1. 現代都市計画
Ｌ・ヒルベルザイマー
Ｌ・コルビュジェ

2. • ヒルベルザイマー曰く、ル・コルビュジェと自
分の二人の計画が、現代の都市問題に根本
的な改良を促そうとした数少ない提案である
と主張している。

3. コルビュジェの都市計画
は幾何学的秩序に求心的
であり、
・中央部の超高層の商業
ビルの区画
・その外側に高層居住ビル
・郊外には田園都市
が広がるという風になっ
ている。

4. コルビュジェの提案した「300万人のための現代都市」では
道路に明快が配置付が行われ秩序付けられている。

5. 区画整理された幅のある道路は、コルビュ
ジェの車社会に対する考え方が表れている。

6. ヒルベルザイマーは、コルビュジェの提案に対し、
「基本的には既存の大都市との調和を目指すものである」
「幾何学的秩序は、確かに都市を構成させるための主要な手段
であるがそれ自身が目的となることはないのである」
などと批判している。

7. コルビュジェが後年
に発表したヴォワザ
ン計画では、
「幾何学的要素に求
心的すぎた」
と本人も語っている。

8. 近代建築五原則として、コルビュジェは下記を上げている。
• ピロティ
• 屋上庭園
• 自由な平面
• 水平連続窓
• 自由な立面

9. 硝子の摩天楼など、
コルビュジェらしい
建築などが案において
想定されている。

10. 一方ヒルベルザイマーは、
単純化された姿を描いている。

11. 「この提案は、都市の原型でも、そのようなものに対して規格を
作る試みでもない」
「単に理論的な研究であり、一つの都市を構成する基本要素の
適用の仕方を図式的に示したものである」
と本人は述べている。

12. むしろデザイン面の洗練は
他の建築家に委ねるという
割り切ったものでさえあった。

13. 外見上は集積した都市に見えながら、本質的には水平型都市である
300万人のための現代都市

14. ヒルベルザイマーは垂直に
大都市を形成しようとしている

15. 通勤時の動線は
上下運動となる

16. 積層した住宅、一家族に一つの居住空間を割
り当てるということで、コルビュジェとヒルベルザ
イマーは共通している

17. 特にヒルベルザイマーの案は、トランクひとつで
引っ越しができるようになっている。

18. 積層しているが故に、面積当たりの人口密度は高くなる

19. 故に、より狭い面積でより質の高い都市を創り
だすことが出来る

20. 余った土地には
病院やスポーツ施設、学校、公園
などをおく