1. パンに対する意識改革！！！
近年日本人のパン食化が進んでいるが、夕食にパンを食べることは少ない。朝食、昼食
にパンを食べる人は多い。パンに対して日本人は、朝食、昼食に食べるということは手軽
に早く食べられるという意識を持っている人が多いためである。さらに、菓子パンや惣菜
パンなど様々な種類のパンが出ているが、それをおやつ感覚で食する人も多いのではない
だろうか。おやつにご飯を食べる人はあまりいない。パンとご飯、二つをおやつに出され
て選べと言われた場合、私だったら迷わずパンを選ぶだろう。パンの方がご飯に比べて先
程も述べたように軽いというイメージがあるからだ。つまり腹持ちが悪いという印象を持
ってしまっている。そのため、朝、昼をパンで軽く済ませたと思うと夜はもう少し重いも
のが食べたい、しっかり食べたいと思うため夜にパンを食べる人は少ないのだと考える。
では、夕食にパンを食べるようにするためにはどうしたらいいのだろうか。それは、パ
ンに対する意識改革を行うべきである。パンは夜に食べても腹持ちが良く、夕食に食べる
のにとても最適だということを私達に伝えていかなければならない。もちろん、高齢者な
どは昔から夕食にご飯を食べ続けている人は抵抗するかもしれないがそこは、すぐに結果
が出ないかもしれないが根気よく伝えていくしかない。では、腹持ちが良いパンとはどん
なパンだろうか。食パン、フランスパンなど様々なパンがあるが、ご飯に似た食感で、尚
且つ手を汚さないで、箸で食べられるものが良いと考える。そして、少し水分を含み甘味
のあるパンならきっと抵抗感なくすんなりと食べられるのではないだろうか。少し水分を
含む理由は、パンは、ぱさぱさしていて嫌いだという人もいることを考慮した結果である。
しかし、そもそも日本の食生活は欧米と違ってご飯に合うおかずが食卓に並ぶ。スーパ
ーなどの惣菜コーナーに並ぶのも大抵ご飯が合うものが基準に作られていることが多い。
ここが最大の盲点で、パン屋でパンに合うおかずが販売されていることは少ないと私は感
じている。つまり、パン屋でもパンに合うおかずを販売し、その横にそっとパンを陳列す
るといいのかもしれない。これも夜の 5 時ぐらいからの販売にして昼間では食べることが
出来ないという付加価値をつけてみるとまた変わってくるのではないだろうか。
パン屋だからパンで勝負しなきゃ意味がないと思うかもしれないが、パンに対して何か
付加価値をつけなければ到底ご飯には勝てないと私は考える。こうすることで、パンに対
しての日本人の意識が徐々に変わっていき、将来的にパンを食べる日本人も多くなるので
はないだろうか。