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RTMContest2015_1O3-5_少人数グループによるRTミドルウェアを用いたメディアアート制作
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- 4. 勉強 • どのような気持ちで勉強をしていたでしょうか – 眠い……zzz – テスト前で焦っている – わくわくしている – 穏やか – 集中している 4
- 5. 勉強 • どのような気持ちで勉強をしていたでしょうか – 眠い……zzz – テスト前で焦っている – わくわくしている – 穏やか – 集中している 5 自分の状態を後から見直すことができたら きっと勉強が楽しくなる！（かもしれない） 普段使っているペンから気づかないうちに 自分の状態を読み取って表示しよう！ 気分によって文字の色が変わるペン！
- 6. 気分によって文字の色が変わるペン • 勉強中気づかれないように – 手が触れる場所→ペングリップに着目 • 気分によって – 心拍数の変化を利用しよう→フォトリフレクターを使用 • 文字の色が変わる – インクからは…難しい→ペンタブレットを使用 6
- 7. RBG（RT Beat Grip） • グリップにフォトリフレクターを組み込んだ 7 Arduino+RTno フォトリフレクターの値から 心拍数を算出 心拍数に応じて色を決定 描画線の色を変更
- 10. RTとメディアアート 10 • 近年メディアアートを目にする機会が増えてきた – その中でも特にインタラクティブ性のあるアートに注目が集まる • インタラクティブアート – 外界の状態に合わせて、表現・動きが変わるアート Media ArtRT ロボットもセンサなどで外界の状態を取得している →RTを使うことで実現できる Art sensor motor algorithm Interactive ！！
- 11. メディアアート制作とRTミドルウェア 11 • RTミドルウェアを使うことで… – 既存の技術を利用することができる • 技術が足りない人でもアイディアを実現できる – 開発したものを利用してもらえる機会が増える – みんなとコンポーネントを共有することで制作の幅が広がる • このような環境を実現するためには… – まず、メディアアート制作者をはじめとして 多くの人にRTミドルウェアを使ってもらう必要がある！
- 12. 今までの活動 • 紹介やSNS（RTMコンテスト2013） – 1対多数の宣伝 • ツールの開発（RTMコンテスト2014） – デザイナーに身近なツールをRTC化 12 興味をもつ“だけ”、一度使ってみる“だけ” 使う可能性のある人は広がったが 本当は “一緒にRTCを「作る」人”を増やしたい
- 14. ブレイクスルー思考 • 7つの原則：3つの原則と4つのフェーズ 14 ユニークさの原則…いつ、どこ、誰、対象に対しての最適解 目的的情報の原則…目的に適した情報を集める システムの原則…解決策をシステムとして捉える 人間フェーズ（参画巻き込みの原則） 目的フェーズ（目的の原則） 未来解フェーズ（未来解の原則） 生解フェーズ（継続変革の原則） 参考文献： 日比野, 藤田, 大西, 添田: “ブレイクスルー思考によるイノベーションマーケティング 羊飼いマーケティングのすすめ”, 福村出版, 2012
- 15. 人間フェーズ • ユニークさの原則 – 普遍解よりも特定解を見つけることでより効果的な解決に繋がる – メディアアート（でも他の何かでも）を作ってみたいという人 • アイディアはあるがRTに対する技術・知識がない人 • RTをこれから学びたい人 • 参画巻き込みの原則 – 「人」が情報の源である – サービスの供給側ではなく、利用する側が主役 – 解決に関わる人すべてを巻き込む – 普及させたい対象を参画させる必要がある 15
- 16. どうやって巻き込むか • イノベーション理論（ロジャース） 16 イノベータ 2.5% アーリーアダプター 13.5% 普及率16% アーリーマジョリティー 34% キャズム アーリーアダプターの獲得だけでなく アーリーマジョリティーへのサポートが重要 他者への影響が 強い 差があるので 働きかけが必要
