Explanation about key factors of development of enterprise blockchain system.

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Enterprise Blockchain System 開発

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はじめに

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登壇者の自己紹介（町 浩二）
 ブロックチェーン技術企業の代表取締役
 ビジネスITモデル設計者
（コードも書きます・デバッグが得意です）
 シンガポール在住

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本日の「Blockchain」の定義
「改ざん出来ない履歴情報 を 複数の主体者が
リアルタイムで監視できるデータベース に関する技術」
（注意）コイン・インセンティブモデルのことではない

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前提認識 本題
はじめに
ブロックチェーン度
エンタープライズ度
高
高

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前提認識1 Enterprise とは

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(大胆なこと・困難なことをする)企て、(冒険的な)事業、企業、企業体系、
企業体、会社、企業心、冒険心、積極性
Enterprise
= 具体的 (かつ冒険的)な事業に関すること
出典：https://ejje.weblio.jp
前提認識

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前提認識
 異動・部署変更などの体制変更
 システムの役割・構成変更
 事業戦略の見直し
 法律や規制等の制度対応
年度
目標
態勢 時期 顧客
要望
それぞれの組織階層
が持つ要素
予算
複雑で変わりやすい「事業と企業」
Level 1：人
Level 2：部署
Level 3：会社

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エンタープライズアーキテクチャとは、企業をはじめとする組織体において、組織の目的を効率よく実
現するために、組織構造や業務手順、情報システムなどを最適化する手法のことである。
エンタープライズアーキテクチャでは、主に全体最適の視点に立ち、経営戦略から組織の構成、各部署の業
務内容、部署間の連携、情報システムなどの多様な要素について階層構造として把握
し、その全体を考慮する。複雑化した組織を包括的に見直すことで、重複しているコストの削減や、組織全体を対象に総
合的な効率化を図ることが期待できる。
Enterprise Architecture
出典：https://www.weblio.jp
前提認識
スパゲティ
対策

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ビジネスアーキテクチャ(BA)
 業務要件の識別
 業務構造の整理
データアーキテクチャ(DA)
 データの統合、標準化
アプリケーションアーキテクチャ(AA)
 個別システムと業務要件の対応関係
 個別システム間の互換性
テクノロジーアーキテクチャ(TA)
 採用すべき技術標準
全体最適解を見出す
前提認識
CIO/CTOの
永遠の課題・・・

11. 10 /26
Enterprise Blockchain System
設計要素 自分の会社について考えましょう
ビジネスアーキテクチャ(BA) どのビジネス領域で、Blockchain的なデータ※が役に立つのか？
データアーキテクチャ(DA) Blockchain的なデータは、どのデータドメインに位置づけられるか？
アプリケーションアーキテクチャ(AA) Blockchain的なデータは、どのアプリケーションと連携するのか？
テクノロジーアーキテクチャ(TA) Blockchainは、いつ、どのような形で標準化するのか？
※ Blockchain的なデータ：改ざん出来ない履歴情報 を 複数の主体者がリアルタイムで監視できる データベース に保存されているデータ
前提認識

12. 11 /26
前提認識2 Public と Enterprise

13. 12 /26
国民一般の、国民全体の(ための)、大衆の、公共の、公衆の、公衆用の、公開の、公立の、
(政府の仕事をする意味での)公務の、公事の
Public
= 社会全体に関すること
出典：https://ejje.weblio.jp
前提認識

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(大胆なこと・困難なことをする)企て、(冒険的な)事業、企業、企業体系、
企業体、会社、企業心、冒険心、積極性
Enterprise
出典：https://ejje.weblio.jp
前提認識
再掲
= 具体的 (かつ冒険的)な事業に関すること

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Enterprise
Level 5 : アノニマス
Level 4 : 特定複数（自社+他）
Level 1：人
Level 2：部署
Level 3：会社
前提認識
事業主体 サービス種別
営利事業
(Commercial)
公的事業
(Public)
Private Chain
Consortium Chain
Public Chain
定義：Public と Enterprise

16. 15 /26
（前説 まとめ）

17. 16 /26
1. Enterpriseとは具体的(かつ冒険的)な事業に関すること
2. 事業やその主体者である企業は複雑で変わりやすい
3. 企業のシステムは、構造化によって分析し最適化を目指すもの
（ビジネス構造・データ構造・アプリケーション構造・技術標準）
4. Enterpriseの事業は、その主体者が自社のみの場合もあれば、自社以外
の組織や個人と共同で実施することもある
5. 事業の対象は、単に営利目的のサービスであることもあれば、公的サービス
の場合もある
前提認識

