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コミュニティ活動と企業の相互作用 ~コミュニティへの貢献と組織活動への還元~

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近年、技術分野においてコミュニティの果たす役割は益々大きくなっています。株式会社ソウゾウのエキスパート職はコミュニティへの貢献をミッションのひとつと考えて積極的にコミュニティ活動を行っています。本セッションではコミュニティへの貢献が企業の組織にどのように影響するのか、実際の事例と開発での体験を通して、コミュニティと企業の相互作用について紹介します。

Published in: Technology
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コミュニティ活動と企業の相互作用 ~コミュニティへの貢献と組織活動への還元~

  1. 1. コミュニティ活動と企業の相互作用 ~コミュニティへの貢献と組織活動への還元~ 株式会社メルカリ/株式会社ソウゾウ エキスパートエンジニア 上田 拓也、日高 正博
  2. 2. Speakers @mhidaka 自己紹介 @tenntenn
  3. 3. コミュニティへの貢献を可能にする組織体制 Move Fast - 数多くトライしよう Go Bold - 大胆にやろう All for One - 全ては成功のために Be Professional - プロフェショナルであれ ありそうでなかったをソウゾウする
  4. 4. コミュニティへの貢献を可能にする組織体制 プロダクトチームをつなぐ 組織横断活動の一環 エキスパートエンジニア職 プロダクトを支えながら 技術コミュニティへの 貢献を行う 価値を実現するための組織体制 エキスパートエンジニア職 各職能の組織横断活動
  5. 5. コミュニティへの貢献を可能にする組織体制 エンジニアリングの世界では技術の進歩が速い ・最先端の技術を取り込み、 ・自ら試し、 ・プロダクトで活用し、 ・社会へ還元(フィードバック)する エキスパートエンジニア職の役割
  6. 6. コミュニティへの貢献を可能にする組織体制 技術のサイクルを生み出す 社内へ新しい技術を取り込み、社外のコミュニティへ還元する コミュニティへの貢献 カンファレンス・勉強会の開催や運営・対外的な講演活動・執筆、寄稿 新しい技術へのチャレンジ
  7. 7. コミュニティ活動と 企業の相互作用 The Go gopher was designed by Renee French. The gopher stickers was made by Takuya Ueda. Licensed under the Creative Commons 3.0 Attributions license.
  8. 8. 自己紹介 ■ 運営コミュニティ 株式会社メルカリ/株式会社ソウゾウ エキスパートチーム・メルカリ カウルチーム 上田 拓也 (@tenntenn) 8 Goビギナーズ Go Conference
  9. 9. エキスパートチームについて 技術をアウトプットするところに技術は集まる ■ エキスパートチームとは? ● 50%以上の時間を技術コミュニケーションへの貢献に充てる ■ エキスパートチームの役割 ● 社内に新しい技術を取り取り込む ● 社外のコミュニティなどを通じて社会へ還元する ■ エキスパートチームの活動 ● カンファレンス・勉強会の開催/運営 ● 対外的な講演活動 ● 執筆、雑誌への寄稿、インタビュー 9 @tenntenn 担当:Go・GCP @mhidaka 担当:Android
  10. 10. @tenntennとコミュニティの関わりについて ■ Goの普及をライフワークとしている ● ビギナーからエキスパートまで ● Goの入門者を増やす ○ 学習の敷居を低くする ● Goでプロダクト開発を行うエンジニアを増やす ○ 業界を盛り上げる ○ 知見を共有し合う 10 ビギナー Goビギナーズ エキスパート Go Conference 入門 仕事やOSSで 開発 カンファレンス 登壇
  11. 11. 主な活動内容(@tenntennの場合) ■ 技術コミュニティの運営 ● Goビギナーズ、golang.tokyo、Go Conference ● Google Cloud Platform User Group (GCPUG) ■ 海外カンファレンスへの参加 ● Google I/O、Google Cloud Next、GopherFest、GopherCon ■ 勉強会やカンファレンスへの登壇 ● 国内:ハッカーズチャンプルー、Builderscon、デブサミ ● 国外:GopherCon India、GolangUK ■ 技術記事の執筆 ● Qiita、Mercari Tech Blogの執筆 ● インタビュー記事 ■ 社内へのGo/GCPの普及 ● Go Friday、エキスパートGo 11
