SlideShare a Scribd company logo
サイエンストークスからの
第5期科学技術
基本計画への提言
サイエンストークス委員会
2015.03.26
サイエンストークスとは
サイエンストークスは、研究や実務の現場の若
手が中心になって活動する日本のサイエンスを
盛り上げるためのムーブメントです。2013年の
発足以来、多くの個人有志が参加し、対話
を通じて新しいアプローチを模索し、作り上げ
てきました。
イベントや情報発信を通じて今研究の世界で
起きている問題を捉え、多様なステークホル
ダーと語り合ってブレークスルーを探すこと。未
来を変える萌芽的なアイディアや実践をプロ
モートすること。そんな活動を通じて、現場の
若手が火付け役となって研究の世界にポジ
ティブな変化の循環を広げていく様々な試み
をしています。
「ニッポンの研究をもっと元気に、面白く。」
を目標に、日本のサイエンスの
新しい潮流を創り、プロモートする
若手ムーブメントです。
オフライン
イベント参加
300人
掲示板参加
100人
オンラインイベント参加
500人
ウェブサイトアクセス人数
35,000人
Facebook
「いいね!」
1,240人
サイエンストークスの活動
年1回の大型オープンフォーラムと科学トークイベントを定期開催。
若手を中心とした多くの関係者が個人として議論に参加し、対
話を通じて草の根的な提案を吸い上げる企画を行う。在日外国
人や、民間で活躍する博士などを巻き込み、従来とは異なるチャ
ンネルをで多様な意見集約を実現する場として成長中。
オフライン・イベント(8回開催)
クラウドファンディングやオープンアクセスに実際に取り組む人
へのインタビュー記事などで最新のトレンドをキャッチ。
掲示板とTwitterを通じて誰でも個人ベースで科学技術の
議論に参加できる新しいしくみを立ち上げ。
地域をまたいで議論に参加できるよう、
イベントをライブ中継。学会大会と連
携してイベントを盛り上げ。
ネットで意見集約
ネット中継・学会メディア・サポート
先駆者インタビュー配信
研究や実務の現場の若手の意見を
科学技術政策にもっと役立てて頂きたいから
勝手に「第5期科学技術基本計画」
みんなで作っちゃいました!
有志委員会の立ち上げ ウェブサイトで意見募集 識者を招いた教育イベント 若手意見集約イベント
事例集めとオープンフォーラムでの
テーマリーダーによる発表と議論
提案書のまとめ
実現しなければ
意味が無い!
2014年3月~2015年2月の11ヶ月
をかけて、サイトやイベントで集めた
意見を集約して提案書をリリースし
ました。オンライン、アンケート、オフ
ラインイベントを含め総勢300名程
度の参加者にアイディア集約に貢
献していただきました。
サイエンストークス版 提案書の骨子
「ひと」
を中心に置いた
顔が見える科学の実現
「ひと」の評価
人のポテンシャルを最大限に
引き出す多様な評価軸とキャ
リアパス、それに応じた安定し
たポストの導入
実力のある研究者とサポート人
材がおちついてハイリターンな研
究に専念できる環境を整える。
「ひと」が活躍できる
組織づくり
面白いプロジェクトに自然と人
が集まり、集中して研究できる
魅力的な大学づくり
●斬新で自由な人材の登用
●より長期的な研究支援
●研究マネジメント人材の育成
●企業・大学の行き来を自由に
「ひと」の多様化
多様性を歓迎する制度や環
境の整備を行い、多様な人々
を研究の主役にすることで集
合知を発揮
ジェンダー、国籍、障害、職業等に
かかわらず、研究をしたい人に研
究の門戸を開き、社会にとって価
値のある研究を増やす。
「ひと」への信頼
社会からの支援と協働の
もとで研究インテグリティを
維持できる文化を形成
社会と研究との関係を取り戻
すことによって、研究が社会的
な価値を生み出せるようになる。
多様性を歓迎する制度や環
境の整備を行い、多様な人々
を研究の主役にすることで集
合知を発揮
ジェンダー、国籍、障害、職業等に
かかわらず、研究をしたい人に研究
の門戸を開き、社会にとって価値
のある研究を増やす。
Diversity
「ひと」の多様化
Diversity
オモシロイ人を集める・活かす
1.多様性を排除しない環境づくり
• ハラスメント対策の徹底とライフラインの設置
• 外国人、障がい者、性的少数者等雇用
差別事例についてのデータベース化
2.立場・条件に応じた互助的な
研究者ネットワークの創出支援・奨励
(技術・資金)
「大学外」および「大学内外」の研究活動を支え
るインフラ作り
• 都市の中に、誰でも使用可能な
公的フリースペースをふやす
• 組織に属さない研究者の資金申請や倫理基
準審査のための窓口設置
• 「やってみよう」的な自生的イベントの可視化、
共有インフラをつくる
「問題の当事者」が研究者と対等、もしくは
研究主体でもあるような学術活動を奨励
する
例)
• 環境問題とコミュニティの意思決定社会問題と
当事者間の解決
• 「当事者研究」の奨励
包摂
繋
共生産
文科省科学技
術・学術審議会の
作業部会にて検
討予定
手話で研究論文
例)スウェーデンのストックホルム大学博士論文、イギリス
のDeaf Studiesなど
出典
http://dsdj.gallaudet.edu
