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第15回データビジネス創造コンテストJMDC賞スライド「キタダケソウ」
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1.
寿命100歳時代を生き抜く知恵~疾病予防と病後の幸せな生活~ まちのお医者さんによる 「行かなきゃ損だよ、健診うけとこ」プロジェクト チーム キタダケソウ 疋田
曜 国際基督教大学高等学校
2.
わたしの提案 2 1年以内に定期健診 を受けていますか? え? 受けてない? 40歳未満の方も無料で受けられますよ。 なんかおかしいと思ってからでは遅いので、 毎年受けておきましょう。 帰りに受付で相談していってくださいね。 かかりつけ医 めんどうだけど、 先生が診てくれる のなら、受けとこうかな 無料ですぐ予約 できるらしいし 健康診断の予約、できますよ。 ご希望は〇月〇日ですね。 ご家族の方も健診を受診 されていますか。 ご一緒にいかがですか。 よし、これで 診療報酬の 加算ゲット! まちのお医者さんによる「行かなきゃ損だよ、健診うけとこ」プロジェクト
3.
提案の背景と目指す将来像 課題 わたしの提案 目指す将来像 ターゲット の特定 ◆非正規雇用者・被扶養者 に健診未受診者が多い ①健康保険の種別を問わない 健診制度 ◆健診弱者が医療弱者に ならない社会の実現 ◆20-30代でも生活習慣 病の発症者は多い ②20-74歳を対象に ◆若年層からの疾病予防・ 早期発見・重症化予防 どのように 実現するのか ◆毎年受診
vs毎年未受診 の医療費に大きな差 ③毎年健診受診の徹底と 全面無料化 ◆生涯を通じた 年1回の健診受診の保障 ◆健診に 医師が関与しにくい ④かかりつけ医による 健診受診勧奨 ◆医師が受診率upに積極参加 ◆予防医療に 医師が関与しにくい ⑤健診受診勧奨の診療報酬化 → 受診勧奨+予防医療のインセンティブ ◆医師が予防医療に積極参加 ◆"医師は治すだけにあらず" への転換 3 将 来 的 な 医 療 費 削 減
4.
提案によるメリット 健康保険の種類を問わない 健診制度 被扶養者でも非正規雇用 でも迷わない 誰にでも安心して 勧められる 他健保との共同事業 がやりやすい 20-74歳を対象に 40歳未満から 発症予防の機会 年齢を問わない 発症予防に貢献 健診費用の負担増を 十分カバー可能 毎年健診受診による 将来的な医療費削減 毎年健診受診の徹底 と全面無料化 健診は毎年受けるもの 無料はうれしい 定期的なフォローが可能 無料は勧めやすい 医師による健診受診勧奨 信頼するかかりつけ医 の勧めは聞き入れやすい 健診後のフォローも安心 健診後の予防医療にも 積極的に関与できる 保険者の受診勧奨 より効果的 健診受診勧奨の診療報酬化 診療報酬の加算が インセンティブになる 健診受診者 医 師
保険者 まちのお医者さんによる「行かなきゃ損だよ、健診うけとこ」プロジェクト 4
5.
提案によって期待されること (一元配置分散分析による3群比較) 5 生活習慣病発症後5年間の 1人当たりの平均年間医療費 (20-70歳) 発症前3年間の健康診断受診状況 発症後5年間の 平均年間医療費(円) 健診費用の全額補助 0.8万円/年** 保険種別を問わず、 対象年齢拡大・全面無料化しても、 ◆ 健診費用の負担増を 十分カバー可能 ◆
健診の毎年受診による 将来的な医療費は削減可能 出典: • JMDC提供データ(20-70歳、 n=133,060)を使用し、健診受診回数別(発症前3年間に毎年受診、1-2回受診、毎年未受診の3群)の発症後5年間の平均年間医療費の比較は、対応のない一元配置分散分析 (one-way ANOVA)により有意性を確認したのち、Bonferroni法により多重比較を行なった。詳細はAppendix参照のこと。 ** ケアリィ調査による47都道府県別定期健康診断の平均料金まとめ(2022年7月25日 更新) https://www.carely.jp/company-care/health-checkup-fee/ 毎年 未受診 1-2回 受診 毎年 受診 20.8万円 19.3万円 健診による医療費削減効果 2.4万円/年 > 2.4万円 18.4万円 p<0.001* まちのお医者さんによる「行かなきゃ損だよ、健診うけとこ」プロジェクト
6.
目次 提案の概要 提案の背景と目指す将来像
提案によるメリット 提案によって期待されること ターゲットの特定 健診未受診層の現状と課題 ⇒ 提案①② どのように実現するのか 毎年健診受診の徹底と全面無料化 ⇒ 提案③ かかりつけ医による健診受診勧奨 ⇒ 提案④ 健診受診勧奨の診療報酬化 ⇒ 提案⑤ 課題 今後の展望 APPENDIX 6
7.
ターゲットの特定 7 ◆ 健診未受診層の現状と課題 ⇒ 提案①②
8.