  12. 12. プロダクト開発との関わり方(@tenntennの場合) ■ プロダクト開発を通した情報をコミュニティに伝える ● プロダクト開発で得た知見をコミュニティで共有する ○ 例:バナーツール ■ プロダクト開発の時間も確保する ● 50%はプロダクト開発に時間を使う ○ プロダクト開発の忙しさによってバランスを取っている ● プロダクト開発でしか得られない知見が存在する ■ プロダクト開発チームへの情報の共有 ● カンファレンスで得た最新の情報をGo Fridayで共有 ■ プロダクト開発チームメンバーの社外発表の支援 ● 勉強会の推薦したり ● Tech Blogの執筆を促したり 12
  13. 13. 技術をアウトプットするところに技術は集まる プロダクト開発で得られた知見を技術コミュニティに還元 技術コミュニティからのフィードバックを得る 13 プロダクト開発 知見 技術コミュニティ登壇・OSS・運営 フィードバック 社内勉強会
  14. 14. 技術コミュニティを通じて知見を得る 技術コミュニティの多様性を活かして多くの知見を集める ■ 多くの知見を集めるには? ● 1社が取り組めるプロダクトの数には限界がある ● コミュニティにはいろんなプロダクトを開発しているエンジニアがいる ● 各社の知見を集めることができる ● まだ取り組んだことのない課題への知見を得ることができる 14 A社 B社 技術コミュニティ
  15. 15. GCPUGの場合 Google Cloud Platform User Group ■ GCPに関する知見の共有 ● 海外カンファレンス(Google Cloud Nextなど)の共有 ● 新しいサービスに関する共有 ● Googleへのフィードバックまとめ ● 障害情報の共有 ● ハンズオン ● アーキテクチャの相談 15
  16. 16. golang.tokyoの場合 golang.tokyo - Go導入企業のコミュニティ ■ プログラミング言語Goに関する知見の共有 ● Go導入事例の共有 ● 海外カンファレンス(GopherConなど)の共有 ● 新しいバージョンについての共有 ● ライブラリなどの共有 ● 設計の相談や共有 16
  17. 17. 海外カンファレンスへの参加 ■ 最新情報を得る ● GCPの最新情報やGoの最新バージョンの情報を得る ■ 日本で得られない知見を得る ● 国外企業の事例 ● 「なかの人」の話を聞く ■ 日本で得た知見を共有する ● 日本のコミュニティで得た知識を共有 ● 日本のコミュニティのレベルは決して低くない 海外カンファレンスで日本では得られない知見を得る
  18. 18. カンファレンスの運営 - Go Conference ■ Goコミュニティの大きな発表の場として機能 ● カンファレンスでの発表を目標に取り組む ● 大人数の前でプロダクト開発で得た知見を共有する ● インパクトのある知見を集める ■ 海外ゲストを呼ぶ ● 国内のエンジニアに海外の著名なエンジニアの話を聞く機会をつくる ○ もちろん、自分たち(運営)が聞きたいということもある ● 日本のコミュニティの状況を海外に伝える Go Conference - 国内最大のGoのカンファレンス
  19. 19. コミュニティで得た知見を社内に還元する 社内勉強会やレポートなどを通じて知見を共有する ■ ソウゾウの社内勉強会 ● iOSチーム:Swift Wednesday ● Androidチーム:Hard Things Android ● APIチーム:Go Friday ● フロントエンドチーム: ● フロントエンドランチ ○ メルカリのフロントエンドチームと開催 19
  20. 20. Go Friday Go Friday - GoやGCPに関するソウゾウの社内勉強会 ■ 社外で得た知見の共有 ● 海外カンファレンスについての共有 ● コミュニティで得た知識の共有 ■ 社内の各プロダクト開発で得た知見の共有 ● 設計の方針や実装方法の共有 ● 共通ライブラリの共有 ■ 社外へのアウトプットの練習 ● 発表練習 ● イベント登壇のネタ出し ● 社内ライブラリのOSS化の相談 20
  21. 21. 社内勉強会を続けるコツ 短期的なインパクトよりも継続することが最も大事 ■ Go Fridayのポリシー ● 資料の準備を頑張らない ○ 社内なのでソースコードみながら ○ 殴り書いたWikiをみながら ○ ホワイトボードに書く ● スキップしない ○ ネタがなくても集まると急に思い出す場合もよくある ○ 雑談ベースでもいい ○ 続けることが重要 ● APIチームに関わる相談でもいい ○ GoやGCPの話題がなかったら、 APIチームに関わる話 21
