4. 北大URAシンポジウム発表資料 網塚教授分 2015年10月6日
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北海道大学URA強化キャンペーン！ 第２弾『北大URAシンポジウム～北大URAが目指すもの～』での北海道大学総長補佐 網塚浩 教授によるプレゼン資料
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4. 北大URAシンポジウム発表資料 網塚教授分 2015年10月6日
- 2. 2014年3月24日、URAと出会う １ 総長補佐 着任 H27 概算要求 オープンファシリティ シンポジウム H28 概算要求 グローバルファシリティ センター立ち上げ作業 0 40 100 120 140 160 80 60 20 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 5 6 7 8 9 101 2 3 4 H26年度 H27年度 お時間 ありますか？ それいいと 思います！ やりましょう！ 明日までに お願いします！ 江端 主任URA 至急・・・
- 3. 本日の内容 ２ 北大のURA、ここがスゴイ！ 北大のURA、ここにキタイ！ 以下でお話する内容は、北大URAのメンバーが支援された 教職員の方々（もちろん私も）からメールや口頭でお伺い したご意見、また、URAの方々にお聴きしたお話に基づい ています。 お名前は伏せますが、ご協力いただきました皆様に心より 感謝申し上げます。 また、全てをご紹介できないことをお詫びいたします。
- 5. URAは足で稼ぐ！ ４ 江端主任URAのH26年度の出張回数 府省庁 ：20 （訪問数はこの倍以上） （文部科学省・経産省・内閣府ほか） 研究機関 ：８ 企業 ：３ 地方自治体：４ 海外 ：１ その他 ：５ 計 ：41 回
- 6. 霞ヶ関も恐れるに足らず ５ 北大URAの人脈構築 • 文部科学省 – 科学技術・学術政策局（産学連携・地域支援課，基盤政策課，人材政策課） – 研究振興局（学術機関課，基礎研究振興課，学術研究助成課） – 研究開発局（海洋地球課, 宇宙開発利用課） – 高等教育局（国立大学法人支援課） – 大臣官房（政策課） – 科学技術・学術政策研究所 • 経済産業省 – 製造産業局（宇宙産業室） – 産業技術環境局（産業技術政策課，大学連携推進課） – 商務情報政策局（情報通信機器課） – 北海道経済産業局（バイオ産業課, 産業技術課） • 内閣府 – 総合科学技術・イノベーション会議 – 政策統括官（科学技術政策・イノベーション担当） – 宇宙戦略室 • 農林水産省 – 農林水産技術会議事務局（研究推進課） • 国土交通省 – 北海道開発局（開発調整課, 港湾計画課, 空港課） • 国立研究開発法人（JST, NEDO, AMED, 理研, JAXA, NIES, etc.） • 学外（研究者, URA, 財団, 各種企業, 金融, 自治体等）
- 7. 外部資金獲得に大きく貢献 ６ H26年度 日本・アジア青少年サイエンス交流事業（さくらサイエンスプラン） グローバルサイエンスキャンパス スーパーグローバル大学構想 科学技術振興機構 (JST) 革新的イノベーション創出プログラム (COI STREAM) 本拠点に昇格 文部科学省 概算要求 (特別経費) 次世代省エネを指向した強発光性の希土類錯体ポリマー開発 −新規エレメントカップリング反応を鍵とするフォトニック錯体工学拠点 の形成− 世界展開力強化事業 ベルモントフォーラム 医工連携事業化推進事業 H27年度 日本・アジア青少年サイエンス交流事業（さくらサイエンスプラン） 文部科学省 概算要求 (特別経費) グローバルファシリティセンター テニュアトラック普及・定着事業（先進的取組活用促進プログラム） H24年度 文部科学省「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」 H25年度 科学技術振興機構 (JST) 革新的イノベーション創出プログラム (COI STREAM) 条件付採択 (COI-T) 文部科学省大学 シーズ・ニーズ創出強化支援事業 (イノベーション対話促進プログラム) JST 研究成果最適転換支援プログラム (A-STEP) 1件 文部科学省 研究大学強化促進事業 日本学術振興会 (JSPS) 頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム 1件 総額約 100億円！
- 9. タフでなければURAにあらず ８ 涙なしでは語れないこともあるが、それはただの愚痴。 １年以上の長期にわたり支援して準備しても、日の目を みないプロジェクトもあり、心苦しい思いもした。 （しかし、それを通じて生まれた人とのつながりを 大切に、リベンジを期して今も支援している） URAに聞きました： 北大URAの立ち位置： 総長理事幹事：10名 運営組織（URA含む）: 30名 事務職員 ~ 850名 研究者 ~2100名 技術職員 ~1000名 研究支援職ではなく 研究推進職だ！ ｺｰﾃﾞｨﾈｰﾀｰではなく プロデューサーだ！ 川端理事 （研究担当） ど真ん中！
