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1997年 8月 10日
は じめ に
あの大震災から2年 半が過ぎました。わたしたちの住む西須磨地区も甚大な被害を受
け、被災地の皆が大切な人を、大切なものを沢山失いました。この傷は、まだまだ癒さ
れてはいません。
神戸市が この西須磨 に造 ろうとしている道路計画は、50年前の戦災復興 に始 まる計
画を、震災直後 に、突如、復興計画 として事業化決定されたものです。震災前、神戸市
は計画に対する住民の反対 を受けて、わた したちに道路の整備や実施時期は住民 と検討
すると公約 していました。また、地震か ら事業化決定 までの 2ヵ 月の間、計画の縦覧期
間はあ りましたが、わた したちには地域外での避難生活や水汲みや炊き出 しに並ぶ毎 日
だったのです。また交通機関も寸断されていました。これが住民参加の復興の為の行政
手続きで しようか。
この計画は、道路の用地 にかかる住民にとっては、もとの場所 に戻つて生活を立て直
す ことを不可能にし、買収す るにしても、事業化決定後の家屋の修理 に対す る補償はあ
りません。戻つてきた住民にとって も、高架道路か ら一 日に何万台にものぼる車が排気
ガスを撒き散 らす という計画なのです。神戸市は再三 にわたって見直 しを求めている住
民の声を無視 し続けています。そ して住民 との話 し合 いもないままに、用地買収が済ん
だ区間か ら暫定整備 と称 して着工 しようとしています。
わた したちは、ただ、平和な家庭 と家族の幸せ を望む平凡な主婦です。また、古 くか
らの須磨離宮や須磨のまち並を愛 し、須磨の歴史 を大切に受け継 いでまい りました。そ
して これか らも、 このまちを守 り続けたいと念願 しています。
わた したち主婦はこの計画に対 し、家族の健康、環境、そ して景観な どの面で、強い
危機感 をもちました。震災後、家の修復 に追われ、あるいは避難先か らまちに戻 り、一
息つ く余裕 もないままに、西須磨主婦の会を結成 しました。何度 も勉強会 を重ね、主婦
の視点か ら道路計画について考え、行政の方や議員の方々とも出来る限 り話 をした り、
住民への情報の提供な どの活動をしてきました。
わた したちはただ反対 を掲げている訳ではあ りません。計画について知 りたいことを
知 り、計画の内容 について行政の方 と一緒 に検討 し、見直 しをしたいのです。
この意見書づ くりは、わた したちの知人に、西須磨の状況やわた したちの考えを理解
してもらお うと、道路計画に対する一人一人の考え、この地域での生活への想いなどを
率直に綴 り、それぞれを手紙 として送ったことには じまりました。
意見書 をつ くるにあたって呼びかけた方のなかには、道路計画についてあまりご存 じ
でない方 もお られましたが、わた したちの説明で、関心 をもっていただけました。また
それぞれの事情か らお名前は出せない方 もいらっしゃいました。何十人もの方が連名で
1通 の手紙 を出されることもあ りました。
この意見書は、こうして皆の手をかけて集められた、わた したちの訴え、想い一つ
一つを東ねたものです。内容は次のようになっています。
□第 1部
主婦を中心 とする多 くの住民が切々たる思いを込めて訴えた 49通の手紙 と、
この意見書 を読まれた方 に対す るわた したちの要望です。
□第 2部
わた したちが この会をつ くり、活動する源 となった道路計画の概要 と、道路
計画の問題点 (疑 間、不安な点)を 、主婦の立場か らまとめてあ ります。
□付属資料
行政や住民団体等か ら出された文書や論文、わた したちの活動内容 をまとめ
たものを最後 に載せ ました。
この意見書をぜひ一人でも多 くの方々に読んで、理解 していただきたいと思います.
そ して皆で共通のいたみを分かち合って、共 にこのす ば らしい須磨のまちを守ってい
きたいと切望 しています。また、各議員の方々、そ して北須磨 をは じめ、西須磨周辺
の方々、マスコミの方にも、どうか ご理解 いただいて、願わ くば直接、わた したちの
生の声を聞いて下さ り、お力をお貸 し下さればどんなにか幸いな ことか と思 います。
そ して行政の方々もどうか、わた したちの心中をご賢察下さつて、住民のための行
政であれば、もう 1度 、住民参加の上で計画の見直 しをして下さいますよ う、切にお
願 いいた します。
最後 に、わた したちは今後 も、できるだけ多 くの方のご意見 を聞き、一つ一つを大
切にし、多 くの方に伝えていこうと考えています。あなたの声を、ぜひお寄せ下さい。
1997年 8月 1日 西須磨主婦の会
主婦の会意見書 目次
[は じめ に、 日次 ]
[第 1部 わ た した ちの 要 望 と訴 え ]
1-10わた した ちの要望 … …… … ……・p2∼ 3
1-20わた した ちの訴え … … …… …… Op4∼ 27
[第 2部 都 市 計 画道 路 の 概 要 とわ た した ちの 不 安 、疑 問]
2-1・ 神戸市西須磨地区における都市計画道路の概要
・………・・…………・・・・p29∼34
2-2・ 道路建設 によ って予想 される影響 とわた したちの不安
・………¨……………口Op35∼ 36
2-3・ 道路計画 と神戸市 に対するわた したちの疑 問
・……¨…………………p37∼ 38
[付 属資料]
①区画整理事業方式の際の神戸市の配布資料
②神戸弁護士会と5自 治会の要望書及び神戸市の回答
③暫定整備に関する主婦の会の意見書
④西須磨主婦の会の活動報告
行政 に携わる方々へ
1-1 わ た した ち の要 望
… … … … … … … … … ¬
1
2
3
4
暫定整備 を含む、計画道路の建設の前に、環境アセスメン トの実施、情報公開、
説明会及び住民 との話 し合い等の必要な手続きを十分にとって、わた したちの疑
間、不安 を解消 して ください。
健康で文化的な生活 を保障 して下さい。
わた したち主婦は、なによ りも大気汚染による家族の健康の侵害を心配 してお
り、その他 にも子 どもの通学、老人の歩行の危険性について大きな不安 を抱 いて
お ります。 こうした人間の権利 を十分 に尊重 し、保障 して ください。
住民参加の上で道路計画の全面的な見直 しを行 つて ください。
神戸市、神戸市民の財産である離宮 と離宮道の松並本 に象徴 される須磨の文化、
景観 を保全 して ください。
「
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西 須 磨 の住 民 の 方 々 へ
1:計画の内容や行政の計画の進め方 を知ってわた したちの生活、家族の健康、環境
にどんな影響があるのか一緒に考えましょう。
そ して このすば らしい西須磨のまちを守っていきましょう。
2:みなさんの ご意見、わた したちの手紙 を読んだ感想な どをお寄せ くださいQ
3:道路計画についての行政への対応等 について協力して進めていきましょう。
北 須 磨 の住 民 、 自治 会 の 方 々 へ
1:わ た したちと交流 して、わた したちの生活 と道路計画との関わ り、わた したちの
考えを理解 して ください。
2:わ た したちと一緒 に、道路問題 に対する最善の方法について考えて下さい。
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1-1 わ た した ち の要 望
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行政 に携わる方々へ
暫定整備 を含む、計画道路の建設の前に、環境アセスメン トの実施、情報公開、
説明会及び住民 との話 し合 い等の必要な手続きを十分にとって、わた したちの疑
間、不安 を解消 して ください。
健康で文化的な生活 を保障 して下さい。
わた したち主婦は、なによ りも大気汚染による家族の健康の侵害を心配 してお
り、その他 にも子 どもの通学、老人の歩行の危険性 について大きな不安 を抱 いて
お ります。 こうした人間の権利 を十分 に尊重 し、保障 して ください。
住民参加の上で道路計画の全面的な見直 しを行 つて ください。
神戸市、神戸市民の財産である離宮 と離宮道の松並本 に象徴 される須磨の文化、
景観 を保全 して ください。
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西須 磨 の住 民 の方 々へ
:計画 の内容や行政 の計画の進 め方 を知 ってわた したちの生活 、家族 の健康 、環境
に どんな影響が あるのか一緒 に考 え ま しょう。
そ して このす ば らしい西須磨 の まちを守 って いきま しょう。
2:みなさんのご意見、わた したちの手紙 を読んだ感想な どをお寄せ ください。
3:道路計画についての行政への対応等 について協力して進めていきましょう。
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北 須 磨 の住 民 、 自治 会 の 方 々 へ
1:わ た したちと交流 して、わた したちの生活 と道路計画との関わ り、わた したちの
考えを理解 して ください.
2:わ た したちと一緒 に、道路問題 に対する最善の方法について考えて下さい。
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市 会 、県 会 、 国会 議 員 の方 々へ
1:西須磨を見に来て、現状調査をしてください。
2:わ たしたちの生の声を聞く場に来て、わたしたちの考えを理解 してください。
3:各議会で取 り上げて情報公開等に力を貸 してください。
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道 路 問題 を抱 え る方 々 、 また環 境 問題 に取 り組 まれ る方 々へ
1:わ た した ち と交流 して、わた した ちの生活 と道路計画 との関わ り、わた した ち│
考えを理解 して ください。
2:みなさんの ご意見、感想、提案な どをお寄せ ください。
3:みなさんの取 り組みついて ご紹介 ください。
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マ ス コ ミ に 関 係 す る方 々 へ
1:西須磨の現状 を理解 して ください。
2:こ の計画、行政の進め方 について取材、報道等、世論 に問うための協力をして く
ださい。
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1--2 わ た した ち の訴 え ∼ 49通 の手紙 ∼
[神 戸市はわたしたちに何をしてくれたのか?震災復興とは開発FJの か?コ
この度の道路計画に対 して、震災の どさくさにつけ込 まれた、恐ろ しい計画 としか考え
られません。また この計画が熟慮の上に立ったものとは、思われません。以下に述べる点
について検討 していただきたいです。
○今、日本は赤字財政で公共事業費削減 を叫んでいる時、何故住民の反対を押 し切ってま
でも、新設道路 を作 らねばな らないのかわか らない。既成の道路 をもっと有効 に使 うべ
く、利用すべ く、頭 を働かせて欲 しい。
○今、世界で車社会が反省されている時、どうして閑静な住宅地 をまた く
゛
、高架道路が必
要なのかわか らない。計画の無神経 さ、主婦 には理解できない。
○かつて、神戸市 自慢の離宮道が、計画道路によって、その景観が こわされる。歴史ある
街 をもっと大切に考 えて欲 しい.
〇住民が利用する事 も出来ない トラック主体の産業道路によって、大気汚染、騒音、振動
等で、とうてい住めなくなる。人あっての道路であ り、人あっての街、人あっての神戸
市だ と思 う。
○住民を守るべき行政が、住民が人間 として生きていく上での最低条件 まで奪って しまお
うとしている。
震災復興 とは道路だけが過剰なまでに出来上がることなので しようか。
天神町 妹尾初恵
50年 前に決まつた道路計画の用地には、建築制限のために古い家が多く、大震災で殆どが
倒壊 し、今でt家 を再建できない状態です。
[震災で立ち上がれない人に「どこかに行きFJさ い」つていうの?]
離宮道周辺の歴史 と情緒のある町をつぶす とは、これは犯罪ですよ。絶対残すべき須
磨の財産です もの。平気で無 くして しまっていいのですか ? これは犯罪にな らないの
ですか ?今後 は残す何があ りますか。今回のことで、町全体 にや さしさ、思 いや りの気
持ちがな くな り、永年住み慣れた ところで、近所の方々と心が通つているのに市の強引
な道路計画のためバ ラバ ラになって しまうのは、あま りにもひどい、あくまで も人間が
主体ですよ !
中央幹線 にかかるところで (借 地 に店 を持っている)、 震災地で全壊 しているのに、何
の補償 も無い。まだまだ立ち上が りた くて もどうしようもな く困つている人がいっぱい
いるのに、「どこか捜 して行きなさい。」つて。ほん とに神戸市って どうなっているの ?
