フィールド(地域)での調査をするうえで地理情報は欠かせない。その地理情報を記録したり、ナビゲートしたりするためにGPS(全地球測位網)があり、またその情報を分析したり、地図をつくったり、衛星写真と組み合わせたりということはGIS (地理情報システム)が必要である。最近では、GPS/GISは高性能で簡易につかえるものがでてきており、今後、社会系の研究者や実務者にとっては必須の知識・技術である。この講義では、GPS/GISの初心者を対象に、その基本的な使い方を実技を通じて身に付ける。楽しいクイズラリーをつくるという演習をしながら、地域の魅力マップをつくる体験をとうして、GPS/GISの利便性を学ぶ。

1. フィールドで使おう
GIS-GPS
相模女子大 社会マネジメント
(1月27日)

2. 自己紹介
• 三好崇弘(みよしたかひろ)
• 9歳と4歳の子供の父です。
• 開発コンサルタントです。
• おもな仕事:
• 途上国(アフリカ)での開発へのアド
バイスをします。
• 国内でワークショップを支援してい
ます。(まちおこしもやります)
• ザンビアに9年住んでいました。

3. 1. GISの基礎/ GPSの基礎
2. GPSで調査体験
3. GISで分析体験
4. ザンビア事例

4. A geographical Information
System (GIS)
地理情報システムでできること。
:
地形や空間情報を
作ったり
見える化したり、
分析したりできます。

5. 5
 英国ロンドン: コレラの大発生 (1854)
Cholera death
Water pump
Soho
+
John Snow
(physician)

7.  Vector model
ベクター(点・線・面)
 Raster model
ラスター(ピクセル)
衛星写真とか
point
1,6
2,5
5,4
4,1
7,10
5,9
4,7
6,6
8,6
9,8
line
polygon
2,2
5 10
5
10

9. GPS
GIS

10. GIS
Geographical Information
System
GPS
 Global Positioning System

11. What is GPS?
GPSは、Global Positioning System,
地球のどこにいるか!? を教えてくれる機械。
The three parts of GPS are:
Satellites
Receivers
Software

12. GPS Receivers

13. Technical Support: (989) 732-7188
How Signals are Sent/Received
Radio Waves

14. Technical Support: (989) 732-7188
What Affects a GPS Signal
Multi-Path Error
Atmospheric
Error
Human Error

15. G I S
自分の周りを知る。
+
G P S
自分の立ち位置を知る。
進むべき道がわかる!!!! (かもしれない)

16. 1. GISの基礎/ GPSの基礎
2. GPSで調査体験
3. GISで分析体験
4. ザンビア事例

17.  3つのグループになります。
 それぞれ1台のGPSをつかって、調査を
してみましょう。
 2つの機能を使います。
 ログ (Logging)
 ポイント (Way point)
 ログ= 自分がどこを歩いたのか自動記録
 ポイント= 位置の記録 (ボタン押して
記録)
 30分で、相模女大の魅力あふれる、また
マニアックな場所を3つ探してください。

18.  30分で、相模女大の魅力あふれる、しかもマニ
アックな場所を3つ探してください。
 GPSの記録ボタンを押す。
 と、数字がでてきます。
 ノートに、そのタイトルとクイズを一つ。
 クイズはそこに行かないと答えられない問題。
 例えば・・・
 柱に書いてある数字は、「113-○○○」
 銅像の設立年月は、「19○○、○月」
 ポスターの人の手に握っているのは・・? など
 かならず15:50前に帰ってきて、着席していること。
 GPSと調査ノートは小野さんに渡してください。

19. 1. GISの基礎/ GPSの基礎
2. GPSで調査体験
3. GISで分析体験
4. ザンビア事例

20.  Arc-GIS
 GISソフトでもっとも流通してい
る、定番ソフト。
 高い (10万円～50万円ぐらい?)
 重い (パソコン性能による)
 Q-GIS
 無料ソフト
 Arc-GISと同レベルの機能とイン
ターフェース
 比較的軽い
 頻繁にアップデートしている。

21. Mapsource
オフラインで地図をみる、経路を
しる、GPSデータの読み込み、転
送、距離、面積
Google Earth
衛星写真を
簡単に感覚的につかえる。

22.  MapsourceですべてのGPSデータをそれぞれ別
のウィンドウで読み込む。
 それをコピペして、統合化する。
 コード(ポイントの番号)が同じものもあるの
で、重複しないように修正する。
 一つの統合データとして、GPSに読み込む。

23.  Q-GISを開く。(開いてある)
 “Vector”→”GPS” でGPSからデータ(ウェイポ
イントとトラック)をインストールする。
 どれだけ離れているのか。
 “Tool(ツール)”→”Ruler (ルーラー)”で距離を
測る。
 “Edit (エディット)” → “Copy Image (イメー
ジをコピー)”
 MS-Word を開ける、ペースト(張り付け)する。

24. 統合化されたGPSをつかって、
踏査します。
自分がいってないところで、30
分でいけるところにいってみま
しょう。
正解が多いチームの勝ち。
もう一つ、歩いた距離が多いチーム
も勝ち。(ログ)
勝ったチームには、ゴウカな景品
が!!!!
答えは、調査票にかいてください。

25. 1. GISの基礎/ GPSの基礎
2. GPSで調査体験
3. GISで分析体験
4. 事例: ザンビア

27. 経験の共有
いままでGIS/GPSでどんなことを
した?
夢の共有
こんなことできるかな? こんなことで
きたら素敵?