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宮
川
安定した基盤的研究費を!
Science Talks日本の研究力を考えるシンポジウム ~未来のために今、研究費をどう使うか?~
2013.10.19 @東京工業大学くらまえホール

剛
氏

藤
田
保
健
衛
生
大
学
教
授
安定した
基盤的研究費を!
宮川 剛
藤田保健衛生大学・総合医科学研究所
自然科学研究機構・生理学研究所
科学技術振興機構 CREST
1/50
日本の研究費の
ここがヘン!
2/50
1.申請が
ギャンブルのよう!
3/50
「科研費が当たった」
「科研費がはずれた」
4/50
若手Aに出すか、
若手Bに出すか、
それが問題だ…
5/50
若手A(3000万)はリスキーすぎる、
若手B(500万)であればたぶん通るが
しかし足りない…

6/50
若手A(3000万)はリスキーすぎる、
若手B(500万)であればたぶん通るが
しかし足りない…
本当は(たぶん)1500万くらいの実力だし、
それくらい必要…
6/50
若手A(3000万)はリスキーすぎる、
若手B(500万)であればたぶん通るが
しかし足りない…
本当は(たぶん)1500万くらいの実力だし、
それくらい必要…
どうする?
6/50
基盤Aはリスキーすぎる、
基盤Bであればたぶん通るが
しかし足りない…
7/50
基盤Bはリスキーすぎる、
基盤Cであればたぶん通るが
しかし足りない…
8/50
申請が
ギャンブルのよう!
研究そのもので
ギャンブルをしたい!
前人未到の地へ
到達するのが、研究
前人未到の地へ
到達するのが、研究

リスクをとる必要
2. リスクの高い研究に
打ち込むことができない
実施期間は
2〜5年

13/50
研究費が
はずれると
いきなりゼロになる!
14/50
短期間で
確実に結果が
出るようなものにするしかない!
15/50
2001年と比べて…
減少!

16/50

科学技術の状況に係る総合的意識調査 (NISTEP定点調査2012)より
2001年と比べて…
減少!

増加!
16/50

科学技術の状況に係る総合的意識調査 (NISTEP定点調査2012)より
研究費を確保する
もう一つの方法…

17/50
たくさん申請する!

18/50
申請準備中の科研費のリスト
教授 基盤研究(B)(一般)

助教1 若手研究(B)

挑戦的萌芽研究

新学術領域研究(公募研究)3

新学術領域研究(公募研究)1

新学術領域研究(公募研究)5

研究成果データベース
准教授 基盤研究(C)(一般)
新学術領域研究(公募研究)1

新学術領域研究(公募研究)2
特任 新学術領域研究(公募研究)3
准教授 新学術領域研究(公募研究)4

助教2 新学術領域研究(公募研究)1
新学術領域研究(公募研究)3
助教3 若手研究(B)
新学術領域研究(公募研究)1
新学術領域研究(公募研究)4
ポスドク 若手研究(B)
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19/50
申請準備中の科研費のリスト
教授 基盤研究(B)(一般)

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新学術領域研究(公募研究)4

19/50
他にも、
脳プロ(国家プロジェクト)
CREST
先端研究基盤プラットフォーム

Human Frontier Science Program
各種財団研究費などなど…
20/50
他にも、
脳プロ(国家プロジェクト)
CREST

一年中
申請書
書き!

先端研究基盤プラットフォーム

Human Frontier Science Program
各種財団研究費などなど…
20/50
3. たくさん申請せねばならず
疲弊する!
審査員も 疲弊する!
審査員も 疲弊する!
ハズすと 疲弊する!
当たったら
当たったで
疲弊する!
審査員も 疲弊する!
ハズすと 疲弊する!
当たったら
当たったで
疲弊する!
審査員も 疲弊する!
ハズすと 疲弊する!
研究者たちは
どうして欲しいのか?

23/50
「研究に集中させてください」

24/50
研究に集中できるようにするには…

• 雑用を減らす
• 分業を徹底する
• 身分と研究費を安定させる
25/50
研究に集中できるようにするには…

• 雑用を減らす
• 分業を徹底する
• 身分と研究費を安定させる
25/50
「研究費を安定させる」

26/50
研究者の過去の実績を評価し、それに応じた額を
安定的に支給するタイプの研究費の導入は?
妥当な評価方法があれば、あったほうが良い

あったほうが良い

不要

その他

「神経科学者SNS」のアンケートより

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
27/50
研究者の過去の実績を評価し、それに応じた額を
安定的に支給するタイプの研究費の導入は?
妥当な評価方法があれば、あったほうが良い

あったほうが良い

不要

その他

「神経科学者SNS」のアンケートより

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
27/50
新学術領域・包括脳ネットワークによるアンケートより

競争的資金の制度についての要望
「安定した長期的・基盤的研究費を増やしてほしい」

65%

59%
「予算額は小さくなっても採択率を上げてほしい」 48%
「長期的視点で評価してほしい」 43%
「各種研究費の合算使用ができるようにしてほしい」 41%
「期間終了後に継続できるようにしてほしい」 38%
「複数年度予算化をさらに普及させてほしい」

28/50
「安定が欲しい」

29/50
過去の実績にもとづき安定的に
配分される基盤的研究費を!

