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お金を前へ。人生をもっと前へ。
Forward Map 2024
統合報告書 2024
株式会社マネーフォワード
一人ひとりの歩み方で、
人生をもっと前へ
大切な人と安心して暮らす。
やりたいことに夢中になる。
新しいことに挑戦し、
社会にまだない価値を生み出す。
豊かな未来を実現するために、
お金はなくてはならないもの。
だからこそ、
マネーフォワードが目指すのは、
みんなが前向きな気持ちでお金と向き合い、
それぞれのペースで歩み、
チャレンジできる社会です。
私たちを信頼し、
応援してくださる皆さまと共に。
これからも一丸となって、
力強く前へ。
CONTENTS
Mission Vision Values Culture
価値創造モデル
CEOメッセージ
マネーフォワードの歩みと未来
2
4
6
12
Introduction
3つの重点テーマ
User Forward
ー
『マネーフォワード クラウド』ユーザーインタビュー
ー
『マネーフォワード ME』ユーザーインタビュー
Society Forward
Talent Forward
ー人材戦略
ーDEI
(Diversity, Equity & Inclusion)
15
16
18
20
23
27
01 Sustainability
財務データ
ESGデータ
SPOTLIGHT グローバル採用
株式情報
・
会社情報
83
84
88
89
05 Facts & Data
コーポレート
・
ガバナンス
社外取締役対談
役員紹介
コンプライアンス
リスクマネジメント
セキュリティ
67
70
74
78
79
80
04 Governance
CFOメッセージ
全社ハイライト
事業ハイライト
Businessドメイン
Homeドメイン
Xドメイン
Financeドメイン
SaaS Marketingドメイン
海外戦略
SPOTLIGHT アカウントアグリゲーション
29
34
35
36
40
42
44
46
48
49
02 Our Business
User Focus
ーCPO
・
PdM対談
Tech & Design
ーCTO
・
CDO対談
ーベトナム開発拠点
ー研究開発
Fairness
Culture
SPOTLIGHT 士業パートナー
03 Values & Culture
51
56
59
60
61
62
65
人生が少し前に進んだ
エピソードを紹介しています。
Forward
Voice
Mission マネーフォワードが追い求め続ける社会への使命
お金を前へ。
人生をもっと前へ。
「お金」
は、
人生においてツールでしかありません。
しかし
「お金」
とは、
自身と家族の身を守るため、
また夢を実現するために必要不可欠な存在でもあります。
私たちは
「お金と前向きに向き合い、
可能性を広げることができる」
サービスを提供することにより、
ユーザーの人生を飛躍的に豊かにすることで、
より良い社会創りに貢献していきます。
Vision Missionを達成するために目指すべき未来
すべての人の、
「お金のプラットフォーム」
になる。
オープンかつ公正な
「お金のプラットフォーム」
を構築すること、
本質的なサービスを提供することにより、
個人や法人すべての人のお金の課題を解決します。
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
2
Values マネーフォワードが社会に約束する行動指針
私たちは、
いかなる制約があったとしても、
常に
ユーザーを見つめ続け、
本質的な課題を理解し、
ユーザーの期待や想像を超えた価値を提供します。
私たちは、
テクノロジーとデザインこそが、
世界を
大きく変えることができると信じています。
テクノ
ロジーとデザインの力を最大限に生かし、
ユー
ザーに新しい価 値を届け、
社 会を前に進めて
いきます。
私たちは、
ユーザー、
社員、
株主、
社会などのすべて
のステークホルダーに対してフェアに誠実に向き
合い、
オープンマインドであることを誓います。
User Focus Tech & Design Fairness
Culture マネーフォワードの全員が大切にする文化
意思決定のスピードを上げ、
最速で行動に移し、
最速でやり遂げよう。
絶えず成長し、
最高の結果を出すために、
プロと
して高い意識をもってやり抜こう。
One for all, All for one.の精神を大切に、
ひとつのチームとなって目標を成し遂げよう。
Speed Professional Teamwork
感謝と尊敬を忘れずに、
誰に対しても誠実であり
続けよう。
外部環境が常に変化していることを意識し、
自分
たちも変わり続け進化し続けよう。
仕事を楽しみ、
成長を楽しみ、
人生を楽しもう。
Respect Evolution Fun
Update!
Update!
Update!
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
3
Mission
マネーフォワードが
追い求め続ける
社会への使命
お金を前へ。
人生を
もっと前へ。
Vision
Missionを
達成するために
目指すべき未来
すべての人の、
「お金のプラット
フォーム」
になる。
Forward Model 価値創造モデル
Values
Input
人的資本
社会関係資本
知的資本
財務資本
Output Outcome
User Focus Tech & Design
(P.51) (P.56) (P.61)
Fairness
Speed Professional Teamwork
Respect Evolution Fun
Sustainability
成長戦略
事業ドメイン
3つの重点テーマ
シナジー創出と
生産性の改善
SaaS x Fintech
の推進
M&A戦略の
遂行
攻めと守りを両立させるガバナンス
ユーザーへの
提供価値向上
Business Home X Finance
SaaS
Marketing
Culture
(P.5) (P.30) (P.5)
(P.62)
Governance(P.66)
(P.36) (P.40) (P.42) (P.44) (P.46)
User Forward
ユーザーの人生をもっと前へ。
テクノロジーとデザインの力で、
多様なユー
ザーにお金の課題を解決するサービスを
提供します。
(P.16)
Society Forward
社会をもっと前へ。
政策提言や多様なパートナーとの共創など
により、
より良い社会を実現します。
(P.20)
Talent Forward
社員の可能性をもっと前へ。
世界中から集まった優秀で多様なメンバー
が能力を最大限発揮し、
成長し続けられる
環境づくりをします。
(P.23)
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
4
Input Output
サービスの改善や新規サービスの開発に取り組んだ結果、
多くのユーザーの皆さまにご利用いた
だいています。
User Forward(P.16)
事業者向けバックオフ
ィスSaaS 課金事業者数
『マネーフ
ォワード クラウド』法人顧客解約率 0.8% 0.8%
1,352億円 2,872億円
235,798
22/11期 23/11期
23/11期
22/11期 23/11期
23/11期
『マネーフ
ォワード ケッサイ
・
アーリーペイメント』累計取扱高
67社 81社
28.1万円 29.5万円
7.7兆円 11.0兆円
17.3兆円 21.3兆円
マネーフ
ォワードX 提携企業数
『マネーフ
ォワード ME』家計改善実感年額
口座連携資産運用額
口座連携金融資産額
事業者
個人
優秀で多様な人材のポテンシャルを最大化できるよう、
個人や組織の成長を支援しています。
また
多様な人材が安心して働ける環境
・
文化創りを推進しています。
Talent Forward(P.23)
女性管理職比率
(全体/ビジネス職のみ)
Leadership Forward Program研修累計参加人数
マネージャー基礎研修累計参加人数
126名
419名
20.2%/26.0%
100.0%/50.0%
179名
591名
20.4%/24.1%
92.9%/87.1%
(P.87 参照)
育児休業取得率
(女性/男性)
従業員エンゲージメント
(MFグループサーベイ)
301,233
22/11期 23/11期
社会課題を解決するために多様なパートナーとの共創を進めた結果、
パートナーシップが拡大して
います。
Society Forward(P.20)
『マネーフ
ォワード クラウド』公認メンバー総利用者数
『マネーフ
ォワード クラウド』提携商工会議所数 123
126件
25,258人
137
180件
32,364人
マネーフ
ォワードX 提供サービス数
Valuesの一つにTech & Design
(P.56)
を掲げ、
テク
ノロジーとデザインの力を最大限活用して
います。
また、
健全性のある安定した財務基盤
(P.29)
を堅持しています。
知的資本
知的財産権累計登録件数
(特許
・
意匠
・
商標合計)
アカウントアグリゲーション技術
(P.49) 連携サービス数
: 法人 2,382件/個人 2,531件
38,856百万円/34,660百万円
239件
現金及び預金/純資産
財務資本
Mission Vision Values Culture
(MVVC)
に共感する多様な視点と経験を持つ優秀な人材
を、
日本国内だけではなく世界中から採用しています。
人的資本
従業員数
女性比率 34.5%
16.6%
2,130名
Non-Japaneseメンバー比率
社会関係資本
Valuesの一つに、
すべてのステークホルダーに対してフェアに誠実に向き合うFairness
(P.61)
を掲げ、
社会課題の解決に不可欠である多様なパートナーとの信頼関係の構築を進めています。
多様なパートナーとの信頼関係
当社グループは、
目指す社会の実現に向けて、
User、
Society、
Talentの3つの領域で重点テーマ
(マテリアリティ)
を設定しています。
3つの重点テーマに取り組むにあたっては、
主にテク
ノロジーとデザイ
ン力を知的資本、
事業の成長に必要な現金及び預金を財務資本、
パートナーとの信頼関係を社会関係資本、
採用・育成を通じた優秀で多様な人材を人的資本として投下しています。
Values
(行動指針)
や
成長戦略に基づく活動を通じて、
これらの資本から各テーマのターゲットであるユーザーや社会、
従業員の可能性をより高める成果を生み出しています。
これらの多様な成果を定量で表すことは容易で
はありませんが、
3つの重点テーマの実現度を測るための指標としては
「サステナビリティ指標」
(P.83 定義および算出方法)
をOutputとして公表し、
経年変化を注視しています。
中長期的な視点で
より適切な指標を模索し、
今後も適宜見直しを行っていきます。
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
5
先行きの見えない
時代だからこそ
あるべき未来に向かう道を
つくっていく
今年でマネーフォワードは創業12年になります。
応援をいただいているステークホルダーの皆さまに、
心より感謝を申し上げます。
今期も
「お金を前へ。
人生をもっと前へ。
」
のMissionの実現に向けて、
従前より掲げている
4つの成長戦略
(P.30)
を推進していきます。
また、
収益性を高め、
EBITDA黒字化を達成し、
利益創出フェーズに移行していきます。