月見山商店街 Gさ ん
[住 民は元の所に戻しノたいのにコ
神戸で生まれ、須磨 に来て早 30年、家が離宮道 に面 し、その当時は車 も少 し、近 く
に離宮公園、水族園、須磨浦公園、山、そ して海が家か ら見えたのですが、正面にシー
パル須磨が建ち見えな くな りました。今では、車公害。あの震災以降 とくにひ どいよう
に感 じる毎 日です。神戸市は震災 をいい事 に、道路計画をどんどん進めているようです。
私共、住民はなん とか元の所 に戻 りたいと思 い、無理 をして家を建て直 しているのに。
家の北側 に大きな道路が出来、その上に多聞線 という道路が出来ると、家は高架の橋
桁の下になって しまい、今で も商売がや りにくいのに、もっとや りにくくなって しまい
ます。市はそのような事情をわかっているので しょうか ?長年住み慣れた場所が、歩け
な くなった り、お年寄 りの人達には危険です。月見山か らの道路 も出来、そ うす ると、須
磨多聞線は、絶対 に作つてほしくないと思います。
天神町 氏原昭子
[住 民を納得させ3だけの説明が聞きたい]
震災か らすっか り生活が変わって しまいました、という事がよく話題にの ります。で も
少 しづつで も明るさが感 じられればいいのですが。追い打ちをかけるよう中央幹線が我が
家にのしかかってきました。あちこち、神戸市が買収 した更地が 目立ち、夜 も8時位 にな
ると、ほとん ど人通 りもな くで こぼこになった。道 を通過のためにのみ、車がひつき りな
しに通るばか り。これで広 い道路になれば、町って何なのか、と思 う。残ったものも不安
を感 じ、帰ってきた人も道路のために家を取 られ 00机 上のみで、この道路の線 をいった
いどんな目的をもって引いていつたのか。その線上に生活 をしている人を納得 させるだけ
の説明が聞きたいものです。山陽電車、第 2国道の間にもう一本、幹線道路なんて。道路
の為の町なんて。人あって こその町でないとおか しいと思 う。
須磨本町 清水婦佐子
E縦覧七不可能FJ計 画決定のやしノ方では税金七払いた<FJい コ
行政のや り方は変だ !し か も震災の大混乱の中、行 くにも、歩 くか、自転車だけの
時、縦覧 も一部だけの者 しか見に行 けない。本当に不親切。43号線のことを何 と考
えているのか。代替案 を考えようともしない。住民の声を全 く聞いて くれない。納税
者 を何 と考えているのか。税金を払 いた くない。その他、ガス、水道等の工事の費用
を、二重に取っているようなや り方は変だ。市のや り方のえげつなさにお手上げと感
じて しまう人もいる.住民あつての行政ではないのか !
月見山商店街 Kさ ん
地震後、余震が続くなかわたしたちが毎 日生きるために、水汲みに追われていた
2ヵ 月の間に道路計画が決定されました。
[地震に加え、市がさらに住民を離散させてい3]
この震災で どこかに行つている人達が、一人で も多 くもどって来てほ しいと
願 っている時、さらに離散させ られるとは、復興なんて とんで もない、ほとん ど
の人がまだまだ、精神的にも、金銭的にも苦 しんでいるのが、現状。そんな時 に
道路 どころか、先にしなければな らない事がいつぱいあるで しょう !!神戸市の
一方的な道路計画で、住民を離散 させる。 で も、住民がいて こその町、市が成
り立っているので しょうの
月見山商店街 Wさ ん
E道路計画の犠牲コ
閑静で人々が羨むような風光明媚な須磨。そのためにお金がす ごくかかるのに湾岸
道路でさえ トンネルで、風景を損ねない配慮がなされている。松並本の離宮道 を残すために、と
言いなが ら、それを高架でまた く
゛
なんて、そんな矛盾があ りますか?(国 民宿舎
‖
シーパル須磨
‖
をこの突き当た りに作 り、海 を見えな くして しまう無神経な神戸市ですか らね。)
須磨多聞線 をつ くらな くても、既存の道路、千森線 も拡幅されます し、板宿か ら須磨高校 に
出る道 も出来 ます。住宅地の真っ只中を通 してまで高架の道路をつ くる必要があ りますか ?
私は70才 の老女です。道路の横断の不便 さな ど他人事ではあ りません。こんな住みにくい所
になろうとは 000
個 人的な ことですが、震災後、計画道路に入 らな くてよかつた と安堵 したものです。そ して、
なけな しの主人の退職金で全壊の家を柱だけを残 し、大修理 し、やつと住めるようになった ら、
この騒ぎ。わた したち、道の端、高架の下になった者は、騒音、排気ガス大気汚染で住めますか?
この頃は、計画道路 にかか り、換地 を得て移転 していく人を羨ましく思 うようにな りつつあ りま
す。
用地買収 に一言。借地、借家の難 しい問題、市の隠密主義の買収方法な どで噂ばか りが先行 し、
町の人々が疑心暗鬼で行幸町の商店などは トゲ トゲ しくなっているそ うです。道路計画上にある
人の痛みを理解 し、買収、立ち退き、換地 をオープンにして もらいたいと思 います。
また用途地域変更 について。離宮道の景観 (松 並本)を 大切にするために須磨多聞線 を別 に造
るのに西側 (桜 本町)の 一部だけが第一種中高層地域 になった理由。離宮前町 (東 側)はそのま
まで景観は、また須磨多聞線の際だか らか と思 ったけれどもそ うで もないし・・・。一部だけ変
更 した理 由を解 明 して もらいたい.
本家の義姉のことを話 します。義姉の家は、古 くか らの西須磨の者で、西国街道沿いに住んで
いました。昭和 21年 の道路計画に該当しているので、ずっと落ち着かず、築百年以上たってい
る土造の家を修理 しなが ら大事 に守ってきました。それが震災で崩れ、やっと助け出されました。
震災後、垂水の嫁の実家の一隅にプレハブの仮家を建て、住んでいるのですが「須磨 に帰 りた
い」「淋 しい、淋 しい」と言っているうちに、す っか りおか しく (痴 呆)に なって しまいました。
この義姉は終戦時、夫が病 を得て帰還 して来たが、間もな く戦病死、子供 5人 をかかえ厳 しい
舅。姑 に仕え、家を守 り、近所の人々か らは、しっか り者 といわれた人です。今次男夫婦が看て
いますが徘徊 もあ り、日の放せない状態です。先 日もちょっとしたすきに居な くな り、精 も根 も
つきはてる位捜 してた ら須磨浦 まで来ていましたのこれ というのも「須磨 に帰れない」というこ
とが原因の一つ と思われます。
次に、やは り道路計画で取 られ、やっと換地 も決ま り、地鎮祭 も済ませ、新 しく建つ家に私達
を招待 して と胸 を膨 らませていた友人が先 日、くも膜下で亡 くな りました。永い間女手で 自治会
長 をしていて、高倉台の方に移つてか らも、わざわざ来て何か と町内の世話 をして「疲れた、疲
れた」と言っていましたか ら 000
こうして この道路計画の陰には、幾多の犠牲があります。
天神町 猪井喜代子
[こ れまでの計画実施で七商売ができない状態なのに]
旧須磨は老人が多 くなってきている。だか らこそ住みよい所 にしてほ しい。
私達 もいずれはそ うなる身。車は今で も多いと思っている。もうこれ以上増や
さない。健康上、排気ガスまみれにしてほしくない。通院が しやす いように、
買い物や郵便局等 に行きやすいように、又電車に乗 りやす いように、それか ら
車イスで渡 りやすいように、道 巾は広 げないで欲 しい。中央幹線 も今のままに
しておいて欲 しい。ほとん どの住民がそ う思っている。
月見山のところまでの中央幹線が巾広 くなる時、その周辺の店がビルに入れ
られた。今でも、ほとん ど商売ができない状態でひ どい目にあっている。ビル
以外の店で も、前に比べてお客が減った。これがもっと巾広 くな り、交通量が
増えた ら、信号 を渡 つてまで向 こうの店へ買いに行かな くなる。商売をやって
いる者 にとって、 こんなひ どいや り方はない。住民の意見を聞くべきだ !!
月見山商店街 Bさ ん
[何故年をとつてから知らない土地へ行かFJければいけFJい の?居住権は?]
自動車交通の見直 しが今、世界で行われている。ヨー ロッパでは、市街地か
ら車 を締め出す動きに変わつてきている。
人間中心の道路が車優先にな り、街のコミュニテイーを分断 し、だんだん と
魅力のない街が多 くなって、通過だけが目的の車は排除するように交通規制 を
引き直 し、その為、調和の とれた人間主体の魅力ある街ができていっているよ
うです。この道路 (須 磨多聞線)造 りには、私は賛同できない。又、この道路
造 りにどれだけ多 くのお年寄 りが泣き、苦 しみ、不幸になるか、年をとってか
ら知 らない土地へ居住 を変えるということは どんなに悲 しいことか !
多 くの市民が泣 いて誰が喜ぶのですか !立派な先生や政治家の大所高所 に
立った計画や指導 も大事 と思いますが、そ こに息づ く地元の声を汲み上げるこ
とが必要 と思 います。新 しく何かを作るとき、何かが犠牲 にな らなければ成立
していかないのはよ くわかるが、須磨多聞線 に限ってはそ うは思わないぅ
私達には居住の権利はないのですか │
もう人権無視の行政はやめて下さい │
桜本町 佐藤美智子
[誰のための行政FJの か]
年度内に予算 を使わないと次の予算が降 りないようなや り方、これはおか し
いQ住民をのけてまで道路 を作 るという考 え方はおか しい。 どう考えても間
違っている。神戸空港の計画もおか しいのポ ト アイラン ドで も企業が撤退 し
ているというのに、採算が とれないん じゃないの ?誰の為の行政なのだろう。
月見山商店街 Tさ ん
[人 々の気持ちがバラバラにされたコ
道路計画が進んでいるが住民を無視 した市の一方的な計画のためにどんなにか不安な
毎 日を送っていることか。市の職員は高いところか ら見ているか ら我々の気持ちなんか
わか らないで しょう。
一番悲 しいのは、商店街の人々の気持ちがバ ラバ ラになって しまった こと。ここは仲
が とてもよかったのに。
おか しいのは、人よ り車優先の考 え方。世界的にも笑われますよ。人がいな くなって、
車だけの道路を作つて どうするのですか。
月見山商店街 Sさ ん
[机 上ではFJく 、足を使つて計画してほしい]
須磨 にある「西国街道」を残 してほしい。50年 にも前に道 を広 げるという
事 を決め、今 日の須磨にこれが出来るはずがあ りません。市の人達 も同 じ人間
で しょうか ?行 幸町、桜本町、離宮町な どはどれだけ空気が悪 くなるかわか り
ますか。43号線同様になるのは目に見えています。2号線 をどうにか した ら
いかがか と思 うのです。市の職員 も、須磨 を歩いて下さい。ビルの中か ら机の
上だけでな く足 を使 って ください。
行幸町 藤井洋子
[積み上げてきた信用を捨てて他の土地でやしノ直す難しさ]
車の通 り抜けの広 い道なんかいらない。
まちはさびれて 人情が無 くなる。そ して須磨のよさが全 く無 くなって しま
う。
私はここに店を出 して 35年、今 まで こつ こつと積み上げてきた無形の財
産が無 くなって しまう。道路ができるために土地の価格が下がるといつて、
買収 も安い金額、今の時代、これだけの店構えはとて も建て られません。た
とえ替え地 をもらって もよそへ行 つて 1か らや り直 しなんて・ 00。 長年積
み上げてきた信用、 こういつたものはす く
゛
にはつ くれないのです。それに、
もう私は 1か らもう一度がんばれる年ではない。道路ばっか りにして どうす
るのですか !!
こんな便利で住みよいところは他には無いですよ。
須磨本町 正栄寿司 岸部シゲ子
E最高裁判決をも守3保証がないなんてコ
神戸市に対する、多聞線の道路公害に関す る質問で、「阪神高速訴訟の判決の環
境基準 を守れるのか ?」 の市側の返答は、何 と驚 くべき事か 000「 その基準は守
れるよう努力するが保証はできません !あ なたたちも、自分たちのエゴばか りでな
く、町全体の事 を考えてはどうか」 鼻で笑 うような都市計画局の人達の説明はか
な リオカシイ。いったいこの人達は、本 当に神戸市で昔か ら育った人達が何人いる
のだろうか。まるで、商社の人間みたいだ。(行 政のジミな仕事 をコツコツやる人
間とは思えない)商社の人を悪 く言つているのではナイガ。
Dさ ん
離宮道と旧西国街道の交差点 (33ペ ージの③の地点)
[住 宅地 には高速道路よ しノ七よ い環境 を保存す る必要が]
今 、神戸市が計画 して いる須磨多聞線 は、山 と海 に囲 まれた環境 の良 い
須磨離宮道 の 自然 を破壊す るものです。 い くら車社会 といって も住 宅地 に
高速道路が必要 とは思 えません。 これ以上、排気 ガス、騒音 、公害 をまき
散 らさな いで ほ しい と思 います。神戸空港 もしか りです.
