明日からどうやってご飯を食べていくか
PASSJすたっふー
Microsoft MVP forVisual Developer C#
石坂忠広
 クラウド・コンピューティング
≒
ユーティリティ・コンピューティング
 ユーティリティ・コンピューティングはNicholas G.
Carrが著書The Big Switchの中でした定義
 コンピューティング(計算能力)が集約化し、ユー
ティリティ(電力・ガス・水道)化した状態を示す。
 計算能力を対規模に集約したDCが必要な人、
場所に計算能力をネットワークを介して提供
する。
 いまの発電所と家庭・工場との関係モデル
 規模の経済
 データセンターへの莫大な資金の投資
▪ G/MSが一つのDCに投資する金額は1500億円
 管理の効率化
▪ MSのDCでは一人で5000台のサーバーを管理する。
 大規模且つ高効率で運用し計算能力の単価を下げ
る
 ネット上での規模の経済に日本は勝てる
のか?
 DCに1000億円を超える投資ができる企業はあ
るのか?
 そのような大規模DCを運用するための人材、
技術を持っているのか?
▪ OSをカスタマイズして運用できるか?
▪ DCの建設のノウハウは?
▪ 学術的な基礎研究はできているか?
▪ アメリカには学会とその主催カンファレンスが既にある!
 スポンサーはIBM,Google,Yahoo, Microsoft…
 ネット地政学
 日本は世界に向けてサービスをするのに適し
た土地か?
▪ 高い土地代
▪ 高くてエコロジーじゃない電力
▪ 高い労働単価
▪ 高い気温
▪ 対アメリカに偏りすぎている国際ファイバー網
▪ まぁこれは解決されていくはず
 日本はネット地政学上においても不利
既に勝負に
なってません。
 日本や日本企業はユーティリティ・コン
ピューティングを世界に向けて提供する
だけの資金と技術がない
 今のISPにそんなお金のあるところある?
 主にアメリカの企業は既に投資も建設も
運用も始めている
 追いつくのか?
 日本はユーティリティ・コンピューティ
ングを使うだけの人に
負け組日本で
 SI業界
 企業内システム管理
 パッケージベンダー
これらのIT業界で起こる変化を考えてみま
す。
 ソフトウェアシステムは買うものではなく使う
ものへの変化(サービス化)
 カスタマイズの容易性の向上
 Salseforce.com
 ユーザーサイドでのマッシュアップによる企業
システム開発。ソフトウェアの内製化。
 マッシュアップツールの登場
▪ MS/Oslo, MS/Popfly,Yahoo/Pipeline
 プロシューマーの出現に対応する
▪ ものを生産する消費者の出現。EUC。
 飯の種が無くなる
 サーバーの仮想化
 仮想化した瞬間にサーバーは物理的な制約を離れポー
タブルになる
 サーバーを自社のサーバールームに置く必要はある?
 クラウド・コンピューティング
 アプリケーションもデータも向こう側
 システム管理者は何をするの?
 MSやGoogleのシステム管理者は一人で5000台のサー
バーを管理する。この生産性の違いをどう埋めるの?
 ただでさえ評価が定まらないシステム管理者の立
場は?
 おたくのソフトはサービスになるの?
 サービス化できますか
 サービス化可能としてそのホスティングは自社で
やりますか、ユーティリティ・コンピューティン
グを使用しますか
 どちらにせよそれに見合う課金モデル、ビジネス
モデルを構築できますか?
 もう既に強力なサービスベンダーがあったりしま
せんか
▪ SalseforceとかQuickenとか。。。
 プロシューマー
 ユーザーは自分で作りたい
 なんかクラウド・コンピューティングとか浮
かれていますが、日本のソフトウェア産業に
とっては黒船以外の何者でもありません。
 チャンスなんてありません。主にアメリカの
会社が様々な分野でがっちり押さえてます。
 ドメスティックなサービスに徹すれば何とか勝負
できるかもしれませんが、成長は頭打ちです
▪ Mixiとかわっさーとか、
 真っ暗闇の中でサバイバルしていく必要があ
ります
 ドメスティックな中で小さな仕事を高効率でやれば
生き残れるかもしれません
 スターロジック(羽生さんの会社)とか
 クラウド・コンピューティングに乗れるよう社内の
体制からビジネスモデルまで変えてみます
 マッシュアップの代行作業。
 利益率は今よりは悪いです。
 動くお金も少ないはずです。
 案外コンサルタント会社や投資銀行なんかがライバルか
もしれません。
 二次・三次受けそれ以下の会社
 体質改善しましょう。たぶんそれができなければ仕事を
たたむしか方法がありません。
 基本的にサーバー管理業務が無くなります
 今のままだと残る仕事は社内ネットワーク管
理とヘルプデスクのみです
 仕事の価値を上げる努力がいります。
 IT、特にクラウド・コンピューティングをビジネ
ス戦略に組み込みましょう
 ユーザーの満足を上げる努力をしましょう
 ビジネスのことがわかりますか?自分の会社が何で
利益を上げているかわかりますか?
▪ ソフトウェア内製化とか