生活習慣病予防では「年1回の健診受診」が推奨されているが、毎年受診 している女性は男性に比べて少なく、40歳未満は男女ともに少ない 39% 8% 10% 56% 29% 31% 9% 9%
6% 14% 17% 15% 12% 16% 14% 12% 19% 17% 41% 66% 70% 18% 34% 37% 20-39歳 40-49歳 50-70歳 20-39歳 40-49歳 50-70歳 JMDC提供データにみる 生活習慣病発症前 3年間の健康診断受診回数 3年間未受診 3年間に1回受診 3年間に2回受診 毎年受診 8 出典: JMDC提供データより筆者が集計 男性 女性 提案① 健康保険の種類を問わない健診制度に
9.
しかし就業形態別でみると、自営業主・アルバイト・専業主婦(夫)の 未受診率は高いが、男女による差はほとんどない 9 出典:国民生活基礎調査(2016年)より筆者が集計 42% 11% 28% 44% 43% 43% 14% 31% 46% 44% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 男 女 提案①
健康保険の種類を問わない健診制度に 就業形態・男女別 健診未受診者の割合 (男女別、就業形態別、複数回答) 自営業主 正規雇用 非正規雇用 仕事なし (家事) パート アルバイト 健診未受診者の割合(%)
10.
健診未受診の理由も、就業形態によって明らかな特徴がみられるが、 その中で男女による違いはほとんどない (例外:女性に「時間が取れなかった」が多い) 10 出典:国民生活基礎調査(2016年)より筆者が集計 時間が 取れな かった から 面倒 だから 心配な 時はい つでも 受診で きるから その時 入通院 してい たから 毎年 受ける 必要性 を感じな いから 費用が 掛かる から 時間が 取れな かった から 面倒 だから 心配な 時はい つでも 受診で きるから その時 入通院 してい たから 毎年 受ける 必要性 を感じな いから 費用が 掛かる から 時間が 取れな かった から 面倒 だから 心配な 時はい つでも 受診で きるから その時 入通院 してい たから 毎年 受ける 必要性 を感じな いから 費用が 掛かる から 40% 25% 17% 3% 9% 18% 25% 27% 24% 5% 11% 22% 7% 21% 42% 17% 15% 13% 37% 19% 20% 4% 8% 18% 37% 24%
22% 3% 7% 26% 19% 18% 39% 10% 10% 15% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 健診未受診者の「健診等を受けていない」理由の割合(男女別、就業形態別、複数回答) 男 女 正規雇用の人 非正規雇用の人 仕事なし(家事)の人
11.
0歳 6歳 20歳
40歳 75歳 【乳幼児・就学期】 【就労期】 【高齢期】 事業主健診 (事業主による実施義務・全額負担) 乳幼児 健診 (市町村 による 実施義務・ 全額負担) 学校健診 (学校設置者に よる実施義務・ 全額負担) 特定健診 (保険者による実施義務、 自己負担額は保険者の判断) 後期高齢者 健診 (広域連合による 実施努力義務、 自己負担額は 保険者の判断) 出典: 厚生労働省「日本の健診(検診)制度の概要」より筆者作成 現在の健診制度 就業形態による健診受診率の差の背景には、日本の健診制度の構造上 の問題がある 11 事業主健診の対象外 ◆ 40歳以上は、保険者に実施義務のある「特定健診」があるが、 健康保険組合や市町村健保からの呼びかけに対する反応は薄い ◆ 20-30歳代は、事業主健診以外は完全自己負担のため、当然受診率は低い 提案① 健康保険の種類を問わない健診制度に
12.
組合健保 (主に大企業に勤務) 共済組合 (主に公務員) 協会けんぽ (主に中小企業に勤務) 国民健康保険 (左記以外) 被保険者 被扶養者 被保険者
被扶養者 被保険者 被扶養者 市町村健保 実際、40歳以上が対象の特定健診では、非正規雇用や仕事なしに分類 される被扶養者や国民健康保険の加入者の受診率は、かなり低い 12 15% 52% 11% 56% 44% 78% 85% 48% 89% 44% 56% 22% 未受診者 受診者 出典:厚生労働省「特定健康診査受診者数等の性・年齢階級・保険者種別ごとの分布 令和元年度」 「医療保険に関する基礎資料 令和元年度」より筆者が集計 受診していない 受診している 提案① 健康保険の種類を問わない健診制度に 特定健診受診・未受診率(40-74歳、健保種類別) 71% 71%
13.
提案の背景まとめ 毎年健診を受診している女性は男性に 比べて少なく、40歳未満は男女ともに 少ない しかし、それは男女差よりも就業形態 と、それに紐づく健康保険の種類と、 被保険者・被扶養者の種別による差で ある
また20-30代で低いのは、事業主健診 の対象者以外は、制度上の健診がない からである → 非正規雇用が増えている中で、 今後健診弱者=医療弱者が増える懸念 13 提案① 健康保険の種類を 問わない健診制度 に
14.
がん 心疾 患 脳血 管疾 患 高血 圧性 疾患 糖尿 病 肝疾 患 腎疾 患 膵疾 患 がん 心疾 患 脳血 管疾 患 高血 圧性 疾患 糖尿 病 肝疾 患 腎疾 患 膵疾 患 20-30歳代は生活習慣病の発症リスクが低いという理由で特定健診の 対象外であるが、発症年齢が40歳未満のケースは決して少なくない 20% 34% 23% 18% 25% 42% 38%
33% 22% 32% 21% 16% 29% 36% 41% 33% 33% 37% 39% 41% 39% 38% 38% 37% 49% 41% 39% 40% 38% 39% 38% 40% 47% 29% 38% 41% 36% 20% 23% 30% 29% 27% 40% 44% 33% 25% 21% 26% JMDC提供データにみる 生活習慣病の発症年齢別罹患者比率 14 20-39歳 40-49歳 50-70歳 出典: JMDC提供データより筆者が集計 男性 女性 提案② 健診の対象年齢を20-74歳に
15.