18. 17 /26
本編 Enterprise Blockchain System

19. 18 /26
Enterprise における Blockchain開発の要諦

20. 19 /26
工程 と 観点 重要なポイント（例）
ビジネス設計
• 具体的な事業の目的と課題
業務上のアンメットニーズ（ビジネス化が困難、または非効率なオペレーションを行っている事
業）をブロックチェーン（下記のサービス）によって解決できるのかを議論
 データ改ざん防止
 社外への即時データ開示
システム設計・開発
• システム化要件
• システム構造化
• システムの柔軟性
• 複数主体者の調整
ビジネス企画で特定した対象事業のMVPを作成・検証する
 事業の基本的なオペレーションを網羅した最小限の機能
ブロックチェーンはデータベースであり機能の大半をWEB等のフロントシステム側に構築する？
 経年による事業変化に耐えうるシステム構成
仕様変更に対応しやすいアーキテクチャか？
 事業に関連するアプリケーションデータ（既存システム）との連携・統廃合の可否
マスターデータ、トランザクションデータ、決済データなどの送受信ができるか？
 事業に必要な最大トランザクション処理件数
対象業務で想定している最大トランザクション量を把握しているか？
 事業主体者（≒システム利用ユーザ）による評価
複数事業者間で実施する場合は調整に長期間・労力を要する
 システム監視・障害対応方法
分散システムで障害が発生した際の検知・復旧手順の確立
本日の着目点

21. 20 /26
設計要素 Blockchainシステム設計における重要なポイント
ビジネスアーキテクチャ(BA)
 必要な業務パフォーマンス
秒間トランザクション処理件数、1件のターンアラウンドタイムなど
データアーキテクチャ(DA)
 既存システムとのデータ連携・統廃合
マスターデータ、取引データ、決済データなどの取得や共有
アプリケーションアーキテクチャ(AA)
 仕様変更対応への考慮
業務変更が発生した場合のアプリケーション改修
テクノロジーアーキテクチャ(TA)
初期に構築するBlockchainシステムの想定利用範囲、期間の設
計を受けて、標準化の開始時期とレベル（製品固定、プロトコル指
定、開発方法論など）を見極める
EAの設計要素と本日の着目点の紐づけ
＋

22. 21 /26
システムパフォーマンス
Public Chainで頻繁に話題になる「スケーラビリティ問題」
Enterprise Blockchainでは多くの場合は重要な問題ではない
理由：そこまでスピードは必要ない
実施すべきこと：
 システムの寿命年数内に必要な
業務処理性能の把握
 ネットワーク、ディスクIOの最適
な設計
秒間 7件 or 1万件？
ビジネスアーキテクチャ(BA)
秒間1,000件で要件充足
出典：https://japan.zdnet.com/extra/hitachi_db_201308/35035017/2/

23. 22 /26
既存システムとのデータ連携・統廃合
Public Chain のコミュニティが提供してくれる「OSSのコード」
その全てが役に立たない（または極めて不十分）
理由：彼らは企業内のシステムのI/F担当ではない
実施すべきこと：既存のシステムとのインタフェースを設計・構築する
データアーキテクチャ(DA)
• Blockchainに書き込むデータが経路上で消失しないか？
• 間違ったデータが書き込まれたらどうするか？

24. 23 /26
仕様変更対応への考慮
Public Chain のコミュニティが提供してくれる最新の「DApps」
その殆ど全てが仕様変更への考慮が足らない
理由：DAppsは組織変更や制度対応等の外側にいる
実施すべきこと：Enterprise用のアプリケーションアーキテクチャを設計する
疎結合・階層化・モジュール化したアーキテクチャが基本
アプリケーションアーキテクチャ(AA)

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疎結合・階層化・モジュール化の実装例
Ethereum Virtual Machine
(Go)
Coin
(ERC20)
Non Fungible
Contents
(ERC721 enhanced)
Market
Interledger Gateway
(Node.js)
Ledger Plugin(ILP)
Ledger Connector(ILP)
Web Gateway
(Node.js)
Ledger API
(WEB3.js)
WEB Application/
Authentication
User setup/
Shared Keyアプリ層
台帳層
ノード層
UX基盤 台帳基盤 台帳間接続基盤

26. 25 /26
Enterprise Ethereum
Concepts
From Enterprise Ethereum Alliance Inc.
認証・認可
外部情報連携
情報秘匿化
ネットワーク隔離

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