アルティメットのディフェンスに関する基本的な説明です。

1. アルティメット フリスビー 103
ディフェンス
BEGIN ULTIMATE (2020/4/5作成)

2. Contents
• ディフェンスの基本的な考え方
• トラップサイドの種類とディスクの状況にあわせたポジション
• ハンドラーディフェンスとカッターディフェンスの注意点
画像: 日本フライングディスク協会(JFDA)Facebook
「アルティメットクラブチャンピオンズリーグ2019」より借用

3. ディフェンス

4. ディフェンスの基本はマンツーマン
一人のオフェンスを一人のディフェンスがマークする。スローオフの前に誰がどのオフェン
スをマークするか確認しておこう。
(ゾーンディフェンスについてはまたの機会に。。。）
ディフェンス
オフェンス
1人のオフェンスにつき
ディフェンス1人
左から２番目の人を
マークするね

5. スローワーを２人以上のディフェンスがマークしてはいけない
スローワーの半径3m以内でディフェンスが2名以上いる場合、ルール 18.1.1.5の
「ダブルチーム」インフラクションが適用される。
ディフェンス
オフェンス
1人のオフェンスにつき
ディフェンス1人
駆け抜けるのはOK
近くにいる他のオフェンスを
マークしている場合もOK
ダブルチーム反則

6. ディフェンスの目的は「オフェンスのミスを誘うこと」
スローの選択肢が少ない場所（トラップサイド）にオフェンスを誘い込み、トラップサイ
ドでリスクの高いスローを選択させミスを誘う。
ディフェンス
オフェンス
バックスロー側に立つこと
でサイド側へ誘う
バック側にはマーカーがいて、オープンは
ディフェンスのプレッシャーがある。
（トラップサイドにいる状態）

7. トラップサイドの種類①「フォースサイド」
ディフェンス
オフェンス
バックスロー側に立ちサイドスローを投げさせるフォーメーション。サイドスローが苦手な
人も多いのでトラップサイドでのミスを誘う。サイドスローはバックスローと比べてキャッチ
からスローまでの時間が短いので、ディスクスピードにディフェンスが追いつかない場合
もある。

8. トラップサイドの種類②「フォースバック」
ディフェンス
オフェンス
サイドスロー側に立ちバックスローを投げさせるフォーメーション。サイドスローと比べて
バックスローはモーションが大きいので展開のスピードがゆっくりになる。追い風の場合
はハンマーやスクーバなどのスローにも注意が必要。

9. トラップサイドにディスクを誘い込む(ディスク中央)
フォースサイドの場合、ディスクをオープン側に投げさせやすい形を作る。
ディフェンス
オフェンス
インサイドアウトコースを通さないように
ピンク色のユニフォーム
がディフェンス。まるで１
列の壁のようにバック側
へのミートを防ぐ。
風向き次第ではトラップサイドの奥へ長いパスが通るので注意。

10. トラップサイドにディスクを誘い込む(ディスク逆サイド)
まずはディスクを中央に展開させる。
ディフェンス
オフェンス
ハンドラー１のディフェンスは赤四角のエリアに走りこまれないようにケアする。
スタック最後尾のオフェンスはミートと両サイドの奥に走る可能性がある。
スローワーのスロー力と風向きを考えてケアする必要がある。

11. 注意点①ディスクの動きに合わせたポジショニング
ディスクがトラップサイドに移動するときには、レシーバーのディフェンスは速やかにポジ
ションをトラップサイド側へ移動すること。
ディフェンス
オフェンス
ディスクが移動したときにディフェンスがトラップサイド側にポジション変更
できていないと、ノーマークでオフェンスに走られてしまう。
一人でもポジショニング
が遅いとディフェンスの
壁が崩れてしまう。

12. 注意点②全てのコースを切ろうと無理をしない
オフェンスは常に複数の選択肢を持っているので全てのコースを完璧に止めるのは不
可能。風向きやスロー力を考えて、リスクが高い方やゲインが少ない方を選択させる。
ディフェンス
オフェンス
ディフェンスとしては黒のコース（ダンプ）も
止めたいが赤コース（駆け上がり）でゲイン
されてしまうのは一番良くない形。
向かい風オフェンスであればミートケア、追い
風気味であればロングスローケアでも良いか
もしれない。
前に走りながらレシーブ
する駆け上がりは次の
パスをすぐ投げることが
できるので要注意。

13. 注意点③白熱した時のファールに注意
ディフェンスに関するバイオレーション（試合が中断する反則）とインフラクション（試合を中断
しない反則）はいくつかあります。事前に確認しておきましょう。
おすすめ：アルティメット公式ルール 〜コール概要編〜
https://www.youtube.com/watch?v=fGfOGq9TaoA

14. END
アルティメット フリスビー 103
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