1. Touch English!の概要
英語の授業において，各種の活動
を効率的に支援するためのツールを
作成しました。ツールには，次の１
２種類の機能を実装しました。

2. Touch English!の機能１
教員による指導を支援する機能
(1)フラッシュカード機能
(2)ホワイトボード機能
(3)アノテーション機能
(4)英文提示機能・ディスプレイモード
(5)英文提示機能・ブラックモード

3. Touch English!の機能２
生徒の学習を支援する機能
(6)英文要約支援機能・サマリーモード
(7)ポートフォリオ機能
(8)プレゼンテーション機能
(9)レポジトリ機能
(10)リンク機能

4. Touch English!の機能３
ツールを管理する機能
(11)モニタ機能
(12)セッティング機能

5. フラッシュカードアプリ
①単語・熟語選択画面
フラッシュカードとして提示するパートを選ぶと，画面の一部がアコー
ディオン状に展開し，パートごとの単語・熟語の一覧を見ながら選択する
ことができる。

6. フラッシュカードアプリ
②フラッシュカード画面
英語画面と日本語画面が上下にスワイプすることで反転するように入れ
替わる。次の単語を示す場合は右にスワイプ，一つ前に戻る場合は左にス
ワイプする。

7. ホワイトボードアプリ
ホワイトボード上にフリーハンド，直線，四角を記入できるほか，画面
のスクロールや拡大縮小，一つ戻る，一つ進むといった操作も可能な機能
と画像ファイル上に文字等を記入できるアノテーション機能を持つ。

8. ホワイトボードアプリ
①ホワイトボード画面
ホワイトボード画面にフリーハンドで記入することができる(図1)。ま
た，直線(図2)，四角(3)，カラーパレットを利用して任意の色を設定でき
る(図4)。

9. ホワイトボードアプリ
②ファイル選択画面
サーバ上のファイルを管理することができる。サーバ上にあるファイル
を選択し，ホワイトボード画面に表示する機能やiPadのカメラを起動した
り，CamScanner(IntSig Information Co.Ltd)を起動することが可能であ
る。

10. ホワイトボードアプリ
③「全て」フォルダ
フォルダ内のファイルについての詳細情報を確認できる。

11. ホワイトボードアプリ
④ファイル選択画面
「ファイル選択・カメラ撮影」ボタンを押した際に，移動する画面であ
る。WindowsPC(図1)とiPad(図2)では，ファイル選択画面が異なる。

12. ホワイトボードアプリ
⑤アノテーション機能
画像フォルダ内または，その場で撮影した画像上に記入できる。

13. リーディング支援アプリ
リーディング支援アプリは，英文提示機能・ディスプレイモード，英文
提示機能・ブラックモード，英文要約支援機能・サマリーモードから構成
されている。
①英文選択画面
モニタ上に提示したい英文を選択するための画面である。レッスン番号
とパート番号をタッチすると，その内容が全てアコーディオン状に展開し
た部分に表示される。

14. リーディング支援アプリ
②モード選択画面
ディスプレイモード，ブラックモード，サマリーモードを選択するため
の画面である。ここでも選択している英文のレッスン番号とパート番号，
英文全てを表示する。

15. リーディング支援アプリ
③ディスプレイモード
選択している英文から1文単位で書き込み可能なタッチ画面(単文)と全
文単位で書き込み可能なタッチ画面(全文)を選択するための画面である。

16. リーディング支援アプリ
④タッチ画面(単文)
ディスプレイモードで選択した英文を画面に表示し，その上にスタンプ
や文字を記入することができる。
タッチ画面(単文)に押す
スタンプの選択に使用す
る。

17. リーディング支援アプリ
⑥タッチ画面(全文)
ディスプレイモードに表示されている全ての英文を画面に表示し，その
上に文字を記入することができる。操作はホワイトボードアプリと同じで
ある。

18. リーディング支援アプリ
⑦ブラックモード画面
ディスプレイモードと同じ画面を黒白反転させて表示する。このモード
は，プロジェクタを直接黒板上に投影する際の使用を想定している。ブ
ラックモードで英文を黒板上に投影し，その上にチョークで記入しながら
英文等の解説を行うことを想定している。