社員一丸となって取り組んでまいりますので、
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長CEO
辻 庸介
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
6
ものづくりには時間がかかる
CEOが備えるべき
「瞬発力」
と
「中長期の目」
生成AI
「ChatGPT」
は、
あらゆる業界で大きな衝撃を
社会に与えました。
AIを脅威と見る方々もいらっしゃいま
すが、
AIをどうビジネスに活かしていくかが、
今後の経営
戦略において非常に重要なポイントになると思います。
当社グループもこの変化にいち早く対応すべく、
既存
サービスでのAI導入や新規事業の開発を急ピッチで進め
ているところです。
オペレーション業務もAIを活用するこ
とにより、
コスト削減、
生産性向上が大きく期待できます。
このような環境変化が起きても、
私たちはMissionである
「お金を前へ。
人生をもっと前へ。
」
の実現に向けて、
より
パワフルにお客さまの発展を支えられるよう、
AI活用も
一層強化していきます
(P.58)。
こうした即時的な対応が迫られる課題をキャッチする
「瞬発力」
とあわせて、
CEOの私が備えるべきだと強く自覚
しているのが
「中長期の目」
です。
世の中の流れ、
マクロ
トレンドをつかみ、
3年後、
5年後、
10年後に向けて、
どんな
準備が必要なのか、
今何をするべきなのかを考えて考えて
考え抜く、
そして実行に移していく。
先行きが見えない時代
だからこそ、
経営者に求められる力ではないでしょうか。
毎月のように新しいプロダクトリリースやアップデート
を発表し、
スピード経営を重視する当社グループですが、
一方で、
ものづくりには相応の時間がかかります。
真に社会に必要とされるプロダクトを提供するまでに
は、
失敗と検証を繰り返し、
何度もユーザーの声を聞いて
また試す、
地道なプロセスが欠かせません。
その積み重ねが、
今日までのマネーフォワードをつく
ってきたとも言えます。
累計で、
1,530万人以上に利用いただき、
国内ナンバー
ワンのサービスに成長した
『マネーフォワード ME』
(P.41)
も、
これほど多くのユーザーにご利用いただけるプロダ
クトに育つまでに12年の時間を要しました 。
経営者として
「こんなにも時間がかかるのか」
と歯がゆいのも事実です
が、
これがものづくりの難しさであり楽しさです。
「自分たちにもっと力があれば」
と悔しさを噛み締める
場面も度々あります。
しかし、
ご支持をいただける皆さま
のおかげで、
社会にインパクトを与える存在へと少しずつ
近づいてきた実感や手応えも同時に感じています。
例えば、
『マネーフォワード クラウド』
を使っていただい
ている法人のお客さま、
会計業務を会社単位で1日1時間
圧縮できていたとしたら、
月にして約20時間分、
30社で
約600時間分のゆとりが創出されることになります。
現在
約15万社の企業にお使いいただいているので、
試算では
ありますが、
合計では約300万時間もの価値を創造して
いることになります。
その時間を使って、
お客さまが本来
取り組みたかったことにチャレンジできるようになる。
これ
こそが私たちの実現したい社会であり、
一歩ずつ着実に
歩みを進めることができていると感じています。
幸い、
マネーフォワードには優秀な人材が集まり、
現場
の意思決定を任せられるリーダーがどんどん育っています。
中長期の戦略を練ることに加え、
ユーザーを主語にして
進んでアクションを起こせるメンバーには積極的にリー
ダーを任せ、
さらなるアクションを起こしてもらえるように
権限委譲を進め、
成長機会のさらなる提供によって、
組織
全体の力を伸ばしていきます。
そのうえでトップの私が担うべき役割は、
目の前で起き
ている変化に
「瞬発力」
で対応し、
「中長期の目」
で変化の先
を読み、
将来にわたって社会に求められる役割とは何か、
そのためにどんな種を蒔くべきかを見極めること、
それに
対してアクションを起こしていくことだと考えています。
変化を追いかけるのではなく、
変化を先取りして、
あるべき
未来を少しでも早くつく
っていく。
そんな存在でありたいと
考えています。
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
7
12年前にはその名前さえあまり聞かなかった
「Fintech」
や
「SaaS」
も、
耳にする機会が増えたように、
社会を前に
進めるためには、
今ないものへのチャレンジが必要です。
チャレンジは私たちだけでは到底実現できるものではなく、
Visionをともにし、
応援し一緒に進めてくださるステーク
ホルダーの皆さまあってこそ叶うものです。
チャレンジに
失敗はつきものですが、
学ぶこと、
挑むことさえ続けていれ
ば失敗は成功へと必ず変わります。
つまり、
失敗で終わら
せないことがとても重要なのだと思います。
例えば、
上述のようなAIを活用した機能提供にいち早く
チャレンジする一方で、
どうしても情報格差が生じやすい
地 域の中 小 企 業のデジタル 化・DXへ 取り組 む べく、
『Mikatano』
シリーズ
(P.43)
の提供をさせていただいて
います。
ベンチャー企業と地域金融機関がタッグを組むと
いうのは前例の少ない取り組みだと思いますが、
地域金融
機関と長年築いてきた信頼関係のある私たちだからこそ
の取り組みであり、
地域の中小企業のお客さまがデジタル
を取り入れる最初のきっかけになればとチャレンジを続け
ています。
前例がないことに挑み、
道をつくっていくことで、
お客
さまに
「マネーフォワードがいたからチャレンジできた」
と
思っていただきたい。
そしていつか、
私たちの存在が意識
されないくらい
「社会にとっての当たり前」
の存在になれる
ように、
既存の延長にはない非連続の成長を実現していき
たいと思っています。
前例がないからこそやるのが
私たちマネーフォワードです
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
8
私たちが目指す社会を実現し、
持続的に企業価値を向上
させるための3つの重点テーマ
(マテリアリティ)
が
「User
Forward」
「Society Forward」
「Talent Forward」
です
(P.15)
。
ユーザーの皆さまの人生やビジネスを前に
進め、
社会を活性化する価値提供の努力を怠らないこと。
その実現のためにも、
マネーフォワードで働く一人ひとり
の強みや能力が発揮される環境を目指すこと。
中でも、
ここ数年間で私が最も時間とエネルギーを注いでいるの
が
「Talent Forward」
すなわち
「人」
への投資で、
「もの
づくりは“人づくり”である」
と位置づけています。
部門リーダーとの定期的な1on1や、
2021年より実施
しているリーダー育成研修
「Leadership Forward
Program」
(P.25)
へのフルコミットのほか、
新たに入社
したメンバーと対話の時間を設けたり、
月に2回の全社
朝会で直接メッセージを発したりと、
以前にも増して社内
コミュニケーションの量と質を高めています。
また、
今後
は
「社長の頭の中」
を定期的にシェアする社内発信の機会
も増やしていこうと準備を進めているところです。
たった数人で始めたスタートアップが、
12年で2,100人
を超える組織に成長しました。
社員のうちNon-Japanese
メンバー比率は16.6%、
オフィスで英語が飛び交う風景
もめずらしくなくなりました。
強みを高め合い、
弱みを補い
合える多様な人材のシナジーによって、
組織全体のパフォー
マンスを最大化する。
そのための成長戦略の一環として、
これからもダイバーシティ経営を推進していきます。
多様なメンバー一人ひとりが力を発揮するためには、
トップである私がより丁寧に言葉を尽くし、
社員一丸と
なってゴールを目指せる組織づくりに取り組むべきだと
考えています。
この考えに沿って、
マネーフォワードの土台と
なるValuesとCultureの項目も今回アップデートしま
した。
これまでも重視してきたデザイン思考・経営を、
あら
ためて意識づけするために
「Technology Driven」
を
「Tech & Design」
へ
(P.56)
、
どんな環境変化にあって
も歩みを止めずに進化を目指す
「Evolution」
を新たに
掲げています
(P.63)。
ものづくりは
“人づくり”
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
9
最後に、
一つだけうれしい体験を共有させてください。
先日、
あるお客さまから
「マネーフォワードはTrust
(信頼)
がある会社だね」
というお言葉をいただきました。
信頼は、
会社にとって何にも勝る資産です。
これは、
私
一人の行動ではなく、
一人ひとりのメンバーの日々のお客
さまに対する行動がつくり出しているものだと思います。
まだまだ至らないところばかりですが、
そのように感じて
いただけるお客さまが一人でもいてくださったという事実
だけで、
私はとてもうれしくなりました。
社長の私が言うのも変ですが、
私はマネーフォワードと
いう会社が大好きです。
真面目で、
前向きで人柄がよく、
社会のために貢献したいという意欲のあるすばらしい仲間
がたくさんいます。
「嘘をつかない」
「約束を守る」
といった
シンプルな信頼を積み重ねられる人の集合体が、
会社の
信頼の土台となるはずだと信じています。
先行きが見えない時代だからこそ、
サービス提供を通
じて、
一人でも多くの個人・法人の皆さまのお金の課題を
解決すること、
数多くの社会課題を解決していくことが、
私たちにできる最大の社会貢献であり使命です。
この先も変わらず、
「お金を前へ。
人生をもっと前へ。
」
というMissionを握り締め、
信頼という資産を積み重ねな
がら、
社員一丸となって挑戦を続けていきます。
引き続き
のご指導、
ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
信頼という資産を積み重ね
グループ全員でもっと前へ
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
10
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
11
一人ひとりのお金の悩みに
寄り添い、
ユーザーを前へ
2012年12月-
パートナーとの共創に
より金融体験を前へ
2015年11月-
2012年5月
「お金を前へ。
人生をもっと前へ。
」
マネーフォワード創業
5
4
3
2
1
バックオフィスを強くし、
ビジネスと働く人を前へ
2013年11月-
政策提言を通じて
社会を前へ
創業間もない時期から、
当社ならでは
のアプローチで政策提言を行ってきま
した。
現在では金融領域に限らず、
子育て政策
など多様な領域へと広がっています。
社会を
変えていくことは容易ではありませんが、
世の
中を巻き込みながら、
共感してくださるパート
ナーと共に、
より良い社会を目指していきたい
と思います。
関連ページ
Society Forward...P.20
4
『マネーフォワード ME』
ユーザーの
「確定申告で使いたい」
という声から
生まれた
『マネーフ
ォワード クラウド』
。
現在は、
さまざまなステージの企業に広くバックオフ
ィ
ス向けのSaaSを提供し、
ユーザーも30万
事業者を超えました。
より強いバックオフ
ィスを
つくることで、
