1. 米国における eBooks 利用の
実情と動向
ピッツバーグ大学図書館
日本研究司書
グッド長橋広行
第 10 回図書館総合展
ネットアドバンス社主催フォーラム
2008 年 11 月 26 日
1

2. 2
未来のオンライン・カタ
ログ？それとも、最もコ
スト・エフェクティブな
© ニューヨーク・タイムス 1980
遡及入力装置？

3. 3
北米における eBooks 利用の実情①
ebrary 2008 年春調査 対象北米学生 2134 人 司書 100 人
あなたの図書館は eBooks を持っていますか
はい
68.5
92
学生
1.5
4
いい
え
司書
30
分からない
4
0
20
40
60
80
100
%
司書には学生がどう考えているかを予想して答えてもらった

4. 4
北米における eBooks 利用の実情②
週にどのくらい図書館の eBooks を使っていますか
1.5
2.6
1 週間に 10 時間以上
1 週間に 5 － 10 時
間
1
3
15
1 週間に 1 － 5 時
間
1 週間に 1 時間以下
一度もな
い
学生
27
司書
32.5
56
48
13
0
10
20
30
40
50
60
%
司書には学生がどう考えているかを予想して答えてもらった

5. 5
北米における eBooks 利用の実情③
一度も使った経験がないのはなぜですか
eBooks の探し
方が分からない
27
3
23
印刷体の本の
ほうが好き
10
eBooks は
読みづら
そう
eBooks は
使いづらそ
う
学生
司書
6
13
2.3
7
0
5
10
15
20
25
30
%
司書には学生がどう考えているかを予想して答えてもらった

6. 6
北米における eBooks 利用の実情④
リサーチ / 課題のためにどのような資料を使いますか ( 複数回
答)
80
学生
74
71
67
70
司書
67
61
60
50
60
55
44
40
53
40
40
40
% 40
43
38
36
32
30
30
24
20
1
5
10
0
ス電
子
グ
デ
サのグ
ー
タ
ベ
ー
ル
、
そ
の
他
ー
ー
チ
・
エ
ン
ジ
ン
電
子
書
籍
印
刷
体
書
籍
電
子
雑
誌
印
刷
体
雑
誌
電
子
参
考
資
料
印
刷
体
参
考
資
料
電
子
教
科
書
印
刷
体
教
科
書
司書には学生がどう考えているかを予想して答えてもらった

7. 4 種類の eBooks
1. eReference 電子参考資料
2. eTexts
電子教科書
3. eBooks
電子書籍
4. eReserve 電子課題資料
7

8. eBooks の利点と種類
1. サーチビリティ‐読むのでなく使う
‐ 電子参考資料も eBooks も
2. 24/7 アクセス‐学生は眠らない
3. 学外アクセス‐電子課題資料のアクセスが
6 割上昇
4. 複数アクセス‐電子教科書の共有
5. ポータビリティ‐大量のリーディング
(eBooks) を
8

9. eBooks の問題点 トップ 3 プラス
1
１．探し方が分からない
（ 27% ）
２．印刷体書籍の方が好き (23%)
３．読みづらい、使いづらい
(8.3%)
４．価格が高い
9

10. 技術の進歩は
10
いつも我々の予想をくつがえ
す
-Rush Miller
1. ディスカバビリティを向上させる
次世代 OPAC
2. 読みやすいブック・リーダーの開発
3. 使いやすくなれば利用者は eBooks にも
慣れてくる Ex: 電子雑誌のここ 10 年の
発展
4 ． カタログ、書架の要らない eBooks は高
©Amazon Kindle
いか、安いか

11. 過去 10 年で急激に増加した電子雑誌の予算
電子雑誌
印刷体
120
100
80
% 60
88
87
82
76
65
55
40
20
0
12
13
18
24
1996
1998
2000
2002
35
2004
45
2006
ALA 加盟館約 3,600 館の雑誌予算の合計から算
出
1
1

12. 現実はハイブリッドだが
ビジョンはデジタル -Rush Miller
2013 年 には
「 eBooks と従来の本のどちらも読むと答えた人が 53% 、従来の本
の愛読者のままでいると答えた人が 35% 、そして eBooks の愛読者
になっていると答えた人が 7% いた (5% は無回答 ) 」
(Springer 2008 年の調査分析）
2017 年 には
「電子出版は成熟した段階に達し、利用者の要求も高まっていると
見られる。教科書、学術出版、参考図書は eBooks が主流になって
いるだろう」
(CIBER 2007 年の調査分析）
12

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また下記へ、お気軽にどうぞ。
グッド長橋広行
ピッツバーグ大学東アジア図書館
hng2@pitt.edu
英文ブログ NIHON KENKYU at PITT
http://nihonkenkyu.wordpress.com/