30/50
特

S

A

B

C

研究者をもれなく研究費
「カテゴリー」にふり分け

D

31/50
特

B

S

C

A

D

研究者をもれなく研究費
「カテゴリー」にふり分け

カテゴリーによって
研究費のレンジがきまる

31/50
特

B

S

C

A

D

研究者をもれなく研究費
「カテゴリー」にふり分け

カテゴリーによって
研究費のレンジがきまる

5年ごとの評価でカテゴ
リーの上下変動あり
31/50
特

S

A

B

C

D

もれなく
ふりわけ

32/50
特

B

S

C

A

もれなく
ふりわけ

D

「およそ1500万円の実力だが
3000万円に応募して撃沈、ゼロ」

ない

は

32/50
特

B

S

C

A

D

All or None
ではないので
来年も安心!

33/50
研究者カテゴリー
ふりわけ
の評価はいかに?
34/50
実績に
もとづいた評価を
中心に
35/50
ビジョン(計画)
ビジョン

成果

36/50

researchinprogress.tumblr.com より
ビジョン(計画)
ビジョン

成果

36/50

researchinprogress.tumblr.com より
ビジョン(計画)
ビジョン

突然、
重要な発見が
なされるのが科学

成果

36/50

researchinprogress.tumblr.com より
ビジョン(計画)
ビジョン

成果

36/50

突然、
重要な発見が
なされるのが科学
道路工事
とは違う
researchinprogress.tumblr.com より
実績に
もとづいた評価を
中心に!!
37/50
業績リスト(所属・学位・経歴)
業績のメトリクス
•

<申請書>
希望カテゴリー 【C】
希望研究費額 【300万円】

•
•

•
•

•

ScopusやGoogle Scholarなどでの数
値
各論文引用数、Altmetricの数値
全論文の各年毎の総引用数の推移、
過去の総引用数
H-index、i10-indexなど
学位取得後年数、PIポジション獲得
後の年数などの層別で、各指標の値
の平均値・中央値、ヒストグラムなど
も参考資料として添付。
(将来的には著者数、貢献率、大学
院修了後の年数などを加味し補正)

研究計画

38/50
カテゴリー振り分けの方法
• カテゴリー振り分けは過去の実績の評価を主に
– 自動的に生成されるメトリクスレポートが申請書に添付される
– 業績リスト、メトリクスレポートを参考に3〜6名程度の評価者が、
申請者の主に過去の実績に基づき評価

• メトリクスレポート
– 各指標(総引用数、H-index、i10-indexなど)の値
– 年ごとの指標の値の推移グラフ
– 各指標での領域内偏差値

• 研究計画はカテゴリー振り分けには用いない
– 配分研究費の多寡の適正性の評価に用いる
39/50
安心してリスクの高い研究に
打ち込むことができる

ギャンブル的要素を排除
申請における時間と
労力の削減
安定した研究費
が導入できたら…

41/50
安定した研究費の
間接経費を
大学の収入源に
42/50
間接経費が収入源でないので…
• 人事ではコネを持っている研究者が、
報酬では高齢の研究者が優遇される
• 大学が研究を進めることに一生懸命でない

• 透明性・オープン性・公正性のある評価になって
いない
43/50
間接経費を収入源にすると…
• 人事ではコネを持っている研究者が、
実績を出している研究者が人事・報酬で優遇される
報酬では高齢の研究者が優遇される
ようになる
• 大学が研究を進めることに一生懸命でない
大学が研究を進めることに一生懸命になる
透明性・オープン性・公正性のある評価が、より求め
• 透明性・オープン性・公正性のある評価になって
られるようになる
いない
44/50
このような安定した基盤的研究費を
導入して欲しいとおもいますか?
導入して欲しい

不要

その他

0%

20%

「日本の科学を考える」サイトのアンケートより

40%

60%

80%

100%
45/50
このような安定した基盤的研究費を
導入して欲しいとおもいますか?
導入して欲しい

不要

その他

0%

20%

「日本の科学を考える」サイトのアンケートより

40%

60%

80%

100%
45/50
このような基盤的研究費を導入すると、国全体として見た時に、研究成果の
アウトプットは増えるとおもいますか?
制度全体の研究費の額はかわらないという前提でお答えください。

増えると思う

あまりかわらないと思う

減ると思う

0%

10%

20%

「日本の科学を考える」サイトのアンケートより

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

46/50
このような基盤的研究費を導入すると、国全体として見た時に、研究成果の
アウトプットは増えるとおもいますか?
制度全体の研究費の額はかわらないという前提でお答えください。

増えると思う

あまりかわらないと思う

減ると思う

0%

10%

20%

「日本の科学を考える」サイトのアンケートより

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

46/50
安定した
基盤的研究費
はいかがでしょう?
47/50
Q&A
• 若手は不利になりそうだが、どうするのか?