また、生活習慣病発症後の1人当たりの年間医療費は若年層でも低くなく、 病気を抱えて生きる年数を考えれば、予防による医療費削減効果は大きい 15 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 20-39歳 40-49歳 50-70歳 JMDC提供データにみる
生活習慣病の種類別・年齢区分別 1人当たりの生活習慣病発症後5年間の平均年間医療費 ガン 心疾患 脳血管疾患 高血圧性疾患等 糖尿病 肝疾患 腎疾患 膵疾患 年間医療費(円) 出典: JMDC提供データより筆者が集計 20-39歳 40-49歳 50-70歳 提案② 健診の対象年齢を20-74歳に
16.
提案の背景まとめ 現在特定健診の対象外である20-30歳 代でも生活習慣病を発症する 発症してしまうと年齢にかかわらず医療費 は高額で、病気を抱えたまま生きる年数を 考えれば、予防による医療費削減効果は 大きい →制度上の健診がない若年層にも疾病予防・ 早期発見・重症化予防が必要である 16 提案② 健診の対象年齢を 20-74歳に
17.
どのように実現するのか 17 ◆ 毎年健診受診の徹底と全面無料化 ⇒ 提案③ ◆
かかりつけ医による健診受診勧奨 ◆ 健診受診勧奨の診療報酬化 ◆ 課題 ◆ 今後の展望
18.
生活習慣病を発症してしまっても、発症前に健診を毎年受診してきた人 たちの発症後の医療費は明らかに低い 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 20-39歳 40-49歳 50-70歳
20-39歳 40-49歳 50-70歳 JMDC提供データにみる 健診受診頻度別 1人当たりの生活習慣病発症後5年間の平均年間医療費 -16,782円 -13,169円 -43,282円 -9,807円 -52,467円 -91,131円 年間医療費(円) 18 出典: JMDC提供データより筆者が集計 男性 女性 発症前3年毎年未受診 発症前3年に1-2回受診 発症前3年に毎年受診 提案③ 毎年健診受診の徹底と全面無料化
19.
「心配なら医者に行けばいい」「通院してるから大丈夫」等、 通院が健診の代わりになると考えて健診を受けない人が多い 33% 11% 11% 9% 4% 2% 21% 22% 12% 3% 2% 36% 10%
9% 6% 6% 5% 23% 18% 14% 3% 3% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 健診未受診者の「健診等を受けていない」理由の割合(20歳以上、男女別、複数回答) 男 女 心配な時は いつでも医療 機関を受診 できるから その時、 医療機関に 入通院して いたから 毎年受ける 必要性を 感じないか ら 健康状態に 自信があり、 必要性を感 じないから 結果が不安 なため、受 けたくない から 検査等に 不安がある から 時間がとれ なかったか ら めんどうだ から 費用がかか るから 知らなかっ たから 場所が遠い から 通院は健診の 代わりになる でしょ? 予防の観点から、 啓発が必要 健診の利便性 向上が課題 費用負担 が課題 19 わざわざ受ける のはいいや わざわざ受ける のはいいや 出典:国民生活基礎調査(2019年)より筆者が集計 提案③ 毎年健診受診の徹底と全面無料化
20.
しかし、通院頻度が高い層においても、 健診を継続受診している人たちの医療費の方が低い 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 20-39歳 40-49歳 50-70歳
20-39歳 40-49歳 50-70歳 JMDC提供データにみる 1人当たりの生活習慣病発症後5年間の平均年間医療費 (発症前3年間で年間8日以上通院した年が2年以上の人、当該年度の健診受診の有無別) -14,090円 -11,918円 -41,686円 +221円 -64,722円 -55,902円 20 年間医療費(円) 出典: JMDC提供データより筆者が集計 男性 女性 年間8日以上通院した年に 健診を未受診 年間8日以上通院した年に 健診を受診 提案③ 毎年健診受診の徹底と全面無料化
21.
また、発症前にリスクを指摘された層においても、 健診を継続受診している人たちの医療費の方が低い 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 20-39歳 40-49歳 50-70歳
20-39歳 40-49歳 50-70歳 JMDC提供データにみる 1人当たりの生活習慣病発症後5年間の平均年間医療費 (発症前の健診で発症リスク要因が確認された人の、翌年の健診受診の有無別) -44,601円 -61,007円 -71,773円 +28,545円 -34,952円 -43,109円 21 年間医療費(円) 出典: JMDC提供データより筆者が集計。リスク要因の算出方法はAppendix参照のこと。 男性 女性 健診でリスク要因1又は2 の翌年に健診未受診 健診でリスク要因1又は2 の翌年に健診受診 提案③ 毎年健診受診の徹底と全面無料化
22.
提案の背景まとめ 生活習慣病を発症してしまった人で、 発症前に毎年健診を受診していた人と していなかった人とでは、年齢・性別を 問わず、健診未受診層の発症後の医療 費が高い この傾向は、発症前に通院していた人 でも、発症リスクが高かった人でも、同様 である
通院しているから健診を受けない層と、 費用が掛かる・時間がないから健診を 受けない層がいる 22 提案③ 毎年健診受診の 徹底と全面無料化
23.
