イギリス産業革命から資本主義、そして、マルクスの「万国の労働者よ、団結せよ！」までをまとめています。

1. 稲葉 通太 Michio Inaba
でマスター 中学社会科 歴史でマスター 中学社会科 歴史
「世界の工場」の光と影
産業革命と資本主義社会の成立

2. しゅ こうぎょう
手工業
大きな機械を
使わず、
主として手先で
品物を作る工業
18世紀までの
ヨーロッパ

3. 織物って、
いろいろ
あるよ。
知ってる？

4. け
毛織物
き ぬ
絹織物
め ん
綿織物
あ さ
麻織物

5. け
毛織物
め ん
綿織物
とても温かい
汗などを吸収
しわになりにくい
ひっぱりや
摩擦に弱い
チクチクする
ことがある
洗うと縮む
アイロンなど
熱に弱い
値段が比較的高い
温かい
汗などを吸収
しわになりやすい
ひっぱりや
摩擦に強い
肌ざわりがよい
それほど縮まない
熱に強い
値段が安い

6. め ん か
綿 花
め ん し
綿 糸
め ん ぷ
綿 布
綿製品の生産過程

7. め ん
綿織物
温かい
汗などを吸収
しわになりやすい
ひっぱりや
摩擦に強い
肌ざわりがよい
それほど縮まない
熱に強い
値段が安い
18世紀のイギリスでは
綿織物が好まれるようになった

8. インドから
軽くて質のよい
綿花がたくさん
入ってきた
17世紀後半

9. て お
手織り
すごく時間がかかる
大量に作れない

10. もっと大量に、速く
綿織物を作れるように
しなければ！

11. 機械の発明
ジェニーの紡績機 カートライトの力織機
18世紀後半
速く大量生産

12. 工作した人の
動画を見てみよう
ワットの
蒸気機関
石炭を燃やす

13. 1825年 スチーブンソンがロコモーション号を走らせる
鉄道の父

14. 蒸気機関車 世界初の鉄道はイギリスから（1852年）

15. 大きな工場が作られる
新しい工業都市が誕生

16. たくさん必要だったのは
せ き た ん
石 炭
黒いダイヤ

17. さ ん ぎょう か く め い
イギリス産業革命
工業化が社会や人々の生活を
大きく変える
世界の工場
19世紀に他のヨーロッパ諸国や
アメリカ、日本に広まっていく

18. しかし、
いろいろな問題が
出てきました

19. 地方から都市へ働きに
出る人々が増えた。
貧しい農民が多かった。
いろいろな
問題が起こってきた

20. ロンドンのスラム
地方から働きにくる
人々が増え、
ゴミがあふれ、
汚染された水を飲んだ
ので、悪い伝染病も
流行した

21. 機械化によって、
プロの職人は必要ではなくなった
女性や子どもでも働かせられる
安い給料で長時間
働かせよう。
そしたら
もっともうかるぞ。

22. 炭鉱で働いている
子どもたちや女性
長時間の
過酷な労働が問題に…

23. 新しい経済のしくみが
できてきた

24. 資本家
労働者
労 働 賃 金 し ほ ん し ゅ ぎ
資本主義

25. 労働者は、
労働条件の改善を
求めて
労働組合を結成
マルクス
（ドイツ 1818～1883）
『万国の労働者よ、
団結せよ！』

26. 資本家
労働者
し ほ ん し ゅ ぎ
資本主義
工場や財産は社会のもの。
労働者だけの平等な社会をめざそう。
し ゃ か い し ゅ ぎ
社会主義

27. 平等な政治参加を求める運動も起こる
選挙法の改正が
何度か行われる
イギリス以外の
ヨーロッパ各地でも
国民の権利の拡大を
求める革命が起こる