AI・ロボットと共生する社会
2016年5月6日
TIS株式会社/株式会社エルブズ
油谷実紀
自己紹介
油谷実紀(ゆたにみき)
TIS株式会社 フェロー
戦略技術センター長 兼 AI技術推進室長
■AI、ロボット、認知科学等を用いたヒューマン・
コンピュータ・コミュニケーションの実現
■クラウド×ソフトウェアが主導するIT技術
株式会社エルブズ 取締役副社長
■社会性エージェントサービス提供
Facebook: 油谷実紀
Twitter: @blackaplysia
TIS株式会社について
 設立
 1971年4月
 本店所在地
 東京都新宿区
 従業員数
 約6,000名
 株主
 ITホールディングス(東証一部):100%
(2016年7月にTISとして再上場予定)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29I4U_Q5A031C1TI5000/
株式会社エルブズについて
 設立
 2016年2月26日
 本店所在地
 東京都渋谷区
 従業員数
 5名
 事業内容
 社会性エージェントサービスの提供
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98428070U6A310C1TI5000/
AIはどこまで進歩したのか
AIをとりまく最近のトピックス①
 IBM・ソフトバンク、Watson日本語版API
提供開始(2016/2/19)
http://jp.techcrunch.com/2016/02/18/localized-watson-api/
AIをとりまく最近のトピックス②
 MicrosoftのAIチャットボットTayが
人種差別ジョーク乱発で停止、謝罪へ
(2016/3/23)
http://techcrunch.com/2016/03/24/microsoft-silences-
its-new-a-i-bot-tay-after-twitter-users-teach-it-racism/
AIをとりまく最近のトピックス③
 メッセンジャー大手各社より、相次ぐ「ボッ
トフレームワーク」の発表とAPI提供開始
 Microsoft Bot Frameworkおよび
Cortana Intelligence Suite(2016/3/30)
 LINE BOT API Trial Account
(2016/4/7)
 Facebook Bot Engine(2016/4/12)
AIをとりまく最近のトピックス④
 まとめ
 自然言語処理に基づいた会話のシステムを
作るためのコンポーネントが各社より公開
されはじめた
 現在のボットはデータの忠実な家来
 単純オンライン学習→「洗脳」リスク
 Facebook (wit.ai)が一部実装している
サンプルベースの会話に期待
AIとは
 古典的議論:「強いAI」vs「弱いAI」
→現在のIT産業は「弱いAI」ベース
 AIは人間の知的な作業を代替・拡張する機能
→AIの得意なことだけをAIがやればよい
 AIが雇用を駆逐する、といった議論は当面問
題にならない
「AIは,本当に知能のある機械である強いAIと,
知能があるようにも見える機械,つまり,
人間の知的な活動の一部と同じようなことをする
弱いAIとがあります」(人工知能学会)
https://www.ai-gakkai.or.jp/whatsai/AIresearch.html
コールセンターでの活用例
 マイニング、自動要約、FAQ作成など自然言
語処理を自動化したい既存業務が存在
 やりとりのバリエーションが限定的であり、
雑談等を考慮する必要がない
 オペレータが復唱するため音声認識が容易
復唱 音声認識
音声
回答
自動要約
感情分析
NGワード
検出
曖昧検索
FAQ生成
音声合成 文生成
①
②
③
④
現在容易に活用できる主なAI技術
1. 分類・識別
 データに基づく推薦や洞察
 個人識別、表情分析、状況認識
 ソーシャルデータの分析(評判、感情)
2. 対人コミュニケーション
 24時間365日簡易サポート
 インバウンド観光客向けサービス
 コミュニケーションロボット
(対話、ジェスチャ)
2015年以降、自然言語処理の活用が進展
コミュニケーションデバイスとしてのロボット
目・耳
→画像認識・
音声認識
その他のセンサー
口・手
→音声+ジェス
チャによる
コミュニケーション
足
→自律移動
クラウドロボティクスによる能力の拡張
 超知覚(meta perception)
各個体(ロボット)の知覚情報を
リアルタイムに共有し利用
 協調行動(cooperative robotics)
遠隔地に配置されている
複数個体(ロボット)が
協調・同期して行動
AI×IoTによる主体性の獲得
従来のAI
これからのAI
質問・操作
主体
データ
IoT
クラウド
主体
質問・指示
AI・ロボットとの共生
ボットとは
ボット
アプリ
利用者
ボット
API
ボット
特有
機能
会話の生成
ボットと社会的つながりとの乖離
ボット
アプリ
利用者
ボット
API
ボット
特有
機能
仮想世界(Cyber World)
物理世界
(Physical World)
会話の生成
社会的
つながり
ボットがリアルな社会的つながりを補強
ボット
アプリ
利用者
ボット
API
ボット
特有
機能
クラウド
仮想世界(Cyber World)
物理世界
(Physical World)
社会的
つながり
高齢者の見守り(例)
ボット
アプリ
利用者
ボット
API
ボット
特有
機能
クラウド
物理世界
(Physical World)
仮想世界(Cyber World)
社会的
つながり
病院
民生委員
遠隔地の家族
自治体
利用者の自立生活支援(例)
ボット
アプリ
利用者
ボット
API
ボット
特有
機能
クラウド
物理世界
(Physical World)
仮想世界(Cyber World)
社会的
つながり
郵便局
店舗など
相談相手
エルブズの
プラットフォームサービス
エルブズサービスプラットフォーム
Elvezサービス
御用聞き
ネットワーク
チャネルに所属する
フレンドとの会話
チャネルに所属する
御用聞きAIとの会話
状況の把握
御用聞きAIとリアル組織/人材が
御用聞きネットワークを構成し
課題を共同で解消する
エルブズの社会的課題への挑戦
 ボリュームゾーンの方々に
 インターネットの楽しさを
 簡単に安心して体験してほしい
55歳以上の方に寄り添い、
暮らしに役に立つ
経験を提供する
「御用聞きAI」が支援する
1億総活躍社会の実現
活用例①
 地域創生・まちひとしごと創成
 ものづくり活性化
 地産地消
 地域活性化
製品販売
製品紹介
Elvezサービス
店舗
活用例②
 一億総活躍社会
 高齢者の暮らしの支援
(ニーズ把握と対処、民生委員補助)
健康把握
関係者
への連絡
健康情報
提供
Elvezサービス
地域等
活用例③
 移住定住促進
 情報提供の高度化
(電話・TV・WebからAIへ)
 自然と暮らしを知ることによる郷土愛醸成
 子育て支援による不安解消
暮らしの
問い合わせ
適宜適切な
情報提供
Elvezサービス
自治体
京都唯一の村南山城村との取り組み
南山城村における「道の駅」事業
→商店街ICT受発注宅配システムへの
チャットボットサービスの提供
利用者
Elvezサービス
御用聞き
ネットワーク
エルブズへのインターンを募集中
 下記技術スキルをもつ、または経験したい方
 クラウド (特にAWS)
 Git (A successful Git branching model)
 MVCアーキテクチャ
 以下、いずれか一つ以上
 SwiftとObjective-C
 Python/Django/JavaScript
 ChainerやTensorFlow
 連絡先
 Twitter: @blackaplysia (Miki Yutani)
社会性を持つAIで幸せを提供する

UEC総合情報学特別講義資料(2016/5/6)