- 17. • ロジャース – 対人コミュニケーションによる伝達（口コミ、体験談）は無関心や 抵抗を乗り越える • 参画巻き込みの原則 – 普及させたい対象を参画させる必要がある 17 どうやって巻き込むか
- 18. どうやって巻き込むか 18 イノベータ 2.5% アーリーアダプター 13.5% アーリーマジョリティー 34% RTMで メディアアート！ これからメディアアートをつくりたい人の集団から アーリーアダプターを見つけ その人たちの経験と口コミを使うことで アーリーマジョリティーを抱え込もう 興味ある！
- 19. 活動記録 • デザイン工学部2年生：3人 – プログラミング言語 Cを授業で習っている – ものづくり初心者 • 少人数グループとして活動した – 大人数で行うのも、一人で行うのも、初心者からすると困難 • 活動目標 – 多くの人に知ってもらい、どんどん人を巻き込んでいく 19
- 20. 活動記録 1月 RTミドルウェアの使い方や活動についての説明会 2月~3月 アイディア出し 4月~6月 プロトタイプ制作 8月 オープンキャンパスで発表（大宮・豊洲） 9月~10月 ドキュメント制作 11月 国際デザイン学会 IASDRで発表(オーストラリア) 改善 12月 展示用の追加実装 今週末 説明会＆後輩勧誘 20
- 21. 活動記録 1月 RTミドルウェアの使い方や活動についての説明会 2月~3月 アイディア出し 4月~6月 プロトタイプ制作 8月 オープンキャンパスで発表（大宮・豊洲） 21
- 22. 活動記録 9月~10月 ドキュメント制作 11月 国際デザイン学会 IASDRで発表(オーストラリア) コンポーネントの改善とアプリケーションのアイディア出し 12月 追加実装 今週末 説明会＆後輩勧誘 22
- 24. • 作りたいけれど自分で作れない部分が多くある – RTミドルウェアを提示する – いったん置いておいて、作りたいものを考える – 自分たちにとって技術的に難しいものを思いついた – でも作りたい（需要・要望）←RTコンポーネントを提示する • RTミドルウェアの利点がよく伝わる • 他にも再利用できそうなコンポーネントを積極的に探す – まず作ってみて初めて設計や利点について考える • こうだったら再利用できるのに – 使いやすさ、使いにくさの発見 24 初心者グループによる制作
- 25. アーリーマジョリティーへのアプローチ • マニュアル • 質問なく利用できる人 • 読むのを挫折する人 – 読む対象によって適切なマニュアルは異なる • コンポーネントを部品として使いたい人 – ポートの情報や内部処理が気になる • システムを使ってみたい人 – どのように繋げば動作するのかだけを知りたい – 人に合わせて情報を取捨選択できるよう分割した – できるだけ図で説明、ポップな感じ • コンポーネントだけ気になる人→コンポーネントの詳細 • RT Beat Gripを動作させてみたい人→RBGについてと接続図 • 実機部分のみを参考にしたい人→実機詳細 25
- 26. アーリーマジョリティーへの影響 • 必要に応じて先生、先輩、同期への協力を依頼、相談 – 説明し、依頼することで、取り組みを知る人が増える • 3Dプリンタの使い方 • 人の状態の取り方 • 身近な人が集まって行うことで興味を持つ人が多い – 友達がやっているなら自分だって！ • リア充だと言われる • 建築の人まで興味を持った – すごい人がすごいことをやっても雲の上過ぎて壁を感じる • 2年生に限らず、他の少人数グループでも同様の傾向がみられる 26
- 27. まとめ • 学部2年生によるRBGの開発 • 初心者の少人数グループによる開発の利点と影響 – 利点：自発的な利用に繋がる – 影響：周囲を巻き込むには同じ立場の人の気持ちが大事 • 身近な人を巻き込む力が今後の活性化に役立つ 27 ご清聴ありがとうございました
Editor's Notes
- 参考文献： 日比野, 藤田, 大西, 添田: “ブレイクスルー思考によるイノベーションマーケティング 羊飼いマーケティングのすすめ”, 福村出版, 2012