  22. 22. 技術教育と技術コミュニティ ■ 最初は誰もがビギナー ● ビギナー向けの情報や書籍は重要 ● 体系的に書かれた資料が必要 ● どこを調べれば良いのか分かることが重要 ■ 技術コミュニティがビギナーを支援 ● ビギナー向けの資料を用意 ● 手を動かして学べる場を提供 ● 同じように学ぶ人が集まる ● 学んだことをアウトプットする場があるモチベーションになる 技術の普及には教育が重要となる
  23. 23. Goビギナーズの場合 ■ ハンズオンとLT大会を対に ● 手を動かして学べる場としてGoのハンズオンを提供 ● ハンズオンがきっかけでGoを学び始める ● 学んだことLT大会でアウトプットする ■ 同じように学ぶ人が集まる場を提供 ● Go合宿を開催 ● 1泊2日で開発し、LT大会を行う ● 誰かと一緒に開発することでモチベーションが続く Goビギナーズ - Go初学者向け勉強会 Goビギナーズ
  24. 24. 技術教育との関わり方 ■ 会津大学におけるGoの講義 ● メルカリ・ソウゾウのGoの活用事例について ● プロダクト開発で得た知見の共有 ○ 抽象化や設計 ○ テストとテスタブルな設計 ○ エラー処理 ● 学生のLT ○ 多様な内容だった ○ かなりレベルが高かった ● 学生の現状を聞く ○ 趣味で何を開発しているのか? ○ どういう言語を使っているのか? ○ 何を情報源にしているのか? 高校・高専・大学における技術教育の支援
  25. 25. 社内の技術教育への還元 - エキスパートGo ■ 非Goエンジニア向け勉強会 ● PHPerやフロントエンド、クライアントエンジニア向け ● 仕事でGoを使うことになった人向け ● 仕事で使えるGoのノウハウを共有 ● 3時間半〜4時間の一気集中型 ● 講義資料は今まで作ってきた資料 ● 今までのノウハウが生きる ● すでに2回目の開催が決定 エキスパートGo - 社内でGoエンジニアを増やす! http://tech.mercari.com/entry/2017/07/13/103000
  26. 26. コミュニティ活動と企業の相互作用 技術をアウトプットするところに技術は集まる 26 プロダクト開発 知見 技術コミュニティ登壇・OSS・運営 フィードバック 社内勉強会
  27. 27. 貢献と還元を考える
  28. 28. 貢献と還元を考える コミュニティへの貢献
  29. 29. 貢献と還元を考える 技術分野への貢献(技術書のイベント。3400人が参加)
  30. 30. 貢献と還元を考える ①同期的な活動 勉強会、カンファレンス ②非同期的な活動 書籍の執筆、ブログ、情報共有 コミュニティへの貢献 ①と②を通じて積極的に取り組む 技術を楽しみたい! 積極的に発信し、コミュニティを支援する 勉強会 情報発信 技術コミュニティの 成長
  31. 31. 貢献と還元を考える コミュニティ貢献を始める悩み そうは言っても… 開発とは関係ないからなぁ
  32. 32. 貢献と還元を考える プロダクト開発を見つめる 自社の プロダクト開発 OSS実装 ライブラリ 便利な ライブラリ プロダクト開発現場 すでに多くのプロダクト開発で 間接的、直接的にOSSを利用 している AndroidにおいてはOSSナシで は開発が成り立たない
  33. 33. 貢献と還元を考える 開発を通じたコミュニティへの貢献 どこまでが”自分の”プロダクト? 自社の プロダクト開発 OSS実装 ライブラリ 便利な ライブラリ ライブラリやOSS開 発者は、こちら側に 存在している
  34. 34. 貢献と還元を考える 実際の自社プロダクトは、この領域 自社の コアモジュール OSS実装 ライブラリ 便利な ライブラリ いずれもプロダクト の価値を構成して いる コミットメントの濃淡 で意識の外にいき がち
  35. 35. 貢献と還元を考える たとえば ・欲しい機能や不具合の報告 ・プロダクトで使った際の挙動報告 ・リリースに対する動作確認 ・プルリクエスト以外にも  開発者へのフィードバックは可能 今すぐできるコミュニティへの貢献 自社の コアモ ジュール OSS実装 ライブラリ 便利な ライブラリ
  36. 36. 貢献と還元を考える はじめの一歩を踏み出す これなら僕でもできるかも!
  37. 37. 貢献と還元を考える 少しずつの貢献がコミュニティの力になる 自社の コアモ ジュール OSS実装 ライブラリ 便利な ライブラリ 他社からも Contribute みんなの力を分けてくれ!
  38. 38. 貢献と還元を考える コミュニティへの貢献を通じて  エンジニア自身の知見がたまり、社外から技術的なフィードバックを獲得。  新しい技術を取り入れ、使っていく土壌の育成 コミュニティへの貢献が組織を変える A社 B社 技術コミュニティ
  39. 39. Thank You

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