の すべての必要な点検を実施してください。 4)操作中に異常なノイズが発生した場合は操作を中止し、他の操作を行う 前に修理してください。 5)本カーリフトは、自動車の修理および保守以外の目的に使用しないで ください。 2. 検査時の注意 1)すべてのネジ、ナット、およびピンがしっかりボルト止めされているか 点検します。 2)ゴムパッドに、損傷、変形、磨耗、泥の付着がないか点検します。 3)安全装置が作動するか点検します。 3. 操作時の注意 1)人および他の部品を持ち上げないでください。 2)上昇中に、自動車が傾斜しないよう注意してください。 3)著しい傾斜が見られた場合は、直ちに操作を中止してください。 4)本カーリフトは、洗車または屋外使用のために設計されたものでは ありません。水の浸透によるあらゆる障害(錆、漏電など)は、 本リフトの保護範囲内に含まれていません。 5)カーリフトの下降中は、身体のどの部分もカーリフトの下にならない ようにしてください。 6)カーリフトを長期間上昇状態のまま放置しないでください。特に、 リフトの上昇が500mm以下では何も保護がありません。 7)本カーリフトには、複数ステップの安全装置が装備されています。 カーリフトの両側が同じ安全保護ステップで保持されることを 確認してください。 1. 油圧システムに見られる漏洩が少量であれば正常です。 2.下降装置が作動状態で保持されていることを確認してください。 注意:
  • 4. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 2-1. 危険および警告 警告 本カーリフトは、訓練を受けた人のみが操作を許可されま す。 * 操作の誤りにより、制御されない事故が発生することが あります。 カーリフトの下に追加のサポートを置くことは禁止されま す。 * 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に 至ることさえあります。 自動車を高い位置に持ち上げている際に、過度にゆさぶら ないでください。 * 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に 至ることさえあります。 安全装置を改造することは許可されません。 * 安全装置が故障すると、自動車が落下して、オペレータ が重傷を負って死亡に至ることさえあります。 下降操作中は、常に足の安全に注意してください。 * 押しつぶされると、足に重傷を負うことがあります。 自動車が高い位置にあるときに、自動車の支持がアンバラ ンスにならないよう確認してください。バランスがくずれ ると、自動車が落下することがあります。 * 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に 至ることさえあります。 リフトを操作する前に、操作マニュアルを学習してくださ い。 * 操作が不正な場合、オペレータが重傷を負って死亡に至 ることさえあります。 危険 持ち上げで作業中の自動車の下に人が立ち入ることは許可 されません。 * 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に 至ることさえあります。 自動車が落下する可能性がある場合、オペレータは常に自 動車から離れてください。 * 自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死亡に 至ることさえあります。 リフトを操作する際は、アームの交差部分に絶対に触れな いでください。 * オペレータが不注意である場合、危険な傷害を受けるこ とがあります。 片側のリフトのみを使用して、自動車を持ち上げないでく ださい。 自動車は、振動、地震、傾斜によって落下することがあり ます。自動車が落下すると、オペレータが重傷を負って死 亡に至ることさえあります。 溝の中のリフトは周囲との間隔を確保する必要があります。 以下の警告事項のいずれかが発生した場合、カーリフトの重大な損傷、 オペレータの怪我、または死亡に至ることさえあります。 下記の詳細を必ず理解してください。 2-1 危険および警告 ! !
