クックパッドレシピ事業開発部ディレクショングループ 第2回勉強会 アイデアと施策

1. 施策案の通し方
ディレクションG勉強会 vol.2

2. なぜ施策案が通らないのか
● 企画が弱い
● そもそも企画と思われていない
● 熱意が足りない

3. そもそも施策ってなんのためにするの？
● 目標達成のため
● サービスをあるべき姿にしていくため

4. 数値目標に沿っていればいいのか？
目標には数値と期日がある
残り時間と施策で期待できるスケールの問題がある
目標が残り5か月で10万として、
開発リソースすべて使って
1か月で1万の見込みです、では足りない。
残り時間が減ることはジリ貧になっていく

5. 逆のパターン
残り10か月あります。この施策1か月かかってこれ自体での効果はゼロだけど、
今後獲得のための効果的な手を打てる環境ができます、なら検討の余地がある。
しかし残り2か月でそれをやるのは無理。
目標達成でなくサービスの姿を改善していく施策は着手タイミングがデリケートになる。

6. 企画とアイデアの違い
アイデアは元ネタ、やりたいこと
企画はアイデア実現のための具体的なプラン
実現のために抑えるべきところを抑えていないとそもそも企画ではない

7. 実現のために抑えるべきところ
目標への影響、工数のイメージがついている
影響範囲への懸念が考えられるものすべて洗い出せている
すぐに思いつく影響範囲への対応が即答できないものはまだ企画になれていない

8. 影響範囲への対応
winwinとか、3方よしとか色々言い方あるけど。
必ずしもメリットを生む必要はない
最重要なのは自分たちのチームの目標に貢献するか。
その上で誰も損をしない、もしくは社内の別チームであれば多少の悪影響でても納得させられるだけの理由を持
つ

9. 影響範囲を小さくする、はNG
仕事は常にインパクトが大きくなるように。全力でスケールの大きな話をする
効果の小さい施策に使う時間もリソースもない。
段階的にリリースするかなどは最大限成果のでる方法を考えて、企画ができてからの話。
LEANを最初から言い訳にしない。大きく考えて小さく始める。
最初から小さく考えるとそもそもやるべきことか判断つかない。学びを得る目的でやらない。
○ 大きく考えて、小さく試す
✕ 話進めやすいように小さく考える

10. 上長の使い方
上長は基本的に懸念を探し出すことが得意。
自分より広い領域を見ているし立案した本人でないから冷静な目で見れる。
やりたいことをブロックしたいわけで懸念ばかり言っているわけではない。
新しいことやりたくないわけではない。むしろ大歓迎で現状への危機感は強く困ってる。
見落としていた影響範囲、懸念発見ツールとして使える。

11. 企画の説明とは夢を語ること
なにそれすげーいいじゃん、いますぐやろう、と思わせるのが理想
着飾るのか、と思うかもしれないけど話聞いた人をワクワクさせるのがディレクター。
大きな話をしよう。
細かい話は聞かれたら、でいい。
ただし即答で返す。そんなの考慮済みです準備
OKですと伝える

12. 熱意の伝え方
目標に直結しない取り組みの場合、その課題について自分以外あまり興味ない、可能性を感じていない場合が
ある
その企画を聞く相手も可能性を感じていない状況から始まりやる価値をイチから伝えていく、ということになる。
一度説明した程度では、相手も自分がそこまでその企画に興味あるかなんてわからない

13. 諦めない
シンプルに物量で押すのがいいと思う
説得材料を準備しまくる、どれだけ考えてるかを可視化する
何度でも説明する、しぶとくやる

14. うまくいかない時に考えること
人のせいにしない。
自分だって考えてたことが翌日になったらつまんなく思えたりすることあるの思い出す。
面識ある数人も納得させられないものが世に出して響くわけがない