天神町 兵庫 左陽子
実線の間が
[わたしたちに「早く死ね」といつているの?]
市長さん、市民の声を真剣に聞いていますか。
空気が悪 くな り、息苦 しく、「長生きをせよ」というの と「早 く死ね」
というの とどちらが本音ですか。 (議 員バ ッチに風吹かせて)
天神町 井上ステノ
一
ミ
ミ
[環境破壊よし′や3こ とがあるのでは]
実際に住んでいる人の意見を全 く聞かないで、環境 を破壊 し、大切な税金を
使つてまで作る必要のあるものだ とは全 く思えません。震災以降、ただでさ
え、交通量が増え、騒音に悩 まされているのに、これ以上悪化 させてほ しくあ
りません。そんな無駄な ものを作るお金や暇があれば、今の神戸市 にはもっと
や らなければな らないことがた くさんあると思 うのですが・ 00。 お願 いです
か ら、これ以上 この街の環境 を破壊するのはやめて下さい。
天神町 松山美佐子
[公 害地域への対策費がさらに必要になるのでは]
中央幹線
現在の旧国道は歩道 もな く、狭す ぎるので広 くする必要はあると思 います。しか し、2車線で
充分。防災面か ら道幅は広 く取 り、須磨の風情 を残 した散策道路にして欲 しい。
04車線で通 しても 2号線で渋滞 し、意味がない。
O第 二神明への通過道 は住民の方 には申し訳ないが、現在の天丼川沿いの道路 を拡充 (山 電 との
立体交差 とか、 トンネル方式)と 、緑化等の整備
須磨多聞線
・住宅地 を分断 し、景観 をつぶ し、公害をまき散 らす様な道路は作 らないで !!
0多 聞線の必要性があれば納得いく説明が欲 しい。
・公害地域が増えれば、対策費が大変だと思 いますが 00
市有地の管理
昔か らの趣 をもった須磨の町並みが市有地のフェンス囲いが増え、面影が台無 しにな り、衛生
上 もよくない。この地に住む人の事 を少 しでも思 う心があれば、公園、遊び場等 いこいの場 とし
て、管理 をお願 いした く思います。
天神町 大熊登志子
高ご約 10m)に なしノます。
式
 
 
掛
騨
.凛
[住 民との対話がないままの計画道路コ
住民 との対話な しの行政には反対いた します。神戸市が計画 している多聞
線の必要性がわか らない。中止 して下さい。
公害が不安。対策は出来ていますか。道路ばか りで学校、病院、買い物等、
大変危険。景勝の地須磨 にどうして広 い道路が必要ですか。
高齢者社会 になるといわれてお ります。車の道路 を次々に造る必要あ りま
せん。高架は絶対止めて ください。
天神町 田中隆雄
[人 の幸せのための計画をコ
震災で辛 うじて残 った家のそ ばを中央幹線が通 る !!そ れ も一部 をけず られ
て !し か も北には多聞線 !今 まで対岸の火事 と思っていた 43号線等の公害が明
日は我が身にふ りかかるのです。何 も反対、反対ばか り言っているのではあ りま
せん。もっと話 し合ってよ り良い方法で計画 してほしいのですの人の幸せのため
の計画道路 (そ うですよね)を 大きな犠牲の下でされた として も、うまくいくは
ずはないと思つています。
天神町 岡田富美子
E生 活が破壊されて伝統あ3須磨は廃虚となつてしまつ]
計画道路が通ると分断され、生活が破壊 される。郵便局、銀行、買い物 に行かれ
な くな り井戸端会議 も気軽に出来な くなる。姿 を見つけ声 を掛けて も、轟音 に消さ
れ排気ガスと騒音で話 もできない。閑静なお屋敷町を壊 してまでも造る値打ち、必
要があ りますか。今 ある道 を工夫す る方法 もあるのですよ。今ある道が駄 目な ら全
く新 しい所 に造る。そ こには、民草が住み生活 していますむこれでは欠陥道路だ ら
けの、人は住 まれず、さびれた町になって しまいます.
もっと沢山の智恵を集めて真剣に考え協議 して、土地のクセをよく知っている識
者、住民の意見 を聞いて設計 して下さい。机上の理論だけは絶対 に止めて くださ
い。
私 はやみ くもに反対 しているのではあ りません。どうすれば美 しい伝統ある須磨
を守 りつつみんなのためになるか血の出る思 いで考えています。住民あつての町
で、住民を追 い出 して道路第一です と町ではなくな り、欠陥道路だけの人のいない
廃墟 と化 して しまいます。須磨 を道路だけの所 にしようとしているのですか !!民
あっての国で こんなことを繰 り返 してゆくと国は亡びますよ !!私利私欲を捨て 日
本を必死に守 り育てた先人達は草葉の陰か ら泣いてお られますよ !!し つか りして
下さい !
天神町 寺尾道子
E神 戸市は"人よιノ七道路"と いつ考えを改めて欲 しいコ
<神戸市へ道路問題 に関する提言>
お役所仕事・・状況の変化、事情の如何 に拘わ らず、何が何で も既成、規定の事項 を押 し進め
ようとする・・永年 に渡 り皆が経験済みの ことではある。
一昨年、未曾有の大震災の後、神戸市民が程度の差 こそあれ、生死紙一重の大災難 に遭遇 した
矢先、日をおかず して道路問題が提示された ときの驚きと慣 り。
まして、最近、地球の温暖化問題が浮上、世界各国が各々に衆知 を集め、よ りよい方向を探る
べ く結束 しつつある時期 に、まった く逆行の行為 ¨車の増加 に伴 う排気ガスの増大につながる…
をあえて ごり押 ししようとする行政側の態度は、まった く言語道断である。
海 と山間近に閑静なたたずまいの須磨。私等はどんなにこの地 を愛 し、親 しみをもって 日々を
満足のなかに過 ごしていることか。市民の上に立つ方々は、その地 に住む人達、個々の立場に自
身を起き、きめ細かな配慮、"人 よ りも道路"と の考えを猛省 し、一刻 も早 く善処されることを切
望す る。
天神町 Jさ ん
E車 よじノ地震で帰れFJい 人、子どもや高齢者を大事に]
六月六 日朝、テ レビで見ました。高齢社会になって 65才以上の人々の徒歩の事故が一番多 く
なっています。車に乗るのも少な くしなければな らないといっています。
今 日、今の頃 こんな狭い須磨 に、道路 をあち らこち らにつけるなんて、もっての他ではあ りま
せんか。公害、騒音で街 に住めな くな ります。人間だれ しも老いてゆきます。市の方々で も一緒
です。現在の事ばか り考へないで、これか ら先のことをもっとよ― く考えて下さい。そ して情報
にもよく耳 をか してほ しいものです。
我が家は高架の下にはどう考へて も住めません。排気ガス、振動、騒音。窓 を開け られない、
洗濯 ものは千 されない。こんな窮屈な こと、とて もできません。市の方々も個 々にこんな立場に
なった らどう思ひますか。高架は絶対 に止めて ください。おねがひ します。我が家 としては一番
危機に陥 りそ うですが、街全体 を考へねばな らないとつ くづ く感 じている昨今です。
只今、子 どもの殺人 (須 磨で)が起きています。子 どものゆった りとした遊び場、高齢者の集
ふ所 (ス ポーツな ど)と か、緑の中でゆつた りされるように大事 に大事 に扱 ってほしいものです。
緑は全員のエネルギーです。生きて行 くには一番大切なものではないで しようか。人間も本 も花
も動物 も生きた命ですよ。此の緑の街 を大事 にして来 られた市の方々なのになぜ こんなにかわ ら
れたんですか。もっと人間 (命 )を 大事 に扱 ってほ しいです。街全体で心 を一つにして明るい緑
の街、そ して人の増える街 に住 もうではあ りませんかの
震災であちこち散 らばって居 られる方々も、かへ りた くてもかへれないのです。
かわいそ うじゃあ りませんか。
どこを見て も、笑顔で人が見えるように日を送 りたいものです。
もう一度考え直 して ください。
天神町 田中なが子
[公 害がとつても不安コ
排気ガスの不安。何 とか処理できないのか。自動車公害が地球 を覆つている。
皮膚癌な どの病気。車社会なんて時代お くれ。道路公団の負債の膨張 を何 と考
えているのかのデイ ゼル・エ ンジンか らの排気ガスが多いのではないか。
道路の必要性がわか らない。どんな必要性があるのか教えて くれない。私達
は、神戸市の市の職員の安泰が大切か、住民が大切かお伺 いいた します。
天神町 園部安子
[自 然を大切 に ノ]
自然界のバ ランスを 自分達 の都合で勝手 に変 えてよいわ けがないこ山を
切 り崩 した りした ことが、今 回の地震 につなが った とすれ ば、天災で はな
く人災だ。
須磨 は、百 人一首 にもある程 に歴史 もある いい町で ある。離宮道 もよ
か った。それなの に人の住 んで いる所 を取 り壊 して、車 のためだけの道 を
造 るのは、 どうにも納得 のゆ く計画で はな い。
他 の地域で は道路 を造 ったため に起 こる公害がテ レビ等 で報道 されて、
人々の健康 をむ しばんで いる とい う恐 ろ しさもあるのに、一体何 を参考 に
し、何 を考 えて神戸の町 を変 えよ うとして いるのか.
λIさ ん
高架道路の裏側のコンク リー ト。科学反応を起こし、溶けてつらら状になつていると
思われる。
:,,│││ │ │1111111■
[ト ラツク通過によ3影響が不安コ
(も しも中央幹線が計画道 り出来た ら)
0市場や駅が信号か陸橋 を渡 らないといけないため、時間的に大変不便 になる。商店
街 もさびれるのではないか。
・私の家は道路に近 くなるので、騒音、振動、大気汚染は逃れ られません。洗濯物は
汚れるし、窓は開け られな くなるで しよう。
・神戸市は現在の西須磨住民の平穏な生活 を奪お うとしている。
(も しも中央幹線の計画を変更できるのであれば)
04車線 を 2車線にしてほしいの何故な らば車の騒音、振動、大気汚染は半分にな り
ます。中央幹線(千守線か ら2国 に流れた車の渋滞が半分 にな り、スムーズに行 くので
はないか。
0ト ラックな どのデイーゼルエ ンジンを規制 し、排気ガスを撒き散 らさないように税
金 をかけるとか、値上げす るとか、とにか く トラックは通つてほしくない。
・須磨多聞線は必要あ りません。中止 して下さい。
Lさ ん
E市 の職員は道路の沿線に住めるの?]
神戸市はかつて全国に先駆けて山を開き、高倉台他、ポーアイを造成 し、10年の歳月を
費や して、市民の住居及び有数の港 を造った。今、その神戸市が永年 にわた り幸福な生活 を
している住民を転居 させ、36mも の道路、そ して これか ら永年 にわた り全国有数の公害を
意図的に発生させよ うとしている。10年 の年月を費や して、日本の範 となる住宅地、港湾
設備 を造成 した実力を、今か ら 10年 かけて 日本の範 となる道路 を造るべきである。その答
えは一つ、 トンネル化 しかない。
住居のない六甲山な ら平気で何本 も大 トンネルが数年でできるゥ住居のない六甲連山な ら
数年で立派なバイパスをつ くる。その神戸市が、今人の生活 を台無 しに しようとしている。
全 く逆ではないか。桜本町に市長、知事が住んでいて も道路 を造るであろうか。Yes、 造る
な ら、共に市の人々の住む官舎 を道に面 して造 り、自ら公害オ ンブズマ ンとして生活す るこ
とが今後の市政の有 り方 に答えが出せ るで しょう・ 0。
そ うはしない、出来ないな ら、人の
幸福 を殺 して も自分が幸福な らいいという市政は即、中止すべきである。
京都 には古都保存法がある。旧須磨 には古都に価する物はいくらで もある。この町の価値
は通 り抜けの道だけなのか ?住 民の利用不可の通 り抜けの道な ら、住民に、生活に何の不便
もない トンネル化提案 しかないではないか !須磨海岸の トンネル道路の何分の一、そ して立
ち退き買収費の額で も可能な トンネルは、既に仙台その他の都市 にいくらで もある。賢明な
神戸市な らす く
゛
に変更すべきであ り、そ う確信 したい。私達 もWe Love ICobeの 一員なの
です !