  • 5. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 2-2. 危険および警告 警告 自動車をカーリフトに進入させる際は、指定された方向か ら適切に進入させてください。 * 間違った方向から進入させると、カーリフトがアンバラ ンスになり、オペレータが重傷を負って死亡に至ることさ えあります。 コントロールキャビネット内の高電圧に注意してください。 * 感電により、オペレータが重傷を負って死亡に至ること さえあります。 上記警告ラベルは、カーリフトに確実に貼付するものとします。 ラベルが損傷した場合、または剥がれた場合は、新品のラベルを購入し、 カーリフトに貼付してください。 ! 注意 ラベルの貼る位置 リフトを操作時,本マニュアルに記載される操作説明および安全注意事項を 守りの上、ご使用して下さい。 下図のように、警告ラベル及び注意ラベルが貼ってあり、確認しましょう。 ① ② ①メーカーシール ②銘板 (製造年月日等)
  • 6. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 3. 構造および部品 3-1 作動原理 (1) 作動原理 本製品は、オイルポンプを利用してシリンダを操作しています。 両方のシザーがスロットルバルブによって制御されて、プラットフォームが作 動し上昇します。 ラッチがされている場合は、安全ロックが作動しています。 これはリフトの下降を防止するための安全機構です。 (2) 上昇操作 「アップ(Up)」ボタンを押すと、モーターが作動してポンプを駆動すること により、ボタンのシリンダーへ油圧オイルが送られ、プラットフォームが上昇 します。 「アップ」ボタンを離すと、モーターが停止し、吸い上げられた油圧オイルは チェックバルブの内側で停止します。また、両側のプラットフォームも停止し ます。安全ロックは常にロックします。 (3) 下降操作 「ダウン(Down)」ボタンを押すと、安全ロックが開放されます。次に、安 全ロックのカバー上のリミットスイッチから信号が送られ、下降バルブが開き ます。オイルはシリンダからオイルタンクへ戻り、両側のプラットフォームが 下降します。 「ダウン」ボタンを離すと、下降バルブが閉じ、両側のプラットフォームが停 止します。また、安全ロックがロックします。要するに、小型空気圧シリンダ が作動しなければ、安全ロックは開かず、上昇/下降制御バルブは作動せず、 カーリフトのプラットフォームは下降しません。 3-2 本部部品名 項目 名稱 項目 名稱 1 (外)Xアーム(上) 6 乘り込み板 2 (内)Xアーム(上) 7 リミットスィッチ 3 安全ロック 8 エアーシリンダー 4 (外)Xアーム(下) 9 リミットスィッチ 5 (内)Xアーム(下) 10 シリンダー ① ② ③ ④ ⑤ ⑦ ⑥ ⑧ ⑨ ⑩
  • 7. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 3. 構造および部品 3-3 各部部品品(ユニットASSY) 項目 部品名 仕様 1 ON/OFFスィッチ 安全ロックのリミットスィッチが動作さ れているかをコントロールする 2 端子台 電線端子を配布 3 エアー電磁弁 控制エアー回路をコントロール 4 油圧モーター 油路動作を駆動する 5 マグネットスィッチ 控制モーター電源をコントロール 6 調圧弁 作動油上限圧力を制限する 7 逆止弁 ポンプを保護する,オイルをタンクに戻 せず、ポンプを逆回さないことを防ぐ 8 減圧弁 リフト下降をコントロールする弁 9 フェーズ 過大電流の負荷を防ぐ、操作迴路を切断 する 10 オイルタンク 油圧オイルの貯蔵 11 タイマー 洩壓弁下降啟動の時間をコントロール 12 シリンダー 同調をコントロール 13 下降流量弁 下降時の液圧流量を調整 14 節流弁 同調をコントロール 15 バルブ 同調をコントロール 16 バルブ 同調をコントロール ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑧ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ① ② ※電力及びエアーの支給されてなく、リフトが下降させる場合、一旦安全ロックを 解除し、逆時計方向で減圧弁のボタンをONとしたら(図⑧ )、リフトが下降できます。