ビジネスの新たな挑戦を支え
続けていきます。
関連ページ
『マネーフォワード クラウド』
ユーザーインタビュー…P.16
Businessドメイン…P.36
3
お金の見える化サービス
『マネーフォ
ワード ME』
の提供を開始。
今では累計
で1,530万人以上のユーザーにご利用いただ
いています。
これからもユーザー一人ひとりが、
より自分らし
く前向きにお金と向き合える未来
を描き、
可能性を広げていけるよう取り組んで
いきたいと思います。
関連ページ
『マネーフォワード ME』
ユーザーインタビュー…P.18
Homeドメイン…P.40
2
『マネーフォワード ME』
や
『マネーフォ
ワード クラウド』
での連携をきっかけに
構築された、
パートナーとの信頼関係をベース
に、
マネーフォワードXの事業を開始。
現在は
36の地域金融機関と共にデジタル格差の解
消に尽力しています。
これからもパートナーと
共に次世代の金融体験の創出に挑み続け
たいと思います。
関連ページ
Xドメイン…P.42
5
お金に関する悩みを少しでも減らすこ
とで、
誰もがやりたいことにチャレンジ
できる社会、
「明日はもっと良くなる」
と信じら
れる社会をつくりたい。
この想いだけで始
まった当社は多くの仲間に恵まれ、
挑戦と失敗
を積み重ねながらも、
13年目に突入しました。
当時から変わらぬ想いの実現に向けて着実に
歩みを進めています。
1
関連ページ
Mission Vision Values Culture…P.2
価値創造モデル…P.4
CEOメッセージ…P.6
マネーフォワードの歩みと未来
マネーフォワードはこれまで、
皆さまとの信頼を積み重ねながら前例のないことに挑戦し続け、
少し
ずつ道を切り拓いてきました。
これからも、
マネーフォワードグループ一丸となり、
ユーザーの皆さまに
とって、
社会にとって、
より良い未来を描けるよう挑戦を続けていきたいと思います。
描く未来へ、
道なき道を進み続ける
さらなるチャレンジに
向けて上場
2017年9月-
グローバル化で、
より多くのユーザーを前へ
同じ未来を描く
仲間と共に前へ
2017年11月-
事業の成長を後押しする
ファイナンスを前へ
2017年6月-
8
7
9
6
10 お金の心配のない
未来に向かって前へ
MissionやVisionを実現し、
より多くの
ユーザーの人生を前へ進めるために、
グローバル化へと挑戦しています。
世界中の
優秀なメンバーを集めるため、
グローバル拠点
の設立や、
Non-Japaneseメンバーの積極採
用を行うほか、
現在は事業のグローバル化を
目指し、
チャレンジを続けています。
関連ページ
Talent Forward…P.23
海外戦略…P.48
ベトナム開発拠点…P.59
SPOTLIGHT グローバル採用…P.88
9
自動記帳サービス
『STREAMED』
を
提供する株式会社クラビスのグループ
ジョイン
(M&A)
を皮切りに、
共にMissionや
Visionを目指すことができる企業のM&Aを
進めています。
これまで7社のすばらしい仲間
が当社グループにジョインしました。
これから
も描く未来へと、
共に挑戦と成長を積み重ねて
いきたいと思います。
関連ページ
CFOメッセージ… P.31
8
これまで応援してくださった方々への
感謝の想いを胸に、
東証マザーズへ
上場。
新しい一歩を踏み出しました。
上場時
から時価総額は8倍以上、
売上高は10倍以上
に成長しました。
これからも投資家や株主の皆
さまのご期待に応えていけるよう、
前へ進み
続けます。
※2021年6月に東京証券取引所市場第
一部へ市場変更。
2022年4月、
市場区分の見直しに
伴い、
東京証券取引所 プライム市場へ移行。
関連ページ
CFOメッセージ…P.29
全社ハイライト…P.34
7
誰もがお金の悩みや不安から解放さ
れ、
人生をもっと前へ進められる。
当社
のサービスを利用することで、
そんな可能性の
広がる未来を実現したい。
そのために、
当社は
これからも前例のないことに挑戦し、
信頼を
積み重ねながら、
新たな道をつくり続けたいと
思います。
関連ページ
CEOメッセージ… P.6
研究開発…P.60
10
企業の資金繰りの改善や事業の成長を
後押しするため、
ファイナンス事業を
開 始しました。
現 在は、
三 菱 U FJフィナン
シャル
・
グループとの合弁会社である株式会社
Biz Forwardやベンチャーキャピタルファンド
「HIRAC FUND」
の設立など事業領域を拡大
しています。
企業が安心して事業を展開して
いける未来に向け、
飽くなき追求を続けてい
きたいと思います。
関連ページ
Financeドメイン…P.44
6
3つの重点テーマ
User Forward
ー
『マネーフォワード クラウド』ユーザーインタビュー
ー
『マネーフォワード ME』ユーザーインタビュー
Society Forward
Talent Forward
ー人材戦略
ーDEI
(Diversity, Equity & Inclusion)
15
16
18
20
23
27
Sustainability
01
ユーザーの人生をもっと前へ。
テク
ノロジーとデザインの力で、
多様なユーザーにお金の
課題を解決するサービスを提供することを目指します。
Materiality 3つの重点テーマ
私たちは創業以来、
「お金を前へ。
人生をもっと前へ。
」
と
いうMissionを掲げ、
世の中からお金に関する課題や悩み
をなくすことを目指しています。
私たちが社名にも掲げる
「お金」
は、
向き合うことが難し
いテーマです。
お金はあくまで生きるためのツールにすぎま
せん。
しかし世の中には、
先行きの見えない不安から
「お金」
に対してネガティブなイメージを投影し、
見たくない情報とし
て目を背けてしまうことも多くあります。
「お金」
に関する
展望が見えないことを理由に、
結婚や出産をあきらめたり、
事業撤退を余儀なくされたり、
さまざまな社会的損失も生
まれています。
私たちが考える
「サステナブルな社会」
とは、
個人
・
企業を
含むすべての人が
「お金」
に悩まされることなく、
やりたいこ
とにチャレンジできる社会です。
その実現に向かい、
持続的
に企業価値を向上させるため、私たちは、
User、
Society、
Talentの3つの領域を取り組むべき重点テーマ
(マテリ
アリティ)
として位置づけています。
ユーザーの
「お金」
の課
題を解決するサービスを開発
・
提供し、
パートナーとの共創
を通じてより多くの人に届けるとともに、
政策提言などを通
じてより良い社会の実現を目指しています。
また、
目指す社
会の実現には世界中からすばらしいタレントが集まり、
高め
合える組織づくりが欠かせないと考えています。
これらを推
進していくために、
2021年2月にサステナビリティ担当責任
者を、
翌年にはサステナビリティ推進のための委員会を設
置しました。
この委員会は、
取締役会が選任した委員により
構成され、
CEOが委員長を務め、
サステナビリティ施策の
有効性と実効性を担保しています。
現在、
当社グループは多くのサービスを提供しています
が、
「サステナブルな社会」
実現への道のりは果てしなく、
企
業として永遠に続くチャレンジであると考えています。
今後
も、
お金の課題に向き合い、
少しでも目指す社会に近づいて
いけるよう社員一同取り組んでいきます。
※株式会社マネーフ
ォワードによるMSCI ESG Research LLCまたはその関連会社
(以下
「MSCI」
)
の
データの使用、
およびMSCIのロゴ、
商標、
サービスマークまたはインデックス名の使用は、
MSCIによる株
式会社マネーフ
ォワードの後援、
承認、
推薦、
または宣伝を意味するものではありません。MSCIのサービ
スおよびデータはMSCIまたはその情報提供者の所有物であり、
「現状のまま」
提供され、
保証はありませ
ん。
MSCIの名称およびロゴは、
MSCIの商標またはサービスマークです。
User Forward Talent Forward
社員の可能性をもっと前へ。
世界中から集まった優秀で多様なメンバーが能力を最
大限発揮し、
成長し続けられる環境づくりを目指します。
Society Forward
社会をもっと前へ。
政策提言や多様なパートナーとの共創などにより、
より良い社会の実現を目指します。
外部機関からの評価
年金積立金管理運用独立行政法人
(GPIF)
が採用す
る4つのESG投資指数の構成銘柄に選定されています。
また2023年6月には、
MSCI ESGレーテ
ィ
ング※
において、
前期から1段階格上げされ、
「AA」
評価を獲得しました。
関連する制度や施策の実施状況、
ESGデータなどの開示
を改善したことにより、
特にS
(人的資本)
およびG
(ガバナ
ンス)
の項目において、
産業平均を大き
く上回っています。
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
15
User
ユーザーの人生を
もっと前へ。
User Interview 01
Forward 日本 有 数の
「 水の 郷 」
安 曇 野 。
この土 地 の 名前を世界に 広げ 、
水の 価 値を高め 続ける
『マネーフォワード クラウド』
ユーザー
株式会社 安曇野ミネラルウォーター
代表取締役 新井 泰憲 様
ご導入サービス
『マネーフォワード クラウド会計』
、
『マネーフォワード クラウド請求書』
、
『マネーフォワード クラウド勤怠』
、
『マネーフォワード クラウド給与』
、
『マネーフォワード クラウド年末調整』
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
16
▶
「User Forward」
の実現度を測る
「サステナビリティ指標」
の一つ
「事業者向けバックオフ
ィスSaaS 課金事業者数」
は、
前期から約6万以上増え、
30万を突破いたしました。
安曇野
ミネラルウォーター様のように、
一社でも多くのバックオフ
ィスの課題を解決し、
挑戦を後押しさせていただけるよう、
これからも尽力していきます
(P.5 サステナビリティ指標)
。
経理はアナログな手法で支払いや請求を管理。
出
張先から過去の決算書を参照する際には、
従業員
がスキャンしてメールで送付していた。
勤怠管理では
タイムカードを使用していたため、
申告漏れや遅れ
が多かった。
バックオフ
ィス業務の負担が減り、
本来やるべき業務
に集中できるように。
いつでもどこからでも簡単に
決算書を参照できるようになったことで、
経営判断や
意思決定のスピードがアップ。
勤怠申請などにおける
従業員の意識も向上し、
申告漏れや遅れが減った。
『マネーフォワード
クラウド』
導入
導入前 導入後
私たちは2012年の創業以来、
ミネラルウォーターの製造
販売を主軸に成長してきました。
長野県安曇野市の本社工
場は、
2ℓペットボトルの専用ラインで、
1日に180,000本を
生産しています。
そのほとんどは、
大手コンビニエンスストア
やドラッグストアのプライベートブランド
「安曇野の天然水」
として販売しており、
山と川と大地の恩恵を受けた国内有数
の
「水の郷」
である安曇野の名前を全国に広げることに、
誇
りとこだわりを持って事業を推進しています。
水を採って売る。
その際、
多くの場合は
「価格と量」
に
フ
ォーカスされがちです。
しかし薄利多売では自然への負荷
も大きく、
従業員の労働環境も改善されません。
何より、
良
質な水を生み出す土地のブランド価値を高めることに寄与
できない。
そこで私たちは、
「水の価値を高める」