桜本町 岩水ひとみ
[こ のまちの文化、伝統き残 してほしいコ
私は関東大震災にあって、横浜か ら須磨の桜本町に移 つて 70余年 にな ります。
須磨は 日本の中でも特 に山と海が接近 し、なだ らかな傾斜がある、素晴 しい地形に
恵まれた ところです。今回、 2回 日の大地震にあい、ショックを受けている矢先、
この静かな住宅地の真ん中に産業道路が、しか も高架で通るという話 を聞いて驚い
ています。道路 にかか らない者 も、騒音、排ガス、振動で とて もすんでいられない
と思 います。人を追い出 して道路ばか りにして どうす るのですか !!人 をもっと大
事 にしてほしい。そ して古 いこのまちの文化、伝統 を残 してほしいものです。
桜本町 三根冬子
E計 画の 目的がわからない]
須磨 にかぎらず世界中どこでも幹線道路 をつ くるには、地元住民の大きないたみ
を伴 うものです。そのいたみを乗 り越え、大きなプロジェク トを推進、実行 させる
背景には、なん らかのプラスになる目的と理 由があるはずだ と思 います。その理由
がまった くはつき りわか らないし、納得できません。
多聞線 と中央幹線の建設計画について、多 くの痛み と犠牲をはらう私 どもにとっ
て納得のいくさしせまった事情がはつきりしないのが一番の問題点ではないで しよ
うか ?
須磨本町 手塚貴子
[人 間味のあ3血の通つた市政をコ
何年か前までは、三 ノ宮方面か ら帰ってきて電車 を降 りた とたん、須磨の空気が穏
やかで綺麗でほっとして心身ともに和んだもので した。それが この頃では車が多 くな
り、薄れて しまいました。昔か ら須磨は心身を癒せ る別荘地 として有名な地であ り、
離宮道 は両側 に松が並び、情緒豊かな格調高い道で した。それが何時の間にかただ車
の通る道 にな り変わ り、格調 も情緒 もなくなって しまいました。これ以上に車の為 に
だけの幅広 い道路が出来、高架 にな り、複雑 になれば一体 どういう事になるので しょ
うか。
静かなたたずまいの須磨 を愛 し、永年住んでいる人達のことは、市の方々は無視さ
れているので しょうか。道路が広 くなって も須磨の人達には単なる通過地で何 も得 る
ことはな く、失 う事ばか り大きいと思 いますの住民の声 を聞き、共 に考えるのが"ま
つ りごと"で はないで しょうか。神戸市の市政にもっともっと人間味のある、血の
通った暖かさを願ってやみません。
行幸町 片山曹代
1111鵜:鷲 :111
, 量
「
週F `轟 漁メ岬顎‖得年11■ ■ ■ ■ ││● I■ . ■・■■■ ■■1‐ ■■・■│‐ ■│‐ ‐ ■ .│='■ ■‐│‐ │■ ■111i''=`:==:==│:=':=:=i=‐ 1'‐ ‐■
'‐
‐■■■
…
Ⅲ‐
…
‐│‐ ■
…
■
""宰
国道 43号線周辺の様子。大人でごえ大型車 と比べれば豆粒のようです。わたしたちは、
このうす暗く、危険な高架の下を毎日横断することにな3の です。
[「 快適なまちづ<じノ」とは、行政が勝手に太い線を引<こ となのか?]
神戸市はいつも決まって「今の時代は車社会だか ら、車の循環 をよくしなければ」とそれ
ばか り強調す るのですが、それよ り車の規制 を考える時期が来ていると思 うのです。もう、
すで に一方で は地球全体 の公害が問題 にな って いる今、一体何 を考 えて いるので しよう
か !!真剣に考えて下さい。市側の説明によると「多聞線は、43号線の問題点 をお手本 に
して遮音板 をつける」と言っていますが、長さ 300mの 高架部 に侵入するには、一般道路
(平 面)を 通っていきます。一般道路には遮音板 をつ くることは出来 ません。こんな安易な
対策で言い逃れをしようとしています。そ して大気汚染を防 く
゛
ことはできないのです。
行政の権力をたてに、住民を無視 して、知 らない間に住民の住んでいる地図の上に勝手に
道路 を造る太い線 を何本 も引いて しまっている。このような事が今だに許されていること自
体が納得できません.
神戸市が うたつている「快適なまちづ くり」とは全 く異な り、現実は車優先で「住民不在
のまちづ くり」をしようとしています。被災地 に追 うちをかけて、住民を離散 させ、不安 に
お としいれている。
神戸、特に須磨は日本の中に於 いても山と海 とが接近 していて帯状 に、又山か ら海への傾
斜がある、素晴 らしい地形にめく
゛
まれたところなのです、ノその静かな住宅地の真中に産業道
路 を、しか も高架で急カ ーブの構造上、恐ろ しい道路 を計画するということは、誤つた こと
だ と思 う。これは、真剣に考え直すべきで しょうゥ失われた ら、決 して とりもどせないもの。
“人の命"“ 自然"を 犠牲にするな !!
桜本町 長倉良子
E公 害や設計上の疑間があるのに、道路計画についての情報公開がない]
西須磨の道路行政に思 うこと
1・ 須磨多聞線の不合理性
広域地図を見ると、ニュータウンだけでな く、垂水 ジャンクションや前田ジャンクションに続
く産業道路である事 は間違 いない。産業道路 ということは、大型 トラックや トレー ラー等が何時
で も走る。特に明け方は多いはずである。この地域は夜、住民が枕 を並べて寝ている住宅地であ
り、その頭の上に産業道路 (通 行料 を払わな くて もよい)を 計画決定す る神戸市行政のあ り方に
疑間を感 じる。
このような古い住宅地の頭の上を通す計画決定 に至るまでに、今ある道路の改良 と工夫やその
他の方法な どを考えたか、その決定 に至るまでの情報公開があつて も然るべきである。
20設計上の疑問点
10m程 度の高低差のある直角に近いカーブ、これは大きな事故が起きやすいのではないか。
例・・阪神高速道路、若宮の平面の直角に近いカーブで過去 2回 の大事故があり、その うち
一度は大火災が起きた。 (新 聞記事抜粋参照)川ヽさな事故はよくあるのではないかc
30通行料金のいらない産業道路
という事は、経済性 を優先する長距離 トラックにとってはあ りがたい道である。つま り、一般
的にお金の掛か らない道路であれば、多少の遠回 りも厭わないはずなのに、一番近回 りで夜には
住民が寝ている頭の上をディーゼルエ ンジンの トラックが排ガスや振動、騒音な どを振 りまく設
計である。
40中央幹線の不合理性
東か ら月見山まで道路が広がっているが、それを千森まで 4車線 に拡幅 して も意味がない。な
ぜな ら、この道路の合流先、国道 2号線の西行きは一の谷か らずっと一車線で、慢性的に渋滞 し
ている。この解決無 しに、道 を広 げて も西須磨地域 を分断 し、自動車公害が拡大 されるだけであ
る。
50西須磨地域の道路
国道 2号線 と千森線の拡幅、湾岸線 とその排気塔、中央幹線、多聞線、そ して在来の天丼川線、
離宮道、都市高速道路 000。 北に小高い山のある傾斜地でせ まい西須磨地域は自動車公害がひ
どくなる。特 に産業道路 を走る トラックは軽油を使 うディーゼルエンジン車なので騒音、振動が
激 しく、最近ではぜん息や花粉症の引き金にもなっていると言われている。粒子状の黒煙の中に
有害物質がた くさん排出される。
以上、とりとめもな く書きましたが、私 にとって不思議でな らないのは地域住民の生活 を無視
した このような道路計画決定に至るまでに他 にどのような道路計画を考え、今ある道路の改良す
べき点な ど、どれほど熟慮 したか という部分の情報公開がない神戸市行政のあ り方に大きな疑問
を感 じています。
これではまるで昔話によくあるお上の行政ではないで しょうか。
天神町 本領宏子
[代 替案の検討、住民への補償を]
多聞線の道路計画について
10慢性的な渋滞が続 く離宮前付近の道路事情の改善は必要 とは思 う。
2・ 閑静な住宅地 として住んでいる、この地域内に新たな幹線道路を設けるのは、住
民への十分な配慮 (排 気ガスや騒音、また道路ができることによる地域の分断化)も
とってほしい。
30地域への配慮を考えた、他ルー トヘの代替案をもう一度考えてほ しい。
40道路設置 に伴 う、立ち退きの際の、生活権 を脅かさない配慮 (代 替地、補償な
ど)を しっか りしてほしい。
西須磨学童保育所 畝川
[高齢化社会に対応 した人間中心の復興策を]
(行 政のや り方に対する疑問)
大震災後の混乱の中で復興策 として打ち出されました、須磨多聞線 に対 し、慣 りを
いだいてお ります。今の世の中は車社会 と申してお りますが、あくまで人間の社会で
して、人間中心です。また、統計上、日本は人口が減ってきています し、高齢者社会
になることは確実です。それはつまり、車が減って くる、車道路 も次々造る必要はな
いということです。従 いまして、行政は、現在 と少 し先だけに目を向けず、ずつと先
迄 を見て計画 し対処すべきだ と思 います。
(須 磨の町について〉
小学生のころよ り須磨 に住んでお りますが、本当に静かなきれいな町で した。離宮
道 を通る車 も少な く、私の子供が小さな時は、三輪車で遊べました。海 も山も一望で
きました。近年は少 し変化 し、家 も人口も増えましたが、それで もとてもいい住宅街
です。地震 によ り多 くの家が壊れ、そ して建て替わ りました。この住宅街に大きな車
道路が出来 ました らどのように変化 しますで しょうか。想像するのもいや にな り、又
悲 しくな ります。
天神町 米村瑞子
[高 齢化社会を見据えた広い視野にたつた計画をコ
須磨の中でも景勝の地をどうしても広 い道路ですか ?こ の静かな住宅の
中を車 をどん どん走 らせ る等、 とんでもない事です。
この静かな住宅地を壊 してまで道路を作つても21世紀の何 10年か先
には、少子化の時代、高齢者 も年 を重ね、車の台数 も少な くなると思 いま
す。広 い道路が不要 になるのは日に見えます。どうぞ大きな視野で見て下
さい。絶対 に住宅地の中を通さないで下さい。
桜本町 是川寿子
誓鰤炉
:
1曇 盗鮨奮
山から海へ 向かつて延び3離宮道 の松並木。わだ したち が大切 に してきた景色 です。
[須 磨のよさを残 してほしい]
私は旧須磨が大好きです。車がただ通 り抜けるだけの巾の広 い道が何本 も出来た
ら、この須磨のよさが無 くなって しまいます。10分 で山にも海 にも行けるところ
は他にないのではないで しょうか.