co-production of knowledge and action
研究者・住民・自治体と知の共生産
アリゾナ州立大学 Decision Center for a Desert City (https://dcdc.asu.edu/)
地域主導研究者コミュニティ、レジデント型研究の進展
水供給問題の大型調査、シミュレーションと教育、行政、住民との協働
地域住民との定期的ワークショップ、情報収集、社会科学的手法を用いた意思決定
出典 https://dcdc.asu.edu/watersim/watersim-v5-0/
7/5/2015 9
参考:当事者研究(事例)
当事者による分析と写真撮影
→仮説:普段から部分的にフォーカスした情報を
とる傾向にあるかもしれない 熊谷晋一郎氏による綾屋紗月氏の当事者研究
紹介より(出典は次ページに記載)
気持ち悪い!
(パニック)
えっ、どうして?
気持ち悪さ
を表現する
写真
7/5/2015 10
人のポテンシャルを最大限に
引き出す多様な評価軸とキャ
リアパス、それに応じた安定し
たポストの導入
実力のある研究者とサポート人材
がおちついてハイリターンな研究に
専念できる環境を整える。
Competition & Collaboration
「ひと」の評価
競争と共創
研究を最適化する評価システムとは
藤田保健衛生大学
宮川 剛
「科学技術の状況に係る総合的意識調査
(NISTEP定点調査2012)」より
2001年と比べて今は…
減少!
増加!
ハイリスク・ハイリターンの研究
腰をすえた着実な研究
が日本ではできにくい!!
なぜか?
現状の研究費では…
「科研費が当たった」
「科研費がはずれた」
採択率は5〜30%程度
実施期間は2〜5年
研究費が
はずれると
いきなりゼロになる!
ゼロになったら
はい上がれない!
短期間で
確実に結果が
出るものにするしかない!
提案1
「ひとの評価」で変動する
安定した基盤的研究費を!
事例
ハワード・ヒューズ医学研究所
(Howard Hughes Medical Institute;HHMI)
“How We Advance Science
— People, Not Projects”
ハワード・ヒューズ医学研究所の例
研究計画ではなく、
研究者個人の
過去の業績から
ポテンシャルを
評価することで、
長期的・独創的な
研究をサポート!
Freedom to
Explore!
Nakashibaさんの場合 Junghyup Suh の場合
2000 利根川ラボに 2000 利根川ラボに
2008. Nakashiba et al., Science
2009. Nakashiba et al., Neuron
2011. Suh et al., Science
2012. Nakashiba et al., Cell
2010. Torborg et al., J Neurosci
2011. Suh et al., Science
2014. Kohara et al., Nat Neurosci
2011. Ramirez et al., Science
2013. Suh et al., Neuron
2014. Kitamura et al., Science
2014. Yamamoto et al., Cell
時間はかかっても大きな成果!
研究者をもれなく
研究費カテゴリーに
ふり分け
カテゴリーに応じて
研究費を配分
5年ごとの評価で
カテゴリーの
上下変動あり
特 S A
B C D
競争的でありながら安定!
安定したポジションも!
提案2
最低限の収入・身分が保証される
JST/JSPS/
日本版NIH
などから
学士 18万/月
修士 20万/月
博士 22万/月
基本的人権+α
の収入は保証!
業績などで
アドオン
機関や
研究者自身の
研究費の
間接経費から
研究以外の
収入*
* 研究以外からの収入の例:
教育コマ数に応じた収入
一般向け書籍の著作料
ベンチャー企業
機関A 1 2 3 4 5
機関B テニュア雇用
審査
不合格
合
格
1 2 4 53
再チャレンジ
不適合 最終審査中間審査
機関C
審査
不合格
合
格
1 2 4 53
不適合
再チャレンジ
テニュア
雇用
最終審査中間審査
年目
トラック間移動 or トラック外へ
審査不合格
中間審査 最終審査
審査クリアで
テニュアがとれる!!
機関A所属
チャンス
は3度
テニュア雇用(任期なし)
合
格
JST/JSPS/日本版NIHなどに
所属(改正労働法を視野)
年齢制限
は無し
安定ポジションに
多様性を!
提案3
研究者
研究者
研究者
研究者
研究者
研究者
研究者
効率悪し!
研究は研究者だけではムリ!
研究者
技術員
事務
広報
専門家
知財
専門家
規制
専門家
研究
秘書
リサーチ
トラック
(Non-PI含む)
アドミン
トラック
マイスター
トラック
多様なテニュアのトラックを!
参考URL (京大iPS研・山中伸弥教授の総合科学技術会議での発表)
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu105/siryo1-1.pdf