19. リーディング支援アプリ
⑧ブラックモード(単文)画面
単文ごとに表示するモードである。

20. 英文要約支援機能
⑨サマリーモード
英文を「トピックセンテンス」，「サポートセンテンス」，「具体的事
例文」の3種類に分類することで，英文要約を支援する。「英文レベル上
げ」を行うと英文が一つ左に移動する。「英文レベル下げ」を行うと英文
が一つ右に移動する。作業終了後，「構造化」ボタンを押すことで英文の
レベルをそのままにタッチ画面(構造化)に遷移する。「焦点化レベル1」
ボタンを押すと，「トピックセンテンス」だけをタッチ画面(焦点化レベ
ル1)に遷移する。また，「焦点化レベル2」ボタンを押すとタッチ画面(焦
点化レベル2)に遷移する。

21. 英文要約支援機能

22. 英文要約支援機能
⑩トピックセンテンス
左端に位置した英文は，トピックセンテンスと判断したことを表す。
フォントサイズも大きく，赤色となる。
⑪サポートセンテンス
初期状態に位置した英文は，サポートセンテンスと判断したことを表す。
⑫具体的事例文
右端に位置した英文は，具体的事例文と判断したことを表す。フォント
サイズも小さくなる。

23. 英文要約支援機能
⑬構造化画面
「トピックセンテンス」，「サポートセンテンス」，「具体的事例文」
の3種類に英文を分類後(図１)，「構造化」画面で詳しく検討することが
できる(図２)。

24. 英文要約支援機能
⑭焦点化レベル１画面
焦点化レベル1では「トピックセンテンス」と「サポートセンテンス」
だけを抽出して表示する(図1)。焦点化レベル2では「トピックセンテン
ス」だけを抽出して表示する(図2)。

25. ポートフォリオ・プレゼンテーションアプリ
生徒の作成した英文を共有し，提示する「ポートフォリオ機能」とその
データをスライド化して提示する「プレゼンテーション機能」がある。
①ポートフォリオ画面
蓄積された各グループのファイルを閲覧できる。

26. ポートフォリオ・プレゼンテーションアプリ
②データタイトル入力画面
ポートフォリオ内に新たなデータを入力する際に，グループ名やタイト
ル，本文を入力するための画面である。

27. ポートフォリオ・プレゼンテーションアプリ
③詳細データ画面
各グループの英文・画像データを閲覧できる。この画面からデータを付
け足すことも削除することも可能である。

28. ポートフォリオ・プレゼンテーションアプリ
④タッチ画面(ポートフォリオ)
タッチ画面(ポートフォリオ)を利用して英文の内容を検討することも可
能である。

29. ポートフォリオ・プレゼンテーションアプリ
⑤プレゼンテーション画面
ポートフォリオに蓄積されたデータをスライド化して，左右のスワイプ
によってスライドをめくることが可能である。

30. レポジトリアプリ
予習用ハンドアウトや音声教材を保管し，ファイル形式に応じたデータ
の受渡しを行う。保管可能なデータ形式は，doc，ppt，xls，jtd，txt，
pdf，mp3，mp4，m4v，mov，wav，wmvの12種類である。

31. レポジトリアプリ
②フォルダ内画面
フォルダ内のデータはアイコンで表示される。アイコンをタッチするこ
とで音声等の再生画面に遷移する。

32. レポジトリアプリ
③mp3再生画面・画像表示画面
アイコンをタッチすることで音源の再生(図1)や，画像の表示(図2)が可
能である。

33. リンクアプリ
①リンク画面
英語学習に有用なサイトや「文法・表現解説動画」へのリンクを掲載し
ている。

34. リンクアプリ
②リンク内検索画面
掲載されているリンクを検索するための画面である。

35. リンクアプリ
③リンク登録画面
リンクアプリに新規のリンクを登録するための画面である。

36. モニタアプリ
各グループの英文要約支援アプリの使用状況を確認できる。
①グループ選択画面

37. モニタアプリ
②英文要約モニタ画面
各グループの要約画面を教員用Touch English!で確認できる。

38. モニタアプリ
③英文要約構造化画面
英文を「トピックセンテンス」，「サポートセンテンス」，「具体的事
例文」の3種類に分類した英文が，種類ごとにレベル差がある状態で画面
上に表示される。そして，この画面上に直線や四角，フリーハンドによる
文字を記入できる。

39. セッティングアプリ
①データ入力アプリ選択画面
リーディング支援アプリ，フラッシュカードアプリへのテキスト入力画
面とプレゼンテーション機能の設定画面への選択を行うための画面である。

40. セッティングアプリ
②リーディング支援アプリへのテキスト入力画面
リーディング支援アプリへテキストを入力するための画面である。英文
と英文の切れ目をスペースが2つあるかどうかで判断する。

41. セッティングアプリ
③フラッシュカードアプリへのテキスト入力画面
「英語」「，(カンマ)」，「日本語」という順番に入力する。