今では離宮道の交通量が増え、その周辺の住民は騒音 と洗濯 ものが外 に干せない
のに悩 まされています。それで も、昔なが らの生活道路があ り、人がほっとできる
よいまちです。
これか らは車よ り人間優先で、このようなまちを神戸市で保存 して行 くようにし
てほしいと思います。
須磨本町 杉本房子

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神戸市の道路計画に対する西須磨主婦の会の意見書1997年 1/3

  • 2. は じめ に あの大震災から2年 半が過ぎました。わたしたちの住む西須磨地区も甚大な被害を受 け、被災地の皆が大切な人を、大切なものを沢山失いました。この傷は、まだまだ癒さ れてはいません。 神戸市が この西須磨 に造 ろうとしている道路計画は、50年前の戦災復興 に始 まる計 画を、震災直後 に、突如、復興計画 として事業化決定されたものです。震災前、神戸市 は計画に対する住民の反対 を受けて、わた したちに道路の整備や実施時期は住民 と検討 すると公約 していました。また、地震か ら事業化決定 までの 2ヵ 月の間、計画の縦覧期 間はあ りましたが、わた したちには地域外での避難生活や水汲みや炊き出 しに並ぶ毎 日 だったのです。また交通機関も寸断されていました。これが住民参加の復興の為の行政 手続きで しようか。 この計画は、道路の用地 にかかる住民にとっては、もとの場所 に戻つて生活を立て直 す ことを不可能にし、買収す るにしても、事業化決定後の家屋の修理 に対す る補償はあ りません。戻つてきた住民にとって も、高架道路か ら一 日に何万台にものぼる車が排気 ガスを撒き散 らす という計画なのです。神戸市は再三 にわたって見直 しを求めている住 民の声を無視 し続けています。そ して住民 との話 し合 いもないままに、用地買収が済ん だ区間か ら暫定整備 と称 して着工 しようとしています。 わた したちは、ただ、平和な家庭 と家族の幸せ を望む平凡な主婦です。また、古 くか らの須磨離宮や須磨のまち並を愛 し、須磨の歴史 を大切に受け継 いでまい りました。そ して これか らも、 このまちを守 り続けたいと念願 しています。 わた したち主婦はこの計画に対 し、家族の健康、環境、そ して景観な どの面で、強い 危機感 をもちました。震災後、家の修復 に追われ、あるいは避難先か らまちに戻 り、一 息つ く余裕 もないままに、西須磨主婦の会を結成 しました。何度 も勉強会 を重ね、主婦 の視点か ら道路計画について考え、行政の方や議員の方々とも出来る限 り話 をした り、 住民への情報の提供な どの活動をしてきました。 わた したちはただ反対 を掲げている訳ではあ りません。計画について知 りたいことを 知 り、計画の内容 について行政の方 と一緒 に検討 し、見直 しをしたいのです。 この意見書づ くりは、わた したちの知人に、西須磨の状況やわた したちの考えを理解 してもらお うと、道路計画に対する一人一人の考え、この地域での生活への想いなどを 率直に綴 り、それぞれを手紙 として送ったことには じまりました。 意見書 をつ くるにあたって呼びかけた方のなかには、道路計画についてあまりご存 じ でない方 もお られましたが、わた したちの説明で、関心 をもっていただけました。また それぞれの事情か らお名前は出せない方 もいらっしゃいました。何十人もの方が連名で 1通 の手紙 を出されることもあ りました。
  • 3. この意見書は、こうして皆の手をかけて集められた、わた したちの訴え、想い一つ 一つを東ねたものです。内容は次のようになっています。 □第 1部 主婦を中心 とする多 くの住民が切々たる思いを込めて訴えた 49通の手紙 と、 この意見書 を読まれた方 に対す るわた したちの要望です。 □第 2部 わた したちが この会をつ くり、活動する源 となった道路計画の概要 と、道路 計画の問題点 (疑 間、不安な点)を 、主婦の立場か らまとめてあ ります。 □付属資料 行政や住民団体等か ら出された文書や論文、わた したちの活動内容 をまとめ たものを最後 に載せ ました。 この意見書をぜひ一人でも多 くの方々に読んで、理解 していただきたいと思います. そ して皆で共通のいたみを分かち合って、共 にこのす ば らしい須磨のまちを守ってい きたいと切望 しています。また、各議員の方々、そ して北須磨 をは じめ、西須磨周辺 の方々、マスコミの方にも、どうか ご理解 いただいて、願わ くば直接、わた したちの 生の声を聞いて下さ り、お力をお貸 し下さればどんなにか幸いな ことか と思 います。 そ して行政の方々もどうか、わた したちの心中をご賢察下さつて、住民のための行 政であれば、もう 1度 、住民参加の上で計画の見直 しをして下さいますよ う、切にお 願 いいた します。 最後 に、わた したちは今後 も、できるだけ多 くの方のご意見 を聞き、一つ一つを大 切にし、多 くの方に伝えていこうと考えています。あなたの声を、ぜひお寄せ下さい。 1997年 8月 1日 西須磨主婦の会
  • 4. 主婦の会意見書 目次 [は じめ に、 日次 ] [第 1部 わ た した ちの 要 望 と訴 え ] 1-10わた した ちの要望 … …… … ……・p2∼ 3 1-20わた した ちの訴え … … …… …… Op4∼ 27 [第 2部 都 市 計 画道 路 の 概 要 とわ た した ちの 不 安 、疑 問] 2-1・ 神戸市西須磨地区における都市計画道路の概要 ・………・・…………・・・・p29∼34 2-2・ 道路建設 によ って予想 される影響 とわた したちの不安 ・………¨……………口Op35∼ 36 2-3・ 道路計画 と神戸市 に対するわた したちの疑 問 ・……¨…………………p37∼ 38 [付 属資料] ①区画整理事業方式の際の神戸市の配布資料 ②神戸弁護士会と5自 治会の要望書及び神戸市の回答 ③暫定整備に関する主婦の会の意見書 ④西須磨主婦の会の活動報告
  • 5. 行政 に携わる方々へ 1-1 わ た した ち の要 望 … … … … … … … … … ¬ 1 2 3 4 暫定整備 を含む、計画道路の建設の前に、環境アセスメン トの実施、情報公開、 説明会及び住民 との話 し合い等の必要な手続きを十分にとって、わた したちの疑 間、不安 を解消 して ください。 健康で文化的な生活 を保障 して下さい。 わた したち主婦は、なによ りも大気汚染による家族の健康の侵害を心配 してお り、その他 にも子 どもの通学、老人の歩行の危険性について大きな不安 を抱 いて お ります。 こうした人間の権利 を十分 に尊重 し、保障 して ください。 住民参加の上で道路計画の全面的な見直 しを行 つて ください。 神戸市、神戸市民の財産である離宮 と離宮道の松並本 に象徴 される須磨の文化、 景観 を保全 して ください。 「 …… … …… … …… … …… ― …… ― ―― ― ―― 一 …… … …… … …… … …… … …… ― ―一 ― ―― ― ―― ― ―― ― ¬ 西 須 磨 の住 民 の 方 々 へ 1:計画の内容や行政の計画の進め方 を知ってわた したちの生活、家族の健康、環境 にどんな影響があるのか一緒に考えましょう。 そ して このすば らしい西須磨のまちを守っていきましょう。 2:みなさんの ご意見、わた したちの手紙 を読んだ感想な どをお寄せ くださいQ 3:道路計画についての行政への対応等 について協力して進めていきましょう。 北 須 磨 の住 民 、 自治 会 の 方 々 へ 1:わ た したちと交流 して、わた したちの生活 と道路計画との関わ り、わた したちの 考えを理解 して ください。 2:わ た したちと一緒 に、道路問題 に対する最善の方法について考えて下さい。 L_____― ―― ― ―― ― ―― ― ―― ―― ― ―― ― ―― ― …… 一 ―一 ― …… ― ―― 一 ―― ―一 ― ―― 一 ―― ― 」 「 … … … … … ― 一 ― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― 一 一 ― ― 一 ― ― ― ― 一 ― ― ― 一 ― 一 ― ― ― ― 一 ― ― 一 一 ― 一 一 ¬ L… … ___一 ― ― ― ― ― … … … … … … 一 ― 一 ― ― ― ― 一 一 ― ― ― ― ― 一 ― ― ― 一 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 」 L_____― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― 一 ― ― 一 ― ― 一 ― ― ― 一 ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― 一 一 ― 一 ― 」
  • 6. 1-1 わ た した ち の要 望 「 …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… 7… … … …… … ¬ 行政 に携わる方々へ 暫定整備 を含む、計画道路の建設の前に、環境アセスメン トの実施、情報公開、 説明会及び住民 との話 し合 い等の必要な手続きを十分にとって、わた したちの疑 間、不安 を解消 して ください。 健康で文化的な生活 を保障 して下さい。 わた したち主婦は、なによ りも大気汚染による家族の健康の侵害を心配 してお り、その他 にも子 どもの通学、老人の歩行の危険性 について大きな不安 を抱 いて お ります。 こうした人間の権利 を十分 に尊重 し、保障 して ください。 住民参加の上で道路計画の全面的な見直 しを行 つて ください。 神戸市、神戸市民の財産である離宮 と離宮道の松並本 に象徴 される須磨の文化、 景観 を保全 して ください。 L_____― … … ― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 一 … … … … … … 一 ― ― 一 ― 一 ― ― ― ― 一 ― 一 ― ― … … ― 」 「 …… … …… … …… … …… … …… … …… …… ― …… ― ―― 一 …… … …… … …… … …… ― …… … …… ― ―― ―― ― ¬ 西須 磨 の住 民 の方 々へ :計画 の内容や行政 の計画の進 め方 を知 ってわた したちの生活 、家族 の健康 、環境 に どんな影響が あるのか一緒 に考 え ま しょう。 そ して このす ば らしい西須磨 の まちを守 って いきま しょう。 2:みなさんのご意見、わた したちの手紙 を読んだ感想な どをお寄せ ください。 3:道路計画についての行政への対応等 について協力して進めていきましょう。 L… … ___― ― ― ― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― 一 ― ― ― 一 ― ― ― ― ― ― 一 ― ― 一 一 」 「 ― ― ― ― ― ― ― 一 一 ― ― ― 一 ― ― 一 ― ― ― ― ― 一 ― ― ― 一 ― 一 一 ― ― 一 ― ― 一 ― ― … … 一 ¬ 北 須 磨 の住 民 、 自治 会 の 方 々 へ 1:わ た したちと交流 して、わた したちの生活 と道路計画との関わ り、わた したちの 考えを理解 して ください. 2:わ た したちと一緒 に、道路問題 に対する最善の方法について考えて下さい。 L_____― ― ― ― ― 一 ― ― ― 一 ― 一 ― ― ― ― ― ― ― 一 ― ― ― ― ― 一 一 ― 一 ― ― 一 一 ― ― ― ― 一 ― 一 ― ― 一 一 」
  • 7. ― … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … ¬ 「 …… … …… … …… … …… … …… … 市 会 、県 会 、 国会 議 員 の方 々へ 1:西須磨を見に来て、現状調査をしてください。 2:わ たしたちの生の声を聞く場に来て、わたしたちの考えを理解 してください。 3:各議会で取 り上げて情報公開等に力を貸 してください。 L…… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … …… … ― J 道 路 問題 を抱 え る方 々 、 また環 境 問題 に取 り組 まれ る方 々へ 1:わ た した ち と交流 して、わた した ちの生活 と道路計画 との関わ り、わた した ち│ 考えを理解 して ください。 2:みなさんの ご意見、感想、提案な どをお寄せ ください。 3:みなさんの取 り組みついて ご紹介 ください。 L_____一 ― ― ― ― 一 ― ― 一 一 ― 一 一 ― ― 一 ― ― ― ― 一 一 ― ― 一 ― 一 ― ― ― 一 ― ― ― 一 一 ― 一 一 ― ― 一 」 マ ス コ ミ に 関 係 す る方 々 へ 1:西須磨の現状 を理解 して ください。 2:こ の計画、行政の進め方 について取材、報道等、世論 に問うための協力をして く ださい。 L___… … … … … ― … … ― ― ― ― ― ― 一 ― 一 ― ― ― ― ― 一 一 ― ― ― … … ― ― 一 ― ― ― 一 ― ― ― ― ― ― 一 」
