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大人たちは
ニューノーマル
を適応と納得
すべきではない
岸 コウジロウ
ニューノーマル、withコロナなんていう言葉がありますが
「適応」ではなく、「進化」としなくてはいけません
もし、自分の人生がwithコロナだったら…
もし、自分の人生がwithコロナだったら…
● 小学校の文化祭も無くなり、一番怒られた経験はなかったかもしれない
● 中学校に五十鈴川で禊をすることはなかったかもしれない
● 高校生の時に帰りの友人と笑いを磨くことがなかったかもしれない
● 高校生の時にライブで心臓を打たれることはなかったかもしれない
その後、朝礼台に立ってで叫ぶことはなかったかもしれない
● 大学時代に友人宅に入り浸ることがなかったかもしれない
● 展示会を開き、クリエイティブを磨くことができなかったかもしれない
● 友人とウォッカを煽りながら殴り合っていなかったかもしれない
● 仕事で「人と仕事をすべきだ」と認識できなかったかもしれない
● バーでアニソンを聴いていなかったかもしれない
● 今の音楽仲間と出会えていなかったかもしれない
● 嫁と出会っていなかったかもしれない
これは、恐ろしいことだと考えるべきではないか?
自己形成してきたものたちが
一気に崩れ去るのを感じた
誰か「新しい価値観で生きて行けば良いじゃないか?
色々な幸せってものがあるよ」
↓
その通り
でも、これまでの楽しみとか音楽とか、「無くても良かった」んだって
妙に諦め顔な大人たちって、結局枯れちゃっただけでしょ?
若者に道を作ることはヤメちゃいけないよね。先輩として。
(って、前にも言った気がする)
<ブレイクタイム>
少し皆さんにもお聴きしたい。
もし、自分の人生がwithコロナであったなら
アナタの大事な体験は、どのように変わってしまっただろう?
(10分程度)
ちなみに嫁に聴いてみた
● 「ファンロードは廃刊にならなかっただろうね」
● 好きな海外旅行も行けずインドやバリやシチリアの原色の服などではなく、白
黒のギャル服ばかり着ていただろう。
● 結論、「多分、ちょっと地味なオタクになってただけだろう」
「ファンロード」…
最大の特徴は、(表紙イラストも含め)誌面のおよ
そ9割が読者投稿を元に編集構成されていることに
ある。例えるなら、大抵の雑誌に存在する「読者投
稿ページ」だけでひとつの雑誌になっているような
ものである。
投稿されるイラスト、漫画、ネタなどはレベルが高
いものも多く、常連投稿者の中には後に商業誌等で
プロデビューを果たしたものもいる。
(wikipediaより)
❖ オタクのコミュニケーションは「コミケ」で
はなく、雑誌や文通などを通して活動されて
きただろう
❖ それも、デジタル化されpixivやtwitterで取り
交わされることになっただろう
❖ オタクはその名の通り、元々はインドアだろう。STAY HOMEでも変わらないのかもしれない。
❖ ただ、消費力のあるオタクは恰好のマーケットターゲットとされ一般化し、国民総オタク状態にな
り、結局は今のようなマウント地獄に陥っただろう。
僕は、音楽との出会いと、仲間との育みだけは
手放したくない財産だと考えた
どうにかして次世代にも
この感動を残したい
残せないか考えたい!
↓
たぶん、これが老害の芽生えだと思うけど
ま、選択肢が増えることは悪いことじゃないよね?
音楽との出会い
● 音楽との出会い
○ ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
○ 演奏セッションでの仲間との一体感!
○ DJシーンでイイネ!のハグやハイタッチ!
● 仲間との育み
○ 一緒に研ぎ澄ますクリエイティブ、語り合い紡ぎ合う!
○ 人と人(顔を見る)、仕事でも大事に!
○ たまには怒りも、さてどうぶつけるのか?
