1. 微速度撮影講習会
P1
公式カメラ隊
2014年1月8日

2. まずは実際の微速度撮影を見てみよう
P2
マウナ・ケア山：海から頂上まで – WIRED
http://bit.ly/191flbk

3. まずは実際の微速度撮影を見てみよう
P3
Trilogy of Light
https://vimeo.com/deerdog

4. 目次
P4
①微速度撮影とは
②撮影手法あれこれ
③セッティング方法

5. P5
微速度撮影とは

6. 微速度撮影とは？




P6
微速度撮影
インターバル撮影
コマ落とし
早回し
いろんな呼び名があります

7. 微速度撮影とは？




P7
微速度撮影
インターバル撮影
コマ落とし
早回し
これらは全て「映像」用語

8. 微速度撮影とは？
P8
微速度撮影は低速度撮影の一種
微速度撮影≒インターバル撮影
早回しはコマ落としの一種
それぞれ説明します

9. そもそも動画とは？
P9
静止画をパラパラ漫画のように連続で見ると
被写体が動いて見える
これが動画の原理

10. そもそも動画とは？
P10
動画の基本は1秒間に30フレーム
※例外も多いのでザックリとしたイメージだけ把握してください

11. 微速度撮影の概念
P11
普通の動画
1秒間30フレームぐらい
低速度撮影
（コマ落とし）
1秒間24フレーム未満
例えば秒15フレームぐらい

12. 微速度撮影の概念
P12
早回し
撮影時に1秒間30フレームで録画した映像を
再生時に録画尺よりも短い時間で再生すること

13. 微速度撮影の概念
P13
低速度撮影
（コマ落とし）
1秒間24フレーム未満
例えば秒15フレームぐらい
微速度撮影
低速度撮影の状態から
さらにコマを落として撮影
秒1フレーム未満ぐらい

14. 微速度撮影の概念
P14
微速度撮影
1秒間に1フレーム撮影
1秒間に撮影するのは
1フレームだけ
インターバル撮影
1秒に1回録画する
1秒間に何フレームでも
撮影できる

15. 微速度撮影の概念
P15
秒間1フレの微速度撮影
30秒で30フレを撮影
このまま再生すると？
1秒1コマのカクカク
パラパラ漫画になる
これはコレでアリ！
ひとつの表現方法です
より動画らしいスムーズな映像を求めるのであれば、
30フレームで1秒を表現する必要がある

16. P16
撮影手法

17. 微速度撮影のやり方
P17
微速度撮影は
動画と写真
で撮り方が違う

18. 微速度撮影のやり方
P18
 元々は動画の撮影手法の一つ
 コマ落としの発展形
 科学用途の撮影で活用
 デジカメ普及で写真手法が増えた
 フィルムだとコマ数が少ない
 厳密な同ポジがとれない

19. 動画カメラで微速度ムービー作成
P19
①インターバル撮影
インターバル録画機能を持つビデオカメラで
微速度ムービーを撮影。昔ながらの方法だが
この機能が搭載されていないカメラは多い。
②長時間録画
長時間録画した映像を編集で早回し。映像
の記録がテープからディスクに、編集がテー
プからPCに移行したことで実現した手法

20. 写真カメラで微速度ムービー作成
P20
①標準搭載機能
デジタル一眼標準搭載のインターバル撮影
機能で微速度ムービーを撮影。ビデオカメラ
と同等の使い勝手で撮影可能。
②写真の連続撮影
別売リモコンで指定したスパンで写真を撮影。
動画編集ソフトで撮影後の写真を繋ぎ合わ
せて微速度ムービーを作成。

21. 動画・写真比較
P21
メリット
動
 ノウハウ豊富
 撮影完了後すぐにムー
インターバル撮影
ビー完成
デメリット
 撮影後の尺伸ばし不可
画
 撮影後の尺調整可
 メディア消費量大
 バッテリー消費量大
 撮影後の編集作業必須
 撮影後の尺伸ばし不可
標準搭載機能
 ノウハウ豊富
 撮影完了後すぐにムー
ビー完成
写真の連続撮影
 撮影後の尺調整可
 撮影後の画角調整可
 高画質
 リモコン購入が必要
 撮影後の編集作業必須
長時間録画
写
真

22. P22
セッティング方法

23. 微速度撮影の撮影ステップ
P23
①何をどう撮るか考える
・撮影したい被写体を決める
・動かさない場所と動かす場所を決める
②撮影時間と完成尺を考える
・何をどのぐらい動かしたいのか決める
映像作品としての完成形をイメージする

24. 【例題】なにをどう撮る？
P24

25. ①何をどう撮るか考える
P25
 動く場所と動かない場所の見極め
・動くもの☞人/車/雲/影/太陽/明るさ
・動かないもの☞ビル/道/地形など
 動きのスピードとタイミングを見極め
・車と雲と太陽の動くスピードは違う
作品意図を最も表現できる画角を探る

26. ②撮影時間と完成尺を考える
A.完成尺から考える
・どのぐらいのスピードを表現したいか？
・何秒のムービーを作りたい？
・撮影時間はどのぐらい？
B.撮影時間から考える
・どのぐらいのスピードを表現したいか？
・撮影時間はどのぐらい？
・何秒のムービーを作りたい？
完成時のスピード感をイメージする
P26

27. ②撮影時間と完成尺を考える
P27
A.完成尺から考える
・どのぐらいのスピードを表現したいか？
・何秒のムービーを作りたい？
・撮影時間はどのぐらい？
 雲が速くと動く様子を撮りたい(5秒1枚)
 完成尺は30秒
30秒尺=900フレーム必要
900フレーム÷1分12枚=75分
連続撮影時間は75分間

28. ②撮影時間と完成尺を考える
B.撮影時間から考える
・どのぐらいのスピードを表現したいか？
・撮影時間はどのぐらい？
・何秒のムービーを作りたい？
 雲が速く動く様子を撮りたい(5秒1枚)
 2時間ぐらいは撮影してみるかな
1分12枚×連続120分撮影=1440枚
1440枚÷30フレーム=48秒
48秒間分のムービーができる
P28

29. ②撮影時間と完成尺を考える
P29
C.表現はあとまわし
・撮影時間はどのぐらい？
・何秒のムービーを作りたい？
・そのために必要なインターバル時間は？
 2時間ぐらいは撮影してみるかな
 完成尺は30秒ぐらいでいいか
30秒尺=900フレーム必要
2時間=120分=3,600フレ÷900フレ=4
4秒に1枚撮影すればOK

30. 撮影時のtips
P30
・不動の中の変動要素がキモ
・動きのない画はNG
・動きが多すぎる、早すぎるのも微妙
・カメラのブレ防止のためガッチリ固定すべし
・完成イメージを想像してセッティングすること
・時間設定が不安な時はインターバルを短めにセット
・その他
・ファインダー光線漏れに注意
・明暗差に注意

31. 後処理のtips
P31
実画面で解説
・連番取り込み
・トリミング
・モーションコントロール

32. 後処理時のtips
・微速度で動きを表現
・専用のムービングマシンを使う
・編集でモーションコントロール
☞動かす前提なら写真連続撮影の方法をオススメ
・編集によるモーションコントロール
・解像度とフレームレートは最初に決め打ちすること
・映像制作のセンスを磨くこと
・その他
・YouTubeのブレ防止には要注意
P32

33. P33