  • 8. 1--2 わ た した ち の訴 え ∼ 49通 の手紙 ∼ [神 戸市はわたしたちに何をしてくれたのか?震災復興とは開発FJの か?コ この度の道路計画に対 して、震災の どさくさにつけ込 まれた、恐ろ しい計画 としか考え られません。また この計画が熟慮の上に立ったものとは、思われません。以下に述べる点 について検討 していただきたいです。 ○今、日本は赤字財政で公共事業費削減 を叫んでいる時、何故住民の反対を押 し切ってま でも、新設道路 を作 らねばな らないのかわか らない。既成の道路 をもっと有効 に使 うべ く、利用すべ く、頭 を働かせて欲 しい。 ○今、世界で車社会が反省されている時、どうして閑静な住宅地 をまた く ゛ 、高架道路が必 要なのかわか らない。計画の無神経 さ、主婦 には理解できない。 ○かつて、神戸市 自慢の離宮道が、計画道路によって、その景観が こわされる。歴史ある 街 をもっと大切に考 えて欲 しい. 〇住民が利用する事 も出来ない トラック主体の産業道路によって、大気汚染、騒音、振動 等で、とうてい住めなくなる。人あっての道路であ り、人あっての街、人あっての神戸 市だ と思 う。 ○住民を守るべき行政が、住民が人間 として生きていく上での最低条件 まで奪って しまお うとしている。 震災復興 とは道路だけが過剰なまでに出来上がることなので しようか。 天神町 妹尾初恵 50年 前に決まつた道路計画の用地には、建築制限のために古い家が多く、大震災で殆どが 倒壊 し、今でt家 を再建できない状態です。
  • 9. [震災で立ち上がれない人に「どこかに行きFJさ い」つていうの?] 離宮道周辺の歴史 と情緒のある町をつぶす とは、これは犯罪ですよ。絶対残すべき須 磨の財産です もの。平気で無 くして しまっていいのですか ? これは犯罪にな らないの ですか ?今後 は残す何があ りますか。今回のことで、町全体 にや さしさ、思 いや りの気 持ちがな くな り、永年住み慣れた ところで、近所の方々と心が通つているのに市の強引 な道路計画のためバ ラバ ラになって しまうのは、あま りにもひどい、あくまで も人間が 主体ですよ ! 中央幹線 にかかるところで (借 地 に店 を持っている)、 震災地で全壊 しているのに、何 の補償 も無い。まだまだ立ち上が りた くて もどうしようもな く困つている人がいっぱい いるのに、「どこか捜 して行きなさい。」つて。ほん とに神戸市って どうなっているの ? 月見山商店街 Gさ ん [住 民は元の所に戻しノたいのにコ 神戸で生まれ、須磨 に来て早 30年、家が離宮道 に面 し、その当時は車 も少 し、近 く に離宮公園、水族園、須磨浦公園、山、そ して海が家か ら見えたのですが、正面にシー パル須磨が建ち見えな くな りました。今では、車公害。あの震災以降 とくにひ どいよう に感 じる毎 日です。神戸市は震災 をいい事 に、道路計画をどんどん進めているようです。 私共、住民はなん とか元の所 に戻 りたいと思 い、無理 をして家を建て直 しているのに。 家の北側 に大きな道路が出来、その上に多聞線 という道路が出来ると、家は高架の橋 桁の下になって しまい、今で も商売がや りにくいのに、もっとや りにくくなって しまい ます。市はそのような事情をわかっているので しょうか ?長年住み慣れた場所が、歩け な くなった り、お年寄 りの人達には危険です。月見山か らの道路 も出来、そ うす ると、須 磨多聞線は、絶対 に作つてほしくないと思います。 天神町 氏原昭子 [住 民を納得させ3だけの説明が聞きたい] 震災か らすっか り生活が変わって しまいました、という事がよく話題にの ります。で も 少 しづつで も明るさが感 じられればいいのですが。追い打ちをかけるよう中央幹線が我が 家にのしかかってきました。あちこち、神戸市が買収 した更地が 目立ち、夜 も8時位 にな ると、ほとん ど人通 りもな くで こぼこになった。道 を通過のためにのみ、車がひつき りな しに通るばか り。これで広 い道路になれば、町って何なのか、と思 う。残ったものも不安 を感 じ、帰ってきた人も道路のために家を取 られ 00机 上のみで、この道路の線 をいった いどんな目的をもって引いていつたのか。その線上に生活 をしている人を納得 させるだけ の説明が聞きたいものです。山陽電車、第 2国道の間にもう一本、幹線道路なんて。道路 の為の町なんて。人あって こその町でないとおか しいと思 う。 須磨本町 清水婦佐子
  • 10. E縦覧七不可能FJ計 画決定のやしノ方では税金七払いた<FJい コ 行政のや り方は変だ !し か も震災の大混乱の中、行 くにも、歩 くか、自転車だけの 時、縦覧 も一部だけの者 しか見に行 けない。本当に不親切。43号線のことを何 と考 えているのか。代替案 を考えようともしない。住民の声を全 く聞いて くれない。納税 者 を何 と考えているのか。税金を払 いた くない。その他、ガス、水道等の工事の費用 を、二重に取っているようなや り方は変だ。市のや り方のえげつなさにお手上げと感 じて しまう人もいる.住民あつての行政ではないのか ! 月見山商店街 Kさ ん 地震後、余震が続くなかわたしたちが毎 日生きるために、水汲みに追われていた 2ヵ 月の間に道路計画が決定されました。 [地震に加え、市がさらに住民を離散させてい3] この震災で どこかに行つている人達が、一人で も多 くもどって来てほ しいと 願 っている時、さらに離散させ られるとは、復興なんて とんで もない、ほとん ど の人がまだまだ、精神的にも、金銭的にも苦 しんでいるのが、現状。そんな時 に 道路 どころか、先にしなければな らない事がいつぱいあるで しょう !!神戸市の 一方的な道路計画で、住民を離散 させる。 で も、住民がいて こその町、市が成 り立っているので しょうの 月見山商店街 Wさ ん
  • 11. E道路計画の犠牲コ 閑静で人々が羨むような風光明媚な須磨。そのためにお金がす ごくかかるのに湾岸 道路でさえ トンネルで、風景を損ねない配慮がなされている。松並本の離宮道 を残すために、と 言いなが ら、それを高架でまた く ゛ なんて、そんな矛盾があ りますか?(国 民宿舎 ‖ シーパル須磨 ‖ をこの突き当た りに作 り、海 を見えな くして しまう無神経な神戸市ですか らね。) 須磨多聞線 をつ くらな くても、既存の道路、千森線 も拡幅されます し、板宿か ら須磨高校 に 出る道 も出来 ます。住宅地の真っ只中を通 してまで高架の道路をつ くる必要があ りますか ? 私は70才 の老女です。道路の横断の不便 さな ど他人事ではあ りません。こんな住みにくい所 になろうとは 000 個 人的な ことですが、震災後、計画道路に入 らな くてよかつた と安堵 したものです。そ して、 なけな しの主人の退職金で全壊の家を柱だけを残 し、大修理 し、やつと住めるようになった ら、 この騒ぎ。わた したち、道の端、高架の下になった者は、騒音、排気ガス大気汚染で住めますか? この頃は、計画道路 にかか り、換地 を得て移転 していく人を羨ましく思 うようにな りつつあ りま す。 用地買収 に一言。借地、借家の難 しい問題、市の隠密主義の買収方法な どで噂ばか りが先行 し、 町の人々が疑心暗鬼で行幸町の商店などは トゲ トゲ しくなっているそ うです。道路計画上にある 人の痛みを理解 し、買収、立ち退き、換地 をオープンにして もらいたいと思 います。 また用途地域変更 について。離宮道の景観 (松 並本)を 大切にするために須磨多聞線 を別 に造 るのに西側 (桜 本町)の 一部だけが第一種中高層地域 になった理由。離宮前町 (東 側)はそのま まで景観は、また須磨多聞線の際だか らか と思 ったけれどもそ うで もないし・・・。一部だけ変 更 した理 由を解 明 して もらいたい. 本家の義姉のことを話 します。義姉の家は、古 くか らの西須磨の者で、西国街道沿いに住んで いました。昭和 21年 の道路計画に該当しているので、ずっと落ち着かず、築百年以上たってい る土造の家を修理 しなが ら大事 に守ってきました。それが震災で崩れ、やっと助け出されました。 震災後、垂水の嫁の実家の一隅にプレハブの仮家を建て、住んでいるのですが「須磨 に帰 りた い」「淋 しい、淋 しい」と言っているうちに、す っか りおか しく (痴 呆)に なって しまいました。 この義姉は終戦時、夫が病 を得て帰還 して来たが、間もな く戦病死、子供 5人 をかかえ厳 しい 舅。姑 に仕え、家を守 り、近所の人々か らは、しっか り者 といわれた人です。今次男夫婦が看て いますが徘徊 もあ り、日の放せない状態です。先 日もちょっとしたすきに居な くな り、精 も根 も つきはてる位捜 してた ら須磨浦 まで来ていましたのこれ というのも「須磨 に帰れない」というこ とが原因の一つ と思われます。 次に、やは り道路計画で取 られ、やっと換地 も決ま り、地鎮祭 も済ませ、新 しく建つ家に私達 を招待 して と胸 を膨 らませていた友人が先 日、くも膜下で亡 くな りました。永い間女手で 自治会 長 をしていて、高倉台の方に移つてか らも、わざわざ来て何か と町内の世話 をして「疲れた、疲 れた」と言っていましたか ら 000 こうして この道路計画の陰には、幾多の犠牲があります。 天神町 猪井喜代子
  • 12. [こ れまでの計画実施で七商売ができない状態なのに] 旧須磨は老人が多 くなってきている。だか らこそ住みよい所 にしてほ しい。 私達 もいずれはそ うなる身。車は今で も多いと思っている。もうこれ以上増や さない。健康上、排気ガスまみれにしてほしくない。通院が しやす いように、 買い物や郵便局等 に行きやすいように、又電車に乗 りやす いように、それか ら 車イスで渡 りやすいように、道 巾は広 げないで欲 しい。中央幹線 も今のままに しておいて欲 しい。ほとん どの住民がそ う思っている。 月見山のところまでの中央幹線が巾広 くなる時、その周辺の店がビルに入れ られた。今でも、ほとん ど商売ができない状態でひ どい目にあっている。ビル 以外の店で も、前に比べてお客が減った。これがもっと巾広 くな り、交通量が 増えた ら、信号 を渡 つてまで向 こうの店へ買いに行かな くなる。商売をやって いる者 にとって、 こんなひ どいや り方はない。住民の意見を聞くべきだ !! 月見山商店街 Bさ ん [何故年をとつてから知らない土地へ行かFJければいけFJい の?居住権は?] 自動車交通の見直 しが今、世界で行われている。ヨー ロッパでは、市街地か ら車 を締め出す動きに変わつてきている。 人間中心の道路が車優先にな り、街のコミュニテイーを分断 し、だんだん と 魅力のない街が多 くなって、通過だけが目的の車は排除するように交通規制 を 引き直 し、その為、調和の とれた人間主体の魅力ある街ができていっているよ うです。この道路 (須 磨多聞線)造 りには、私は賛同できない。又、この道路 造 りにどれだけ多 くのお年寄 りが泣き、苦 しみ、不幸になるか、年をとってか ら知 らない土地へ居住 を変えるということは どんなに悲 しいことか ! 多 くの市民が泣 いて誰が喜ぶのですか !立派な先生や政治家の大所高所 に 立った計画や指導 も大事 と思いますが、そ こに息づ く地元の声を汲み上げるこ とが必要 と思 います。新 しく何かを作るとき、何かが犠牲 にな らなければ成立 していかないのはよ くわかるが、須磨多聞線 に限ってはそ うは思わないぅ 私達には居住の権利はないのですか │ もう人権無視の行政はやめて下さい │ 桜本町 佐藤美智子 [誰のための行政FJの か] 年度内に予算 を使わないと次の予算が降 りないようなや り方、これはおか し いQ住民をのけてまで道路 を作 るという考 え方はおか しい。 どう考えても間 違っている。神戸空港の計画もおか しいのポ ト アイラン ドで も企業が撤退 し ているというのに、採算が とれないん じゃないの ?誰の為の行政なのだろう。 月見山商店街 Tさ ん
