vim 概要
vim を使うメリット
・OSを選ばない
・少ないキー操作、指の動きが少ないキーでテキスト編集が可能
特に Web 開発者は、動作環境と開発環境がともに Linux であることが多いので、プ
ログラムを組むためにメインで使用していることも多いです。
vim の歴史
パンチカード ed
(1カード80文字) (ワンラインエディタ)
ex grep sed
(edを拡張) (テキスト検索) (ストリームエディタ)
exコマンド
も搭載
vi awk
(ビジュアルエディタ) (スクリプト言語)
perl
vim
(様々なスクリプト言
(viを拡張)
語の原型)
vim とは「Vi IMproved」の略で、vi というエディタを真似て高機能にしたものです。
vi は ex というラインエディタを拡張したものです。vi の ex コマンドの多くは ed から
5.
移植されたものです。
ed での編集は、1行単位でしか表示できない端末で使用することを前提に作られた
ラインエディタで、grep, sed, awk などと同じコンセプトで作られています。vi はテキス
ト全体を見ながら編集できるように拡張されています。
vi は回線も画面の表示も遅い時代の産物ですので、なるべく(ひとつでも)少ないキ
ータッチで高速にテキストを編集できるように作られています。また、Windows, Mac,
Linux, Solaris や BSD など多くの OS で使用することが出来ます。
vim は vi をさらに別の人が真似て拡張したもので、今の時代でも耐えられるくらいの
機能を揃えています。見た目は前時代的ですが、Windows の秀丸・さくらエディタ・
EmEditor などと比べても機能は劣りません。ウインドウを分割することも出来ますし、
複数ファイルを一括で置換したり、Python や Lua、その他言語でスクリプトを書くこと
もできます。
※ この文書で説明する機能は、OS や vim のバージョンによっては使えないこともあ
るかも知れません。
※ 紹介するコマンドは抜粋ですので、全部知りたい人はヘルプや Google を参照し
てください。また、これでも覚えられない場合は太字部分だけでも便利に使えます。
似たコマンド
vi…最近の OS(特に Linux)では、vi を起動すると vim の vi 互換モード(機能制限版)
が起動することが多いです。
ex…これも同様、vim の ex 互換モードが起動します。
view…vim が読み込み専用で起動します。