 自社のアプリケーションソフトウェアを
サービス化できないか、技術的にも、ビ
ジネス面でも検討しましょう。
 その時にはユーティリティ・コンピュー
ティングのサービスが上手く利用できな
いか検討しましょう。
 Amazon EC2
 Microsoft Azure
 Google App Engine
 プロシューマ向けツールや部品の作成
 ソフトウェアが作れる・管理できる人が神様だっ
た時代は終わります
 GとかMに入れれば神様かもしれません
 常に新しい技術をキャッチアップしてエッジを
突っ走る。
 クラウドの向こう側の中に入れないかなー
 クラウド・コンピューティングによる提供され
る計算リソース、サービスを上手くビジネスに
結びつけられるように両方を学ぶ必要がありま
す。
 仕事が無くなったわけじゃない
 クラウド化する世界
 ニコラス・G・カー (著), Nicholas Carr (著),
村上 彩 (翻訳)
 出版社: 翔泳社 (2008/10/10)
 ISBN-13: 978-4798116211
 The Big Switchの翻訳
 マイクロソフト ビル・ゲイツ不在の
次の10年
 メアリー・ジョー・フォリー (著), 長尾 高弘 (翻訳)
 出版社: 翔泳社 (2008/10/22)
 ISBN-13: 978-4798118390
 Microsoft 2.0の翻訳
 Googleを支える技術 ~巨大システムの内側
の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
 西田 圭介 (著)
 出版社: 技術評論社 (2008/3/28)
 ISBN-13: 978-4774134321
 Googleの内部技術に対する考察
 パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー
新書 54)
 海部 美知 (著)
 出版社: アスキー (2008/3/10)
 ISBN-13: 978-4756151339
 今の日本の立ち位置
 [iEXPO2008]“さようならサーバー” , 米
国インターネット・通信業界専門ジャー
ナリスト小池良次氏:Itpro
 NECのイベントでサーバが無くなると言いは
なったものすごい講演
 MSバルマーCEO、「10年後、ほとんどの
企業データはネット上に」 - @IT
 バルマーたんは優しいので1年も前からちゃん
と警告してくれてるお
 「マルチ・クラウド」という選択肢:
Itpro
 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > クラウ
ドとグリッドの違いとは? : ITmedia オル
タナティブ・ブログ
 10年後のITを見通す:ニュース - CNET Japan
 Microsoft Azure Services Platform
 Microsoft SOA Products: Oslo
 Creating Modern Applications: Workflows,
Services, and Models
 Google App Engine - Google Code
 AmazonWeb Services
 Microsoft Popfly
 Yahoo! Pipes
 InfoteriaASTERIA On Demand
 Google MapReduce
 MSR Dryad
 Apache Project Hadoop
 コンテナ・データセンタ
 Microsoftが自社の「クラウド」を説明,ラッ
クから「コンテナ」に移行:Itpro
 Rackable System
 Sun Modular Datacenter
 HP - Performance-Optimized Data Center
 フォトレポート:グーグル、巨大データセン
ターを建築中:ニュース - CNET Japan
 世界の主要海底ケーブル
 世界中に張り巡らされている海底ケーブ
ルの詳細な図 – GIGAZINE
 COURRiER Japon + hitomedia:グーグル、
ヤフーがアイスランドに引っ越しへ|
COURRiER Japon + hitomedia(TM)

クラウド・コンピューティング サバイバルガイド

Editor's Notes

  • #3 Blog http://www.roughtype.com/
  • #10 要は莫大な開発量に支えられた人月ビジネスが否が応でも崩壊する。特に開発に特化した2次受け・3次受・4次。。うけのビジネスは存続が難しいのではないか。
  • #17 プロシューマーとそれ向けのツールの登場によってシステム開発とシステム管理がより一般的になり、特別なものでなくなります。例えばMicrosoftはビジネス分野にだけ限ってみてもOsloなどでそういったことを考えています。 自分がクラウド・コンピューティングの中でどの立ち位置にいるべきかで変わりますが何らかの技術転換は必要です。デモやっぱりマイクロソフトはデベロッパーに優しい会社だと思いました。