• 研究費をあまり必要としない分野は不利になるのでは?
• 数値的指標を過大視する弊害は?
• 研究費をあまり必要としない研究者も申請してしまうことにな
るのでは?
48/50
柔軟な間接経費配分を (例)
現在(固定)

直接経費

科学系・実験系

間接経費

理論系・人文系
0%

20%

40%

60%

80%

100%
49/50
研究者のカテゴリー
• カテゴリー毎の標準額の例(標準額は研究領域ごとに設定)
研究
細目

カテ
ゴリー

実験系xx分野

理論系xx分野

人文社会系xx分野

直接経費

間接経費

直接経費

間接経費

直接経費

間接経費

D

0〜250
万円/年

0〜85
万円/年

0〜125
万円/年

0〜70
万円/年

0〜100
万円/年

0〜55
万円/年

C

250〜500
万円/年

85〜175
万円/年

125〜250
万円/年

70〜140
万円/年

100〜200
万円/年

55〜115
万円/年

B

500〜1000
万円/年

175〜350
万円/年

250〜500
万円/年

140〜280
万円/年

200〜400
万円/年

115〜225
万円/年

A

1000〜2000
万円/年

350〜700
万円/年

500〜1000
万円/年

280〜560
万円/年

400〜800
万円/年

225〜450
万円/年

S

2000〜4000
万円/年

700〜1400
万円/年

1000〜2000
万円/年

560〜1125
万円/年

800〜1600 万円/
年

450〜900 万円/
年

特

4000〜8000
万円/年

1400〜2800
万円/年

2000〜4000
万円/年

1125〜2250
万円/年

1600〜3200 万円
/年

900〜1800 万
円/年

50/50
@ScienceTalks_JP
#日本の研究力
ScienceTalks_JP

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【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス【提言案】競争と共創:研究を最適化する評価システムとは ダイジェスト版(宮川剛・藤田保健衛生大学 教授)―サイエンストークス
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サイエンストークス・オープンフォーラム2014 日本の研究をもっと元気に、面白く ~みんなで作る、「第5期科学技術基本計画」への提言~
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論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 by宮川剛(藤田保健衛生大学 教授)
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Science talks2014 plan
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安定した基盤的研究費を 宮川剛 ScienceTalks_vol1

Editor's Notes

  1. 研究者をもれなく、研究カテゴリーに振り分けてしまいます。で、このカテゴリーによって、研究費のレンジがきまるわけです。安定といってももちろん、5年ごととか、3年ごとの評価で、カテゴリーの上下変動がありえます。こういう仕組みですと、もれなく、ふりわけられますので、おおよそ1500万円の実力なんだけれども3000万円の若手Aに申請して撃沈、ということはなくなるわけです。http://www.istockphoto.com/stock-illustration-8932383-martial-arts-cartoon-with-belts.php?st=8d1a544
  2. 研究者をもれなく、研究カテゴリーに振り分けてしまいます。で、このカテゴリーによって、研究費のレンジがきまるわけです。安定といってももちろん、5年ごととか、3年ごとの評価で、カテゴリーの上下変動がありえます。こういう仕組みですと、もれなく、ふりわけられますので、おおよそ1500万円の実力なんだけれども3000万円の若手Aに申請して撃沈、ということはなくなるわけです。http://www.istockphoto.com/stock-illustration-8932383-martial-arts-cartoon-with-belts.php?st=8d1a544
  3. つまり、All or noneではないので、来年も安心できます。http://www.istockphoto.com/stock-illustration-8932383-martial-arts-cartoon-with-belts.php?st=8d1a544
  4. 想定している実際の申請書はどんなものかといいますと、現状までのものと、そう違いはなくて良いんですけれども、ReaD&Researchmapに入力した情報から、自動的に、業績の各種数値、メトリクスが、計算されて、申請書に自動的にフィードされるようにしていただきたいです。
  5. 安心してリスクの高い研究に打ち込むことができる研究費の額が安定しており、計画が立てやすい過去の長期的な業績も参考にされるギャンブル的要素を排除いずれかのカテゴリーに採択され「全か無か」にはなりにくい地に足のついた地道な研究が評価されやすい申請における時間と労力の削減リスク分散のための多数の申請が不要になる研究費の種目を減らすことが可能になる
  6. このスライドは、ちょっと細かい話なので、Q&Aで扱ったほうがよいかもしれません。直接・間接経費の比率直接・間接経費の比率は細目ごとに設定。理系の理論系や文系など直接経費が少ないものでは間接経費の比重を高く。実験系では直接経費の比率を高く設定。同じ分野内でも直接経費の比率が低い細目、高い細目も設ける。例えば、使用予定額が少ない(多い)研究計画などの場合、直接経費比率が低い(高い)細目に移動する。同一カテゴリーでは、異なる細目間でも間接経費の実際の額がほぼ同一になるような設定に。
  7. 親密なバーのカウンターにいるような気持ちで。
  8. 親密なバーのカウンターにいるような気持ちで。