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu105/siryo1-2.pdf
リサーチ・トラック
リサーチアソシエイト(ポスドク相当)
プリンシパル・リサーチアソシエイト(ミニPI)
マイスター・トラック アドミン・トラック
リサーチエンジニア
リサーチアドミニストレーター
インテレクチャルプロパティ
スペシャリスト
トラック間の異動が可能!
テクニカルアシスタント リサーチセクレタリー
資格:博士号取得者、受入先が確保されていること
資格:修士号取得者または
学部卒業後2年間実務経験保有
資格:学部卒以上
etc
リサーチスペシャリスト
トラック間の
異動も可
大学・国研
などの常勤
教員・職員等
トラック外
への異動も
あり
参考URL(マサチューセッツ工科大学の職位・職階) http://web.mit.edu/policies/5/5.2.html
まとめ
「ひとの評価」で
競争と安定のベストミックス!
そこから共創を!
面白いプロジェクトに自然と
人が集まり、集中して研究
できる魅力的な大学づくり
●斬新で自由な人材の登用
●より長期的な研究支援
●研究マネジメント人材の育成
●企業・大学の行き来を自由に
Empowerment
「ひと」が活躍できる組織づくり
Case study 1: MITメディア・ラボのモチベーション
7/5/2015 37
自分のやりたいことが既存の研究分野
内でできるのなら、メディア・ラボにいる
必要はない。
ー 伊藤穣一(MITメディアラボ 所長)
成功の評価基準:
Uniqueness(独自性)
Impact(インパクト)
Magic (魔法)
出展:http://www.inktalks.com/people/joiito
なんかおもしろそう
Case study 2: Ars Electronicaの
マネジメントとモチベーション
7/5/2015 38
「様々な分野をつなげる日々の実践が、根源的で重要なイノベーションのバッテ
リーである」という考え方。
“Shared Creativity(共有された創造性)”という概念がベース
出典:http://www.aec.at/futurelab/en/research/
Case study 2: Ars Electronicaのマネジメントとモチベーション
7/5/2015 39
“Transdiciplinary”な
プロジェクトに研究者、様々なアーティスト、学生が集まる
出典:http://www.aec.at/futurelab/en/research/
IMPU研究等は2012年社団法人日本建設業連合会の第53回BCS賞受賞
Case study 3: カブリ数物連携宇宙研究機構のメ
ンターシップ
コラボレーションがおきやすい、わくわくする
環境設計。
数学者、物理学者、天文学者が隣同士に
混ざって座る配置。
「都市広場=そこに研究者が集い,いつ
でも学問的な意見の交換ができる場所」
「全研究者が毎日15時に集まる(必須
の)ティータイム」
「野外劇場」
出典:http://www.ipmu.jp/ja/mission/support-ipmu
全ての垣根を取り払い、時間をかけて
いろいろな課題を発掘し、取組む事のできる
未来志向の集団の創設。
現代的な組織構造(ハブ構造)により、
個々人が「主役感」を持ち個人、組織の活動に集
中して取組むことのできる
”Powerful”ではなく”Effective”
かつ”Creative”な集団を目指す。
7/5/2015 41
達成したいこと
ボーダレスな未来志向の研
究者集団の創設
達成したいこと
7/5/2015 42
1.「おもしろい」ことに取組む
研究者コミュニティー内外に対して
「おもしろい」と思ってもらえる研究を
推奨し、評価する研究環境を作る。
そのために、研究者が研究の「おもしろさ」を
もっと説明し、みんながわくわくする研究に
支持を得られるようになる。
7/5/2015 43
2.科学を文化に
サイエンスの世界の人だけでなく、アート、哲学、政治、
経済界などから様々なバックグラウンドを持った人々
に研究に入り込んでもらい、
時間をかけてワイワイ研究できる
環境をつくることで活性化。
科学を日本の文化にする。
7/5/2015 44
3.巻込む
イベント(パブリック:広告)
表彰(研究者:コミットメント)
展示(パブリック:継続性)
ラボ(Visionaryな研究)
7/5/2015 45
3M(動機付け・マネージ・メンター)を同時に形成する
7/5/2015 46
3M
Motivation
内発的
動機づけ
Mentorship
メンター
シップ
Management
マネジメント
科学を文化に
Motivation/Manageme
nt/Mentorshipが三位一
体になった
研究組織づくりを推し進め、
若手の個性と能力を
最大限活かす
科学を文化に
7/5/2015 47
共通する提案
「ひと」が活躍できるための基盤となるデータ整備を
- 研究者の業績・活動の可視化・共有可能に
- 研究費の申請・審査・評価・成果追跡を容易に
- 国の政策や各大学・機関の取組のアーカイブ化と共有
- 各種自発的な取組の検証、評価を可能に
日本の科学研究に関わる個人や組織、機関の
自発的な取組を促すことで活性化!