  • 8. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 3. 構造および部品 3-4 油圧同調の調整方法 1.①節流弁をOFF(図1)、②球弁をOFF(図4)、②球弁をONにする(図2),オイル 回路は②球弁を経過し、片側のプラットフォームのシリンダーを通して、オイル タンクのオイルが満タン後、片側のリフトが上昇し、下降ボタンを押して、リフ トを一定の高さまで下降させます。 2.①節流弁をOFF(図1)、②球弁をOFF(図3)、③球弁をONにする(図5),オイル 回路は③球弁を経過し、片側のプラットフォームのシリンダーを通して、オイル タンクのオイルが満タン後、片側のリフトが上昇し、下降ボタンを押して、リフ トを一定の高さまで下降させます。 3. 2.3番の動作を繰り返し、左右同調をさせます。② 4.②、③球閥をOFF(図3、図4)、①節流弁をONにして、上昇ボタンを押すと、両 側のプラットフォームは同時に上昇できます。下降ボタンを押すと、両側のプ ラットフォームは同時に下降できます。 5.調整後でも、同調できない場合、販売者に連絡下さい。 ※油路同調調整時、節流弁(図1)は、必ずOFFの状態にしてください。 OPEN CLOSE OPENCLOSE 図2 図3 ② 球弁 CLOSE 図4 図5 ③ 球弁 図1 ① 節流弁
  • 9. (3) レギュレータとルブリケータのコンビネーション ※ レギュレータおよびルブリケータ ■レギュレータの機能は、エアー圧を0.69~0.8 Mpaに制御する事です。 工場出荷時のエアー圧は0.45~0.55 Mpaです。 ■ルブリケータシステムは、エアー制御装置にオイルを供給します。エアー 制御装置が正常に作動する事を保証する為に、オイルの量を毎月点検して下さい。 Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 3. 構造および部品 3-5 操作パネル説明 (1)電動時の操作スィッチ 電源スィッチ : 緊急停止ボタンを右へ回し、解除してから、電源スィッチを回す。 電源ランプ : 電源スィッチが啟動時に、ランプが付きます(通電正常の事を標示)。 下降ボタン : 下降ボタンを押すと、リフトが下降します。ボタンを離すと停止します。 上昇ボタン : 上昇ボタンを押すと、リフトが上昇します。ボタンを離すと停止します。 安全ロック装置をロックするボタン : 下降ボタンを押して、リフトが一旦上昇してから、 下降の仕様を解除するには、このボタンを押しっ放しにして、下降ボタンを押します。 本リフトのエアー供給圧力が0.8Mpa以下です。 0.8 Mpa以上を超えると、エアー部品の破損する恐れが有ります。 注 意 ①レギュレータを調整しないで下さい。 ②ルブリケータシステムの量を調整しないで下さい。 注 意 エアー圧調整ノブ エアー圧ゲージ オイル調節ネジ エアー圧出力側 エアー圧入力側 オイルカップ 上昇ボタン 下降ボタン 緊急スイッチ 安全ロック装置を ロックするボタン 電源スイッチ 上昇リミット 解除ボタン
  • 10. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 3. 構造および部品 3-6 油圧回路図 3-7 電気回路図 項目 名称 項目 名称 1 上昇下降弁 7 節流弁 2 油圧ポンプ 8 球閥 3 油圧モーター 9 シリンダー 4 オイルタンク 10 チェックバルブ 5 調壓弁 11 シリンダー 6 下降流量弁 項目 名称 項目 名称 1 マックネットコンタクタ 10 リミットスイッチ 2 ヒューズ 11 ロック 3 モーター 12 自動上昇取り消しスイッチ 4 上昇リミットリリース 13 下降リミットスイッチ 5 緊急ストップ 14 タイマーリレー 6 上昇 15 エアー電磁バルブ 7 下降 16 マックネットココンタクタ コイル 8 タイマーリレー 17 電源指示ライト 9 タイマーリレー
  • 11. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 4. 操作説明および操作の注意事項 4-1 設置および操作の条件 本製品は、屋内使用のために設計されていて、表面偏差が5 mm未満の地面へ の設置のみが許可されます。本カーリフトは洗車用には設計されていません。 本カーリフトの上または周囲での洗車は許可されません。 4-2 使用前点検 使用前の点検中に、自動車をカーリフトの上に置かないでください。 検査ポイント 検査の詳細 検査方法 プラットフォーム と乗り込み板 緩みがありますか? ゆさぶり点検 変形、破損、磨耗がありますか? 目視点検 動きはスムーズですか? 目視点検 リフトの本体 両側のプラットフォームは 同じ高さですか? 目視点検 上昇/下降の動きはスムーズですか? 目視点検 異常ノイズはありますか? 聴覚点検 外観上に変形、破損、亀裂がありますか? 目視点検 コントロール ユニット キャビネットからの漏洩がありますか? 目視点検 作動時に異常ノイズがありますか? 聴覚点検 配管およびコネクタに漏洩がありますか? 目視点検 リフト置き場所と リフト内部 下降時爪と上昇時のラックとの空間が 確保してありますか? 目視点検 操作スィッチの変形、破損がありますか? 目視点検 作動スイッチ および作動バルブ 作動バルブが変形または 破損していますか? 目視点検 漏洩がありますか? 聴覚点検 何らかの異常状態が見られた場合、修理するまでカーリフトを操作 しないでください。修理せずに操作すると、カーリフトが 損傷するか、人身事故が発生することがあります。 注 意