ためにさま
ざまな挑戦をしてきました。
2022年から販売を始めた日本
酒
『mine』
もその一つ。
私たちの想いに賛同してくださった
京都の老舗酒造と手を組み、
水の価値を高め、
広げていこう
としています。
会社の成長と事業の拡大に伴って、
バックオフ
ィス業務も
増加。
そこで、
私たちがやらなくてもいい仕事を
『マネーフォ
ワード クラウド』
によって効率化し、
本来やるべきことや
「水
の価値を高める」
ための新たな挑戦に集中できる環境づく
りにも力を入れてきました。
『マネーフォワード クラウド』
の
導入によって、
経理担当者の負担が減ったことはもちろん、
有給休暇や出退勤の申請漏れなども減り、
従業員全体の意
識が向上したと思います。
私自身は出張が多いため、
世界
中どこにいてもスピーディーにデータを参照して意思決定で
きるのは、
とても助かっています。
以前は決算書も紙のみで
管理していたため、
出張先で過去の決算書を見るのも一苦
労でしたから。
『マネーフォワード クラウド』
は使い勝手も
良く、
操作画面もスタイリッシュなので、
前向きな気持ちで
使えるのがとても気に入っています。
これからも、
経営者として意思決定の最速化と、
従業員が
創造的な仕事に集中できる環境づくりに努めていきます。
そして、
安曇野の魅力と水の価値を世界中に届け、
地域の
希望の星となることを目指していきたいです。
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
17
漠 然とした不安が なくなり 、
好きなことに 前 向きな 気 持ちで
お金を 使 えるようになりました
User Interview 02
『マネーフォワード ME』
ユーザー|ユウスケ 様
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
18
▶
「User Forward」
の実現度を測る
「サステナビリティ指標」
の一つ
「
『マネーフォワード ME』家計改善実感年額」
は、
前期の28.1万円から増加し、
29.5万円になりました。
ユウスケ様
のように、
ご利用ユーザーのお金の不安を解消し、
やりたいことにチャレンジいただけるよう、
これからもプロダクトの改善を進めていきます
(P.5 サステナビリティ指標)
。
「宵越しの銭は持たない」
状態で、
何にいくら使って
いるのかわからなかった。
ギリギリまで見境なくお
金を使っていたため、
いつも漠然とした不安を抱えて
いたが、
結婚を契機に将来を考え、
その不安な気持ち
がさらに強まった。
全体のお金の動きが俯瞰して見えるようになったこ
とで、
メリハリをつけて好きなことに前向きにお金を
使えるように。
長期的な見通しが立ち、
家計管理から
資産運用のフェーズに安心して移行できた。
『マネーフォワード ME』
を使い始めたのは2018年、
結
婚がきっかけでした。
それまでは
「宵越しの銭は持たない」
という感じで、
何にいくら使っているのかもわからないよう
な状態で。
妻と話し合い、
いろいろなアプリを試してみた結
果、
一番使いやすかったのが
『マネーフォワード ME』
でし
た。
全体のお金の動きを俯瞰して見ることができるので、
ど
んな収支がどれくらいあるのか、
資産運用における評価損
益も一目でわかるのがありがたいですね。
クレジットカード
やポイントカード、
投資信託やネットショッピングなどの自
動連携がとても便利で助かっています。
『マネーフォワード ME』
を始めてから、
お金の使い方に
メリハリをつけられるようになったことが一番大きな変化
だと思います。
何から何まで我慢して節約するのではなく、
好きなことや大切なことに前向きにお金を使うために、
そうでないものを減らしていく。
私たち夫婦の場合はおい
しいものを食べることが好きなので、
それ以外の余計な出
費を抑えるように意識することで、
ストレスなくお金と向き
合えるようになりました。
好きなことに対する出費が大き
いほど、
人生は幸せだと思うので、
この変化はとても大き
いですね。
今では、
家計管理から資産運用のフェーズにシフトする
ことができました。
これまでのように
「ある分だけ使う」
とい
うお金の使い方をしなくなり、
建設的な支出だけになった
ことで、
長期的な見通しが立つようになったんです。
これま
での漠然とした不安がなくなり、
安心してお金を増やして
いこうという気持ちになれたと思います。
これからは、
子どもの習い事にお金を使ってあげたいで
すね。
ものをたたいたりして遊ぶのが好きなようなので、
五感を使うようなことをやらせてあげられたらいいのかな
と思っています。
子どもが何か趣味を持った時に、
きちんと
予算の見通しを立てたうえで、
やらせてあげられる状態で
ありたい。
そのためにも、
『マネーフォワード ME』
でポジ
ティブな気持ちでお金と向き合い続けていきたいです。
利用前 利用後
『マネーフォワード
ME』
利用
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
19
マネーフォワードならではの政策提言を通じて社会をもっと前へ
私たちは、
重点テーマ
(マテリアリティ)
の一つとして
「Society Forward」
を掲げ、
サービ
スの提供を通じてユーザーの課題を解決するだけではなく、
政策提言や多様なパートナーと
の共創、
環境に配慮した経営の実践により、
社会全体を前へと進めることを目指しています。
私たちは創業間もない頃から、
社会を前へと進めるための政策提言を行ってきました。
お
金の課題はサービスのみによって解決されるものではなく、
さまざまな社会制度や慣習の変
化を必要とするためです。
また、
テクノロジーの進化に制度が追いついていないということ
もめずらしくなく、
社会における実態を踏まえながらあるべき制度の姿を示すことが求めら
れる場面もあります。
政策提言においても、
User Focusを大事にする私たちならではの視点や、
ベンチャー企業
私たちにできることを
パートナーと共に一歩一歩
ならではのアプローチを意識してきました。
私たちには多くのユーザーとの接点があります。
ユーザーからのお問い合わせの中には、
サービスを通じての解決が叶わない制度面の課題
が含まれることがあり、
このような声を代弁者として社会に届けてきました。
また、
私たちの
ようなベンチャー企業の活動だけでは社会を巻き込んだ変革を起こすことは難しいため、
社
会の変化をよく知るメディアと共に働きかけを行ってきました。
私たちの働きかけが一助となって、
政策担当者や社会の意識が少しずつ変わり、
制度が
変わっていく。
その結果、
私たちのサービスは社会のインフラに少しずつ組み込まれ、
生活や
事業を営む基盤として社会的責任も増していきます。
そして、
ユーザーや社会からのより多
くの要望を責任を持って受け止め、
継続的にサービスを改善していく。
その中でまた新たな
制度面の課題があれば、
その解決に向けて働きかけていく。
こうしたサイクルによって、
社会
を一歩一歩変革していくことが私たちのアプローチです。
Society
Forward
社会をもっと前へ。
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
20
子育てからデジタル通貨まで広がる政策提言領域
近年は特に、
お金の課題解決を目指す私たちの事業領
域と密接な政策テーマでもある、
ユーザー本位の新たな金
融サービス制度
(電子決済等代行業、
金融サービス仲介
業)
を社会に実装していくための自主規制機関の運営や、
デジタル時代の金融インフラの在り方
(中央銀行デジタル
通貨、
新しい決済インフラ)
などについて、
調査と提言活動
を積極的に行っています。
また、
多くのユーザーとの接点
を有する当社グループだからこそ、
公共サービスをより身近
なものにすることにも注力しています。
個人向けには、
2023
年に一般社団法人こどもDX推進協会に加盟し、
子育て政
策を利用しやすくする取り組みに参画しているほか、
公的
年金の見える化を進めるための提言活動も行ってきました。
事業者向けには、
クラウドサービス上から役所の手続きが
完結できるような未来像を目指して提言を行っています。
このように、
私たちの事業領域に密接に関わる分野から、
社会の共通課題と言える分野まで、
また、
金融・非金融領
域にまたがって、
政策提言を行っています。
電子決済等代行業に関わるサービスの普及・啓発を推進するために設立し
た自主規制団体
「電子決済等代行事業者協会」
が、
2023年に金融庁の認定
を受けたのを契機に、
メディア向けの勉強会を実施しました。
Talent Forward
Society Forward
User Forward
当社は、
銀行法上の電子決済等代行業として
登録を受け、
『マネーフォワード ME』
や
『マネー
フォワード クラウド』
上で連携されている口座の
入出金明細などのデータを取得し、
ユーザーに
資産状況の把握や会計業務を省力化いただく
ためにデータを見える化しています。
現状は、
連
携先のデータを見える化することがメインになっ
ていますが、
当社のサービス上で送金などの資
金移動を行える連携を増やし、
連携先である金
融機関の新たな収益源になるとともに、
よりユー
ザーに利便性の高いサービスを届けられるよう
な未来を目指し、
政策提言を行っています。
Pick Up!
電子決済等代行業のエコシステム拡大
金融領域
当
社
グ
ル
ー
プ
の
事
業
領
域
社
会
の
共
通
課
題
非金融領域
金融サービス仲介業の
エコシステム拡大 金融インフラ
(決済制度
・
CBDC)
電子決済等代行業の
エコシステム拡大
オンライン型
ファクタリングの推進
金融教育の推進
超高齢期の金融
納税環境のデジタル化
(インボイ
ス
・
電子帳簿保存等)
データポータビリティの促進 データ利用やEBPMの促進
子育て政策のDX
スタートアップ振興
(起業
・
資金調達)
Fintech産業の
セキュリティ高度化
中小企業のDX促進
政府における
クラウド活用
公的年金の見える化
Pick Up!
※CBDC
(Central Bank Digital
Currency/中央銀行デジタル通貨)
とは、
中央銀行が発行するデジタル通貨。
※EBPM
(Evidence Based Policy
Making /証拠に基づく政策立案)
とは、
政策
目的を明確化したうえで合理的根拠に基づき
政策立案を行う取り組み。
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
21
北海道コンサドーレ札幌のホームゲームにて
「まちづくりのDX推
進アライアンス」
の発表会を行いました。
札幌市内における企業
のDXやデジタル人材の育成を推進していきます。
学校でのお金の授業をもっと前へ
私たちは、
教育機関や家庭などの場を通じた金融リテラシーの向上にも貢献していきたい
と考えています。
学校における金融教育は、
教える側も不慣れであり、
準備する時間も足りな
いなど、
官民で歩調を合わせた努力が求められる領域です。
そのため、
私たちが自ら授業を
行うだけでなく、
教育者向けに教材などのツールを提供することも重要だと考えています。
政府が金融経済教育推進機構を設立するなど、
金融リテラシーの向上が政府においても重
要課題とされる中、
一人でも多くの人がより高いリテラシーを身につけ、
お金の課題から解放
されるように、
さまざまな取り組みを行っていきます。
Letʼs make it! 多様なパートナーと共に創る未来
私たちは
「Let's make it!
