Family practice os

1. 総合診療で必要になる
2021年1月30日
東京医療センター
尾藤誠司先生講演より
2つの
オペレーション
システム

2. 家庭医療理論を勉強していて
問題解決に役立つイメージが
できないときがある
それはそもそも
家庭医療のベースとなる
パラダイムが違うから
かもしれない

3. 問題解決モード ナラティブモード
これまでの医学教育で
叩き込まれたパラダイム
家庭医療実践で
前提となるパラダイム

4. OS1：問題解決モード OS2：ナラティブモード
ゴール 問題解決 やりくり
問題の場所 個体に内包 個体ではなく，状況
正解 正解は1つ 状況で正解はバラバラ
アプローチ
因果関係で考える．
原因消去をしたい
原因は色々，偶発的．
原因消去に執着しない
決断の根拠 客観的情報 主観的な認識や価値
問題対処の資源 専門家側の知識 登場人物の関係性，対話
時間的な視点 時間的に分断，再現可能 時間的に分断不可能
複雑な問題への対応 個々の要素を分解する 複雑なまま扱う

5. 問題解決モード ナラティブモード
患者中心の医療
BPSモデル
統合ケア
家族志向
複雑困難
臨床倫理
多併存疾患
終末期
病態生理アプローチ
症候学・鑑別診断
細分化
パターン認識
アルゴリズム
エビデンス
標準治療

6. 問題解決のためのOS1の
延長上で家庭医療理論を使うと
しっくりこないときがある
それはそもそもOSが違うからだ

7. 患者さんの診療では
両方のOSを同時に動かそう