  • 12. c 4-3 自動車をカーリフトへ進入させる前の注意 ◆自動車をカーリフトへ進入させる前に、キャリッジおよびアームが最下位置に 移動していることを確認してください。最下位置でない場合は、アップ/ダウンハ ンドルを操作して、最下位置へ移動させてください。 ◆自動車をカーリフトへ進入させる前に、アームおよびゴムパッド上にあるもの をすべて除去してください。 4-4 カーリフトへの自動車進入 自動車をカーリフトへ進入させる際に、自動車の重心に注意してください。自動 車の重心が可能な限りカーリフトの中心に保持されていることを確認してくださ い。 4-5 支持穴の選択 Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 4. 操作説明および操作の注意事項 自動車をカーリフトへ進入させる前に、キャリッジを最下位置へ移動し てください。最下位置へ移動していないと、自動車またはカーリフトの 損傷が発生することがあります。最下位置においてさえ、自動車とカー リフトの衝突によるシャーシの損傷が発生することがあります。 注 意 自動車の重心をカーリフトの中心に保持してください。中心から外れる と、アンバランスのために自動車が落下することがあります。 警 告 支持位置は自動車メーカーによって指定されています。支持位置がわか らないと自動車が損傷することがあります。自動車の支持位置がわから ない場合は、自動車をカーリフト上に置かないでください。 いかなる場合も、必ず適切な支持位置で自動車を支持してください。こ れは前述の重心の一致にも役立ちます。 警 告
  • 13. 4-6 上昇操作 電動式の上昇操作 1. アップボタンを押すと、自動車が持ち上げられます。 ボタンを離すと停止します。 2. アップボタンを押すと、フットマットが自動車にわずかに接触し、次に プラットフォームが上昇します。自動車を持ち上げる前に、自動車に 支持穴があることを確認します。次に、アップボタンを押し続けて、 自動車を持ち上げます。大きい車を使う場合、乗り込みプレートを 使用しましょう(図一)。上昇のボタンを押して、プラットホームを 上昇させ、タイヤーを少し浮かします。 3. 支持のバランス状態を確認するために、自動車をゆらします。 バランスが悪い場合は、支持位置を調整して、バランス状態を改善します。 4. 上昇操作中は、常にカーリフト周囲の安全に注意して、安全装置が 作動していることを確認します。 5. 最高位置に上昇すると、リミットスイッチによってリフトは自動的に 停止します。 Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 4. 操作説明および操作の注意事項 (図一) 1. 操作に注意を集中してください。 2. 最大許容荷重は3,000 kgです。この荷重制限を超えてカーリフトを 使用しないでください。荷重制限を超えると、カーリフトが 損傷することがあります。 注 意 上昇ボタン 下降ボタン 緊急スイッチ 安全ロック装置を ロックするボタン 電源スイッチ 上昇リミット 解除ボタン
  • 14. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 4. 操作説明および操作の注意事項 4-8 カーリフトからの自動車退出 カーリフトを最下位置まで下降させ、次に自動車をゆっくり退出させます。退出 に失敗すると、自動車またはカーリフトが損傷することがあります。 4-9 作業後の検査 作業完了後に、カーリフト周囲を清掃します。特に、オイルや潤滑剤を清掃しな ければなりません。何らかの異常状態が見つかったら、地域代理店に問い合わせ てください。また、カーリフトを最下位置まで下降させたら、電気および空気圧 電源を含む電源スイッチをOFFにしてください。 4-7 電動式の下降操作 1. 「ダウンボタン」を押すと下降し、ボタンを離すと停止します。 2. 下降操作中は、常にカーリフト周囲の安全に注意してください。 下降操作は、カーリフトの移動範囲内に人も物もないことを確認した後でのみ、 許可されます。また、自動車の上または内部に何かがあると、下降操作中に 落下する可能性があり、落下衝撃による物的損傷または人身事故を防止する ために、除去してください。 3. カーリフトが下降できない場合は、 安全装置を解除するようわずかに 上昇させ、次に上記操作手順に従って カーリフトの下降操作を行います。 4. 下降時,乗り込みプレートを下ろして、 自動車退出しましょう。 重大な事故の発生を防止するために、リフト操作時にカーリフトの周囲 に誰もいないことを確認してください。 注 意 カーリフトを必ず最下位置まで下降させてください。最下位置にないと、 自動車やカーリフトが損傷することがあります。傾斜プレートを取り付 けた場合は、元の位置に戻してください。 注 意