More Related Content

Similar to 総合科学技術・イノベーション会議 第5期科学技術基本計画に関する勉強会 サイエンストークス提案骨子発表資料

ODI Osaka, 関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15
ODI Osaka,  関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15ODI Osaka,  関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15
ODI Osaka, 関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15machi takahashi
 
2017年度 アウトリーチ活動vol.4
2017年度 アウトリーチ活動vol.42017年度 アウトリーチ活動vol.4
2017年度 アウトリーチ活動vol.4AkiyamaFoundationOrg
 
石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2
石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2
石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2HyakumangokuWorldCafe
 
Ashoka Japan Progress Report 2016
Ashoka Japan Progress Report 2016Ashoka Japan Progress Report 2016
Ashoka Japan Progress Report 2016Maho Watanabe
 
知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」
知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」
知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」博士のシェアハウス
 
H21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウム
H21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウムH21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウム
H21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウムkupresident
 
話題のイベントの作り方 Event Salonとは
話題のイベントの作り方 Event Salonとは 話題のイベントの作り方 Event Salonとは
話題のイベントの作り方 Event Salonとは Peatix Japan
 
知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用
知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用
知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用Kotaro Miura
 
第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)
第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)
第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)日本顔学会若手交流会
 
20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース
20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース
20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソースNico-Tech Shenzhen/ニコ技深圳コミュニティ
 
2017年度 アウトリーチ活動vol.5
 2017年度 アウトリーチ活動vol.5 2017年度 アウトリーチ活動vol.5
2017年度 アウトリーチ活動vol.5AkiyamaFoundationOrg
 
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)Tadahiro Taniguchi
 
オープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできること
オープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできることオープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできること
オープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできることEriko Amano
 
秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3
 秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3 秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3
秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3AkiyamaFoundationOrg
 