(共に創り、
実現しよう
!
)
」
というコンセプトを大事にしていま
す。
社会を変えることは容易ではありません。
世の中を巻き込みながら、
共感して
くださるパー
トナーと共に創り上げていくものだと考えています。
また、
テク
ノロジーやデザインの力をすべ
ての人に届けるためにも、
ユーザーにより近いところで課題解決に取り組む多様なパート
ナーとの共創も不可欠となります。
このため
「Society Forward」
の実現度を測る
「サステナビリティ指標」
もパートナーとの
共創に着目して設定しています。
具体的な指標は、
『マネーフ
ォワード クラウド』
の提供開始以
降、
全国の中小企業支援のためにパートナーとなって
くださった、
士業事務所の公認メンバー
の数と商工会議所の数です。
加えて、
デジタル格差という社会課題に挑むべく、
金融機関など
のパートナーと共に提供するデジタル金融サービスの数も指標として設定しています。
いずれの指標も順調に推移しており、
『マネーフォワード クラウド』
を利用する事業者数は
30万を超えるなど、
多様なパートナーシップを通じ、
より多くのユーザーにサービスを届ける
ことができています。
共創に着目したサステナビリティ指標は今後も継続的に注視していきま
すが、
これらの指標に加えて、
中長期的な視点で
「Society Forward」
の実現度を測る指標
の設定および開示も引き続き検討を進めていきます。
また私たちは、
3つのJリーグクラブとパートナーシップを結んでいます。
横浜F・
マリノスと
は冠試合
「マネーフォワードDAY」
を開催し、
ファン
・
サポーターと共にクラブを後押しする共
創企画を毎年実施しています。
アビスパ
福岡とは
「オフ
ィシャルDXパートナー」
と
して九州地域のDX推進、
また、
北海道
コンサドーレ札幌とは札幌市と三者間
で締結した
「まちづくりのDX推進アライ
アンス」
など、
スポーツをハブとした地域
のDXに取り組んでいます。
そのほかに
も
『マネーフォワード クラウド』
を21のJ
クラブへ導入するなど、
スポーツ界への
支援を通じた社会貢献も行っています。
環境に配慮した経営の実践
地球環境の保全は喫緊の課題です。
私たちも全社横断的に対応を進めています。
社内においては、
オフ
ィスや社内ツール、
社員の働き方などにおいて見直すべきところを洗
い出し、
環境にやさしい施策を導入しています。
さらに、
今期から非化石証書の購入により国
内拠点のCO2排出量を実質ゼロとする取り組みを開始しました。
また、
社外に向けては、
サービスの提供を通じたペーパーレス化や効率化を推進するだけ
でなく、
環境負荷の低い行動
・
企業活動を後押ししています。
今後は、
サービス上でユーザー
の皆さまの環境負荷低減をサポートするような機能の提供も検討していきます。
北海道コンサドーレ札幌のホームゲームにて
「まちづくりのDX推
進アライアンス」
の発表会を行いました。
札幌市内における企業
のDXやデジタル人材の育成を推進していきます。
※定義および算出方法についてはP.83参照
『マネーフ
ォワード クラウド公認メンバー』
総利用者数 32,364人
『マネーフ
ォワード クラウド』
提携商工会議所数 137
マネーフ
ォワードX 提供サービス数 180件
25,258人
2022年11月期 2023年11月期
123
126件
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
22
社 員の可 能 性を
もっと前へ。
2023年7月より、
当社のグループ執行役
員 CHO(Chief Human Officer)
・
DEI
(Diversity, Equity & Inclusion)
担当に就
任した石原千亜希です。
私は2016年に当社
に入社し、
経営企画部にて東証マザーズへの
IPO準備に携わった後、
上場後は経営企画
部長
・
IR責任者として、
資金調達や投資家と
の対話に従事してきました。
2019年には、
女
性管理職とし
て初めて産休育休を取得。
復帰
後は、
「後に続くメンバーが、
安心し
てライフス
テージに向かっ
てほしい」
「管理職と家庭を楽
しく両立することもできると知ってほしい」
と
いう思いで、
有志のDEIプロジェ
ク
トを立ち上
げたほか、
サステナビリテ
ィプロジェ
クトを主
導し、
「Talent Forward」
というコンセプト
を打ち出し
てきました。
2021年、
「会社の戦略や課題に沿った人
事制度にアップデートしてほしい」
とCEOの
辻から声を掛けられたのをきっかけに、
人事
に職種を変更。
経営の目指す方向性や足元
の組織課題を踏まえ、
「働きがい」
と
「働き
やすさ」
の両面をアップデートすべく、
評価
制度の改定やサーベイの導入
・
研修制度の
構築などさまざまな新しい施策を実行して
きました。
今後も、
Mission
・
Visionの実現
に向け、
より強い組織をつく
っていきたいと
考えています。
Talent Forward
Society Forward
User Forward
マネーフォワードらしい
強くてあたたかい組織づくり
Talent
Forward
グループ執行役員 CHO
(Chief Human Officer)
DEI
(Diversity, Equity & Inclusion)
担当
石原 千亜希
役員紹介
(P.76)
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
23
当社グループの人的資本に関する考え方や今後の方針の詳細は
「Talent Forward
Strategy 2024」
をご覧ください。
More Information
!
Talent Forward
Strategy 2024
1. 安心して働ける環境
・
文化を創る
共通の価値観・目指したい世界観をMission Vision Values Culture(MVVC)として
掲げ、
理解の促進を深める施策を実行しています。
また、
メンバーの多様化が進む中でも、
それ
ぞれが働きやすいと感じられる環境
・
文化創りに取り組んでいます。
(P.64 Culture浸透のための取り組み)
2. MVVCに共感する優秀で多様な人材を世界中から採用する
新たなアイデアや価値創造のためには、
MVVCに共感する多様な視点と経験を持つメンバー
が集うことが重要であると考え、
日本国内だけではなく世界中から優秀なタレントが集まる組織
づくりに取り組んでいます。
3. 個人のポテンシャルを最大化できる仕組みを創る
人事制度の継続的なア
ップデートや各メンバーをタイムリーに支援するためのサーベイの実施
など、
メンバーの継続的な成長やチャレンジを後押しできる仕組み創りに取り組んでいます。
(P.25)
4. メンバー一人ひとりが自律的に成長する
メンバーが自分の成長にオーナーシップを持ち、
自律的に成長することを大切にし、
「業務にお
ける経験」
だけでなく
「教育
・
研修制度」
「効果的なフ
ィードバック」
に取り組んでいます。
(P.25)
5. 個人の成長を組織成長に繋げる
メンバー一人ひとりが目指す成長と、
会社の成長に連動性を持たせるような目標設計など、
メン
バーの継続的な成長やチャレンジを企業価値の向上に繋げられるよう取り組んでいます。
2023年12月には、
当社グループの人的資本に関する考え方や今後の方針を示した
「Talent Forward Strategy 2024」
を公表。
当社グループが従前より人事に関して大切にしてきた基本思想を、
「Talent Forward戦略」
として整理しました。
下記に掲げる5つ
の項目を今後も強化していくことで、
経営戦略やその先のMission・
Visionを実現していきます。
マネーフォワードの成長は
常にメンバーの成長とともに
2022年11月期 2023年11月期
Talent
Forward
個人の成長を組織成長に繋げる
メンバー一人ひとりが自律的に成長する
個人のポテンシャルを最大化できる仕組みを創る
MVVCに共感する優秀で多様な人材を世界中から採用する
安心して働ける環境
・
文化を創る
5
4
3
2
1
経営戦略
(成長戦略)
の実現
Mission
・
Visionの実現
数字で見るTalent Forward
女性管理職比率
(全体/ビジネス職のみ)
Leadership Forward Program研修累計参加人数
マネージャー基礎研修累計参加人数
育児休業取得率
(女性/男性)
従業員エンゲージメント
(MFグループサーベイ)
20.2%/26.0%
126名
419名
100.0%/50.0%
20.4%/24.1%
179名
591名
92.9%/87.1%
(P.87 参照)
「Talent Forward戦略」
Talent Forward
Society Forward
User Forward
※定義および算出方法についてはP.83参照
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
24
当社グループでは、
メンバーが働きがいや働きやすさを感じられる組織をつく
ることが、
一人ひとりの
「成長してより多くの価値を生み出したい」
「Mission
・
Visionを実現したい」
という思いにつながり、
組
織と個人の成長が促されると考えています。
そのため、
半期に一度
「MFグループサーベイ」
という無記名
式のサーベイを実施し、
組織のコンディションを可視化しています。
経営層やマネージャーは、
サーベイの
結果を踏まえて、
より良い組織の実現に向けた取り組みを行います。
加えて、
毎月
「MF Selfie Map」
という記名式のサーベイも実施しています。
こちらは、
「働きがい」
や
「成
長実感」
などを重要指標として注視しており、
サーベイ結果で気になる変化があるメンバーはマネージャー
と私たち人事部門
(People Forward本部や各カンパニーのHRBP)
が連携してケアを行っています。
以前はチャレンジングな経験を積めるような大胆な抜擢を行う成長支援が中心でしたが、
近年
は研修制度も強化しており、
特にリーダー育成に力を入れています。
2021年11月期から開始した経営リーダー育成のための研修
「Leadership Forward
Program」
では、
CEOをはじめとした役員陣が講師となり、
1泊2日の合宿を通してリーダーとし
て大切にしていることを伝える実践的な学びを提供しています。
2024年11月期からは、
経験の浅い
マネージャーを対象にした
「Leadership Forward Program Basics」
を開始し、
リーダー
シップや組織マネジメント、
クリティカルシンキングなどリーダーとしての基礎力を高めるプログラ
ムを実施しています。
ほかにも、
ハイレイヤーのマネージャー層を対象に、
役員の選出した課題図
書をもとにディスカッションを行う
「読書セッション」
など、
経営の視座を身につけるための研修を
新たにスタートしました。
当社グループの研修の特徴は、
役員自らが企画から研修実施まで携わっ
ている点です。
研修を通じて、
役員と参加者が密にコミュニケーションすることで、
参加者のエン
ゲージメントやコミットメントの向上にも寄与しています。
また、
これらの研修では、
個人の
「成長した
い」
という主体的な思いを重視しており、
挙手制で参加者を募っています。
「Leadership Forward
Program」
は定員を大幅に上回る申し込みが
あり、
自身を高めたいという意欲があるメン
バーが、
当社グループには多く集まっているこ
とがよく表れています。
個人のポテンシャルを最大化できる仕組みを創る メンバー一人ひとりが自律的に成長する
組織の成長が個人を成長させ、
個人の成長がMission・Visionの
実現につながる
当社のMission・Visionを実現するためには、
「人」
の成長が最も大切だと考えています。
当社グループの
「Talent Forward戦略」
(P.24)
の5項目の中
でも、
「個人のポテンシャルを最大化できる仕組みを創る」
「メンバー一人ひとりが自律的に成長する」
ことを掲げており、
組織づくりを通じて人の成長を
促進するための施策を、
以下の通りアップデートし続けてきました。
これからも、
仕組みをアップデートし続け、
「Talent Forward戦略」
を推進し、
Mission・Visionの実現を目指していきます。
2022年11月期 ・
MF Selfie Map
(記名式のサーベイ
・
毎月)
2016年11月期 ・
MFグループサーベイ
(無記名式のサーベイ
・
半期)
組 織 づくり
2024年11月期 ・
Leadership Forward Program Basics、
本部長読書セッション
2022年11月期〜2023年11月期 ・
目標設定研修、
1on1研修、
キャリア研修
2021年11月期 ・
Leadership Forward Program
2017年11月期 ・
チャレンジシステム
(公募制度)
人の成長
2023年11月期
Leadership Forward Programの実績
累計参加人数
満足度
推奨度
179名
(全3回開催)
4.7
(5段階)
9.0
(10段階)
日清食品ホールディングス株式会社を経て、
2021
年に当社へ入社。
2023年6月より現職。
People Forward本部 副本部長
Talent Growth部 部長
竹内 富貴
出産を機にやめていた筋トレを再
開して、
体力がついてきました
!