- 11. 北大のURA、ここがスゴイ！③ 10 色々あるが、のびのびやってる URAの方々を交えたフランクな議論（ブレーンストーミ ング）から、新しい着想への源泉を得ることができた。 URAの方々に、的確なタイミングで発言をしていただけ るのは、当方の凝り固まった考えに一光を与えますので、 URAの方々との議論の後には、前には考えなかったよう なことを思いついたり、自らの考えの欠点を明確にでき たりします。 HokREST※やFusion-H※などがURAの企画 によるものだと知って、感心した。 ネーミングもセンスありますね。 ※ HokREST：戦略的チーム型研究支援（北大版CREST） Fusion-H：若手研究者異分野連携型萌芽研究支援
- 15. 「科研費応募書類添削支援」URA（ウラ）話 14 昨年度から始まった科研費応募書類添削支援事業。本学の科研費応募者に対し、経験豊 かな北大教授経験者（定年退職後7年以内）がアドバイザーとして、応募書類の添削を行 います。URAが主体となって企画し、研究支援課や研究支援室にご協力を戴きながら、 実施にこぎつけました。 広報活動にも励んでいますが、URAはなんといっても全員が元研究者。だから、応募 書類とアドバイザーのマッチングを行うのも、我々の仕事です。「細目が違うけれど、 この内容なら、あのアド バイザーの先生が添削して くださるのではないかしら」 などなど、考え考え、担当者 たちは夜遅くまで作業に取り 組みます。 今年は、昨年よりもっと 多くの応募書類が採択されます ように、との願いをこめて！ 添削支援未利用者 添削支援利用者 応募件数 採択件数 採択率 応募件数 採択件数 採択率 1,539 462 30.0％ 131 56 42.7％ ＜参考表＞ 平成27年度科研費採択実績 URAに聞きました：
- 16. 北大のURA、ここにキタイ！① 15 Be URA! 現在の教員は昔と比べて自由なアイデアを実現するため の校費のような予算が圧倒的に少なく、外部資金に頼ら ざるを得ないが、構想をまとめるにも時間と手が足りな いことが多い。外部資金獲得のサポートはとても重要。 学内の多くの研究プロジェクトを俯瞰的に見て、異分野 研究者による融合プロジェクトのような予算の申請をア レンジできるURAに発展すれば素晴らしいと思います。 シンクタンク機能やコンサルタンシー機能を発揮するこ とにより、教職員にできないテリトリーをカバーする存 在になっていただけるよう心から期待していますし、陰 ながら応援しています。
- 17. 北大のURA、ここにキタイ！② 16 とにかくアイデアを！ 北大の強い点をつないで、新規にプログラムを創造し、 文科省や民間企業にもどんどん売り込んで欲しい。 議論をしたあと、それを元に申請書の素案を書いたり、 提出したりして欲しい。（ ここまでやる？という議論 はあるでしょうが・・・） 総長補佐・理事までのキャリアパスが想定されているこ とを思うと、中・短期的な施策への対応だけではなく、 長期的、かつ大きな視点で我が国の教育研究の在り方や 大学改革のグランドデザインを（若いときから）議論・ 研究され将来を展望するとともに、引き出しを沢山用意 しておくのがよい。
- 18. 北大のURA、ここにキタイ！③ 17 熱い心を次代に 最初のURA世代のURA黎明期は、URA各人が自ずとその ような前進指向を持つのであろうと思いますが、これが10 年後、第2世代以降も続くようにするにはどのような仕組 み作りが必要なのかを考えていかれると、URA各人の性格 や努力とは別の次元で、本学のチームURAが持続的に発展 していく組織となっていくと期待します。 修士や学部生にも魅力を伝える工夫をすべきと思う。 Q. “What is URA?” A. “University Research ･･･ Assistant? Associator? Attendant? Advisor? Application? Abstract? …” 今年度、環境科学院のMC講義＆教養科目（学部1, 2年対象） で、URAというキャリアパスの紹介を実践！
- 19. 北大のURA、ここにキタイ！④ 18 URA研究のすすめ CoSTEP※が科学技術コミュニケーションを教えるのみな らず、その教育のあり方を研究し、論文にして発表して いることが、本学の科学技術コミュニケーション教育の 質を不断に向上させる原動力になっていると思われる。 同じく、URAがどういうときに機能したのか／しない のか、時代や大学環境によってどのようにURAに対する 経営陣や教職員の期待や業務指示は異なるのかなど、研 究テーマは多岐にわたるかと推察される。URAの働きは、 フロー。それを論文やレポートという形でストックして、 世に公開し問う機能を本学のチームURAには備えていた だければと期待する。 ※CoSTEP:本学の高等教育推進機構 高等教育研究部に設置されている科学 技術コミュニケーション教育研究部門 http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/
- 20. 北大のURA、ここにキタイ！⑤ 19 遠慮はご無用！ 年に1回、教職員に対し「満足度アンケート」や「最も supportive であったURA」の投票をしてはどうか？ そして、それらの結果を公表してはどうか？ cf. 教員のエクセレントティーチャー表彰制度 今は多忙かと思われるが、将来人員が充実したならば、 URAニュースレターのような広報紙を定期発行し、全教 員に配布するといった広報活動をするのが良いと思う。 すでに多くの実績をあげられていると思います。「今、 私にはURAがついてくれている！」と教員が他の教員に 自慢できるようになる日は近い？これからも是非、頑張 ってください。
- 22. 21 Have Confidence in your “team URA” , your creative ability, efforts, passion, and dreams!