大学研究室でも大企業でもない、個人から始まるバイオベンチャーについて

1. ガレージ・バイオベンチャー
Singularity University GSP
各モジュール要約シリーズ
「バイオ」①
2018.01.06 1.10版

2. 「ガレージ・バイオベンチャー」とは？
「大学でも大企業でもない、個人から始まるバイオベンチャー」
オープンソースのバ
イオリアクター
個人宅に実験
設備を整える
実験機材を共同
購入、共同利用
コミュニ
ティー
Garage-Biotech
Startups

3. DIYバイオ、ガレージ・バイオベンチャー事例
SOS Venturesが
主導するガレージ
バイオベンチャー用
アクセラレータ
卒業生の純肉ベン
チャーは2017.08に
$14Mを調達
色々なガレージ・
バイオベンチャー
が「卒業」

4. 「ムーアの法則」
指数関数的な性能向上
指数関数的な価格低下

5. コンピューターの低価格化による「ビッグバン」
ムーアの法則(コンピューターの低価格化)
⇒Steve JobsやBill Gatesのような起業家が登場
Apple, Microsoftに始まり、Oracle, CiscoからFacebook, Googleに至るま
で、巨大な「ソフトウェア産業」が発生

6. バイオでも起きている「ムーアの法則」的なもの
DNA配列決定コスト
DNA合成コスト

7. DNA配列決定コスト低下で起きた「ビッグバン」
何百何千社ものバイオベンチャーが創業、数多くのサービスが生まれている

8. 個人でもバイオで色々なことができるように
オープンソースのDIYバイオ機材一式：
個人でも安価に購入・製作・運用が可能
個人も利用可能なバイオ
実験室(FabCafe東京(渋
谷)、MTRL)

9. バイオでの次の「ビッグバン」
DNA配列決定コスト
DNA合成コスト

10. DNAを自由に書けるようになったら？
薬用ウイルスのDIY合成恐竜の復活
家のかたちに育つ木をDNAで設計
「生き物の設計」

11. 細胞培養も安くなる
DIYバイオ・
バイオハック

12. カメレオンや蛍の細胞で
できたテレビ
「なまものづくり」自作サイボーグ部品
細胞を自己増殖する素材として利用
絶滅動物の肉

13. 大勢で色々試してイノベーション
バイオ領域で「できること」がビッグバン的に増加
⇒数では少ない大企業や大学が取り組むだけでは
圧倒的に試行数が足りず、まったく追いつけない。
⇒何万人何十万人で新技術や新製品を色々と試す。
（有象無象のガレージ・バイオベンチャー）
※「とにかく世に出して試す」はRapid Prototypingとも言える
「大衆創業、万衆創新」
という中国の参考事例

14. HACK⇒MAKE⇒BIO： 実は使い古された方法論

15. 純肉プロジェクト：詳細はこちら
http://shojinmeat.com | info@shojinmeat.com
本件に関する講演料等は研究開発に充てられます。
※火星の純肉培養工場のイメージ

16. 更新履歴
2017.9.24 1.00 初版
2017.10.06 1.01 細胞培養追加
2018.01.06 1.10 内容の整理