Forward
Voice
Talent Forward
Society Forward
User Forward
※累計参加人数の定義についてはP.83参照
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
25
個の成長を促進し、
全員で価値を最大化する組織へ
ユーザーの皆さまに多くの価値をお届けし続けるためには、
メンバーが仕事を楽しみ、
仕事を通
じて成長していけるような組織づくりが大事だと考えています。
「MFグループサーベイ」
は、
組織の健康状態を定期的にチェックする、
人でいう健康診断のような
もの。
サーベイの結果を分析する際、
どうしても相対的に低いポイントや低下しているポイントに目
がいきがちです。
しかし、
健康診断において体重の微増減よりも本質的な体質改善が大切であるの
と同じように、
サーベイではメンバーが成長実感を持てる組織・環境になっているかどうかを最重要
ポイントとし、
そのための施策に優先順位を上げて取り組んでいます。
最近では、
仕事に慣れてきて
成長が感じにく
くなってきたメンバーに、
会計事務所様での就業体験をしてもらいました。
ユーザー
をより深く知ることで、
私たちがより良い価値を提供できる余地があること、
すなわち本人にとっては
成長機会がまだまだあることに気づいてもらう良い機会になりました。
一方で
「MF Selfie Map」
は個々のメンバーの変化の兆しを捉える問診の役割を果たします。
組
織全体の体調が良好でも、
個々人の状況は日々変化します。
アラートが上がった時には直属のリー
ダーだけではなく斜め横のリーダーが相談に乗る
「クロス1on1」
を実施し、
多角的な視点でメンバー
に向き合うようにしています。
私たちの組織には、
社会に貢献したいという想いを持って入社したメンバーが集まっています。
一
人にできることは限りがありますが、
みんなが集まれば大きなことができる。
だからこそ、
多様なメ
ンバーが一丸となって提供できる価値を少しでも大きくすることこそが、
私の使命だと思っています。
ワクワクの渦の中で、
リーダーとしての器を育む
リーダーから部長への役割変化によってステークホルダーがどんどん増える中、
自分の視座の低
さを感じるシーンも増え、
それは漠然とした不安につながっていました。
しかし
「Leadership Forward Program」
での体験学習やセッションを通じて、
経営メンバー
や同じ立場の仲間と交流したことで、
皆が同じように悩みながら挑戦を続けていることを知り、
その
不安はワクワクに変化しました。
グループでの議論は、
他職種の視点をより深く理解するきっかけに
なりました。
同時に、
デザイナーが何を期待されているかも感じることができました。
それは、
物事を
深掘り、
本質的な課題を見つけ、
価値を見える化すること……まさにデザイナーが、
そして私が強み
としている点でした。
「Leadership Forward Program」
受講前は、
リーダーとして成果を出すためにビジネス職と
同じ思考ができないといけないのでは? という焦りと不安から、
これまで築いたデザイナーキャリア
のアンラーニングに意識が集中していました。
しかし受講後は、
強みはそのままに、
デザイナーとビジ
ネス職のハブとして対話を重んじ、
器を大きく持ってコミュニケーションを生み出すことを意識でき
るようになりました。
このマインドをメンバー全員で体現すればパフォーマンスは最大化すると考え、
部では私がアクションを決めて指示するような動きはほとんどしていません。
私は
「場づくり」
と
「観
点の提供」
を行い、
アイデアは全員で議論しながら発散させて、
各自が能動的にリーダーシップを発
揮できる状態をつくるようにしています。
これからもワクワクの渦に仲間を巻き込み、
その渦を誰よりも楽しんでいきます。
2022年1月にデザイナーとして当社に入社し、
2023年6月より現職。
コミュニケーションデザイン
やブランド表現の策定などを横断的に担当する部
門の部門長を務める。
マネーフォワードビジネスカンパニー
デザイン室 BXデザイン部 部長
小原 あゆみ
苦手なストレッチをがんばって、
前屈
で手が床につく
ようになりました
!
Forward
Voice
2019年2月に当社に入社し、
広島支社長などを経
て2023年3月より現職。
パートナーである士業事務
所の新規開拓を行う30名規模の部門長を務める。
マネーフォワードビジネスカンパニー
SMB事業推進本部 副本部長
士業パートナーデベロップメント部 部長
岡本 義彦
ボランティアで学生向けにキャリ
アの授業を始めました
!
Forward
Voice
Talent Forward
Society Forward
User Forward
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
26
①意思決定層における性差の是正
意思決定に多様な視点を取り入れること、
特に当社のようにユーザーが多様な会社におい
てはこの点が重要であると考え、
まずは最大のマイ
ノリテ
ィグループである女性の意思決定者を
増やすことに注力しています。
女性のチャレンジ意欲を測る指標としては、
従業員アンケート
「MFグループサーベイ」
の、
「管理職や今よりも大きな責任を負う業務をオファーされたらやっ
てみたいと思う」
という設問において、
2025年11月までに男女ともに5段階中、
4.0以上となる
ことを目指しています。
2022年8月においては、
平均スコアが男性4.2に対して女性3.8と男女
で有意な差が生じておりましたが、
2023年10月のサーベイでは男性4.2、
女性3.9と、
改善の傾
向が見られました。
今後も産休育休ガイドブックの公表などを通じ、
ライフイベントがあっても安
心してチャレンジできる文化創り、
情報発信を継続していきます。
また
「Talent Forward指標」
として女性管理職比率も注視していますが、
下記の理由から実際の意思決定層の性差を測る指
標としては、
グレードのジェンダーギャ
ッ
プ※
を追っています。
グレードのジェンダーギャ
ッ
プは、
2023年2月時点で0.6pt発生し
ていたギャ
ッ
プを、
2025年11
月までに0.2ptへと縮めることを目指し
ています。
直近ではまず採用
・
評価などにおける公平な取
り扱いの確認および課題があればその是正に注力し
ていきます。
DEIにおける2つの重点テーマ
「Talent Forward戦略」
(P.24)
にまたがる、
非常に重要な観点がDEI
(多様性
・
公平性
・
包括性)
です。
企業が継続的にイ
ノベーションを起こすには、
組織における多様性が必要です
(Talent Forward戦略2)
。
一方で、
それだけでは十分ではなく、
多様な経験や価値観を持ったメンバーが、
互いをチームとして受け入れ、
同じ方向性に向かっていく
こと
(包括性)
で組織がうまく機能します
(同1、
4)
。
そして、
そのような
多様な人材がポテンシャルを遺憾なく発揮するには、
チャレンジする機会や評価の公平性が欠かせません
(同3、
5)
。
当社ではこれまでDEI全体に対する理解を深める取り組みとして、
DEIステートメントを社
内外に向けて発信してきたほか、
無意識バイアス研修や異文化コミュニケーション研修を実施してきました。
DEIは非常に幅広い概念であり、
当社としても取り組むべきテーマは多くありますが、
当社の現状
と目指す方向性を鑑み、
①意思決定層における性差の是正 および ②エンジニア組織における多様化を、
まずは重要なテーマとして設定し、
特に公平性と包括性の担保に向けた取り組みを実施しています。
・
「Professional」
をCultureの一つに掲げる当社では、
メンバーが役職に関わりなくリーダーシップを
発揮する土壌があること
・
グレードは、
本人の適性や志向によってマネジメント
(管理職)
とエキスパート
(専門職)
に分かれており、
エキスパートも会社の意思決定に関与することから、
管理職比率以上にグレードの分布が意思決定層
のダイバーシティを測る観点で重要であること
②エンジニア組織における多様化
質の高いプロダクトを継続的に開発していくためには、
エンジニアの採用力と開発組織の強
化が必要であると考え、
2021年11月期より日本語力を問わないエンジニア採用を開始し、
現在
ではエンジニア組織のNon-Japaneseメンバー比率は41.2%
(P.88)
になっています。
2024
年11月までにはエンジニア組織の公用語を英語とする目標を掲げ、
2022年11月期より学習レベル
に応じた英語研修の提供を開始しています。
2023年1月に41%だったTOEIC700点以上のエ
ンジニアの比率は、
2023年11月には72%へと改善しており、
2024年11月までに100%という目
標に対して順調に進捗しています。
将来的には、
研修やサポートの体制を強化してさらに高いレ
ベルの英語力の習得を目指すとともに、
Non-JapaneseメンバーとJapaneseメンバーのグ
レード差異についても指標を定め、
差異是正を進めていきたいと考えています。
DEIは一朝一夕に実現できるものではなく、
地道な取り組みの継続が必要です。
組織の拡大や
事業環境の変化などによって取り組むべき課題も変わって
く
ると思いますが、
都度ア
ップデート
しながら、
マネーフ
ォワードらしい取り組みを継続することで、
より強くてあたたかい組織をつ
く
っていきたいと考えています。
※当社
(当社からの出向者含む)
における正社員の男女別の平均グレード
(等級)
の差をいいます。
なお、
グレードは、
スキルや貢献度に基づき定義され、
1〜7までの
設定になっています
(ただし、
カンパニー執行役員、
インクルーシブ雇用
(障がい者雇用)
および試用期間中でグレードが確定していない場合は除きます)
。
Talent Forward
Society Forward
User Forward
当社のDEIに関する取り組みの詳細は
当社ホームページをご覧ください。
More Information
!
