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20200509 ディスコ・ダンタリオン 資料
- 1. ディスコ・ダンタリオン # BJ TetzRoom 2020年5月9日 山田 哲寛
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- 3. 【注意】 BJ TetzはDJ文化について 全くの無知です ち……Chill とPeak？ calando と appassionato、 dolce と agitato……みたいなもん？ と、とにかく、ゆっくりしていってね！
- 4. ◆素材 （BJが 連休中に買った/読んだ７冊） 『熊本の心』 『西洋の自死』 『美徳なき時代』 『プラグマティズム古典集成』 『文明と戦争』 『江戸の読書会』 『ミルトン・エリクソン心理療法』 ◆本日のテーマ “ 繋 が り ” ・とくに時間軸（空間軸はまた今度） ・良くも悪くも つ な 闇鍋ダナ ＞
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- 6. アイデンティティの根拠とのつながり ● 我々は、そうした人々のアイデンティティの中に、一定の文化の継承を認めるの だ。 言葉を換えれば、それは特定の特質（褒められたものも、そうでないもの も）や慣習、行動様式を伴った伝統である ● 欧州は欧州人の故郷であることをやめ、「ユートピア」になることを選んだ。ただ し元々のギリシャ語の語義である「どこでもない場所」と いう意味においてだ ●保守主義者のバークは次のように洞察した。文化や社会というものは、たまたま 今そこにいる人々の便のためにではなく、死者と生者とこれから生まれてくる者 たちが結ぶ大切な契約のために働くものだと 「我々は何者なのか」に迷う時代ダナ ＞
- 7. 道徳の源泉は共同体や伝統とのつながり 説 ● これら三組のテーゼは、今日『美徳なき時代』を読まれる日本の方々にとってい かなる重要性をもつものでしょうか？（中略）第二に、次のような問いが起こって きます。それは、今日の日本人が近代性のもたらした災いに対する道徳上の治 療として、より古くからの諸徳の伝統に依り頼むことが今でもできるかどうかとい う問題です。 ●ローマ帝国の歴史の中で決定的な転回点が起こったのは、善き意志をもった男 女がローマの支配を支えるという仕事から身を引いて、礼節と道徳共同体との 存続を、その支配の維持と同一視することを止めたときであった。彼らがその代 わりに達成しようと努めたのは、道徳と礼節がともに、来たるべき野蛮と暗黒の 時代を生き抜くことができるために、その内部で道徳生活を支えられる新しい形 態の共同体を建設することであった。 「AFTER VIRTUE」って「Post-Truth」に似た響きダナ ＞
- 8. 現実と真につながる思想とは？ ● したがってプラグマティシストは、最高善が行為のうちにあるとは考えません。そ うではなくて、最高善は進化の過程のうちにあるのです。 ● 思想を明確化するために、人間の行動の不可欠性、何らかの目的の達成を主張 するかぎりにおいて、パースのこの考えはアメリカ産であった。しかし同時に、こ の理論はアメリカ的生活に見られる諸々の特徴に異議を唱えるのであり、たとえ ば、行為を自己目的化するような特徴や、目的を過度に狭くまた極度に「実用 的」に考えるような特徴を批判する。 ●どれほど用心深くしたところで、我々は誤りうる。これが世の中というものです。で すから、このように誤謬に対して過度に神経質になるよりいくらかでも明るい心持 ちでいる方が健全であるように思われます。 プラグマティズムって誤解されがちな哲学ダナ ＞
- 9. 本性とのつながりを「絶てる」だなんて…… ● 人間の欲求や欲望、その結果として生じる権力の追求、そして「安全保障のジレ ンマ」を深刻化させる相互不信といったものは、全て人間の本性に組み込まれて いるのである。人間の本性がこのような特徴を有しているのは、（中略）進化のう えでの強い圧力が人間を長い年月の間にそのように形成してきたからである。 ● 人々が政治権力を掌握し、戦争の果実を享受すればするほど、彼らはいっそう 熱狂的に戦争と帝国主義を支持し、また粘り強く戦った ●社会がますます豊かで満足度の高いものになり、人々の贅沢な欲求が満たされ るようになると（中略）彼らは命や健康な肉体を奪われる危険を冒す動機をます ます失ってしまう。（中略）暴力的な手段を用いることに対して急速に拒否的な態 度を示すに至り、より平和的な戦略に訴えるようになっている。 人の本性と闘争は不可分カァ。"ニュータイプ" は生まれ得るのカナ？ ＞
- 10. 絶えているようでつながっている日本人 ● 江戸時代、儒学を学んでも何の物質的な利益もあるわけではなかった。しかし、 逆説的だが、だからこそ、純粋に朱子学や陽明学を学び、聖人を目指したともい える。 ● 生徒は「団座」、丸くなって座って、お互い対等な立場から相互批判をするのであ る。 ●このような三つの原理（相互コミュニケーション性・対等性・結社性）をもつ会読 が、江戸時代、広く行われるようになった理由には、会読の場が「門閥制度」の身 分制社会の中で異空間であったからだといえるでしょう。そこは、凡庸な生を拒 否して、何かこの世の中に生きた痕跡を残そうとした者たちが、車座になって、対 等な関係のもとで、「討論」し合い、同志的なつながりを持てる場だったのです。 ご先祖もまた、心理的安全性のある場を求めていたんダナ ＞
- 11. 未来につながるために。希望とレジリエンス ● 男性はエリクソンの指導を受け、それまで悪態に浪費してきたエネルギーのすべ てを、親指、ほかの指、腕の運動に注ぎ、やがては全身を動かすことに注ぐよう になった。こうして進歩は積み重なっていき、彼は自分の状況が実際のところ、か つて思い込んでいたほど絶望的なものではないと気づいたのである。 ● 心理療法のあらゆる努力の背後にある第一の目標は、患者の意思が決定した 目的を達成するために、未だ認識されていない能力を活性化するべく刺激を与 えることである。これが変化のメタ・テレオロジーである。 わたしたちは、何をしているときでも、何か別のことをするためにそれをしている ―アリストテレス（前384-322年） 原題の『Hope & Resiliency』に尽きる事例集ダナ ＞
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- 13. 素材本 ISBN一覧 ● 『熊本の心』4冊セット版978-4-87755-453-8 C8023 ● 『西洋の自死』 978-4-492-44450-4 ● 『美徳なき時代』 4-622-03792-0 C1036 ● 『プラグマティズム古典集成』 978-4-86182-501-9 ● 『文明と戦争』上下巻 978-4-12-004400-7 978-4-12-004401-4 ● 『江戸の読書会』 978-4-582-76871-8 ● 『ミルトン・エリクソン心理療法』 978-4-393-36530-4