2020/01/31の勉強会で発表したものです。

1. Kotlinについて学んだコト
2020 / 1/ 31 ふみたろう

2. 目次
• Kotlinとは
• 特徴
• 特徴各種説明
• おまけ (遅延初期化)
• まとめ
• 参考資料

3. Kotlinとは
• IntelliJ IDEAを手掛けるJetBrains社が開発
• 静的型付けオブジェクト指向言語(Javaと同じ)
静的型付けだけど型推論アリ
• Java VM上で動作し、
Javaバイトコードでコンパイルされる
(JVM言語)

4. 特徴
• 型宣言位置が変数名より後ろ
• 行末のセミコロンが不要
• 関数定義では「fun」を用いる
• 変数宣言では「val」「var」を用いる
• Null安全

5. 型宣言位置が変数名より後ろ
• val a : Int = 1
• kotlinは型推論を利用可能なので、
複雑な型でなければ
定義しなくても推論してくれる

6. 行末のセミコロンが不要
• val a: Int = 1 ← ;不要
• 楽だね！

7. 関数定義では「fun」を用いる
• fun func () {}
• よくあるやつ

8. 変数宣言では
「val」「var」を用いる
• val：変更不可能な変数
• val B: String = "sample"
• B = "example" ← NG
• var：変更可能な変数
• var c: Int = 0
• c++ ← OK

9. Null安全 (Nullable)
• nullを許容しない仕組み
• Kotlinはデフォルトでnullを許容していない
• var s: String = null ← NG
• nullを許容させる場合は型の後ろに「?」をつける
• var s: String? = null ← OK (sはString?型)
• 「?」を付けると必ずNullチェックが強要される

10. Nullableのアンラップ
• var s: String? = null (再掲)
• var len = s.length ← NG
• var len = s?.length ← OK (lenはInt?型)
• 代入元がNullableであると
代入先もNullableになる

11. 強制アンラップ
• var s: String? = "hello"
• 強制的にNullableを外すためには
「!!」を用いる
• var len = s!!.length
• lenはnon-nullのInt型

12. 以降、おまけ
遅延初期化という概念

13. 遅延初期化
• 変数を宣言する時、変数名だけ予約し、
呼び出し時に初期化させる機能
• 遅延初期化はいくつかあるが、それぞれ特徴が違うので、
このスライドではlateinitについて説明する
• lateinit ← 説明します
• by lazy
• Delegates.notNull

14. lateinit
• valは不可、varのみ可能
• 以前はvalも行けたそうな
• nullableは不可
• 後で初期化すると約束しているため、
non-nullとして扱われる
• private修飾推奨
• 初期化前に外部からアクセスさせないため、推奨

15. lateinitの使い方 (例)特殊なTextView型ですみません！！
private lateinit msg: TextView // 初期化しないで宣言のみ
fun func1() {
// ここで初めてmsgが初期化される
msg.text = ""
}
fun func2() {
// msgを初期化していないため参照できずエラー
println(msg.getText().toString())
}

16. まとめ
• Kotlinは静的型付けオブジェクト指向言語
• nullableなnull安全という概念を持つ
• 遅延初期化でnon-null宣言できるlateinit

17. 参考資料
• 【Null安全】Kotlin Java比較メモ 正しいNull安
全の使い方 - Qiita
• Kotlinで初期化を遅延する | RE:ENGINES
• Kotlinアンチパターン

18. ご清聴
ありがとうございました