DEI
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
27
CFOメッセージ
全社ハイライト
事業ハイライト
Businessドメイン
Homeドメイン
Xドメイン
Financeドメイン
SaaS Marketingドメイン
海外戦略
SPOTLIGHT アカウントアグリゲーション
29
34
35
36
40
42
44
46
48
49
Our Business
02
2023年11月期の実績について
2023年11月期の連結の業績は、
Businessドメイン
(P.36)
を中心とする各ドメインの
高成長により、
売上高は前期比+41%の30,381百万円と、
期中に上方修正した見通し上
限を超えるとともに、
上場来7期連続して期初の見通しを達成しました。
損益についても、
投資規律を強化し収益性の改善に努めた結果として、
連結EBITDA
は△2,260百万円となり、
EBITDAマージンは△7%と+21pt改善しております。
財務の観
点では、
2021年8月に実施した海外公募増資により31,572百万円を調達したほか、
2023
年8月にも転換社債型新株予約権付社債により12,000百万円を調達し、
2023年11月期
末において現金及び預金として38,856百万円を保有しており、
事業の成長に必要な手元
流動性を確保しています。
+41%
前期比
(前期比)
(年度)
(百万円)
18/11期 19/11期 20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
■ Finance
■ X
■ Home
■ SaaS Marketing
■ Business
63
1,242
2,681
4,595
597
339
1,634
4,166
7,157
1,005
1,422
743
1,270
6,048 8,589
1,970
2,414
1,882
769
12,704
18,712
3,532
3,989
2,525 +52%
+27%
+28%
+47%
1,586 +36%
2,767
3,146
1,663
1,168
11,319
15,633
21,477
30,381
1,845
高成長と収益性の改善を両立し今期黒字化へ。
さらに売上高1,000億円、
EBITDA300億円を目指す
02 Our Business
CFOメッセージ
CFO
Message
取締役グループ執行役員 CFO
金坂 直哉
役員紹介
(P.74)
※
「その他」
売上高のグラフ内での表記を省略しているため、
各ドメインの売上高の合計値は全体の売上高と必ずしも一致しない
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
29
4つの成長戦略
当社グループでは、
4つの成長戦略を推進しています。
❶バックオフ
ィス向けSaaSプラットフォームとしてのさらなる提供価値向上と、
投資規律を
持ったGo-to-Market戦略の遂行
経営資源は、
ARR成長率が大きく加速しているBusinessドメインにより一層集中させ、
それ以外のドメインは成長を継続しつつも、
収益性改善を優先させていきます。
Businessド
メインの主な事業モデルは、
サービスの利用に応じて収益を計上する、
いわゆるSaaSモデル
となっています。
導入時に売上のすべてが計上されるビジネスモデルに比べて、
収益化に時間
を要する一方、
解約率が低く
(法人向け
『マネーフ
ォワード クラウド』
の2023年11月期における
平均月次解約率は0.8%)
、
粗利率は高い
(バックオフ
ィス向けSaaS事業の2023年11月期に
おけるGross Margin Rateは86%※1
)
ため、
中長期では非常に収益性が高くなることが見
込まれます。
※1 Businessドメインに限定し、
一般的なグローバルSaaS企業における定義に基づいて計算。
原価部分には、
プロダクトの
開発に関わる通信費やシステム利用料、
AWSなどのサーバー費用、
API接続費用、
カスタマーサポートに関わる人件費、
サー
ビス基盤に関わる人件費、
自動記帳サービス
『STREAMED』
のオペレーターの人件費などを含む。
なお、
プロダクト開発にか
かるエンジニア
・
デザイナー人件費は国内会計基準上
・
当社の損益計算書上は売上原価に含まれる。
❷事業ドメイン間のシナジー最大化と、
全社的な生産性の改善
グループ全体の生産性の改善に向けて、
各ドメイン間のシナジーを強めていきます。
具体
的には
『マネーフォワード ME』
の個人事業主ユーザーに
『マネーフォワード クラウド確定申
告』
の併用を促進するような相互送客や、
当社のコア
・
テクノロジーであるアカウントアグリ
ゲーション
(P.49)
を応用していくような、
プロダクト開発や機能開発などの横展開も進めて
いきたいと考えています。
❸SaaS×Fintechによる新たなユーザー価値創造
「すべての人の、
『お金のプラットフォーム』
になる。
」
という当社のVisionを実現していくに
あたって、
個 人や法 人 が 抱えているお金の課 題をより直 接 的に解 決していくために
Embedded Finance
(組み込み型金融)
を推進していく
ことは、
非常に重要な取り組みです。
また、
現在では、
それぞれのドメインで国内最大級の顧客基盤を有しており、
SaaSxFintech
を実現していくための基盤もあります。
今後は、
『マネーフォワード クラウド』
をはじめとする
クラウドサービス内での送金・決済機能の組み込み、
会計データを活用したリアルタイム与
信やオンラインファクタリングの推進、
さらに金融機関との協業
(API連携などの拡大)
を
加速させていくことで、
ほかにはない付加価値を携えたサービスを提供していきたいと考
えています。
これにより、
SaaSのストック収益最大化に加え、
SaaS顧客基盤を活かしたトラ
ンザクション収益の創出を強化していきます。
4つの成長戦略
1
バックオフ
ィス向けSaaSプラットフ
ォームとしてのさらなる提
供価値向上と、
投資規律を持ったGo-to-Market戦略の遂行
4
規律あるM&A
(グループジョイン)
戦略の継続と、
グループ
資本戦略の最適化の推進
2 事業ドメイン間のシナジー最大化と、
全社的な生産性の改善
3 SaaS × Fintechによる新たなユーザー価値創造
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
30
❹規律あるM&A
(グループジョイン)
戦略の継続と、
グループ資本戦略の最適化の推進
当社グループ内では
「買収」
といった用語は決して使わず、
お互い同じMissionに向かっ
ているパートナーであることを強調するためにM&Aを
「グループジョイン」
と呼称していま
す。
M&A
(グループジョイン)
、
マイ
ノリティ出資および事業提携を通じた非連続的な成長実
現に積極的に取り組んでいます。
2017年のマザーズ市場上場以来、
7社のすばらしい企業
が当社グループにジョインしました。
当社のM&A戦略に関して、
大きく3つの重点領域があります。
1つ目は、
グループ内で最も
売上貢献の大きいBusinessドメインを中心とした、
プロダクトラインアップの拡充を企図し
たM&Aです。
2つ目は、
東南アジア
・北米を中心とする地理的なTAMの拡大を企図した
M&Aまたは出資です。
3つ目は、
新たな事業領域への参入を通じたTAMの拡大を企図した
M&Aです。
※Mekari社、
Bizzi社、
Mesh社はいずれもマイ
ノリテ
ィ出資
※susten社は持分法適用会社
❷TAMの拡大(地理的拡大)
•東南アジア
・
北米のバックオフ
ィス向けSaaS市場へのアクセスによる将来的なオポチュニテ
ィーの追求
事業領域 戦略 実績
Business/Home
SaaS Marketing
❸TAMの拡大(事業領域の拡大)
•市場規模のさらなる拡大が見込まれるSaaS Marketingビジネスへの参入
(2021年9月) (2023年8月)
(2017年11月) (2020年10月)
(2021年12月)
(2020年2月)
(2018年7月)
❶プロダクトラインアップの拡充
ARR拡大のための既存顧客
(士業事務所および法人)
へのア
ッ
プセル
最高水準のソリューションを拡大し、中堅企業
・
IPO準備企業/上場企業向けのラインア
ッ
プをさらに拡充
金融関連サービスの拡充および提供価値向上
Business
Business
Home (2021年6月)
(2023年12月)
(2022年5月)
(2018年1月より
複数回投資を実行)
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
31
グループジョイン
グループジョインした企業と共に成長し続けるためには、
「人とCulture」
がカギだと当社
は考えています。
定量的なインセンティブ設計のみならず、
当社グループを通じて会社および
個人として新たな成長の機会やチャレンジが得られる環境を提供するよう心がけています。
また、経営陣のみならずグループ全体の社員にCultureが浸透していることがPMI成功の
要となるため、
グループ会社の垣根を越えたさまざまな活動を行っています。
結果として、
過去
にグループジョインした企業は、
当社グループへの参画後も成長が加速しています。
2017年
11月
株式会社クラビス
2012年設立
レシートや領収書などの紙証憑をスキャ
ンするだけで、
仕訳をデータ化する
『STREAMED』
を
展開。
主な顧客は会計事務所。
『マネーフ
ォワード クラウド』
はデジタルデータから自動で仕訳を起こすこと、
『STREAMED』
は
紙から自動で仕訳を起こすことが強みであり、
ユーザーへの提供価値を補い合うことができて
います。
また、
マネーフ
ォワードの営業網を活かすことで、
新規ユーザー獲得の伸びも大きく改
善。
プロダクト、
セールス双方のシナジーでユーザー数は5,400事務所を突破しました。
企業情報 グループジョインによるシナジー
株式会社クラビス
代表取締役CEO
君島 寿章
株式会社ナレッジラボ
2012年設立
経営管理に必要なデータを収集
・
分析
・
予測して経営を可視化するクラウド予算管理ソフト
『Manageboard』
と経営管理コンサルテ
ィングサービスを展開。
『Manageboard』
は、
『マネーフ
ォワード クラウド』
を利用する士業事務所や中堅企業向けにク
ロスセルを進めています。
加えて、
経営管理コンサルテ
ィングでは、
マネーフ
ォワードと連携しな
がら成長企業のバックオフ
ィスDXや管理会計支援を行っています。
株式会社ナレッジラボ
代表取締役CEO
国見 英嗣
スマートキャンプ株式会社
2014年設立
SaaS比較サイト
『BOXIL SaaS』
を軸に、
SaaS企業のセールスやマーケテ
ィング活動を一気
通貫で支援。
5つの事業ドメインの一翼であるSaaS Marketingドメインとして、
当社グループの売上の
10%以上を同社の売上が占めています。
2023年12月には株式会社ビズヒントがグループ会社
となり、
SaaS企業のマーケテ
ィング、
セールス支援をさらに拡大していきます。
スマートキャンプ株式会社
代表取締役社長CEO
林 詩音
株式会社アール
・
アンド
・
エー
・
シー
2004年設立
入金消込/債権管理業務に特化したクラウドサービス
『V-ONEクラウド』
『Victo-
ry-ONE/G5』
を展開。
主に中堅企業およびエンタープライズ企業向けで販売面の連携や、
製品面においても、
『V-ONEクラウド』
と
『マネーフォワード クラウドERP』
の債権請求分野と連携開発が進行
しています。
株式会社
アール
・
アンド
・
エー
・
シー
代表取締役社長
太刀川 秀臣
HiTTO株式会社
2006年設立
社内向けAIチャ
