【プレゼン原稿】 それでは、チームパティシエの発表を始めます。 私たちは、3つのクライアントの中から「本屋」を選択し、「書店への来店、そして購入を促進し、売上を拡大させるアイディア」を考えました。 まず、クライアントの現状を知るために、 「書店 売上」と、かの偉大なGoogle先生に尋ねてみたところ「消える書店」や「ネットに押される」といったワードがヒットしました。 残念ながらこの検索結果のように、実店舗はネット上の店舗に押されているのが現状です。 日本出版販売株式会社さんのデータでも、同じような結果が公開されています。 では実店舗がネットに勝つためには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか。それを探るため、私たちは店頭へと調査に行きました。 実際に駅ビル書店を覗くと、他のお店よりも存外人はいる。といったことがわかりました。 そこで「書店にきていても購買を目的としている人は少ないのではないか」という仮説のもと、サンプル数が43と少なめではありますが、答えてくれる優しそーな人にアンケート調査を行いました。 その結果、60パーセントは特に理由なし、26パーセントの人がひまつぶし、と回答し、合わせて全体の86%の人は購買を目的としているわけではないが来店している、ということがわかりました。 つまり、移動者にとって駅ビル書店の役割は本を買う場所というより、暇つぶしの場所といった側面が強いのではないか、と考えました。 そこで店内の人を観察してみると、確かに特にあてもなくフラフラしたり、立ち読みをしている人が多く見られました。 こうした現状がありながら、その人たちに本の購入を促すようなしくみは今の駅ビル書店にはありませんでした。 <決め手> 既存のデータやこれまでの調査から、私たちは購買につながるような暇つぶしをつくることこそ、駅ビル書店売上減少の改善策になりえるのではないか、と考えました。 そこで私たちが提案する企画は、 「本屋のおもいわり」です!! --------------------------------------------------------------- では企画概要を説明します。 狙う移動シーンは通勤通学時、重い荷物を持っている移動者がターゲットです。 教科書や、書類など、その多くのターゲットは、重い荷物を抱えています。その頑張りに気付いてほしい、ねぎらってほしい、というインサイトに注目しました。 本企画は、荷物の重さに比例したクーポンの発行、といっ