健診全面無料化(提案③)の実現で 期待される効果
24.
健診の毎年受診のために健診費用を全額負担しても、 将来的な医療費は十分削減可能 24 生活習慣病発症後5年間の 1人当たりの平均年間医療費 発症前3年間の健康診断受診状況 発症後5年間の 平均年間医療費(円) 毎年 未受診 1-2回 受診 毎年 受診 毎年 未受診 1-2回 受診 毎年 受診 26.5 万円 20.9 万円 19.8 万円 16.2 万円
14.9 万円 13.1 万円 健診の毎年受診による 医療費削減効果 6.7万円/年の(40-70歳) 3.1万円/年の(20-39歳) 健診費用の全額補助 0.8万円/年** > 6.7万円 3.1万円 出典: • JMDC提供データ(20-70歳、 n=133,060)を使用し、健診受診回数別(発症前3年間に毎年受診、1-2回受診、毎年未受診の3群)の発症後5年間の平均年間医療費の比較は、対応のない一元配置分散分析 (one-way ANOVA)により有意性を確認したのち、Bonferroni法により多重比較を行なった。詳細はAppendix参照のこと。 ** ケアリィ調査による47都道府県別定期健康診断の平均料金まとめ(2022年7月25日 更新) https://www.carely.jp/company-care/health-checkup-fee/ p<0.001 40-70歳 20-39歳 提案③ 毎年健診受診の徹底と全面無料化: 期待される効果
25.
どのように実現するのか 25 ◆ 毎年健診受診の徹底と全面無料化 ◆ かかりつけ医による健診受診勧奨 ⇒
提案④ ◆ 健診受診勧奨の診療報酬化 ◆ 課題 ◆ 今後の展望
26.
健診受診率が向上した事例①-1 秋田県と秋田県医師会の健診受診勧奨モデル事業 受診しませんか YES NO 健診予約確認済み 健診予約未確認 ※2018年度に通院患者1,545人を 対象に実施したモデル事業の実績値 822人 (53.2%) 723人 (46.8%) 271人 (33.0%) 551人 (67.0%) 特定健診受診 しましたか? 出典:
秋田県・秋田県医師会:かかりつけ医による健(検)診受診勧奨マニュアル(令和3年)、秋田県公式サイト美の国あきたネット健(検)診受診勧奨事業 詳しくはこのチラシ を見てくださいね YES NO 26 【事業展開】 3地区でモデル事業(2016-18) 全県展開(2019~) 協力医療機関の拡大 2022年度現在: • 県内195医療機関、横手・大曲仙 北・湯沢地区の歯科診療所・薬局 * 【モデル事業概要】 かかりつけ医が 医療機関を定期的に受診する 患者を対象に口頭で健診受診 状況を確認し、未受診者に受診勧奨 【受診勧奨の対象者】 特定健診・がん検診等の受診対象 者全員 (医療保険の種別は問わず) 提案④ かかりつけ医による健診受診勧奨
27.
健診受診率が向上した事例①-2 秋田県と秋田県医師会の健診受診勧奨モデル事業 27 秋田県通院者率(1)、秋田県特定健診受診率(2)、2018年度モデル事業実績より筆者が推計 (1) 47.8%(厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」より) (2) 出典:秋田県・秋田県医師会:かかりつけ医による健(検)診受診勧奨マニュアル(令和3年) 41.6% 44.0% 46.5%
46.4% 48.6% 49.8% 51.7% 58.2% 0.0% 0.0% 65.2% 71.0% 75.8% 79.9% 83.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3 R4 R5 モデル事業の実績から推計される 秋田県の特定健診受診率の伸び モデル地区における実績値をもとに、 モデル事業を全県展開した場合に期待される 秋田県の特定健診受診率の予測値 秋田県の特定健診受診率の実績値 大きな伸びが 期待される 提案④ かかりつけ医による健診受診勧奨
28.
健診受診率が向上した事例② 富士通健康保険組合 ・ H24より自己負担金制度の廃止 ・ H24より対象年齢の拡大 40歳未満の定期健診+婦人科健診 若い世代からの健診の習慣化 健診受診機会の拡大 契約健診機関の拡大 他健保との共同健診を含む巡回健診の開催 14pts
UP! ¥ & 28 施策実施による配偶者健診の受診率推移 出典:厚生労働省「被用者保険におけるデータ分析に基づく保険事業事例集 第1章特定健康診査の実施率向上へ!被扶養者の健診受診率の向上を目指した施策(富士通健康保険組合)」 * 提案④ かかりつけ医による健診受診勧奨
29.
提案の背景まとめ 以下の施策は受診率向上に大きな効果がある かかりつけ医による口頭での受診勧奨 健診の無料化
対象年齢の拡大 健診受診機会の拡大 → 情報提供や、啓蒙・普及活動よりも、 「健診を受けたくなる・受けやすくするため の選択誘導」の手法が有効である 29 提案④ かかりつけ医による 健診受診勧奨 ¥ & *
30.
かかりつけ医による 健診受診勧奨(提案④)の実現で 期待される効果
31.