  • 15. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 4. 操作説明および操作の注意事項 4-10 リフトの図面 単位:mm
  • 16. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 5. 安全保護裝置說明 5-1 リフト上昇安全裝置說明 ( 1 ) 「アップボタン」を押すと、空気圧がコンビネーションを通過して、エアシ リンダに入り、安全装置を解除します。エアーの力で安全カバーを浮かせて、 フットボードも上がります。 (2)リフトが最上部まで上昇すると、リミットスイッチにネジが接触し、作動 が停止します。 (電流遮断) 空気圧イン 空気圧アウト コンビネーション 安全カバー エアーシリング 安全ロック上揚 リミットスイッチ
  • 17. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 5. 安全保護裝置説明 5-2 リフト下降安全裝置說明 ( 1 )コントロールユニットの「ダウン」ボタンを押すと、エアシリンダが安全装 置のカバーを押し上げます(図1)。「ダウン」ボタンを離すと、安全装置のカ バーが降りて、リフトの下降が停止します(図2)。 ( 2 )安全カバーのリミットスィッチが作動してない場合は、リフトが下降す る事ができません。 (3)サブリフトの安全装置カバーのリミットスイッチは、予期せぬ損傷を防止する ために、水平に保持する必要があります。リミットスイッチが作動しない場合は、 操作を直ちに中止してください。 (4)緊急時に、強制下降スイッチが作動しない場合は、ユニット側面にある<強制 下降スィッチ>(図一)をONにして、リフトが下降できます。 正常狀態の時、常に”OFF”の状態にしてください。 備考:(4)はリミットスィッチが故障の場合のみ使ってください。(4)番通 りで操作しても、リフトが下降できない場合は、販売メーカーに連絡下さい。も しくは、図二のように安全カバーを引いてください。 (図1) (図2) リミットスイッチ エアーシリンダー エアーシリンダー (図一) (図二) 安全カバー 安全装置カバーを 引くと、リフトが ゆっくり下降します。
  • 18. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 6. 仕様 / 定期検査 操作の安全性を保証するために、定期検査を行ってください。 半年毎検査 検査ポイント 検査項目 検査の詳細 アームの ベアリング 変形または 磨耗していますか? 目視点検 正常に機能しますか? 目視検査 カーリフトの構造 すべてのネジが しっかりボルトで 締め付けられていますか? 目視検査 すべての溶接部分はしっかり 接合されていますか? 目視検査 気圧システム エアーシリンダまたは エアー配管に漏洩が ありますか? 目視検査 油圧システム 油圧シリンダまたは配管に 漏洩がありますか? 目視検査 検査後、カバーが固定されていることを確認し、すべての固定ネジを 締め付けてください。故障または損傷が見つかった場合は、直ちに 地域代理店に連絡してください。修理されるまで、カーリフトを使用 しないでください。 注 意 毎月検査 検査ポイント 検査項目 検査の詳細 落下防止装置 安全ロックが変形または磨耗 していますか? 目視検査 望ましくない落下を 防止できますか? 1.上昇中および停止時に、安 全キーはベースと接触してい る必要があります。 2.下降中に、安全キーは安全 ピニオンと接触してはなりま せん。 アームリンケージ および 下部ローラー リンケージとローラーの いずれかが変形または 磨耗していますか? 目視点検 メカニズムは正常に 機能しますか? 目視点検 アーム アームのいずれかが変形 または磨耗していますか? 目視点検 オイル供給 オイルは十分ありますか? 目視点検 毎年検査 検査ポイント 検査項目 検査の詳細 オイルタンク 油圧オイル タイプESSO VG32の新品 オイルに交換します(最初の オイル交換は3ヶ月後)。 フィルタ 目詰まりしている場合は、 新品フィルタに交換します。 固定ベース (あれば) 固定ネジ ベースがしっかり固定されて いるか点検します。 固定されていない場合は、固 定ネジを締め付けます。
