20121026 AWSで行こうupdate版

AWSで行こう！
update版：仮想サーバだけじゃない！？
アマゾンのクラウドサービスのご紹介

2012/10/26 第2回沖縄Web＋DB勉強会

@k_nishijima / 西島幸一郎

12年10月26日金曜日

自己紹介
西島幸一郎 / にしじまこういちろう
twitter : @k_nishijima

JAWS−UG沖縄の副代表、
やらせて頂いてます。

一応AWSのプロ(?)

SolutionProviderOnTheBeach.com


JAWSって何？
http://jaws-ug.jp/
『AWS User Group - Japan（通称JAWS-UG）は、
Amazon Web Services（AWS）の利用促進や
情報交換のためのユーザーグループです。』

完全にコミュニティベースです。
JAWS-UG沖縄はもちろん日本最南端のUG！


JAWS-UG沖縄ご紹介
大将にサイオンの米須さん @asumaslv

ご意見番にジャスミンの贄さん @yoshinorinie

についていただき、もう安心。
（僕は雑用係です。）

過去にはオリジナルロゴを作ったり、Cloud on the BEACH!というイベントを
開いたり、今のところ年2-3回ペースで県外からスピーカーを呼んで、
勉強会を開いています。


11月17日第3回勉強会
琉球大学工学部1号館321教室！
今回はハンズオンやります

http://atnd.org/event/jawsugokinawa3

まて、そもそもAWSって何？
http://aws.amazon.com/jp/

Amazon Web Services（AWS）が提供する、
クラウドサービスの総称。
AWSの名のもとに、多数のサービス/プロダクトが
ぶら下がります。


こんな感じ
しかも、恐ろしい勢いで
次々とサービスが
追加されていきます。。。


でもさ、クラウドって
安いのいっぱいあるよね
さくらのクラウド / ニフティクラウド / ホワイトクラウド
などなどなど。

しかし世の中、「クラウド」という名前だけ
取ってつけたようなサービスが
れているので要注意！


クラウド ≠ 仮想サーバ
であるということを
頭に入れておきましょう。


ではクラウドの定義は？
一般的には、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)の
定義が持ち出されます via wikipedia

Cloud computing is a model for enabling convenient, on-demand network
access to a shared pool of conﬁgurable computing resources (e.g.,
networks, servers, storage, applications, and services) that can be rapidly
provisioned and released with minimal management effort or service
provider interaction. This cloud model promotes availability and is
composed of ﬁve essential characteristics, three service models, and four
deployment models.

共有されたコンピューティング資源にネットワークを介してアクセス
し、好きなときに好きなだけ使うことが出来る、ってことですね
（超意訳）


ではクラウドの定義は？
エンジニアは各自で考えて、もうちょっと違う定義でい
いのでは？と思います。

自分の中の定義は

『かつて物理的だったものを含め、

全てをAPI経由でプログラミングできる』

のがクラウド、かな。


具体的なAWSの使い方
お題：自作プログラムを使って、なんかでかい計算をする。
初めは自分のMacBookで始めるが、

全然終わらない・・・


そんな時は、
Amazon EC2で仮想サーバをポチポチッっと立てて、計算実行！
終わったら結果を取り出してすぐ止めればOK.

→1時間単位でかかった分だけ課金。$0.085/時から
CPUとメモリのサイズにより、小粒なサーバから
スーパーコンピュータクラスまで（財布が許せば）
選択することが出来る。


あるシステム管理者の一日：

どうやらうちの会社が某番組に取材されて、
放送日は来週らしい。
これ、多分Webサーバ死ぬよね。。。

偉い人が
『会社の宣伝なんだからホームページ出しとけよ！
真っ白になったり繋がんなくなったりするなよ！』
とか勝手なこと言ってるし。。。

RoRみたいな動きものならロードバランサ＋
オートスケールでサーバを
自動的に増やして何とか乗り切る


静的HTMLのみならAmazon S3でWebサイトをホスティング

S3とは、ファイル単位の分散ストレージシステム。
イレブンナイン（99.999999999%）というとてつもない堅牢性。
ちなみに可用性は99.99%=年間約１時間は止まるかも）。
Dropboxとかストレージが必要なWebサービスはみんな使ってます。

ここにHTMLや画像の静的コンテンツを置いて公開可能。
アップしたファイルの容量と、配信時の帯域で課金。
（初めの1TB/月までは $0.125/GB）


あるデータベース管理者（DBA）の一日：
DBAはトラブル無くDBを動かしてナンボ。
でも利用者は人の苦労なんぞ考えず、データを大量に突っ込み、重いクエリを投
げ、やれ容量が足りなくなっただの、サーバが重いだの、文句が多い。。。

リードレプリカ増やすか？ディスクを足すか？
サーバをスケールアップするか？
んー、面倒くさい。。。


そういう時こそ Amazon Relational Database Service (RDS)

MySQL、Oracle、Microsoft SQL Serverから選択して、ポチポチっとデプロイ可能。
自動バックアップ、レプリケーションが必要ならチェックするだけ。
ディスク容量、CPUサイズだって可変可能。

＝昼間だけ大きいCPUで回して、夜は小さくする、
もしくは止めておくことだって可能。
社内向けシステムだったら、いきなりコストが半額に出来る。


『いやそうは言っても一応社内システムだし
パブリッククラウドは。。。』

AWSならネットワークも
自分で設計できます。


Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

アマゾンのクラウド上で仮想プライベートクラウドを
構築できるサービス。

自分で設計したネットワークでプライベートアドレスを割り振って、も
ちろん社内とVPNを張ってとか、専用線で社内サーバのバックアップを
とったりとか、もう自由自在なんでもあり。

もちろんリソースは伸縮可能なので使わなければ
お金はかかりません。


たまにはうれしい悲鳴：

実はソーシャルゲームが当たって
全世界相手に打って出たいんですけど。。。

そのサーバ、コンテンツ、
瞬時に世界に分散配置しましょう。


via http://aws.amazon.com/jp/about-aws/globalinfrastructure/


何よりも恐ろしいのは、
今まで書いた例が
全部マウスクリック or コマンドで「さくっ」と
出来ること。

サーバ買ってきて組み立てたり、
ハブに繋いで結線したり、
IPアドレス貰ってきてラッキングしたりとか、
面倒なこと一切なし！

AWSは素材の塊！
使いこなせば色々便利そう！
というイメージは持っていただけましたでしょうか？
でも、上手く使いこなすにはちょっと勉強（＝積み木の
組み立て方）が必要かも。

もしくはお近くの
ソリューションプロバイダー
までご相談ください(^^ゞ


トラブルこともあるけれど

みんなで落ちれば怖くない。
いや違う！

必ず何かがトラブることを前提とした
システム設計

それが出来れば大して怖くない！

まとめ
「なんだか面白そうだな」と思ったら、ぜひ触って遊ん
でみて、ネタをJAWS-UG沖縄で共有しましょう！

なにかあれば、お気軽に @k_nishijima までコンタクトく
ださい。

or Facebookで「JAWS-UG沖縄」を検索！


ありがとうございました！


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