農薬第14回
ーイネの病気ー

          担当中嶋
1 種子消毒は防除の第一歩
     (1)種子消毒の手順

①塩水選
種子を一定の比重(濃度)の食塩水に浸漬。
充実した種子のみ使用。
②ケミクロンG(次亜塩素酸)
ウイルス、糸状菌、細菌に無差別に効果。
浸透性、残効性はなし。
③卓効剤
EBI剤、ベンレートなど。
心枯線虫防除剤も。
http://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitobou
jyo/0-ine/sinkaresen.html
1 種子消毒は防除の第一歩
 (2)心枯線虫病も防除する


低濃度長時間浸漬法(簡便)
EBI剤、ベンレートなどと心枯線虫病防除剤を混合
24~48時間浸漬
高濃度短時間浸漬法(効果高い)
あらかじめ心枯線虫病防除剤に24時間浸漬
高濃度EBI剤に10分浸漬
粉衣法
あらかじめ心枯線虫病防除剤に24時間浸漬
生乾きのうちにベンレートなどを粉衣
1 種子消毒は防除の第一歩
 (3)温湯浸漬



①55℃の湯に60分浸漬
or
②冷水に12時間→52度10分浸漬

温度が数度低くなるだけで防除
効果下がるので注意
2 ウイルス病
  (1)縞葉枯病(2)萎縮病

(1)ヒメトビウンカが媒介 (2)ツマグロヨコバイ、
作付け初期に感染多     イナズマヨコバイが媒介
育苗時:ベタ掛け
激発が予想されるとき:アドマイヤー、アプロード




      縞葉枯病。こよりのように巻く
      黄白色になる
3 いもち病


苗いもち、葉いもち→発生少なら収量への影響回避できる
穂いもち→被害穂が回復することはない
    出穂期ごろの防除が肝要
    (出穂直前から出穂10日後)
     ・タケヒット(検索しても出てこない……)
 表36 フェリムゾン系薬剤は登録多し
     ・カスラブサイド


   激発型と慢性型
4 紋枯病


発病株20%超えたら防除必要
灰色の大型病斑、クモの巣状菌糸
雨が多いと進展、N、P過用で進展
 出穂7~10日前が防除適期

モンカット、モンガード?、モンセレン、バシタック
多発田:菌核発芽抑制→サターンなど
5 ごま葉枯病


穂に対する被害大
病斑は穂いもちと酷似(褐色の分生胞子がキモ)

穂ばらみ期、出穂直前、傾穂期の3回散布必要
ヒノザン、ロブラール、ベフラン、ベルクート
ジマンダイセン

耕種的防除、栽培法が効果的!
堆厩肥施用、ケイカル、転炉滓、
マンガン、チッソ、カリ施用
6 もみ枯れ細菌病

苗箱育苗での苗腐敗、出穂後穂のもみ枯細菌病
(1) 苗時代の防除
種子消毒→ケミクロンG・スターナ(残効、浸透)
苗床→カスミン、カヤベスト

     蒼白色に萎ちょう
     後に灰白色ないし淡黄褐色

(2) 本田防除
高温多湿(最低温度24℃以上)で発生
スターナ(散布)、オリゼメート、コラトップ(粒剤)
6 白葉枯病

 葉やもみが白く枯れる
 苗代や幼穂形成期での冠水、風で葉に傷→感染
  病斑の観察は朝露のあるうち!→露の濁り
(2) 本田防除
常発地帯→苗箱施用、出穂20~30日前→オリゼメート
通常→発生時にオリゼメート、シラハゲン、サンケル

Nouyaku14