  • 19. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 6-1 仕様 / 潤滑位置 ④ ⑤ ⑥ ⑦ ② ① ⑨ ⑩ ③ ⑪ ⑧ ⑩ 項目 部品名 1~7 シャフト 8 ラックギヤー 9 補助アーム 10~12 ローラー 定期的に潤滑してください。 モデル PL-S351 R/B タイプ カーリフト 製品コード 薄型シザースリフト 適用自動車 軽量~一般的な重量の乗用車 (ワンボックスカー、RVカー、 および小型トラックを除く) 支持重量 3,500 kg ストローク 1,700m/m 馬力 2 HP 電圧 AC 200V 50 HZ 60 HZ 上昇時間(無負荷) 約35秒 駆動タイプ 油圧 制御タイプ 操作ボタン 3相 プラットフォーム Min1400~Max 2100(m/m) 油圧圧力 0.69~0.8Mpa 左右調整方法 油圧同調式 油圧オイル ESSO VG32 12L
  • 20. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 7. トラブルシューティング 何らかの障害が見つかった場合は、再点検して、実際の障害を確認します。 障害の点検には、本マニュアルの説明に従い、以下の表に従って適切な手順を踏 んでください。あるいは、サービスについて地域代理店に問い合わせてください。 状態 理由 推奨される取り扱い モーター故障の ため上昇しない 1.サーマルリレーが 励起している 理由を確認し、サーマル リレーをリセットします 2.磁気スイッチが作動しない 理由を確認し、再起動します 3.スイッチの接触不良 地域代理店に問い合わせます 4.位相が不完全である 地域代理店に問い合わせます ポンプの故障 1.ポンプが逆回転する 地域代理店に問い合わせます 2.ポンプの故障 地域代理店に問い合わせます 3.オイル不足 ESSO VG32オイルを 供給します 4.フィルタ目詰まり フィルタを清掃、 または交換します 5.配管の漏洩 締め付ける、または 交換します 6.シーリングの漏洩 地域代理店に問い合わせます 状態 理由 推奨される取り扱い 下降しない 1.下降保護が設定されている 上昇させてから、 下降させます 2.油圧シリンダの不具合 地域代理店に問い合わせます 3.空気圧シリンダまたは 油圧シリンダの スライド部品の磨耗 地域代理店に問い合わせます 4.空気圧が供給されない 圧縮空気を供給します 5.空気圧が低下している 地域代理店に問い合わせます 6.下降バルブが開かない 地域代理店に問い合わせます 7.下部フットチューブの ローラーの異物 異物を除去します 自然下降(電気系) 1.ポンプが逆回転する 地域代理店に問い合わせます 2.ポンプの故障 地域代理店に問い合わせます 下降しない (電気系) 1.下降バルブのネジが 作動しない 地域代理店に問い合わせます 2.下降保護が設定されている 上昇させてから、 下降させます 3.油圧シリンダの不具合 地域代理店に問い合わせます 4.空気圧シリンダまたは 油圧シリンダのスライド 部品の磨耗 地域代理店に問い合わせます 5.空気圧が供給されない 圧縮空気を供給します 6.空気圧が低下している 地域代理店に問い合わせます 7.下降バルブが開かない 地域代理店に問い合わせます 8.下部フットチューブの ローラーの異物 異物を除去します トラブルシューティングの説明は、追加アクセサリには適用されません。
  • 21. Confidential © Fine Piece Inc. All rights reserved. 8. アフターサービス 3-5 操作パネル説明 ◎何らかの不具合が見つかった場合 「8. トラブルシューティング」に従って点検し、処理します。 ◎保守が困難な場合 地域代理店に問い合わせてください。 ◎保障期間内の修理 本カーリフトに対して、当社は購入日から1年間の保障期間を提供しています。 保証の詳細については、保証シートの詳細を参照してください。 ◎保障期間後の修理 地域代理店に問い合わせてください。 一般的に、修理費用はユーザーに請求されます。 ◎その他 すべての不明点については、地域代理店に問い合わせてください (必ずモデルおよび購入日をお知らせください)。 シリアル番号 購入日 モデル 購入者 購入店: 電話: 担当者: 住所: 不具合状態 日付 理由 解決済? はい □ いいえ □ 日付 理由 解決済? はい □ いいえ □ 日付 理由 解決済? はい □ いいえ □ 日付 理由 解決済? はい □ いいえ □ 日付 理由 解決済? はい □ いいえ □ ファインピース株式会社 〒812-0892 福岡市博多区東那珂1丁目18番27号2F TEL : 092-409-5420 / FAX : 092-409-6038 E-mail:contact@finepiece.jp http://www.finepiece.jp/ 販売元