「かかりつけ医による健診受診勧奨」の実施により、健診受診率の向上を 短期間で実現可能 31 出典: 「現在」: JMDC提供データより筆者が集計。 「1年後」「2年後」「3年後」のシミュレーションの前提: ①
JMDC提供データで、健診未受診かつ当該年度年間1日以上通院した人が「かかりつけ医による受診勧奨」の対象者となる ② 秋田県医師会のモデル事業の実績より、「かかりつけ医による受診勧奨」の対象となった33%が健診受診を受諾し、受診する ③ 前年度のシミュレーション数値を翌年に引き継ぎ、3年後まで算出 39% 28% 23% 18% 9% 17% 16% 15% 12% 11% 12% 13% 41% 44% 49% 54% 8% 6% 5% 3% 9% 9% 9% 8% 16% 15% 15% 15% 66% 71% 72% 73% 10% 7% 6% 4% 6% 7% 7% 6% 14% 12% 13% 13% 70% 73% 75% 77% 現在 1年後 2年後 3年後 現在 1年後 2年後 3年後 現在 1年後 2年後 3年後 生活習慣病発症前 3年間の健康診断受診回数 「かかりつけ医による健診受診勧奨」実施によるシミュレーション (健診未受診で通院年間1日以上、秋田県医師会のモデル事業の実績より推計) 3年間未受診 3年間に1回受診 3年間に2回受診 毎年受診 ※ 健診未受診者で通院日数が 年間1日以上の割合(男性) 20-39歳:82.7% 40-49歳:76.8% 50-70歳:75.3% 20-39歳(男性) 40-49歳(男性) 50-70歳(男性) 提案④ かかりつけ医による健診受診勧奨: 期待される効果
32.
女性では、さらに受診率向上の効果が大きい 32 56% 40% 34% 28% 14% 26% 26% 25% 12% 13% 15% 18% 18%
21% 25% 29% 29% 20% 15% 11% 17% 21% 20% 19% 19% 19% 21% 22% 34% 40% 45% 48% 31% 21% 16% 12% 15% 20% 19% 18% 17% 16% 18% 19% 37% 43% 47% 51% 現在 1年後 2年後 3年後 現在 1年後 2年後 3年後 現在 1年後 2年後 3年後 生活習慣病発症前 3年間の健康診断受診回数 「かかりつけ医による健診受診勧奨」実施によるシミュレーション (健診未受診で通院年間1日以上、秋田県医師会のモデル事業の実績より推計) 3年間未受診 3年間に1回受診 3年間に2回受診 毎年受診 出典: 「現在」: JMDC提供データより筆者が集計。 「1年後」「2年後」「3年後」のシミュレーションの前提: ① JMDC提供データで、健診未受診かつ当該年度年間1日以上通院した人が「かかりつけ医による受診勧奨」の対象者となる ② 秋田県医師会のモデル事業の実績より、「かかりつけ医による受診勧奨」の対象となった33%が健診受診を受諾し、受診する ③ 前年度のシミュレーション数値を翌年に引き継ぎ、3年後まで算出 ※ 健診未受診者で通院日数が 年間1日以上の割合(男性) 20-39歳:94.7% 40-49歳:87.2% 50-70歳:83.1% 20-39歳(女性) 40-49歳(女性) 50-70歳(女性) 提案④ かかりつけ医による健診受診勧奨: 期待される効果
33.
どのように実現するのか 33 ◆ 毎年健診受診の徹底と全面無料化 ◆ かかりつけ医による健診受診勧奨 ◆
健診受診勧奨の診療報酬化 ⇒ 提案⑤ ◆ 課題 ◆ 今後の展望
34.
日本医師会 「人生100年時代、医師の役割は治すだけにあらず」 『人生100年時代』を踏まえた医師の役割の転換* ‒ 医師の役割は
診断治療だけでなく、予防が重要 ‒ かかりつけ医が予防・健康づくりに積極的に関わることが必要 予防や健康づくりに関するエビデンス確立の重要性** ‒ 予防の重要性がクローズアップされている一方、エビデンスは不足 ‒ エビデンスの確立に向けた国の事業等への医師会の積極的関与 が必要 健診におけるかかりつけ医の役割*** ‒ かかりつけ医による健診・保健指導、治療といった 一貫した医療提供体制、そして、最終的にはかかりつけ医による 生涯を通じた健康管理という体制まで持っていきたい 34 出典: * 横倉義武 日本医師会会長による日本医師会 定例記者会見「未来投資会議で提言された予防への支援強化について」, 2019年3月27日、(https://www.med.or.jp/nichiionline/article/008525.html) ** 横倉義武 日本医師会会長による講演「日本医師会の医療政策」全国医師会・医師連盟 医療政策研究大会, 2019年11月24日、(https://www.med.or.jp/nichiionline/article/009036.html) *** 内田健夫 日本医師会常任理事「日本医師会の立場から」第 50 回日本人間ドック学会学術集会、シンポジウム 3『特定健康診査・特定保健指導の検証:その 1』, 2009年9月3-4日、 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/ningendock/24/Suppl/24_1228/_pdf/-char/ja) 日本医師会会長 定例記者会見配布資料 (2019年3月27日) 提案⑤ 健診受診勧奨の診療報酬化
35.