  • 13. [人 々の気持ちがバラバラにされたコ 道路計画が進んでいるが住民を無視 した市の一方的な計画のためにどんなにか不安な 毎 日を送っていることか。市の職員は高いところか ら見ているか ら我々の気持ちなんか わか らないで しょう。 一番悲 しいのは、商店街の人々の気持ちがバ ラバ ラになって しまった こと。ここは仲 が とてもよかったのに。 おか しいのは、人よ り車優先の考 え方。世界的にも笑われますよ。人がいな くなって、 車だけの道路を作つて どうするのですか。 月見山商店街 Sさ ん [机 上ではFJく 、足を使つて計画してほしい] 須磨 にある「西国街道」を残 してほしい。50年 にも前に道 を広 げるという 事 を決め、今 日の須磨にこれが出来るはずがあ りません。市の人達 も同 じ人間 で しょうか ?行 幸町、桜本町、離宮町な どはどれだけ空気が悪 くなるかわか り ますか。43号線同様になるのは目に見えています。2号線 をどうにか した ら いかがか と思 うのです。市の職員 も、須磨 を歩いて下さい。ビルの中か ら机の 上だけでな く足 を使 って ください。 行幸町 藤井洋子 [積み上げてきた信用を捨てて他の土地でやしノ直す難しさ] 車の通 り抜けの広 い道なんかいらない。 まちはさびれて 人情が無 くなる。そ して須磨のよさが全 く無 くなって しま う。 私はここに店を出 して 35年、今 まで こつ こつと積み上げてきた無形の財 産が無 くなって しまう。道路ができるために土地の価格が下がるといつて、 買収 も安い金額、今の時代、これだけの店構えはとて も建て られません。た とえ替え地 をもらって もよそへ行 つて 1か らや り直 しなんて・ 00。 長年積 み上げてきた信用、 こういつたものはす く ゛ にはつ くれないのです。それに、 もう私は 1か らもう一度がんばれる年ではない。道路ばっか りにして どうす るのですか !! こんな便利で住みよいところは他には無いですよ。 須磨本町 正栄寿司 岸部シゲ子
  • 14. E最高裁判決をも守3保証がないなんてコ 神戸市に対する、多聞線の道路公害に関す る質問で、「阪神高速訴訟の判決の環 境基準 を守れるのか ?」 の市側の返答は、何 と驚 くべき事か 000「 その基準は守 れるよう努力するが保証はできません !あ なたたちも、自分たちのエゴばか りでな く、町全体の事 を考えてはどうか」 鼻で笑 うような都市計画局の人達の説明はか な リオカシイ。いったいこの人達は、本 当に神戸市で昔か ら育った人達が何人いる のだろうか。まるで、商社の人間みたいだ。(行 政のジミな仕事 をコツコツやる人 間とは思えない)商社の人を悪 く言つているのではナイガ。 Dさ ん 離宮道と旧西国街道の交差点 (33ペ ージの③の地点) [住 宅地 には高速道路よ しノ七よ い環境 を保存す る必要が] 今 、神戸市が計画 して いる須磨多聞線 は、山 と海 に囲 まれた環境 の良 い 須磨離宮道 の 自然 を破壊す るものです。 い くら車社会 といって も住 宅地 に 高速道路が必要 とは思 えません。 これ以上、排気 ガス、騒音 、公害 をまき 散 らさな いで ほ しい と思 います。神戸空港 もしか りです. 天神町 兵庫 左陽子 実線の間が [わたしたちに「早く死ね」といつているの?] 市長さん、市民の声を真剣に聞いていますか。 空気が悪 くな り、息苦 しく、「長生きをせよ」というの と「早 く死ね」 というの とどちらが本音ですか。 (議 員バ ッチに風吹かせて) 天神町 井上ステノ 一 ミ ミ
  • 15. [環境破壊よし′や3こ とがあるのでは] 実際に住んでいる人の意見を全 く聞かないで、環境 を破壊 し、大切な税金を 使つてまで作る必要のあるものだ とは全 く思えません。震災以降、ただでさ え、交通量が増え、騒音に悩 まされているのに、これ以上悪化 させてほ しくあ りません。そんな無駄な ものを作るお金や暇があれば、今の神戸市 にはもっと や らなければな らないことがた くさんあると思 うのですが・ 00。 お願 いです か ら、これ以上 この街の環境 を破壊するのはやめて下さい。 天神町 松山美佐子 [公 害地域への対策費がさらに必要になるのでは] 中央幹線 現在の旧国道は歩道 もな く、狭す ぎるので広 くする必要はあると思 います。しか し、2車線で 充分。防災面か ら道幅は広 く取 り、須磨の風情 を残 した散策道路にして欲 しい。 04車線で通 しても 2号線で渋滞 し、意味がない。 O第 二神明への通過道 は住民の方 には申し訳ないが、現在の天丼川沿いの道路 を拡充 (山 電 との 立体交差 とか、 トンネル方式)と 、緑化等の整備 須磨多聞線 ・住宅地 を分断 し、景観 をつぶ し、公害をまき散 らす様な道路は作 らないで !! 0多 聞線の必要性があれば納得いく説明が欲 しい。 ・公害地域が増えれば、対策費が大変だと思 いますが 00 市有地の管理 昔か らの趣 をもった須磨の町並みが市有地のフェンス囲いが増え、面影が台無 しにな り、衛生 上 もよくない。この地に住む人の事 を少 しでも思 う心があれば、公園、遊び場等 いこいの場 とし て、管理 をお願 いした く思います。 天神町 大熊登志子 高ご約 10m)に なしノます。 式     掛 騨 .凛
  • 16. [住 民との対話がないままの計画道路コ 住民 との対話な しの行政には反対いた します。神戸市が計画 している多聞 線の必要性がわか らない。中止 して下さい。 公害が不安。対策は出来ていますか。道路ばか りで学校、病院、買い物等、 大変危険。景勝の地須磨 にどうして広 い道路が必要ですか。 高齢者社会 になるといわれてお ります。車の道路 を次々に造る必要あ りま せん。高架は絶対止めて ください。 天神町 田中隆雄 [人 の幸せのための計画をコ 震災で辛 うじて残 った家のそ ばを中央幹線が通 る !!そ れ も一部 をけず られ て !し か も北には多聞線 !今 まで対岸の火事 と思っていた 43号線等の公害が明 日は我が身にふ りかかるのです。何 も反対、反対ばか り言っているのではあ りま せん。もっと話 し合ってよ り良い方法で計画 してほしいのですの人の幸せのため の計画道路 (そ うですよね)を 大きな犠牲の下でされた として も、うまくいくは ずはないと思つています。 天神町 岡田富美子 E生 活が破壊されて伝統あ3須磨は廃虚となつてしまつ] 計画道路が通ると分断され、生活が破壊 される。郵便局、銀行、買い物 に行かれ な くな り井戸端会議 も気軽に出来な くなる。姿 を見つけ声 を掛けて も、轟音 に消さ れ排気ガスと騒音で話 もできない。閑静なお屋敷町を壊 してまでも造る値打ち、必 要があ りますか。今 ある道 を工夫す る方法 もあるのですよ。今ある道が駄 目な ら全 く新 しい所 に造る。そ こには、民草が住み生活 していますむこれでは欠陥道路だ ら けの、人は住 まれず、さびれた町になって しまいます. もっと沢山の智恵を集めて真剣に考え協議 して、土地のクセをよく知っている識 者、住民の意見 を聞いて設計 して下さい。机上の理論だけは絶対 に止めて くださ い。 私 はやみ くもに反対 しているのではあ りません。どうすれば美 しい伝統ある須磨 を守 りつつみんなのためになるか血の出る思 いで考えています。住民あつての町 で、住民を追 い出 して道路第一です と町ではなくな り、欠陥道路だけの人のいない 廃墟 と化 して しまいます。須磨 を道路だけの所 にしようとしているのですか !!民 あっての国で こんなことを繰 り返 してゆくと国は亡びますよ !!私利私欲を捨て 日 本を必死に守 り育てた先人達は草葉の陰か ら泣いてお られますよ !!し つか りして 下さい ! 天神町 寺尾道子
  • 17. E神 戸市は"人よιノ七道路"と いつ考えを改めて欲 しいコ <神戸市へ道路問題 に関する提言> お役所仕事・・状況の変化、事情の如何 に拘わ らず、何が何で も既成、規定の事項 を押 し進め ようとする・・永年 に渡 り皆が経験済みの ことではある。 一昨年、未曾有の大震災の後、神戸市民が程度の差 こそあれ、生死紙一重の大災難 に遭遇 した 矢先、日をおかず して道路問題が提示された ときの驚きと慣 り。 まして、最近、地球の温暖化問題が浮上、世界各国が各々に衆知 を集め、よ りよい方向を探る べ く結束 しつつある時期 に、まった く逆行の行為 ¨車の増加 に伴 う排気ガスの増大につながる… をあえて ごり押 ししようとする行政側の態度は、まった く言語道断である。 海 と山間近に閑静なたたずまいの須磨。私等はどんなにこの地 を愛 し、親 しみをもって 日々を 満足のなかに過 ごしていることか。市民の上に立つ方々は、その地 に住む人達、個々の立場に自 身を起き、きめ細かな配慮、"人 よ りも道路"と の考えを猛省 し、一刻 も早 く善処されることを切 望す る。 天神町 Jさ ん E車 よじノ地震で帰れFJい 人、子どもや高齢者を大事に] 六月六 日朝、テ レビで見ました。高齢社会になって 65才以上の人々の徒歩の事故が一番多 く なっています。車に乗るのも少な くしなければな らないといっています。 今 日、今の頃 こんな狭い須磨 に、道路 をあち らこち らにつけるなんて、もっての他ではあ りま せんか。公害、騒音で街 に住めな くな ります。人間だれ しも老いてゆきます。市の方々で も一緒 です。現在の事ばか り考へないで、これか ら先のことをもっとよ― く考えて下さい。そ して情報 にもよく耳 をか してほ しいものです。 我が家は高架の下にはどう考へて も住めません。排気ガス、振動、騒音。窓 を開け られない、 洗濯 ものは千 されない。こんな窮屈な こと、とて もできません。市の方々も個 々にこんな立場に なった らどう思ひますか。高架は絶対 に止めて ください。おねがひ します。我が家 としては一番 危機に陥 りそ うですが、街全体 を考へねばな らないとつ くづ く感 じている昨今です。 只今、子 どもの殺人 (須 磨で)が起きています。子 どものゆった りとした遊び場、高齢者の集 ふ所 (ス ポーツな ど)と か、緑の中でゆつた りされるように大事 に大事 に扱 ってほしいものです。 緑は全員のエネルギーです。生きて行 くには一番大切なものではないで しようか。人間も本 も花 も動物 も生きた命ですよ。此の緑の街 を大事 にして来 られた市の方々なのになぜ こんなにかわ ら れたんですか。もっと人間 (命 )を 大事 に扱 ってほ しいです。街全体で心 を一つにして明るい緑 の街、そ して人の増える街 に住 もうではあ りませんかの 震災であちこち散 らばって居 られる方々も、かへ りた くてもかへれないのです。 かわいそ うじゃあ りませんか。 どこを見て も、笑顔で人が見えるように日を送 りたいものです。 もう一度考え直 して ください。 天神町 田中なが子
  • 18. [公 害がとつても不安コ 排気ガスの不安。何 とか処理できないのか。自動車公害が地球 を覆つている。 皮膚癌な どの病気。車社会なんて時代お くれ。道路公団の負債の膨張 を何 と考 えているのかのデイ ゼル・エ ンジンか らの排気ガスが多いのではないか。 道路の必要性がわか らない。どんな必要性があるのか教えて くれない。私達 は、神戸市の市の職員の安泰が大切か、住民が大切かお伺 いいた します。 天神町 園部安子 [自 然を大切 に ノ] 自然界のバ ランスを 自分達 の都合で勝手 に変 えてよいわ けがないこ山を 切 り崩 した りした ことが、今 回の地震 につなが った とすれ ば、天災で はな く人災だ。 須磨 は、百 人一首 にもある程 に歴史 もある いい町で ある。離宮道 もよ か った。それなの に人の住 んで いる所 を取 り壊 して、車 のためだけの道 を 造 るのは、 どうにも納得 のゆ く計画で はな い。 他 の地域で は道路 を造 ったため に起 こる公害がテ レビ等 で報道 されて、 人々の健康 をむ しばんで いる とい う恐 ろ しさもあるのに、一体何 を参考 に し、何 を考 えて神戸の町 を変 えよ うとして いるのか. λIさ ん 高架道路の裏側のコンク リー ト。科学反応を起こし、溶けてつらら状になつていると 思われる。 :,,│││ │ │1111111■
