Gsd
- 1. Development
Ground Scape Design Workshop - Team B
Kensuke Aijima
Kazumi Kagimura
移築可能性
Roshi Sakaba
Shinichiro Yamashita
銀座というコンテクスチュアルな土地の中で開発して
いくことを考慮し、移築可能性を独自に評価した。
その重みを三段階にわけて立体的な模型で色分けする
ことでどのような 余白 があり得るかを考えた。
Concept
DiagramModel
「下品な上品さ」から「落ち着きのある上品さ」へ
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・創業が古く、空間・コンテンツの質の向上に寄与し
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4+1
4+1
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4+1
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更に、地価の上昇に伴いブランド店が立ち並び、自己顕示をするように店内へ入っていく人、他人の目を気にし
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・にぎわいの創出に寄与している。
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・デザインがいやみなく空間に良い影響を与えている。
た。その結果容積は限界に達し、高密度なビル群が密集している現状があります。
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ている。
繁華街として発展してきました。しかし高度経済成長に伴い地価が急上昇し利益追求型の土地利用が蔓延しまし
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銀座は江戸時代より栄え、幾重ものレイヤーと変化を重ねてきたまちです。アクセスのよさも併せて国内屈指の
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ダークグレー:残す価値があると判断
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グレー:状況に応じて変更可能と判断
て ステータス を身に纏いまちを歩く人が目立つようになりました。
3rd floor-
・チェーン展開をしている店舗など
そこで私たちは銀座に「余白」をつくることで、現状の問題や 下品な上品さ を解決する事を提案します。
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・銀座ならではの業種ではない
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1st floor
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・デザインが周囲との調和を乱している
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4+
4+1 1
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・空きテナントが大部分を占めている
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ライトグレー:無くすべきと判断
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Problems
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&
飽和状態の容積
2ndfloor
容積を限界まで使った建物群は左図に見られる様な閉塞
的な空間を形成しています。特に六丁目では街路に向か
う開口が比較的少なく淡白な空間になってしまっていま
開発タイムライン
す。
既存の良さを保持しつつなだらかに新しい銀座に移行できるよう開発計画を考えました。開発の
座る場所がない
影響力や実現性を考慮し、
開発のスパンを 10 年間とし、
3工期を想定した計 30 年の計画とします。
本計画は開発の中盤である 20 年後の銀座の姿を想定しています。
大部分が商業スペースとして使われており、ふと疲れた
時に気軽にすわれる様な場所がほとんどありません。三
越の9階に人があふれているのはそのようなスペースの
需要を表しています。
緑が少ない
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てもほんのわずかしか緑被が施されていません。
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緑被率が23区内でも下から3番目。街路空間にいたっ
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4+1
4+1
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Form
10 years
余白の余裕
連続した立体的なヴォイド
小さなヴォイドを立体的に連続させる事で、地価の高い
この土地で省スペースでありながら、開放感のあるスペー
構想の核となる
・パブリックスペース
発部分にも影響を与え、
・居住機能
更新の際に 6 丁目の新
・
ヴォイド
・
ヴォイド
しい色に合わせていく。
の配置
そこには他人目線のブランド志向ではなく、自分の価値観にこだわれる人たちに来てほしい。
開発部がグレーの未開
・居住機能
銀座にとって大切な事は、粋な人びとが集う場所があることだと思います。
構想全体の
・パブリックスペース
スや視線のつながりを確保する事ができます。
の配置
現在の飽和した状態から少し引き算してみる。
縦方向に長い緑
" 下品な上品さ " ではなく、成長したあとの " 洗練された落ち着き " の広告塔を構想する。
竹や壁面緑化を中心に植栽計画をすることで、狭い体積
でも有効な緑化空間を創ります。
鋭い自然光
30 years-
20 years
Section perspective
Roof perspective
自然を直接的に広域に入れるのではなく、間接的に局所
Residence
に入れる事で、効果的でシックな銀座らしい光環境を演
出します。
Share lounge
Private garden
Program
外国人向け高級ホテル
Hotel
高層
Roof garden
中心のパブリックスペースの周辺に宿泊施設として高級
ホテルを一体的に開発します。パブリックスペースはホ
Private garden
を底上げします。
Side terrace
が視認できる程度の植栽のデザインを行います。
ht
Reception
sig
Cafeteria
of
e
lin
低層
Cultual shop
Open space
居住などの長期滞留。専用のコモンスペースから低中層のオープン
スペースを眺める事ができる。
中層:滞留時間=中
Cultual shop
Lounge
レストランなどの 1 時間∼数時間までの滞留を想定したコンテンツ
を配置。下層のヴォイドを眺める事ができる。
低層:滞留時間時間=短
カフェや本屋、雑貨屋など空間の品位を損なわず滞留時間が比較的
短めのコンテンツを配置。中層のヴォイドの存在がわずかに伺える。
Cafeteria
Central St.
Matsuzakaya
t
Atrium
高層:滞留時間=長
h
sig
Cafeteria
富裕層向け集合住宅
のコモンスペースを設け、低層、中層からわずかに存在
Open space
Restaurant
なう事のないコンテンツを配置していきます。
通りから見て奥に位置する街区の上層部には富裕層向け
of
中層
e
lin
ight
fs
line o
ブリックスペースを有効に利用でき、かつ空間の質を損
に 15 世帯数程度の居住機能を整備します。居住者のため
Atrium
t
それを取り囲む低層部にはカフェや、レストランなどパ
Reception
igh
中心にエリアの核としてパブリックスペースを設けます。
lounge
fs
パブリックスペース
Roof garden
eo
lin
テルのラウンジとしても機能し、人の密度や空間の品位
Residence
Hotel