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暗号通貨読書会 #7: Bitcoin NG
- 12. 攻撃2: Selfish Mining
• 見つけたブロックを直ちにパブリッシュせず、
しばらくその上にマイニングする。
• 25~33%のハッシュレートを持てばかなり有利
になれる。
• ブロックの遅延が大きいほど効果は上がる
プールを「閉じる」インセンティブを与える?
Bitcoin-NGが防ぐのはこちら
- 13. Bitcoin-NG
• Bitcoin NGの解決する問題
– Fairness …
– プールの規模に対して、rewardが出来る限り
線形に増加するようにする
– Mining utilization …
– orphanに使われるハッシュパワーを減らす
– Time to win …
– フォークの解消にかかる時間を減らす
実は全て同じ問題 … ブロックの伝搬・検証にかかる時間がゼロ
ならば解決
- 16. Key BlockとMicro Block
KeyBlock … ビットコインの ブロックと似ているが、minerの公開鍵がついている。
Microblock … トランザクションを含む、あらかじめさだめたサイズ以下のブロック、署名付き
前ブロックのヘッダハッシュを含む。(10秒に1ブロック発行できる)
- 19. Related works
• GHOST
– “Uncle block”をPoWとして含めることでFairnessと
utilizationを改善
– しかし、「後に正解となるチェーンを持つノードが
存在しない」ということがあり得る
– それを防ぐために同期フェーズを入れるとDoS攻
撃を防げない
- 22. 欠点2
• 前提1: もしfee splittingを40:60から100:0に変
えられるとしたら、マイナーは直ちにそうする。
• 前提2: feeという形ではなく、ユーザーがマイ
ナーに直接支払えば(賄賂)実際にそうできる。
• 結論: したがって実際のfeeは100:0に近づく
– 単一のマイナーがこれを行うと、他も追従せざる
を得ない
– したがって(帯域を消費する情報が少ない分)SPV
miningの方が優れている。
Editor's Notes
- ちなみにVISAは47万
- ブロックインターバルを短くすると、
- Poolにすることでセキュリティコストの低下、スムーズな報酬が得られる。
Manager とHasher の分離
- Validationはhasherではなく、pool operatorが行っているというところがポイント
(poolを閉じてしまえば良いのでは?)
- 防げない(多分)poolをopenにするか否かしかない
(多分Bitcoin-NGと直接の関係はない)
- 今のところ、行っているマイナーはいないっぽい(おそらくnet gainが下がることを考慮して)
- Maximumより小さいブロックを10秒ごとに
MicroblockはPoWの重みがゼロなので、selfish miningに対する体制はBitocoinと変わらない。
もしMicroblockが重みを持っていたら、selfish miningに対する体制が下がる
- おそらくは、相手のpoolで見つかったブロックを検証せずそのままマイニングすることがdominant
Spyを見つけ出す手法(複雑)が存在するかもしれないが、おそらく機能しない
対応策はプールを閉じることしかないが、そうするとお互いにspyし合うグループ(賄賂によって確実にそうなる)に勝てない
- おそらくは、相手のpoolで見つかったブロックを検証せずそのままマイニングすることがdominant
Spyを見つけ出す手法(複雑)が存在するかもしれないが、おそらく機能しない
対応策はプールを閉じることしかないが、そうするとお互いにspyし合うグループ(賄賂によって確実にそうなる)に勝てない