HANNOVER MESSE 2023
参加レポート
第14回FA設備技術勉強会
高橋 智也
自己紹介
名前: (@fulhause)
所属: ※所属と活動は無関係
お仕事:内製生産設備設計(制御設計)
生産設備のソフトウェア品質保証
(PLC向けSILS/HILS環境構築、CI環境整備)
第1回発表 第9回発表 第11回発表 第12回発表
過去発表 本日の発表は当日の
Twitterの焼き直しで
す
ハノーファメッセとは?
• 世界最大規模のFA関係の国際展示会
• 日程:2023年4月22日ー26日
• 場所:ドイツ ハノーファ国際見本市会場
• 来場者数:130000人 (JIMTOF:110000人)
• 出展社数:約4000社 (JIMTOF:約1000社)
• コロナ前:5800社 21万人 (800社 15万人)
めちゃくちゃ広い・ブースもでかい
• JIMTOFの3倍くらい(体感) • 1ブースも2倍から3倍(体感)
行った動機
• 2020年ー2021年にポーランドに駐在
• 世界一のFA関係の展示会に行きたくてワクワクしていました
→コロナ流行で20年21年、どちらも中止となりがっかり
・帰国後:他社から出向できている同僚がドイツのSPSに出張
→出張報告を聞いて、日本で得られない情報がたくさんあった。
・気持ちが昂り、ハノーファーメッセに特攻することを決意(自
費で)
※自費&有給で参加なので、今回発表することに問題はありませ
ん
全体的な雰囲気・流行
• 制御機器関係の流行はざっと見た感じ下記のとおり
• 「制御盤生産・配線施工の高度な工業化」
• 後述
• 「エネルギーマネジメント」
• 欧州のエネルギー測定の法令化の影響で電力計と電力マネジメントの展示が40社くら
いあった
• クラウド接続・データ収集装置
• ソフトPLC化
• NODE RED
• MQTT
• イェイ!!!
WAGO社 IPC with CtrlX
全体的な雰囲気・流行
• 今回のハノーファに行った目的「IO-LINK Safety」の調査
• 省配線の最後の壁:[Safetyケーブル]
• 現行のシステムの状況
• 安全規格に対応したIP67安全リモートIOは存在する
• 入出力混合のポートが存在しない。
→電磁ロック・ライトカーテン・エアマスタなどの
入力と出力両方持つ安全デバイスに対応しない。
• 人類最後の希望「IO-LINK Safety」
• 比較的安価な通信規格
• 電源と通信をM12非シールドケーブル1本で配線
• IP67のマスタのラインナップが期待できる
• 規格の制定は完了。去年のSPSから参考出展が増える
例:TURCK社 TBIPシリーズ
全体的な雰囲気・流行
• 今回のハノーファに行った目的「IO-LINK Safety」の調査
• 調査結果
• トップランナーであるメーカは参考出展でデバイスを展示[オイヒナー・SICK・
TMG TE]
• マスターメーカの展示はなし。開発自体は明言。[フェニックス・IFM]
• 当然のごとくPROFISAFEからの対応。ワンチャンFSOE。(国内に動きは見えない)
例:Euchner社 電磁ロック
フェニックス社IO-LINKSafe
対応リモート安全IOスレーブ
全体的な雰囲気・流行
• ついでに、OPC UA SATETYについて
• 現行状況
• 設備内の適用は難しめ
• CIP SAFEやFSOEと対応するには厳しさを感じた
• 設備間ILなど各ネットワーク間を橋渡しする役割には有効かも
PLC R PLC B
安全機器
安全機器 安全機器 安全機器
CIP SAFETY FSOE(EtherCAT)
PLC M
安全機器 安全機器
CC-LINK SAFETY
OPC UA SAFETY
仲悪い 仲悪い
紹介1
• PLCソフトウェアのクラウド管理ソフト
SOFTWARE DEFINED AUTOMATION
・実機のPLCとクラウドを接続し、バックアップを一括管理
・差分管理・バージョン管理可能で差分は可視化可能
・シーメンス・ロックウェル・CODESYS・BECKHOFFに対応
→国内PLCは三菱・オムロンを頑張りたい:創業者談
紹介2
• 欧州系の設備制御アイテムから見る世界観
• 設計から製造までのデータをデジタル化し、競争力のある多変種少量生産を実現
する
データベース電気CAD
設計データをすべてデジタル情報として管理できる設計フローを準備し
その情報を使って、後工程の自動化を推進する
紹介2
• 配線加工機(多芯ケーブル・シールド線)
紹介2
• 盤アイテム(強電)
リタール 日東工業 WOHNER
紹介3
• 盤アイテム(弱電)
挿入力が不要なプッシュイン端子台
(ワイドミュラー/フェニックス)
ロボットによる配線施工デモ(ワイドミュラー)
端子台自動組付けデモ
紹介3
• 盤アイテム(弱電)
端子台ラベルプリンタ マークチューブプリンタ
写真紛失
どこいった?
考察
• 欧州系の設備制御アイテムから見る世界観
• 生産設備の真なる工業化の推進
• 機器の標準化とユニットのモジュール化による自動化難易度の低減
(IP67機器の整備・制御盤の製造難易低減・ケーブル数の削減)
• 設計ツールの高度化と領域拡大による設計情報の一元管理の推進
(データベースCAD・専用加工機・組付け機の開発)
→設計情報とデジタル上で紐づけ、設計(企画)から製造まで一気通貫で作りきる
(付加価値のない作業に人がまったく介入しない世界観を実現する)
かんそうなど
• 日本にいた状態でアクセスできる情報というものは本当に限られている
• Google検索で引っかからないメーカ・製品は山のようにある。
• 日本人の英語検索能力が低い。
• そもそも英語のWebページがない。(中国系)
• 日本で売れない・売れにくいものは外資日本法人は紹介しない
• 欧州法人のHPからでないと飛べないページなども一部存在する
→今まで、我々がベンチマークと呼んでいたモノは、ベンチマークではないのかも
しれない
• 着実にインダストリー4.0構想に基づいた製品ラインナップの拡充が進
んでいる
• 特に制御盤レス、配線施工レスに向けた準備は、かなり進んでいる。
• 現状、金と時間をかければやれるというフェーズについに入ってきた。
→それを前提とした業務フローを設計すれば、効果が出るレベルに到達が予想さ
れる
最後に
「そこの障子を開けてみよ、外は広いぞ」(豊田佐吉:豊田自動織機創業

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