医師の予防医療への積極参加には、インセンティブによる選択誘導も必要 35 介 入 効 果 介入のはしご(The intervention ladder) Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 レベル
内容 具体例 Lv. 1 選択させない • 感染症患者の強制的隔離 Lv. 2 選択を制限する • 公共の場所での喫煙を禁止 Lv. 3 逆インセンティブによる選択誘導 • たばこ税の引き上げ Lv. 4 インセンティブによる選択誘導 • カード作成でポイント付与 • 通勤用自転車の減税措置 Lv. 5 望ましい選択肢をデフォルトに して選択誘導 • 後発品の使用や臓器提供を デフォルトにする Lv. 6 選択を可能とする環境を整える • 無料禁煙プログラムを提供 • 自転車レーンを設ける Lv. 7 情報を提供する • 広報・講演会 Lv. 8 何もしない • 現状をモニターする 医 師 出典: Nuffield Council on Bioethics “Public health: ethical issues” November 2007 (https://www.nuffieldbioethics.org/wp-content/uploads/2014/07/Public-health-ethical-issues.pdf) 診療報酬による誘導もここに分類される 提案⑤ 健診受診勧奨の診療報酬化
36.
提案の背景まとめ 日本医師会は、『人生100年時代』を 踏まえ、医師の役割は診断治療だけでなく、 今後は予防が重要だと表明している 行動変容には、情報提供や、啓蒙・普及 活動よりも、インセンティブによる選択誘導 が有効である 36 提案⑤ 健診受診勧奨の 診療報酬化 →受診勧奨+予防医療へ のインセンティブ
37.
どのように実現するのか 37 ◆ 毎年健診受診の徹底と全面無料化 ◆ かかりつけ医による健診受診勧奨 ◆
健診受診勧奨の診療報酬化 ◆ 課題 ◆ 今後の展望
38.
提案の背景と目指す将来像 課題 わたしの提案 目指す将来像 ターゲット の特定 ◆非正規雇用者・被扶養者 に健診未受診者が多い ①健康保険の種別を問わない 健診制度 ◆健診弱者が医療弱者に ならない社会の実現 ◆20-30代でも生活習慣 病の発症者は多い ②20-74歳を対象に ◆若年層からの疾病予防・ 早期発見・重症化予防 どのように 実現するのか ◆毎年受診
vs毎年未受診 の医療費に大きな差 ③毎年健診受診の徹底と 全面無料化 ◆生涯を通じた 年1回の健診受診の保障 ◆健診に 医師が関与しにくい ④かかりつけ医による 健診受診勧奨 ◆医師が受診率upに積極参加 ◆予防医療に 医師が関与しにくい ⑤健診受診勧奨の診療報酬化 → 受診勧奨+予防医療のインセンティブ ◆医師が予防医療に積極参加 ◆"医師は治すだけにあらず" への転換 38 将 来 的 な 医 療 費 削 減
39.
提案実現に向けて残る課題 最大の課題は、医師による受診勧奨の診療報酬化 国(経産省)は否定的* ‒
社会保障費削減の立場から、「生活習慣病の予防・重症化防止等は、 診療報酬とは異なる仕組みで自治体・企業がサービス提供を」と呼び掛け また、現在の医療保険制度では「予防」を保険給付の対象として位置づけることが困難 しかし、歯科分野では予防歯科を診療報酬化させた先例がある ‒ 歯周病重症化予防に必要な検査とメンテナンスが保険適用の対象となる(2020診療報酬改定)** ‒ 口腔健康管理と全身疾患や医科医療費の関係を示すエビデンスの構築と蓄積が評価された*** 39 出典: *GemMed 「生活習慣病の予防・重症化防止、診療報酬と異なる仕組みでサービス提供を―経産省・江崎政策統括調整官」, 2019.3.27、(https://gemmed.ghc-j.com/?p=25601) ** 「令和2年度診療報酬改定の概要」厚生労働省保険局医療課、令和2年3月5日版 *** 日本歯科医師会 「2040年を見据えた歯科ビジョンー 令和における歯科医療の姿」2020年10月 「健診+予防医療」と「医療費削減」の関係を示す エビデンスの構築と蓄積が鍵
40.
誰もが年1回の健診受診が保障される社会実現のための ①健康保険の種別を問わない、②対象年齢拡大、③全面無料化の健診の実施 今後の展望 40 将来的な国民医療費の削減 ⑤かかりつけ医による健診受診勧奨の診療報酬化 医師の役割は病気を治すだけではない!を実現する ための④かかりつけ医による健診受診勧奨 エビデンスの 構築と蓄積
41.
41 まちのお医者さんによる「行かなきゃ損だよ、健診うけとこ」プロジェクトの提案 キタダケソウ(Callianthemum hondoense) 南アルプス「北岳」だけに生息する固有種。見ごろは6月。
42.
42
43.
JMDC提供データについて 年齢区分 合計 性別 疾病別(重複含む)
発症前3年間の受診状況別 男性 女性 がん 心疾患 脳血管 疾患 高血圧性 疾患 糖尿病 肝疾患 腎疾患 膵疾患 毎年 未受診 1-2回 毎年 受診 20-39歳 41,450 27,223 14,227 1,476 8,150 1,653 5,664 5,580 18,259 3,719 915 18,506 9,298 13,646 40-49歳 52,015 32,929 19,086 2,912 9,373 2,954 13,194 8,278 17,333 3,537 1,057 8,215 15,415 28,385 50-70歳 39,595 25,508 14,087 1,415 4,431 1,706 9,516 4,912 6,098 1,197 477 6,915 9,648 23,032 合計 133,060 85,660 47,400 5,803 21,954 6,313 28,374 18,770 41,690 8,453 2,449 15,130 34,361 65,063 43 JMDC提供データの概要 • 組合健保の加入者(被保険者・被扶養者を含む)のうち、8大疾病を発症する3年前から5年後までのデータを追跡可能な 151,785人分のデータ。 今回の分析で使用したデータについて • 提供データのうち、20歳以上70歳以下の133,060人分のデータ。 • 年齢は、8大疾病の発症時の年齢。 • 以下、分析対象のn数の内訳 Appendix
44.