ッ
トボッ
ト
『HiTTO』
を提供。
バックオフ
ィス部門への社内問い合わせ対応を
横断的に自動化し、
業務効率化や社内DXに貢献。
マネーフォワードのネットワークや顧客基盤を活用した
「HiTTO」
利用者拡大を推進してき
ました。
今後は
『HiTTO』
を
『マネーフォワード クラウド』
へブランド統合し、
両サービス連携
を推進することで、
さらなる利用者の拡大および利便性の向上を進めていきます。
HiTTO株式会社
代表取締役CEO
木村 彰人
※2024年3月1日をもってマネーフ
ォワードへ吸収合併
株式会社Next Solution
2014年設立
ファイナンシャルプランナー
(FP)
による、
保険に限らないお金に関わる幅広い相談サービス
を提供。
『マネーフォワード ME』
や
『マネーフォワード お金の相談』
などからの連携を進めています。
今後もユーザーへの提供価値および FP の利便性の向上に向けて両社で取り組んでいきます。
株式会社Next Solution
代表取締役社長
小勝 通光
株式会社ビズヒント
2016年創業/2022年設立
決裁者向けのBtoBマーケテ
ィングを支援するプラッ
ト
フ
ォーム
「BizHint
(ビズヒント)
」
を運営。
グループジョイン後、
株式会社ビズヒントが有する60万人以上の決裁権者を中心とする
会員基盤と、
スマートキャンプ株式会社の
『BOXIL SaaS』
『BALES』
『ADXL』
などの既存
事業を連携し、
ユーザーと企業のより精度の高いマッチングを進めていきます。
株式会社ビズヒント
代表取締役社長
関 哲
2018年
7月
2020年
2月
2020年
10月
2021年
12月
2022年
5月
2023年
12月
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
32
資本市場との積極的な対話を
経営と現場に還元
2023年12月よりグループ執行役員 ファイナンス
・
IR担当に就任した長尾祐美子です。
私は2018
年の入社以来、
M&A、
過去4回のエクイティ
・
ファイナンス、
2023年8月に実施した12,000百万円
規模のデッ
ト
・
ファイナンスなど、
グループ企業価値創造にさまざまな角度から取り組んできました。
当社グループは調達した資金を活用しながら飛躍的な成長を遂げていますが、
資本市場
の期待や想いに応え、
さらなる成長を実現するために、
積極的な対話を続けていきたいと
考えています。
情報を適時かつ公平に開示することだけではなく、
より丁寧にわかりやすく
伝えることを重視し、
日々のIR面談で得たフ
ィードバックをもとに改善を重ねています。
2023年11月期 通期決算発表にて開示した中長期の財務ターゲッ
トも、
まさに資本市場の
声を取り入れ、
開示を決定したものです。
また、
当社株主構成は40%以上を海外機関投資家
が占めている
(P.89)
ことから、
英語でのタイムリーな開示と直接的なコミュニケーションも重
視しています。
具体的には、
決算発表同日に英語でも決算説明会を開催することに加え、
国
内外のカンファレンスにも参加したり、
また、
IR面談は翻訳者を介さずに実施しております。
IR面談を通じていただいたご意見は、
取締役会と各事業部門の責任者に報告し、
経営
戦略
・
事業戦略に反映するとともに、
全社員を対象に四半期ごとに実施している社内向け決
算説明会でも共有を行っています。
社内向け決算説明会には毎回100名以上のメンバー
が参加し、
CFOとの間で活発なQ&Aが行われています。
このように資本市場の声に触れ
る機会をつく
ることで、
資本市場からの期待に対する社内理解が深まり、
社内からもIR活動
へ積極的な協力が得られています。
アナリスト
・
機関投資家向け決算説明会
(日本語開催)
: 四半期ごと4回実施
アナリスト
・
機関投資家向け決算説明会
(英語開催)
: 四半期ごと4回実施
IR面談件数
:
約400件
証券会社アナリストカバレッジの数
:
9社 以上
(うち、
外資系証券会社 5社)
2023年11月期 主なIR活動実績
中長期の財務ターゲットおよび2024年11月期の見通し
中長期の方針としては、
売上高の高成長と収益性の改善の両立を目指しています。
具体的な指標
としては、
2028年11月期において売上高1,000億円以上、EBITDA300億円以上を掲げています。
さらに長期的にはEBITDAマージンは40%以上を目指します。
中長期の方針に基づき、
2024年11月期においても、
引き続きBusinessドメインに事業リ
ソースを集中させ、
売上高およびSaaS ARRともに前期比30%以上と高い成長率を維持し
ながらも、
広告宣伝費を売上高比率15.0〜17.0%
(前期18.7%)
、
ならびに人件費および外
注費を売上高比率64.0〜69.0%
(前期74.8%)
に抑制することを中心としたコストの効率
化をより進めていくことで、
収益性の改善を進めます。
また、
Businessドメインを除く4つの
ドメインにおいては、
引き続き成長を継続しつつも収益性の改善を優先させます。
2024年11
月期の見通しは以下の通りで、
EBITDAマージンは前期比で10〜15%改善する予定です。
今後も投資家や株主の皆さまのご期待に応えるよう、
MissionとVisionの実現に向けた
戦略を機動的に実行していきます。
通期
前期比
売上高
39,500〜42,000百万円
30.0〜38.3%
SaaS ARR
30,005〜31,613百万円
29.6〜36.6%
EBITDA
1,000〜3,000百万円
-
(百万円)
11,319
20/11期 21/11期 22/11期 23/11期 24/11期 25/11期 26/11期 27/11期 28/11期
△1,951
△6,029
430
△2,260
1,000億円以上
15,633
21,477
30,381
39,500〜42,000
28/11期 売上高
300億円以上 40%以上
28/11期 EBITDA
長期的には
EBITDAマージン
中長期の財務ターゲット
グループ執行役員 ファイナンス
・
IR担当
長尾 祐美子
役員紹介
(P.77)
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
33
Highlights 01 全社ハイライト
(2023年11月期)
連結売上高
30,381百万円
連結売上高は、
前期比+41%の高い成長率を実現し、
300億円を突破しまし
た。
特に、
連結売上高の6割以上を占めるBusinessドメインにおいては、
前期
比+47%の成長率となっております。
(年度)
(百万円)
18/11期
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
※SaaS ARRは、
期末時点におけるBusinessドメイン、
Homeドメイン、
Xドメイン、
Financeドメインの経常的に
発生する月間収益
(スト
ック収益)
を12倍して算出。
ただし、
季節影響を受ける記帳代行サービス
『STREAMED』
に
ついては、
第1
および第2四半期における
『STREAMED』
の課金収入の
3分の
1
を経常的に発生する月間収益として算出。
4,595
19/11期 20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
7,157
11,319
15,633
21,477
30,381
前期比 +41%
SaaS ARRは、
前期比+42%の高い成長率を実現しました。
全ドメイン、
高水
準で推移しておりますが、
特にBusinessドメインにおける法人向けのARRは
前期比+46%の成長率となりました。
SaaS ARR
23,146百万円 前期比 +42%
(年度)
(百万円)
18/11期
4,164
19/11期 20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
6,319
8,439
11,227
16,299
23,146
22,000
16,000
12,000
8,000
4,000
0
※EBITDA=営業損益 + 償却費 + 営業費用に含まれる税金費用+株式報酬費用。
EBITDAは前期比+38億円改善しました。
EBITDAマージンは△7%になり、
前期比で+21pt改善しております。
2024年11月期EBITDA黒字化に向け、
さら
なる収益性の改善を見込んでおります。
EBITDA
△2,260百万円
広告宣伝費
除き 3,409百万円
(年度)
(百万円)
18/11期
△595
EBITDA
△144
19/11期 20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
4,000
2,000
0
(2,000)
(4,000)
(6,000)
(8,000)
△2,098
△578
△1,951
△6,029
1,411
3,126
430
3,409
△2,260
556
EBITDA
(広告宣伝費除く)
Businessドメイン
(事業者)
課金顧客数 30.1万社 ARPA 60,911円
課金顧客数は前期比+27.8%と順調に増加しております。
ARPAは、
中堅企業
ユーザーの拡大を主要因として前期比+12.1%と堅調な上昇が続いております。
(年度)
(万件) (円)
19/11期
35
30
25
20
15
10
5
0
120,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
※利用者数は、
『マネーフ
ォワード ME』
アプリのダウンロード数およびWEB登録者数の累計。
※法人顧客は、
Businessドメインが提供するサービスを有料で利用している士業およびその顧問先、
WEB
・
フ
ィールドセールスなどを通じた直販先の法人事業者
・
個人事業主の合計。
※ARPAは、
課金顧
客当たり売上高
(Average Revenue per Account)
。
各期末時点におけるARR ÷ 顧客数で算出。
11.8
20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
14.2
18.3
23.6
30.1
利用者数は1,530万人、
課金ユーザーは52万人を突破と順調に成長し
ております。
Homeドメイン
(個人)
利用者数 1,530万人 課金ユーザー 52.9万人
(年度)
(利用者数/万人) (プレミアム課金ユーザー数/万人)
18/11期 19/11期 20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
優秀で多様な人材をグローバルに採用し、
従業員数は、
前期比+236名となり、
2,000名を突破しました。
39,488
680
15.7
850
20.7
1,070
26.8
1,230
34.7
1,400
40.6
1,530
43,864
46,187
54,330
60,911
課金顧客数
ARPA
60
50
40
30
20
10
0
52.9
従業員数
2,130名 前期比 +236名
(年度)
(人)
18/11期
394
19/11期 20/11期 21/11期 22/11期 23/11期
691
865
1,248
1,894
2,130
2,000
1,600
1,200
800
400
0
利用者数
プレミアム課金
ユーザー数
Introduction
01
Sustainability
02
Our
Business
03
Values
&
Culture
04
Governance
05
Facts
&
Data
34
株式会社マネーフォワード 統合報告書「Forward Map」2024(日本語版)
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