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優位感覚を知るためのアセスメント

自分に当てはまると思われる項目をチェックしてください。チェックが最も多
いカテゴリーがあなたの優位感覚です。


A
□   フレーズや音楽など、聞いたものを記憶する傾向がある
□   本やネットで調べるよりも、講演を聞きに行くことを選ぶ
□   映画のセリフなどをそのまま覚える
□   耳障り、いいまわし、声のトーンなどに反応する傾向がある


B
□   良く考えて自分の中での理解が深まってから行動をする
□   データーを関連付けたり、意味を読み解いてゆくことがすき
□   言葉選びにこだわる
□   まったく関連がないと思われることからヒントを得ることが多い


C
□   先ずは手を動かしてみる派
□   手触り、におい、感触で記憶することが多い
□   ボディーランゲージを用いて表現することが多い
□   やってみないことには!と良く思うほうだ


D
□   誰かに何かを説明する際に、図や写真などを用いることがおおい
□   印象に残るのは写真のような映像
□   頭の中でイメージすることからスタートする
□   メモをとることが多く、思い出すときにそれを見る
【解説】

A   聴覚系(Auditory)

    音で物事を捉えるのが得意で、相手のちょっとした声の変化にも敏感です。
    曲を覚えたりリズムで覚えることが多い傾向にあります。騒音があると集中
    できないため、集中が必要な場面では静かな環境を好むでしょう。
    『聞こえる』 『考える』『思う』『リズムが合う』
                           『耳ざわりがいい』など
    聴覚に関係している表現を使う傾向があります。
    また、聴覚優位の方が英語や技術などを学ぶ際には、
    テープや CD 教材など耳で聞きながら学ぶと理解が深まるでしょう。

B   言語感覚系(Auditory Digital)

    対話をすることや自分なりに理論付けることで理解を深める傾向にあります。
    学習の対象によって記憶の方法が違う場合もあるタイプ。
    文章を書いたり、プレゼンテーションをすること、対話の場やディベート
    などを通して自分自身の考えをまとめて記憶します。

C   触覚系(Kinesthetic)

    『感じる』『触れる』『重い感じ』『おいしい話だ』 『気になる』などと、体感覚に
    関係している表現を使う傾向があります。
    また、ボディーランゲージを用いて、自分の体で感じていることを、表現しようと
    する傾向があります。会話をする場合は、相手が自分の体感覚を感じ取りながら話
    ができるよう、相手の状態をよく観察しながら、ゆっくり話を進めるとよいでしょ
    う。
    実際に動いてみて感覚をつかむ傾向にあるので、何かを紹介したいときは、手を動
    かすなど試してもらうことがおススメです。
    英語や技術などを学ぶ際には、 「スペルを書く」「具体的なやり方を試してみる」
                           、
    など、手や体を動かしながら学ぶと理解が深まるでしょう。

D   視覚系(Visual)

    『見える』『見通しがいい』
                『明るい・暗い』『はっきりしている』など視覚に関係
    している表現を使う傾向があります。
    また、頭の中にあるイメージを表現するために、手を使ったボディーランゲージを
    使う傾向にもあります。
    話の内容を図にして見せながら話すとスムーズに会話をすることができるでしょ
    う。全体像を大切にする傾向もあります。
    目の前の風景に影響を受けることが多いため、相手に承諾を得たい場合などには、
    雰囲気のいい場所で話を進めるとよいでしょう。英語や技術などを学ぶ際には、
    視覚で見える形、文字や図形などから学ぶと理解が深まるでしょう。

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優位感覚を知るためのアセスメント

  • 1. 優位感覚を知るためのアセスメント 自分に当てはまると思われる項目をチェックしてください。チェックが最も多 いカテゴリーがあなたの優位感覚です。 A □ フレーズや音楽など、聞いたものを記憶する傾向がある □ 本やネットで調べるよりも、講演を聞きに行くことを選ぶ □ 映画のセリフなどをそのまま覚える □ 耳障り、いいまわし、声のトーンなどに反応する傾向がある B □ 良く考えて自分の中での理解が深まってから行動をする □ データーを関連付けたり、意味を読み解いてゆくことがすき □ 言葉選びにこだわる □ まったく関連がないと思われることからヒントを得ることが多い C □ 先ずは手を動かしてみる派 □ 手触り、におい、感触で記憶することが多い □ ボディーランゲージを用いて表現することが多い □ やってみないことには!と良く思うほうだ D □ 誰かに何かを説明する際に、図や写真などを用いることがおおい □ 印象に残るのは写真のような映像 □ 頭の中でイメージすることからスタートする □ メモをとることが多く、思い出すときにそれを見る
  • 2. 【解説】 A 聴覚系(Auditory) 音で物事を捉えるのが得意で、相手のちょっとした声の変化にも敏感です。 曲を覚えたりリズムで覚えることが多い傾向にあります。騒音があると集中 できないため、集中が必要な場面では静かな環境を好むでしょう。 『聞こえる』 『考える』『思う』『リズムが合う』 『耳ざわりがいい』など 聴覚に関係している表現を使う傾向があります。 また、聴覚優位の方が英語や技術などを学ぶ際には、 テープや CD 教材など耳で聞きながら学ぶと理解が深まるでしょう。 B 言語感覚系(Auditory Digital) 対話をすることや自分なりに理論付けることで理解を深める傾向にあります。 学習の対象によって記憶の方法が違う場合もあるタイプ。 文章を書いたり、プレゼンテーションをすること、対話の場やディベート などを通して自分自身の考えをまとめて記憶します。 C 触覚系(Kinesthetic) 『感じる』『触れる』『重い感じ』『おいしい話だ』 『気になる』などと、体感覚に 関係している表現を使う傾向があります。 また、ボディーランゲージを用いて、自分の体で感じていることを、表現しようと する傾向があります。会話をする場合は、相手が自分の体感覚を感じ取りながら話 ができるよう、相手の状態をよく観察しながら、ゆっくり話を進めるとよいでしょ う。 実際に動いてみて感覚をつかむ傾向にあるので、何かを紹介したいときは、手を動 かすなど試してもらうことがおススメです。 英語や技術などを学ぶ際には、 「スペルを書く」「具体的なやり方を試してみる」 、 など、手や体を動かしながら学ぶと理解が深まるでしょう。 D 視覚系(Visual) 『見える』『見通しがいい』 『明るい・暗い』『はっきりしている』など視覚に関係 している表現を使う傾向があります。 また、頭の中にあるイメージを表現するために、手を使ったボディーランゲージを 使う傾向にもあります。 話の内容を図にして見せながら話すとスムーズに会話をすることができるでしょ う。全体像を大切にする傾向もあります。 目の前の風景に影響を受けることが多いため、相手に承諾を得たい場合などには、 雰囲気のいい場所で話を進めるとよいでしょう。英語や技術などを学ぶ際には、 視覚で見える形、文字や図形などから学ぶと理解が深まるでしょう。