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2011年ネットプロモーション振り返り
- 1. 2011 年ネットプロモーション振り返り( 1/2) ▼ プロモーション グリコ アイスの実「押しメンメーカー」 http://www.icenomi.com/oshimen/ ▼ 概要 AKB48 のメンバーの目・鼻・口・髪型・輪郭などを組み合わせて 新しく女の子の顔をつくっていくゲーム。 すでに終了したプロモーションだが、ユーザーが作った顔のなかで 良いものを集めた「デジタル AKB48 殿堂入り推し面」コンテンツなどが現在も残っている。 ▼ 寸評 並行して行われたプロモーションでは謎の研究生・ 「江口愛実」 を登場させ CG 合成で あることが判明。「押しメンメーカー」がスタートしたのは、江口愛実騒動の真相が 明らかになったあとのこと。 十分に世の中的に盛り上がった状態でのリリースとなった。 この例のように、今後はプロモーションだけではなく、その裏側に取材を 入れたりといった PR を含めた設計も大事になってきそうな予感です。 ■ 寄稿者:菊地 亜希(メディア本部 広告商品担当ディレクター) 2011 年も残りあとわずか。今年最後のタカミーゼミは当社ソーシャルメディア委員から今年印象に残った ネットプロモーションを取り上げていただきました。 2012 年も使えるネタになるかと。今回はスペシャルなので 2 枚ものです! ▼ プロモーション 祝!九州 九州新幹線全線開 CM http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU 【寸評】 そもそも東日本大震災でお蔵入りしてしまった CM ですが、 YouTube で公開されバイラルでも広がりここまで 339 万再生回を記録。 まさに巡りあわせとネットでの広がりが一致した形です。 公募で集まった 1 万人がひたすら手を振る映像ですが、震災直後の 暗い世相の中だったせいか、見ていると温かさと元気が湧いて 自然と涙が流れる映像です。 最終的には国内外でも高い評価を得て、カンヌ国際広告賞で金賞を受賞。 非公開で配信されたものであって特にマス的なコミュニケーション設計された訳 ではなく、ちょうど盛り上がってきた twitter を始めとするソーシャル系サービスで 一気に拡散して話題になり最終的にはカンヌで受賞するまでに 至った点だと思います。 また映像の構成が一般参加型で且つ見た人の共感を呼ぶ内容だったと いうのがソーシャルメディアで大拡散した要因にもなっているとおもいます。 ■ 寄稿者:西 朗(システム本部長)
- 2. 2011 年ネットプロモーション振り返り( 2/2) ▼ プロモーション ガガのアルバムが 99 セントで注文殺到、アマゾンのクラウドドライブ http://www.afpbb.com/article/entertainment/music/2802256/7257725 ▼ 概要 5 月 23 日に発売になったレディーガガのアルバム「 Born this Way 」が 1 日限定で 99 セントで買える! アマゾンのクラウドサービス(クラウドドライブ・米国のみ)で行ったこのプロモーションに注文殺到。 このプロモーションの効果もあって 2011 年の iTunes 年間 DL1 位が同アルバムとなった。 ▼ 寸評 今年は震災など暗い話題も多かったが、大ブレークしたレディー・ガガが日本びいきということもあり 来日ライブなどその行動で日本の安全性を最大限にアピールしてくれました。もはや社会現象です。 そんな彼女が行った画期的なプロモーションは彼女が話題性だけでなく、どんな音楽をやって いるのかを多くの人に広めるという意義もあったのではないかと推察されます。アーティストであれば 作品を多くの人に広めたいと思うのは当然で、 Youtube に上がっているアマチュアが演奏した 彼女の曲のカヴァーにも賛辞を送ることもあるとか。 さて、このプロモーションですが、ブライダルの現場でもフェアの内容を充実させつつ期間限定で格安で キャンペーンというケースでも使えそうです。その際に外国の古い言い伝えなどを引用してストーリーも セットになっていると大変魅力的になるのではないでしょうか。 ■ 寄稿者:高見沢 徳明( CS 本部 コンテンツエンジニア) さて、いかがだったでしょうか? 2012 年の話題のプロモーションはどうなるのでしょう・・・ 来年もどうかよろしくお願いいたします。良いお年を!