Laravel Meetup Tokyo Vol.7

1. LaravelとMVCの先へ
Laravel Meetup Tokyo Vol.7
yuuki takezawa(ytake)

2. profile
• ytake(GitHub), ex_takezawa(twitter)
• java, php, node.js, RDBMS, NoSQL, VoltDB
• 最近転職しました
• phpライブラリとオレオレフレームワーク作り
• 最近はPHPSpec

3. Laravelエキスパート養成読本4章担当
ご興味がある方は是非お願いします

4. Laravel Feature

5. よくあげられる特徴
• 静的呼び出しなファサード (Event::fire())
による初学者にもわかりやすい記述
• ActiveRecordライクなEloquent
• Auth関連コントローラが最初から付いている
• なんか流行っている
• MVCらしい
• 重量級(Laravel3は軽量だった)
• RoRっぽい

6. いえ、違います

7. よくあげられる特徴について
• ファサードはstaticではありません
• Eloquent利用は強制ではありません
• Authコントローラはあくまでモックアプリケーションや、
使うならオーバライドを
• 流行りではなく、一通り使ってから決めましょう
• MVCで実装するかどうかはユーザー次第です
• RoRっぽく見えるのは外見だけです

8. Eloquent問題
• イーガーローディングを使おうと、発行されるのはIN句
• 外部キーや正規化されたデータベースには無力
• Eloquentに拘ることで自ら生み出すボトルネック
• queryBuilderで解決させる
• それ、SQL直接書いた方が早い(Basic)
• テストしてますか？

9. ファサードにみる問題
• どこにでも利用できるため、どこにでも書い
てしまう
• テストしてますか？
• テストしてますか？
• テストしてますか？

10. テスト問題
• callや5.1で追加されたvisit()->seeInXXXなど
は機能テスト(ファンクショナルテスト)
• クラス単位でユニットテストしてますか？
• PHPUnit本家のマニュアルは読みましょう

11. MVCじゃないの？
• 一部の機能では「設定より規約」を取り入れてますが、
あくまで手段の一つ
• MVCとはアプリケーションの実装パターンの一つ
で、
フォルダのやクラスの名前を指すものではありません
• モデルとは何か

12. どう使っていけば良いのか

13. 学び方として
• フレームワークの機能を一通り使いましょう
• Illuminateコンポーネントのソースを読みましょう
• Applicationクラスを読んでみましょう
• サービスプロバイダの仕組みが理解できます
• ファサードと実クラスの関連性が理解できます
• Dependency Injectionへの理解

14. フレームワークは
コンポーネントの集まり

15. アプリケーション
作りのフレームとしての
フレームワーク

16. こう作りなさい、という
規約のフレームワーク
ではありません

17. PHPの流れとして
• コンポーネント志向
• 疎結合などによる拡張性や、設計
• デザインパターンの応用
• 実装もコンポジット化
• DDDへのアプローチ

18. フレームワークの使い方さえ
知っていればよかった
時代ではないのです

19. Laravelで利用するには？
• コンテナを使いこなす
• ファサードを使わない選択
• リポジトリパターンから始めてみましょう
• レイヤを意識

20. コントローラ
モデル
ビュー
通常実装のイメージ
User::find(1)
return view()
コントローラで
ファサード・Eloquentを利用すると密結合

21. コントローラ
データベースアクセス
リポジトリ導入イメージ
リポジトリリポジトリI/F
インターフェースを介することで
データベース依存やその他のものから分離

22. リポジトリは
データベース専用の
抽象レイヤではありませんので、
何かを操作するもの、
全てに対して有用です

23. コントローラ
サービス導入イメージ
それぞれのクラスが独立
サービス
リポジトリI/F
リポジトリI/F
リポジトリI/FArtisan

24. リポジトリパターンの姿

25. レイヤ
• ユーザインタフェース層
• アプリケーション層
• ドメイン層
• インフラ層
View
Controller
Model
下層のレイヤは上層を知りません

26. ファサードの実態を知ることで、
このレイヤを強く意識することが
できます

27. フレームワークに
のった手法ではなく、
フレームワークを
ツールとして

28. Laravelを使って、
フレームワークにとらわれない
MVCのその先へ