健診受診と医療費の関係に関する「一元配置分散分析」の詳細 分析方法 健診受診回数別(発症前3年間に毎年受診、1-2回受診、毎年未受診の3群)の発症後5年間の平均年間医療費の比較は、対応のない 一元配置分散分析 (one-way
ANOVA)により有意性を確認したのち、Bonferroni法により多重比較を行なった。 すべてのデータはMicrosoft Excel Office 365、及びEasy R (EZR)を用いて分析し,平均値 ± 標準偏差で示した。 いずれの統計処理も,有意水準は5%未満とした。 44 発症後5年間の平均年間医療費の記述統計量 発症前3年間の 健診受診回数 N (男女比) (平均年齢) 平均値 (年間医療費) 標準偏差 (年間医療費) 最小値 (年間医療費) 最大値 (年間医療費) p value All 健診毎年未受診 33,636 (46.6% : 53.4%) 40.4±7.7才 207,971 540,512 200 46,370,922 <0.001 健診1-2回受診 34,361 (55.9% : 44.1%) 44.3±8.8才 193,056 433,979 224 38,781,826 健診毎年受診 65,063 (78.1% : 21.9%) 45.8±8.7才 183,965 423,368 146 32,495,894 20-39歳 健診毎年未受診 18,506 (56.8% : 43.2%) 32.8±4.6才 161,557 498,723 200 46,370,922 <0.001 健診1-2回受診 9,298 (60.0% : 40.0%) 33.6±4.4才 148,870 517,723 224 38,781,826 健診毎年受診 13,646 (81.6% : 18.4%) 33.0±4.7才 130, 818 430,468 248 32,495,894 40-70歳 健診毎年未受診 15,130 (34.1% : 65.9%) 49.6±6.8才 264,741 582,611 248 34,548,490 <0.001 健診1-2回受診 25,063 (54.4% : 45.6%) 48.2±6.5才 209,448 397,224 224 11,055,832 健診毎年受診 51,417 (77.1% : 22.9%) 49.2±5.8才 198,070 420,341 146 27,802,918 P value adjustment method: Bonferroni 毎年未受診 vs. 1-2回受診 毎年未受診 vs.毎年受診 1-2回受診 vs. 毎年受診 All <0.001 0 <0.001 20-39歳 0.115 0 <0.001 40-70歳 <0.001 <0.001 <0.001 Appendix
45.
【参考】 提案によって期待されること (傾向スコアマッチングによる2群比較) 45 Appendix 生活習慣病発症後5年間の 1人当たりの平均年間医療費 (20-70歳) 発症前3年間の健康診断受診状況 発症後5年間の 平均年間医療費(円) 健診費用の全額補助 0.8万円/年** 保険種別を問わず、対象年齢の拡大・ 全面無料化にしても、 ◆ 健診費用の負担増を 十分カバー可能 ◆
健診の毎年受診による 将来的な医療費の削減 出典: • JMDC提供データ(20-70歳、 n=133,060)で年齢・性別・ 8大疾病の疾病種別・発症疾病数、及び発症前3年間の平均年間医療費・入院日数・外来日数・手術回数・健診時リスクスコア合計からロジスティック 回帰分析を用いて傾向スコアを算出し、毎年健診受診群と毎年健診未受診群にマッチングを行うことで、両群間で発症後5年間の平均年間医療費を比較した結果。 p < 0.001で、統計学的に有意。 ** ケアリィ調査による47都道府県別定期健康診断の平均料金まとめ(2022年7月25日 更新) https://www.carely.jp/company-care/health-checkup-fee/ 毎年未受診 毎年受診 21.3万円 18.7万円 健診による医療費削減効果 2.6万円/年* > 2.6万円 p<0.001*
46.
【参考】 健診受診と医療費の関係に関する傾向スコアマッチングの詳細 46 Appendix 【結果】 ◆ マッチドペア解析(マッチさせたコントロールの抽出) Original number
of observations.............. 98699 Original number of treated obs............... 65063 Matched number of observations............... 16470 Matched number of observations (unweighted). 16470 ◆ 対応のある2群間の平均値の比較(paired t検定) 平均 標準偏差 p値 Group0 212573.6 629440.4 <0.001 Group1 187179.3 490341.5 使用データ JMDC提供データ(20-70歳、 n=133,060) 使用ソフト EZR 群別した変数 毎年健診受診群 vs. 毎年健診未受診群 (Group1、n=65,063) (Group0、n=33,636) 目的変数 発症後5年間の平均年間医療費(連続変数) 傾向スコアの算出方法 ロジスティック回帰分析 傾向スコアマッチング で調整した項目 ① 年齢(連続変数) ② 性別(名義変数) ③ 8大疾病の疾患種別(名義変数) ④ 8大疾病の発症疾病数(連続変数) ⑤ 発症前3年間の平均年間医療費(連続変数) ⑥ 発症前3年間の入院日数(連続変数) ⑦ 発症前3年間の外来日数(連続変数) ⑧ 発症前3年間の手術回数(連続変数) ⑨ 発症前3年間の健診時リスクスコア合計(連続変数) =①BMI、②血圧、③血糖の基準値超で各1点 +①②③が1以上で習慣的に 喫煙していれば 追加1点(1年あたり最大4点x3年分)
47.
