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森田大.Doc
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1、北海道スウェーデン協会及び北海道東海大学北欧研究会主催、第 8 回日本・北欧学生シン
ポジウムが、2002 年 11 月 02 日(土)、北海道東海大学のマルチメディアホールにて開催
された。今回のシンポジウムは、「教育」シリーズ第2回で、「初等中等教育」がテーマで
あった。
2、前半の基調講演には、ノルウェーのテレマーク大学、ビョーン・オークレ助教授の「ノル
ウェーの教育哲学」について、そして札幌トモエ幼稚園の木村仁園長に、主にトモエ幼稚
園の哲学についてお話して頂いた。
3、後半は学生の発表であり、日本および北欧の学生に自分達の経験してきた初等中等教育に
ついてお話をしてもらった。
今回のシンポジウムの様子は、北海道東海大学北欧研究会のホームページに、ビデオとして
掲載する予定だ。
以下は学生の発表の概要、そして最後に私のまとめである。
若松 真夢 (北方圏文化学科 4 年)
・ 昨年のシンポジウムから
昨年のシンポジウムでは、日本と北欧の若者の、大学への目的意識の相違を調べた結果、
北欧の学生は入学する以前から自分の将来の事、やりたい事がはっきりしている学生が多く、
目的に対するモチベーションが高い学生が多いということが分かった。日本の学生の場合、
多くは明確な目的を持たず、大学に入学する事がゴールであり、そこからの目的を見失う人
や、アルバイトに明け暮れ、就職の為に大卒という資格がほしいので、なんとなく入学して
いる人が増えているということが分かった。
このような結果が出たのは、自分の意見、考えを発表したり出来る機会があまりないため、
自分が何をしたいかなど、はっきりした目的を持ちにくい環境が作られているためではない
だろうか。
・自分自身の経験から感じること
1クラスあたりの人数が 40 人前後と多すぎる。先生からの一方通行の授業が多かった。
知識を覚えるだけの教育になり、自分で考える力を育てるのは、疎かになりがち。受験の為に
ただ知識を詰め込むといった感じ。北欧のクラスでは 20 数人。生徒、先生双方向からの授業
が一般的。自分で考える力を育てる事が出来る。だから日本でも北欧のように、ディスカッシ
ョンや参加型授業を。自分の考えを発表できる環境を育ててほしい。
・新学習指導要領が目指すもの
新学習指導要領の目指すものの一つは、生きる力を育てることだ。確かな学力を持った子供、
知識を活用する力、学ぶ事への意欲、自分で考える力、自分を表現出来る力、問題を解決し、