アイディアスケールホワイトハウス事例
- 2. SAVE Awardは2009年、米国オバマ大統領により開始されました。SAVEとは”Securing
Americas Values and Efficiency”の略であり、米国政府をより効率よく、効果的に運営
する為のアイデアを広く政府系職員に募ったキャンパスです。
毎年、オバマ大統領はIdeaScaleを活用し、国家予算の縮減を目指したアイデアを広く
募りました。アイデアはすべての政府系機関より集められ、IdeaScaleのプラットフォ
ームを活用し、すぐれたアイデアは選別されました。予算委員会により提出された最
終アイデアは国民による評価・投票されます。最も優れたアイデアはホワイトハウス
にて、オバマ大統領の前でプレゼンテーションされました。
5年間によるこの取り組みから、広くアイデアを募るクラウドソーシングの方法は政府
の運営にも有効であることが立証されました。
主な成果・実績
• 100,000以上のアイデアが共有
• 90,000の職員から535,00以上の投票
• キャンペーン開始数週間で38,000以上のアイデアが投稿
• 初の最優秀アイデア賞を受賞した Nancy FichtnerによるVA患者の家庭医療推進は
$14.5Mの費用削減に成功(2014年度実績)
• 翌年の最優秀アイデア賞受賞者の Trudy Givernsは紙の登録証をすべての政府系職
員に郵送する代わりに、Eメールによる配信を提言、実行し$4Mの費用削減に成功
• 2011年には、NASA職員がプロジェクトに必要なツールが自由に利用できるツ
ールライブラリの設立を提言したアイデアが40%以上の投票を獲得
• 2012年には教育省の職員であるFrederic Winterによる政府系職員向けのベネフ
ィット内容に関しての見直し提言により社会保障費用の50%削減に貢献
• 2013年には退役軍人オフィスのKenneth Siehr により退役軍人向け処方箋を
MyHealtheVet より発信することが提言
これらの事例は投稿された多くのアイデアの一部であり、他にも多くのアイデアが大統
領予算に組み込まれた。撲滅、削減、抑制により多くの貴重な税金の使い道が改善され
た。これらのアイデアはすべて政府内から発信され、政府内各部署に広く広がっていっ
た
米国ホワイトハウス Five Years of SAVE Awards