新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014
新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014
新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014Kazuhiro Hayashi
 
第4回 SPARC Japan セミナー 2014
第4回 SPARC Japan セミナー 2014第4回 SPARC Japan セミナー 2014
第4回 SPARC Japan セミナー 2014Taro misumi
 

Similar to 総合科学技術・イノベーション会議 第5期科学技術基本計画に関する勉強会 サイエンストークス提案骨子発表資料 (20)

120516japan innovation
120516japan innovation120516japan innovation
120516japan innovation
 
ODI Osaka, 関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15
ODI Osaka,  関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15ODI Osaka,  関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15
ODI Osaka, 関西オープンデータEXPO'15, Kansai Open Data EXPO'15
 
2017年度 アウトリーチ活動vol.4
2017年度 アウトリーチ活動vol.42017年度 アウトリーチ活動vol.4
2017年度 アウトリーチ活動vol.4
 
石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2
石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2
石川県NPO起業実践講座開催事業報告書2014年度 石川の種2
 
Ashoka Japan Progress Report 2016
Ashoka Japan Progress Report 2016Ashoka Japan Progress Report 2016
Ashoka Japan Progress Report 2016
 
知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」
知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」
知的財産マネジメント研究会(Smips)「ソーシャルメディアから生まれるイノベーションの新しい形」
 
インドグルガオン観察会報告 高須 by Nico-Tech Shenzhen communitie
インドグルガオン観察会報告 高須 by Nico-Tech Shenzhen communitieインドグルガオン観察会報告 高須 by Nico-Tech Shenzhen communitie
インドグルガオン観察会報告 高須 by Nico-Tech Shenzhen communitie
 
H21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウム
H21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウムH21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウム
H21年11月19日 日本学術会議公開シンポジウム
 
140228 firstシンポ 資料
140228 firstシンポ 資料140228 firstシンポ 資料
140228 firstシンポ 資料
 
話題のイベントの作り方 Event Salonとは
話題のイベントの作り方 Event Salonとは 話題のイベントの作り方 Event Salonとは
話題のイベントの作り方 Event Salonとは
 
知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用
知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用
知識創造型学習支援システムと開発と研究活動への適用
 
第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)
第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)
第18回日本顔学会大会(フォーラム顔学2013)若手企画の発表資料(公開用)
 
20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース
20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース
20210728 #osckyoto 中国大陸で本格化していたオープンソースムーブメント 高須正和 #中国オープンソース
 
2017年度 アウトリーチ活動vol.5
 2017年度 アウトリーチ活動vol.5 2017年度 アウトリーチ活動vol.5
2017年度 アウトリーチ活動vol.5
 
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)
「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン(JST未来社会創造事業)
 
オープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできること
オープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできることオープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできること
オープンサイエンスの波に乗れ! : 研究力強化のためにできること
 
秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3
 秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3 秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3
秋山記念生命科学振興財団 アウトリーチ活動報告 Vol.3
 
Lii_140207_press_release
Lii_140207_press_releaseLii_140207_press_release
Lii_140207_press_release
 
新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014
新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014
新しい局面を迎えたオープンアクセス政策-日本学術会議フォーラム2014
 
第4回 SPARC Japan セミナー 2014
第4回 SPARC Japan セミナー 2014第4回 SPARC Japan セミナー 2014
第4回 SPARC Japan セミナー 2014
 

More from Science Talks (サイエンストークス)

参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート
参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート
参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケートScience Talks (サイエンストークス)
 
【Trust】信頼に基づいた自律と 協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)
【Trust】信頼に基づいた自律と協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)【Trust】信頼に基づいた自律と協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)
【Trust】信頼に基づいた自律と 協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)Science Talks (サイエンストークス)
 
【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり
【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり
【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくりScience Talks (サイエンストークス)
 
【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)
【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)
【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)Science Talks (サイエンストークス)
 
【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)
【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)
【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)Science Talks (サイエンストークス)
 
サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)
サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)
サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)Science Talks (サイエンストークス)
 
【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス
【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス
【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークスScience Talks (サイエンストークス)
 
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)Science Talks (サイエンストークス)
 
ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1
ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1
ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1Science Talks (サイエンストークス)
 

More from Science Talks (サイエンストークス) (10)

参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート
参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート
参議院選挙2016 科学技術政策に関する各政党への公開アンケート
 
【Trust】信頼に基づいた自律と 協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)
【Trust】信頼に基づいた自律と協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)【Trust】信頼に基づいた自律と協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)
【Trust】信頼に基づいた自律と 協働―開かれた学問 (中村征樹・大阪大学 全学教育推進機構 准教授)
 
【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり
【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり
【Mission & Passion】学術的・社会的に熱意のこもった研究づくり
 
【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)
【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)
【Diversity】オモシロイ人が集まる、育つ環境づくり (隠岐さや香・広島大学大学院 准教授)
 
【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)
【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)
【サイエンストークス】競争と共創ー研究を最適化する評価システムとは (宮川剛・藤田保健衛生大学教授)
 
サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)
サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)
サイエンストークス・バー with岸輝雄氏 ~ここがヘンだよ日本の科学技術~ 2014年9月10日(イベント資料)
 
【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス
【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス
【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス
 
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)
 
ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1
ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1
ニッポンの研究力を「納税者の立場」から考える 神田眞人 Science Talks_vol1
 
安定した基盤的研究費を 宮川剛 ScienceTalks_vol1
安定した基盤的研究費を 宮川剛 ScienceTalks_vol1安定した基盤的研究費を 宮川剛 ScienceTalks_vol1
安定した基盤的研究費を 宮川剛 ScienceTalks_vol1
 

