個人ユーザー 企業ユーザー <PaaS > アプリケーション @ IT 記事(クラスメソッド株式会社 福田寅成氏)図引用 現主要クラウドベンダーのサービス領域 SNS Eucalyptus Google Apps < IaaS (データセンター)> < SaaS > Blue Cloud
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クラウドベンダーにとって OSS は諸刃の剣情報システムのインフラとビジネスソフトウェアにおけるオープンソースとクラウドサービスの発展・成長は、分かち難く結びついている。 クラウドベンダーは、 GPL ( GNU General Public License )に関わる OSS 派生製品のライセンス問題(該当 OSS コミュニティへの派生コードの提供等)を正しく認識していないと、トラブルを生む可能性がある。 パブリッククラウドの場合、様々な OSS のデプロイ上、セキュリテイ対策や応答性能等で品質保証がしにくいため、ベストエフォート型サービスとなることが多い。 ーセキュリティ対策やサービス品質保証( SLA )では課題山積み
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Amazon のクラウドサービス ーAmazon Web Services ( AWS )のサービスメニュー メッセージキューサービス Amazon Simple Queue Service ( Amazon SQS ) 巨大で単純なデータベースサービス Amazon Simple DB 大容量ストレージサービス Amazon Simple Storage Service ( Amazon S3 ) Amazon EC2 上で動かすサービスに対して開発者が課金する手段を提供 Amazon DevPay 仮想マシンレンタルサービス Amazon Elastic Compute Cloud ( Amazon EC2 ) 書籍情報等を提供している API 群。旧 Amazon E-Commerce Services ( ECS ) Amazon Associates Web Service ( A2S )・・・ Amazon の基幹業務
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Amazon のクラウドサービス(続き) ーAmazon Web Services ( AWS )のサービスメニュー サイトのスクリーンショットを提供 Alexa Site Thumb nail トラフィックの多いサイトを列挙 Alexa Top Sites サイトに関するトラフィック等の情報を提供 Alexa Web Information Service Web 検索エンジン Alexa Web Search 柔軟な決済サービス Amazon Flexible Payments Service ( Amazon FPS ) 人的タスクを API として提供 Amazon Mechanical Turk
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Google Apps –200 万以上企業利用 MS Exchange や Lotus Notes に変り得る業務生産性を上げるためのベストエフォート型クラウドアプリケーションスイート 1人 25GB 容量の Gmail (翻訳機能付、スパム、ウィルス対策付、 99.9 %稼働率保証等)、スケジューリング用 Google カレンダー 、共同編集やナレッジ共有のための Google ドキュメント 、動画共有サイト Google ビデオ 、社内情報共有、プロジェクト管理用の Google サイト 30 日間無償お試し利用、1ユーザ当り年間 6000 円、販売パートナー各社からシングルサインサインオンや業務アプリケーションとの連携等のソリューションの購入可能 Google は OSS の凄まじくヘビーなユーザ、 Google クラウドは OSS の強大なカスタマ゙イズ産物
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マイクロソフトのクラウド OS WindowsAzure API /フレームワーク (基盤サービス) マイクロソフトの青空( Windows Azure )にあなたの雲(クラウド)を浮かべて下さい・・・ビジネスロジックを実行するコードのホスティングサービス ーベンダーロックイン型クラウドサービス
Web 技術で存在感を弱める W3C勧告 Ajax での実装が進んでいる XHR ( XMLHttpRequest )や JSON ( Javascript Object Notation )相当の、実装進まない W3C 勧告 DOM ( Document Object Model ) アプリケーション実装に疎い W3C に業を煮やした OSS ブラウザベンダー( Safari 、 Mozilla 、 Opera 等)が WHAT WG を発足(マイクロソフトは WHAT WG 加入拒否)、 Web Forms 2.0 、 Web Apps 1.0 等策定 ベクターグラフィック言語で、普及が進まない W3C 勧告 SVG に対し、 WHAT WG 策定 Canvas 、マイクロソフト独自の VML と分裂、等々 WHAT WG は、実装進む Canvas 等 WebForms2.0 ( HTML4 拡張仕様)を W3C で採用する提案を仕掛け、 WHAT WG 側のイアン・ヒクソンを HTML5 仕様策定のまとめ役に立てて一躍 HTML5 が浮上、マイクロソフトも HTML5 採用の方向 バーナーズ・リーが描いてきた W3C による XHTML 、セマンティック Web の幻影化(?)により、 W3C 存在感が薄らいできたのではー
i phone やモバイル端末のクラウドデバイス化2010.4.18 クラウド印刷サービス「 Google Cloud Print 」発表、モバイル端末や PC にプリンタドライバをインストールする必要ない まずオープンソース Goolge Chrome OS で採用、プリンタ業界にクラウド印刷サービスに対応するプロトコル作成・搭載を要請 Google Cloud Print クラウド認識プリンタ プロキシ レガシープリンタ クラウドアプリケーション
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クラウド時代のクライアント OS として期待のGoogle Chrome と Android の関係? スペックの低い PC でも軽快に動く Chrome OS と、 PC でも動く Android はバッティングしないのか? いずれも Linux やオープンソース HTML レンダリングエンジン WebKit を基に、 Netbook (軽量ノート PC )では共存することが、 MS Windows 支配への対抗上不利になるのでは? Google 創業者の1人サーゲイ・プリンも、いずれ1つのプラットフォームに統合の可能性を語っている
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iPhone と Android端末の違い 現状、サービス内容としての Mac モバイルと Google モバイル的違い。顕著な違いは、端末乗換え時に、 Android では SIM カード(契約者情報 IC カード)を挿しアカウント設定すれば、過去の Android 使用環境、購入アプリケーションが継続使用できる。 Android では、 OS アップデート等でネットワークからアップデートバイナリを取ってくる PC (母艦)の必要がない。 画面や画面遷移等のユーザーインタフェースは、現状i Phone の方が明らかに洗練されている。 OSS Andriod の今後のメーカ/ベンダーの腕の発揮どころ。 現状、i Phone 、i Pad ブラウザは Flash 対応していない。 今後、 Apache v2 ライセンスの OSS である Android の加工派生製品への期待があり、i Phone 対抗上のバージョンアップによる競合は熾烈になろう。
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Android によるクラウドイノベーションの期待 Google& 40 社程の団体 OHA ( Open Handset Alliance )で開発を推進、開発キット( SDK )も OHA から無償で入手できる。統合開発環境 Eclipse 装備 Linux ( v2.6 )ベース、組込み Java ( J2SE )プラットフォーム、開発・実行を PC 上で出来る SDK OSS ( Apache v2 ライセンス)、修正物の利用制約ない(ソース公開しなくてよい(オレオレケータイ/ PDA も可) クラウド上の膨大なリソースを使うマッシュアップアプリケーションの計り知れないサービスの拡がり モバイル機器、パソコン、通信機器等、様々な分野からの参入と企業コラボレーションによる新たな機器やソリューションの創造と競合の火種(例:ソニー& Google 提携)