kl

1. ①BMI値
太っているかどうかの判断基準の一つが、BMI（Body Mass Index）です。
人間の肥満度を表す体格指数で、体重÷身長（m）の二乗で計算される数値（BMI値）で判定します。
日本人の体格を考慮した日本肥満学会の基準では、18.5～25未満が標準値で、25以上が肥満とされます。
統計的にもっとも病気にかかりにくい数値が「22」と言われている為、健康的な標準体重はBMI値が22になる体重とされています。
女性の場合、男性に比べ筋肉量が少ない為、「22」だとややぽっちゃりした印象を受けることもあります。
健康的な範囲で理想体重を目指すなら、BMI値「20」前後を目安にするのも一つの方法です。
18.5未満になるとやせ過ぎなので気をつけて下さい。
■BMI値（体格指数）の計算方法
÷ （ × ） =
■BMIの判定基準
・健康的なBMIの数値は「22」
②体脂肪率
BMI値とともに肥満の判断方法にしたいのが「体脂肪率」です。
BMIで肥満と判定された人は、体脂肪も多いことが推測されますが、実は、見た目が普通体型で、BMI値も標準値なのに体脂肪率が高い人もいるのです。
これは、「隠れ肥満」と呼ばれるタイプで、筋肉量が少なく、体脂肪率が多いのが特徴です。
体脂肪は筋肉よりも軽い為、例え体重が標準値でも、体脂肪が標準よりも多いことがあるのです。
体脂肪率には、BMIのように明確な指標はありませんが、日本の成人女性の場合、25％前後が標準で、30％以上からは肥満と判断されます。
■体脂肪率判定の目安
・Lohman(1986)及び長嶺(1972)によって提唱されている肥満判定の値を参考にしています。
■BMIと体脂肪率で推測できる体質タイプ
・「隠れ肥満」、「肥満」の人は、食生活の見直しと運動によるダイエットをしていきましょう。
・「やせ過ぎ」の人は、筋肉と脂肪を適度につけていく必要があります。
65
体重
kg
身長
m
BMI値
21.224491.751.75
身長
m
40
以上
やせ 標準
肥満
（1度）
肥満
（2度）
肥満
（3度）
肥満
（4度）
25～
30未満
30～
35未満
35～
40未満
18.5
未満
18.5～
25未満
男性
5～10％
未満
10～20％
未満
20～25％
未満
25％
以上
女性
5～20％
未満
20～30％
未満
30～35％
未満
35％
以上
判定 低い 標準 やや高い 高い
やせ
標準
肥満
B
M
I
体脂肪率 標準 やや高い 高い
がっちり筋肉質 肥満
隠れ肥満
やせ型
筋肉質 健康標準
低い
やせ過ぎ