  • 19. [ト ラツク通過によ3影響が不安コ (も しも中央幹線が計画道 り出来た ら) 0市場や駅が信号か陸橋 を渡 らないといけないため、時間的に大変不便 になる。商店 街 もさびれるのではないか。 ・私の家は道路に近 くなるので、騒音、振動、大気汚染は逃れ られません。洗濯物は 汚れるし、窓は開け られな くなるで しよう。 ・神戸市は現在の西須磨住民の平穏な生活 を奪お うとしている。 (も しも中央幹線の計画を変更できるのであれば) 04車線 を 2車線にしてほしいの何故な らば車の騒音、振動、大気汚染は半分にな り ます。中央幹線(千守線か ら2国 に流れた車の渋滞が半分 にな り、スムーズに行 くので はないか。 0ト ラックな どのデイーゼルエ ンジンを規制 し、排気ガスを撒き散 らさないように税 金 をかけるとか、値上げす るとか、とにか く トラックは通つてほしくない。 ・須磨多聞線は必要あ りません。中止 して下さい。 Lさ ん E市 の職員は道路の沿線に住めるの?] 神戸市はかつて全国に先駆けて山を開き、高倉台他、ポーアイを造成 し、10年の歳月を 費や して、市民の住居及び有数の港 を造った。今、その神戸市が永年 にわた り幸福な生活 を している住民を転居 させ、36mも の道路、そ して これか ら永年 にわた り全国有数の公害を 意図的に発生させよ うとしている。10年 の年月を費や して、日本の範 となる住宅地、港湾 設備 を造成 した実力を、今か ら 10年 かけて 日本の範 となる道路 を造るべきである。その答 えは一つ、 トンネル化 しかない。 住居のない六甲山な ら平気で何本 も大 トンネルが数年でできるゥ住居のない六甲連山な ら 数年で立派なバイパスをつ くる。その神戸市が、今人の生活 を台無 しに しようとしている。 全 く逆ではないか。桜本町に市長、知事が住んでいて も道路 を造るであろうか。Yes、 造る な ら、共に市の人々の住む官舎 を道に面 して造 り、自ら公害オ ンブズマ ンとして生活す るこ とが今後の市政の有 り方 に答えが出せ るで しょう・ 0。 そ うはしない、出来ないな ら、人の 幸福 を殺 して も自分が幸福な らいいという市政は即、中止すべきである。 京都 には古都保存法がある。旧須磨 には古都に価する物はいくらで もある。この町の価値 は通 り抜けの道だけなのか ?住 民の利用不可の通 り抜けの道な ら、住民に、生活に何の不便 もない トンネル化提案 しかないではないか !須磨海岸の トンネル道路の何分の一、そ して立 ち退き買収費の額で も可能な トンネルは、既に仙台その他の都市 にいくらで もある。賢明な 神戸市な らす く ゛ に変更すべきであ り、そ う確信 したい。私達 もWe Love ICobeの 一員なの です ! 桜本町 岩水ひとみ
  • 20. [こ のまちの文化、伝統き残 してほしいコ 私は関東大震災にあって、横浜か ら須磨の桜本町に移 つて 70余年 にな ります。 須磨は 日本の中でも特 に山と海が接近 し、なだ らかな傾斜がある、素晴 しい地形に 恵まれた ところです。今回、 2回 日の大地震にあい、ショックを受けている矢先、 この静かな住宅地の真ん中に産業道路が、しか も高架で通るという話 を聞いて驚い ています。道路 にかか らない者 も、騒音、排ガス、振動で とて もすんでいられない と思 います。人を追い出 して道路ばか りにして どうす るのですか !!人 をもっと大 事 にしてほしい。そ して古 いこのまちの文化、伝統 を残 してほしいものです。 桜本町 三根冬子 E計 画の 目的がわからない] 須磨 にかぎらず世界中どこでも幹線道路 をつ くるには、地元住民の大きないたみ を伴 うものです。そのいたみを乗 り越え、大きなプロジェク トを推進、実行 させる 背景には、なん らかのプラスになる目的と理 由があるはずだ と思 います。その理由 がまった くはつき りわか らないし、納得できません。 多聞線 と中央幹線の建設計画について、多 くの痛み と犠牲をはらう私 どもにとっ て納得のいくさしせまった事情がはつきりしないのが一番の問題点ではないで しよ うか ? 須磨本町 手塚貴子 [人 間味のあ3血の通つた市政をコ 何年か前までは、三 ノ宮方面か ら帰ってきて電車 を降 りた とたん、須磨の空気が穏 やかで綺麗でほっとして心身ともに和んだもので した。それが この頃では車が多 くな り、薄れて しまいました。昔か ら須磨は心身を癒せ る別荘地 として有名な地であ り、 離宮道 は両側 に松が並び、情緒豊かな格調高い道で した。それが何時の間にかただ車 の通る道 にな り変わ り、格調 も情緒 もなくなって しまいました。これ以上に車の為 に だけの幅広 い道路が出来、高架 にな り、複雑 になれば一体 どういう事になるので しょ うか。 静かなたたずまいの須磨 を愛 し、永年住んでいる人達のことは、市の方々は無視さ れているので しょうか。道路が広 くなって も須磨の人達には単なる通過地で何 も得 る ことはな く、失 う事ばか り大きいと思 いますの住民の声 を聞き、共 に考えるのが"ま つ りごと"で はないで しょうか。神戸市の市政にもっともっと人間味のある、血の 通った暖かさを願ってやみません。 行幸町 片山曹代
  • 21. 1111鵜:鷲 :111 , 量 「 週F `轟 漁メ岬顎‖得年11■ ■ ■ ■ ││● I■ . ■・■■■ ■■1‐ ■■・■│‐ ■│‐ ‐ ■ .│='■ ■‐│‐ │■ ■111i''=`:==:==│:=':=:=i=‐ 1'‐ ‐■ '‐ ‐■■■ … Ⅲ‐ … ‐│‐ ■ … ■ ""宰 国道 43号線周辺の様子。大人でごえ大型車 と比べれば豆粒のようです。わたしたちは、 このうす暗く、危険な高架の下を毎日横断することにな3の です。 [「 快適なまちづ<じノ」とは、行政が勝手に太い線を引<こ となのか?] 神戸市はいつも決まって「今の時代は車社会だか ら、車の循環 をよくしなければ」とそれ ばか り強調す るのですが、それよ り車の規制 を考える時期が来ていると思 うのです。もう、 すで に一方で は地球全体 の公害が問題 にな って いる今、一体何 を考 えて いるので しよう か !!真剣に考えて下さい。市側の説明によると「多聞線は、43号線の問題点 をお手本 に して遮音板 をつける」と言っていますが、長さ 300mの 高架部 に侵入するには、一般道路 (平 面)を 通っていきます。一般道路には遮音板 をつ くることは出来 ません。こんな安易な 対策で言い逃れをしようとしています。そ して大気汚染を防 く ゛ ことはできないのです。 行政の権力をたてに、住民を無視 して、知 らない間に住民の住んでいる地図の上に勝手に 道路 を造る太い線 を何本 も引いて しまっている。このような事が今だに許されていること自 体が納得できません. 神戸市が うたつている「快適なまちづ くり」とは全 く異な り、現実は車優先で「住民不在 のまちづ くり」をしようとしています。被災地 に追 うちをかけて、住民を離散 させ、不安 に お としいれている。 神戸、特に須磨は日本の中に於 いても山と海 とが接近 していて帯状 に、又山か ら海への傾 斜がある、素晴 らしい地形にめく ゛ まれたところなのです、ノその静かな住宅地の真中に産業道 路 を、しか も高架で急カ ーブの構造上、恐ろ しい道路 を計画するということは、誤つた こと だ と思 う。これは、真剣に考え直すべきで しょうゥ失われた ら、決 して とりもどせないもの。 “人の命"“ 自然"を 犠牲にするな !! 桜本町 長倉良子
  • 22. E公 害や設計上の疑間があるのに、道路計画についての情報公開がない] 西須磨の道路行政に思 うこと 1・ 須磨多聞線の不合理性 広域地図を見ると、ニュータウンだけでな く、垂水 ジャンクションや前田ジャンクションに続 く産業道路である事 は間違 いない。産業道路 ということは、大型 トラックや トレー ラー等が何時 で も走る。特に明け方は多いはずである。この地域は夜、住民が枕 を並べて寝ている住宅地であ り、その頭の上に産業道路 (通 行料 を払わな くて もよい)を 計画決定す る神戸市行政のあ り方に 疑間を感 じる。 このような古い住宅地の頭の上を通す計画決定 に至るまでに、今ある道路の改良 と工夫やその 他の方法な どを考えたか、その決定 に至るまでの情報公開があつて も然るべきである。 20設計上の疑問点 10m程 度の高低差のある直角に近いカーブ、これは大きな事故が起きやすいのではないか。 例・・阪神高速道路、若宮の平面の直角に近いカーブで過去 2回 の大事故があり、その うち 一度は大火災が起きた。 (新 聞記事抜粋参照)川ヽさな事故はよくあるのではないかc 30通行料金のいらない産業道路 という事は、経済性 を優先する長距離 トラックにとってはあ りがたい道である。つま り、一般 的にお金の掛か らない道路であれば、多少の遠回 りも厭わないはずなのに、一番近回 りで夜には 住民が寝ている頭の上をディーゼルエ ンジンの トラックが排ガスや振動、騒音な どを振 りまく設 計である。 40中央幹線の不合理性 東か ら月見山まで道路が広がっているが、それを千森まで 4車線 に拡幅 して も意味がない。な ぜな ら、この道路の合流先、国道 2号線の西行きは一の谷か らずっと一車線で、慢性的に渋滞 し ている。この解決無 しに、道 を広 げて も西須磨地域 を分断 し、自動車公害が拡大 されるだけであ る。 50西須磨地域の道路 国道 2号線 と千森線の拡幅、湾岸線 とその排気塔、中央幹線、多聞線、そ して在来の天丼川線、 離宮道、都市高速道路 000。 北に小高い山のある傾斜地でせ まい西須磨地域は自動車公害がひ どくなる。特 に産業道路 を走る トラックは軽油を使 うディーゼルエンジン車なので騒音、振動が 激 しく、最近ではぜん息や花粉症の引き金にもなっていると言われている。粒子状の黒煙の中に 有害物質がた くさん排出される。 以上、とりとめもな く書きましたが、私 にとって不思議でな らないのは地域住民の生活 を無視 した このような道路計画決定に至るまでに他 にどのような道路計画を考え、今ある道路の改良す べき点な ど、どれほど熟慮 したか という部分の情報公開がない神戸市行政のあ り方に大きな疑問 を感 じています。 これではまるで昔話によくあるお上の行政ではないで しょうか。 天神町 本領宏子
  • 23. [代 替案の検討、住民への補償を] 多聞線の道路計画について 10慢性的な渋滞が続 く離宮前付近の道路事情の改善は必要 とは思 う。 2・ 閑静な住宅地 として住んでいる、この地域内に新たな幹線道路を設けるのは、住 民への十分な配慮 (排 気ガスや騒音、また道路ができることによる地域の分断化)も とってほしい。 30地域への配慮を考えた、他ルー トヘの代替案をもう一度考えてほ しい。 40道路設置 に伴 う、立ち退きの際の、生活権 を脅かさない配慮 (代 替地、補償な ど)を しっか りしてほしい。 西須磨学童保育所 畝川 [高齢化社会に対応 した人間中心の復興策を] (行 政のや り方に対する疑問) 大震災後の混乱の中で復興策 として打ち出されました、須磨多聞線 に対 し、慣 りを いだいてお ります。今の世の中は車社会 と申してお りますが、あくまで人間の社会で して、人間中心です。また、統計上、日本は人口が減ってきています し、高齢者社会 になることは確実です。それはつまり、車が減って くる、車道路 も次々造る必要はな いということです。従 いまして、行政は、現在 と少 し先だけに目を向けず、ずつと先 迄 を見て計画 し対処すべきだ と思 います。 (須 磨の町について〉 小学生のころよ り須磨 に住んでお りますが、本当に静かなきれいな町で した。離宮 道 を通る車 も少な く、私の子供が小さな時は、三輪車で遊べました。海 も山も一望で きました。近年は少 し変化 し、家 も人口も増えましたが、それで もとてもいい住宅街 です。地震 によ り多 くの家が壊れ、そ して建て替わ りました。この住宅街に大きな車 道路が出来 ました らどのように変化 しますで しょうか。想像するのもいや にな り、又 悲 しくな ります。 天神町 米村瑞子 [高 齢化社会を見据えた広い視野にたつた計画をコ 須磨の中でも景勝の地をどうしても広 い道路ですか ?こ の静かな住宅の 中を車 をどん どん走 らせ る等、 とんでもない事です。 この静かな住宅地を壊 してまで道路を作つても21世紀の何 10年か先 には、少子化の時代、高齢者 も年 を重ね、車の台数 も少な くなると思 いま す。広 い道路が不要 になるのは日に見えます。どうぞ大きな視野で見て下 さい。絶対 に住宅地の中を通さないで下さい。 桜本町 是川寿子
  • 24. 誓鰤炉 : 1曇 盗鮨奮 山から海へ 向かつて延び3離宮道 の松並木。わだ したち が大切 に してきた景色 です。 [須 磨のよさを残 してほしい] 私は旧須磨が大好きです。車がただ通 り抜けるだけの巾の広 い道が何本 も出来た ら、この須磨のよさが無 くなって しまいます。10分 で山にも海 にも行けるところ は他にないのではないで しょうか. 今では離宮道の交通量が増え、その周辺の住民は騒音 と洗濯 ものが外 に干せない のに悩 まされています。それで も、昔なが らの生活道路があ り、人がほっとできる よいまちです。 これか らは車よ り人間優先で、このようなまちを神戸市で保存 して行 くようにし てほしいと思います。 須磨本町 杉本房子