総合科学技術・イノベーション会議 第5期科学技術基本計画に関する勉強会 サイエンストークス提案骨子発表資料

Editor's Notes

  1. 研究の世界で、人々の多様性が活かされ、集合知が発揮されるようにするにはどうすればいいか 女性や外国人、高齢者の積極活用といったことだけでなく、障害があること、性的少数者であること、アカデミアの外にいる人々など。そういった様々な立場、ライフスタイル、興味関心の人々がチームを組み、お互いの長所を活かしながら、発見や知識の蓄積に貢献できるような環境を作りたい。 備考1:多様性を排除しない取り組み、は文科省の科学技術・学術審議会、先端研究基盤部会の下で取り組む予定 備考2:Genspaceは非営利団体 備考3: “Co-production means delivering public services in an equal and reciprocal relationship between professionals, people using services, their families and their neighbours” (new economics foundation) or “the public sector and citizens making better use of each other‘s assets and resources to achieve better outcomes and improved efficiency” (Governance International). ※本来は当事者研究のための用語ではないが、ここでは援用する
  2. 可能であれば使う(時間的には厳しい)
  3. 自閉症スペクトラム障がい Figure.3 視覚情報のフォーカス 図左のような何気ない道端の枯葉を見て,綾屋は「気持ち悪い!」とパニックを起こすことがある.なぜ気持ち悪いかを他人に伝えようとして綾屋の撮影した枯葉の写真が図右である.
  4. これは、日本の研究者の意識調査ですが、2001年とくらべて、現在、…が減少し、・・・が増加してしまっています。
  5. つまり、現在の日本ではハイリスク・ハイリターンの研究、腰を据えた着実な研究ができにくい、要はまともな研究はできにくい、と言われてます。なぜでしょう?[次のスライド]
  6. これは、現状の研究費の仕組みでは、
  7. 申請がギャンブルのようになってしまっていることが、最大の原因の一つです。
  8. 科研費が当たった、外れた、こういう表現、普通にするわけですが、これはまさにギャンブルであるからでして、
  9. 採択率は低く、実施期間は2年、、3年、長くて5年しかなく、
  10. 研究費が外れてしまうと、いきなりゼロになる。そして[次のスライド]
  11. ですので、短期間で確実に結果が出るものにするしかない!
  12. というわけでリスクの高い研究に打ち込めない。
  13. そこで、「ひとの評価」でゆるやかに変動する安定した研究費をお願いしたい!
  14. 事例ですが、ハワード・ヒューズ・メディカル・インスティチュート。米国の医学生物学のメジャーな研究者はここのインベスティゲーターのポジションをもっており、これをゲットすると年間100万ドルくらいの研究費が長期的にもらえます。
  15. ここでは、*過去の業績から、そのひとのポテンシャルを評価することで、長期的・独創的な研究をサポートします。。
  16. 私が以前在籍していた、MITの利根川ラボはこれをもっていたわけですが、研究者は、時間はかかってもいいので大きな教科書にのるような成果をあげることを目指します。例えば、私と同期で2000年にポスドクとして利根川ラボに入った中柴さんというひとは、2008年にやっと最初の論文がでてます。つまり、8年間なにも論文がでなかった。その後、どんどんででてます。 この*ジャンというのも同期なんですが、なんと11年間論文が出ませんでした。その後は同様。
  17. そこで、案ですが、業績を評価して研究者をもれなく「研究費カテゴリー」に振り分けます。 *そして、カテゴリーに応じて研究費を配分します。 *5年ごとの同様な評価でカテゴリーの上下変動はありますが、大きくは変わらないようにする、と。 こうして、競争的でありながら安定させる、というわけです。 http://www.istockphoto.com/stock-illustration-8932383-martial-arts-cartoon-with-belts.php?st=8d1a544
  18. そして、研究費だけでなく、ポジションも安定させたい。
  19. この案では、基本的人権は守られるレベルの収入・身分が保障される。 加えて* 業績などでアドオン給与がつく、というものです。
  20. で、この身分は*審査をクリアするとゲットでき、*再チャレンジもできるようにしておきます。 ------- ・リサーチ・トラック、リサーチアソシエイト(ポスドク相当)のテニュア化(JST/JSPSでの任期なし採用)までの流れを示した(他のトラックでも原則同様な仕組みにする)。 ・テニュア化の中間・最終審査は主査1名(直属の上司/PI)、副査2名(内部と外部から)のもとで公開で行われる。 ・トラック採用後5年までは書類上は機関の所属となる。 ・テニュア化後はJST/JSPS/日本版NIHなどの所属となるのは、「改正労働法」への対応を視野にいれているということ。ある機関の雇用で終身雇用になってしまうのは、研究hsあの流動性確保の観点から弊害もあるので、このような形式が望ましいだろう。 ・トラック間移動では、アドミントラック、マイスタートラックなど。 ・トラック外は、企業や官公庁など。
  21. また、このポジションにはぜひ多様性を!
  22. 現在では、研究室主催者を目指すトラックしか、まともな職としてはないわけですが、研究は研究者だけではムリです。[次]
  23. そこで、*技術員のテニュアトラックとか、*アドミニストレーター、*PIではない研究者などのテニュアトラックを設けませんか、ということです。
  24. あと、その人の適性によってトラック間の移動が可能になるようにしておきます。 --------- ・リサーチ・トラック:プリンシパル・リサーチアソシエイト(“ミニPI”として独立して研究を行う研究者)、リサーチアソシエイト(PIの下で研究を行う研究者) ・マイスター・トラック:リサーチスペシャリスト(高度で広範な研究補助業務を行う技術員)、リサーチエンジニア(高度で専門的な研究補助業務を行う技術員)、テクニカルアシスタント(高度な技術・知識を必要としない研究補助業務を行う補助員) ・アドミン・トラック:リサーチアドミニストレーター(事務)、パブリックリレーションスペシャリスト(広報専門家)、インテレクチャルプロパティスペシャリスト(知財専門家)、レギュレーションスペシャリスト(規制専門家)、リサーチセクレタリー(研究秘書) ・ミニPIのトラックについては、海外にいる時点でこの制度と研究費(科研費やさきがけなど)に応募できるようにする。
  25. まとめですが、 「ひとの評価」 で競争と安定のベストミックス! そこから共創を!
  26. 日本の専門家佐藤哲 http ://ilekcrp.org/ 出典 https://dcdc.asu.edu/watersim/watersim-v5-0/
  27. 日本の専門家佐藤哲 http ://ilekcrp.org/ 出典 https://dcdc.asu.edu/watersim/watersim-v5-0/
  28. 日本の専門家佐藤哲 http ://ilekcrp.org/ 出典 https://dcdc.asu.edu/watersim/watersim-v5-0/