リスク要因の算出方法 特定保健指導の対象となる基準に準ずる 47 判定基準 今回使用データ リスク数 内臓脂肪型肥満A
腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上 BMIでリスク判定 (腹囲データなし) +1点 内臓脂肪型肥満B 腹囲:男性85cm未満、女性90㎝未満かつ BMI25以上 ①血糖 空腹時血糖値100mg/dl以上または HbA1c5.6%以上 空腹時血糖値でリスク判定 (HbA1cデータなし) +1点 ②脂質 中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステ ロール40mg/dl未満 いずれもデータなし ③血圧 収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧 85mmHg以上 収縮期血圧または拡張期血圧 でリスク判定 +1点 ④喫煙歴 ①~③のリスクが1つでもある場合にリスクと して追加 「習慣的に喫煙している」と 回答でリスク判定 +1点 (BMI、血糖、血圧のリスク が1つでもある場合) 出典: 厚生労働省「特定健診・保健指導について」 Appendix
48.
【参考】20-30代の女性に関しては、国民医療費の医科診療費の構成比が 最も高い傷病は「がん」で、男性が45歳以上で高くなるのに比べて特徴的だ 48 20.0% 25.0% 15.5% 19.5% 12.2% 11.5% 11.0%
9.7% 9.1% 9.1% 9.0% 7.2% 8.5% 6.6% 6.5% 48.4% 38.0% 33.4% 15-44歳 45-64歳 65歳以上 23.4% 12.3% 22.1% 11.9% 12.0% 11.4% 10.7% 11.6% 10.8% 10.2% 9.1% 10.0% 9.0% 7.6% 6.9% 46.5% 39.0% 35.5% 15-44歳 45-64歳 65歳以上 出典:厚生労働省「令和元(2019)年度 国民医療費の概況」より筆者が集計 新生物(がん) 循環器系疾患 筋骨格系疾患 妊娠・分娩等 損傷等外因の影響 内分泌代謝系疾患 腎尿路生殖器系 精神および行動の障害 呼吸器系疾患 その他(6位以下) 神経系疾患 消化器系疾患 性・年齢階級別にみた 傷病分類別医科診療医療費 構成割合(上位5位) 男性 女性 Appendix
49.
参考資料等(1) 49 JMDC提供データ 国民生活基礎調査(2016年・2019年)
厚生労働省「日本の健診(検診)制度の概要」 厚生労働省「特定健康診査受診者数の性・年齢階級・保険者種別ごとの分布 令和元年度」 厚生労働省「医療保険に関する基礎資料 令和元年度」 厚生労働省「令和元(2019)年度 国民医療費の概況」 ケアリィ調査による47都道府県別定期健康診断の平均料金まとめ(2022年7月25日更新) https://www.carely.jp/company-care/health-checkup-fee/ 秋田県・秋田県医師会:かかりつけ医による健(検)診受診勧奨マニュアル(令和3年) 秋田県公式サイト美の国あきたネット健(検)診受診勧奨事業 厚生労働省「被用者保険におけるデータ分析に基づく保険事業事例集 第1章 特定健康診査の実施率向上へ!被扶養者の健診受診率の向上を目指した施策(富士通健康保険組合)」 横倉義武 日本医師会会長による日本医師会定例記者会見「未来投資会議で提言された予防への支援強化について」(2019年3月27日) https://www.med.or.jp/nichiionline/article/008525.html 横倉義武 日本医師会会長による講演「日本医師会の医療政策」全国医師会・医師連盟 医療政策研究大会(2019年11月24日) https://www.med.or.jp/nichiionline/article/009036.html Appendix
50.
参考資料等(2) 50 内田健夫 日本医師会常任理事「日本医師会の立場から」第
50 回日本人間ドック学会学術集会、 シンポジウム 3『特定健康診査・特定保健指導の検証:その 1』(2009年9月3-4日) https://www.jstage.jst.go.jp/article/ningendock/24/Suppl/24_1228/_pdf/-char/ja Nuffield Council on Bioethics “Public health: ethical issues” November 2007 (https://www.nuffieldbioethics.org/wp- content/uploads/2014/07/Public-health-ethical-issues.pdf) GemMed「生活習慣病の予防・重症化防止、診療報酬と異なる仕組みでサービス提供をー経産省・江崎政策統括調整官」 (2019年3月27日) 厚生労働省保険局医療課「令和2年度診療報酬改定の概要」(令和2年3月5日版) 日本歯科医師会「2040年を見据えた歯科ビジョン- 令和における歯科医療の姿(2020年10月) いらすとや その他、過去の「データビジネス創造コンテスト」受賞各チームのプレゼンテーションは、大変参考になりました。 最後になりましたが、社会人コンシェルジュとして熱心にアドバイスをくださいました、アクセンチュア株式会社の木本直樹様、ご担当 くださいました学生コンシェルジュの市川万里子様に、感謝申し上げます。 Appendix