音楽との出会い ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
● ライブが無くてもライブ映像で、ライブ映像が無くてもCDとRock’n on(雑
誌)で想いを高まらせられる人がいることは確実
● しかし、ライブ感というのは格別。強い没入感等が必要になるはず。
純真な気持ちでVR系ライブを楽しんでみた。
● YouTube VR ● VARK(ライブVRプラットフォーム)
音楽との出会い ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
ギターサイドの最前列で
鑑賞可能
逆サイドには中央モニタ
ーが配置
お客さんとの臨場感
最前列だけど、パフォー
マンスはしてくれない
お客さんにモザイク…360度だけど
見渡す理由が無い
なんか本来のライブ感はあるものの、もっとできる気がする…
音楽との出会い ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
メンバーが囲んで歌ってくれて、特
別感を得られる
PVを見ながらで、カッコ良さが出て
る(後ろにもデッカくPV)
オリジナルコンテンツ感が高い
画質が足りない
音楽との出会い ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
アイドルをライブで見た時と同じよ
うな気持ちにはなった
奥の子が推しメンでもし
っかり見れない
AKBは複数カメラで推しメンを見続け
られるコンテンツもあるらしい
音楽との出会い ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
● VARK(ライブVRプラットフォーム)
ライティング、解像度ともに
ばっちりコンテンツ
いきなり横に来て
歌ってくれる
サイリウムを振ったり、クラップ
したり声援したり、物投げたり
しかし何故カメラ移動が自由じ
ゃないのか(5箇所くらい)
モデリングが粗い、マシンパワ
ーか?
音楽との出会い ライブで衝撃!汗が飛び散り熱気立つ会場にショック!
● ライブ映像を360度で撮りましたは無意味、しっかり視聴者にパフォーマンスしてあげれば価値は各段
に上がる(VRは認知されている錯覚が効果的)
● 画質が重要、特に暗い環境の中、没入感を出せる描写力は今のカメラにない?
● 目のピント合わせができないことが、実はストレス。他焦点カメラで撮影した動画などが流行るかも?
→ 360度カメラではなく、360度から撮影されるカメラも需要が出てくる可能性大
● 画質、ライティングなどを考えたときにVARKコンテンツに可能性を感じた。
● 双方向性は重要、クラップだけでも全然没入感が違った。
● 楽しむためには、音楽プレイヤーで聴くんじゃない、ライブで感じに行くという気持ちで挑む。ボリュ
ームはマックス!
結論として思春期の時に「衝撃を受ける」コンテンツになりうる事が確認できた!
そのためにも、映像を投影するだけではないVRならではコンテンツが重要
双方向を実現するプレイヤープラットフォーム(VARK等)は将来性ありそう。
音楽との出会い
● 演奏セッションでの仲間との一体感!
● 各々のインフラ(防音室、遅延の無いネットワーク)が重要に。
● 顔を合わせるために、壁一面のモニターなどがあればなお良い。
● それ以外は「メンボ(BANDやろうぜ)」よりも、デジタル化された方が得意分野と言え
る。
https://syncroom.yamaha.com/
音楽との出会い DJシーンでイイネ!のハグやハイタッチ!
● DJシーンで楽しかったのって結局、こんな感じだと思う。んで、最近毎週金曜日にDJ配信してますけ
ど、状況はこんな感じ。 ※お客さん1,2人だけどねw
a. 踊りながらデッカい音を聴く … △デカい音楽は聴ける、踊れない
b. 音を聴いて酒を飲む … 〇達成
c. 好きな仲間と一緒に共感する … △チャットやスタンプのみ
d. 奢ったり奢られたり、テキーラ飲まされたり … ×無し(特に客間はできない)
e. 結局はナンパ目的 … ×客間のコミュニケーションは皆無
● つまり、踊ったりテキーラ飲まされたりといった体感に加え、奢ったりハグやハイタッチなどといっ
た客間のコミュニケーションが非常に薄い。
● 体感は無理として、客間のコミュニケーションはもっと充実させないと、そこに感動や仲間感は生ま
れない。
a. 客同士で金銭の授受を可能(もしくは開催者の出品物をプレゼント可能)
b. チャットコミュニケーション以外の意思表示、共同作業の提案
c. テキーラ乾杯システムをどうにか再現したい!
参考)VTuberとスパチャ
● VTuberのスパチャもすごい!https://note.com/or_ele/n/n47c1c75b210f
中国では1億円のスパチャがあったこともニュースになってた…。
● しかし、スパチャの意味は「演者支援」と「コメントを読んでもらう」の2つと言い切る
サイトもあり、DJシーンでの醍醐味である仲間感や共感表現は、これでは達成できないか
もしれない…。(客間で奢れない)
仲間との育み
● 一緒に研ぎ澄ますクリエイティブ、語り合い紡ぎ合う!
● 人と人(顔を見る)、仕事でも大事に!
● たまには怒りも、さてどうぶつけるのか?
長くなったのでまた今度!

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